ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

進化でしょうか、退化でしょうか。

2016-08-25 06:21:47 | 日記
イスラエル軍は、人工知能(AI)による無人の完全自動(フルオート)運転軍用車を、
7月中旬から、パレスチナ自治区ガザ地区との境界に導入したそうです。
本格配備は、「世界初」とのこと。

  《AIを活用した軍用ロボットの開発競争は、世界規模で拡大する流れにあり、
  イスラエルのほか、米国、ロシア、中国もロボット部隊の創設などを視野に
  入れた技術開発に力を入れ始めている。》(毎日新聞2016.8.23)
とも報じられています。

以下は、毎日新聞(2016.8.24)からの記事引用です。
  《軍とAI開発で連携するバルイラン大学コンピューター科学部の、ノア・アグモン上級研究員は、
  「近い将来、1人が数十台、希望的観測では その後、数百、数千のロボットを操作する時代が
  訪れる」と語る。
  任務を与えると、ロボットの「群れ」が自動で交信し合い作業を分担。
  トンネルや原発施設など遠隔操作が困難な場所で、操縦者により位置が近いロボットが、
  その指示を奥へとリレー的に伝え、任務をこなす。
  アグモン氏ら世界の研究者が、激しい競争を繰り広げるのが、最適な指示を与えるための
  「意思決定支援ソフト」だ。
  これがあれば、陸海空に同時展開する多数のロボットを1人で操作することも
  可能になるという》

私は、ロボットに興味を持つ人間の一人です。
医療現場や、工場などで使われている(働いている)ロボットをみますと、
思わず感嘆の声をあげてしまいます
工場等での部品製作や組み立ての流れ作業などは、もう大げさに言えば「芸術」。
そして、今は お寿司もロボットが握る時代。

放射線量の高い原発事故の修復のためには、高い能力のロボットの開発が望まれますが、
軍事における(AI)を具えたロボット競争というのは、人間の知恵の
〈進化でしょうか、それとも退化〉
でしょうか。

組み込まれた〈AI〉が、サイバー攻撃に遭わないでしょうか。
誤作動あるいは誤認をして、見方に向かって発砲したりは。
〈AI〉は、裏切り・心変わりはしないのだろうか。
〈AI〉は、敵前逃亡などしないのだろうか。

人間の知恵も誤りを犯します。
現在の様な「戦争」の容もみたくはありませんが、
ロボット主導の戦争など見たくもありません。

以下は〈ばーば〉の、SF的妄想です。
〈AI ロボット〉が人間社会に反乱を起こし、
【ロボットの ロボットによる ロボットのための政治】を目指したりして。
それは ともかく、自国を守るべき戦争が、敵味方なく殺傷を繰り返し、
自他ともに壊滅に追い込まれるような……………。
そして、「AI搭載のロボット商人」だけが生き残ったりして。

なんだか、こわーい はなしに。
                           〈ゴマメのばーば〉
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする