ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

日暮れも、月日の経つのも、

2021-11-24 07:28:15 | 日記
昨日と打って変わり朝から青空。
明け方の冷え込みも予報ほどではありませんでした。
でも、これからは日本海側を中心に荒れ模様になるとの予報が出ているせいでしょうか、午後からは、変に重たい雲があちこちに群がって来ました。
11月も下旬です、雪がやって来たって何ら不思議がありません。

生け垣のドウダンツツジは、バリカンで刈り残したように所々に紅葉を残していましたが、昨夜の雨と風で葉は殆ど落ちてしまいました。
さして広い庭ではありませんが、樹木が葉を落としたせいか庭が広々と感じられます。

朝から胃の具合がよくなく、胃薬などを服用しましたが、なかなか落ち着きません。
恥ずかしながら、原因は柿の食べ過ぎです。
今年は我が家の柿が豊作で、長男や甥、そしてご近所、知人などにも分けて食べて貰いましたが、渋抜きをしたものが、まだまだ残っています。
柿が好物の私は、朝昼晩の食事以外にも柿を剥いて食べています。
胃をこわすのは当たり前ですのに、ついつい食欲に負けてしまったせいでした。
少しは体を動かさないと、そう思って道路に落ちた庭の落ち葉を掃き集めたりしました。
ビニール袋に詰めてゴミ収集日に出すことになります。

  『焚くほどは 風が持てくる 落葉かな』
私の好きな良寛さまの詩句です。
子どもの頃、といっても60~70年も前のことですが、「落ち葉焚き」の煙が、町のあちこちに流れ、漂っていました。
ちょっと、むせてしまいそうな、あの匂い。
懐かしい匂いです。

焚いていた、あの人、この人、口やかましい おじいちゃんが居たりして。
懐かしい人々は、もう、あちらの世界へ行ってしまって、手をかざしていた幼いもの達も、私同様、歳を重ねたことでしょう。

やっぱり、何かものさびしくて、気持がポツンとしていました。
と、道路から、
「パパ 見て 見て」
と、幼い児の声がしました。
あれっ、ひ孫のUちゃんかな、と思いましたが違いました。
三輪車に乗った見知らぬ親子が道を歩いて行っただけ。

わが子の誕生を前にして、
「子育ては、出費が増えるなぁ」
そんなことを、ふっと洩らした孫の事を思い出しました。
「だいじょうぶ、だいじょうぶ、“焚くほどは 風が持てくる 落葉かな”だよ」
と、言った私でしたが、あれから4年半が経っています。
日暮れも早い昨今ですが、月日の経つのも早いものです。
コメント
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