ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

「こころを高くあげよ!」

2016-08-22 06:16:53 | 日記
日曜日でしたので、教会へ。
晴れ。
秋晴れと言ってもいいくらいです。
台風に伴う昨日の乱れ降りの雨は、灌木の根元や道路のアスファルトのあちこちで、
小さな浅い水たまりに名残を留めていました。
団地の街路樹のシルエットが、鮮明な輪郭を保って佇んでいます。

ゆっくり歩きました。
日差しは暑いのですが、秋を先取りした風が爽やかです。
バス停近くの樹木の下でバスを待っていました。
日差しが透明なので、樹木の影も また濃く くっきりと。

光が濃ければ、影もまた濃い……………。
当然ですが、光が無ければ影もありません。
光が無ければ、闇も生じません。
明暗
善悪
濃淡
バスがくるまで、想いを巡らしていました。

生死
愛憎
などなど 言葉が流れ去ります。

バスが来ました。
車窓を眺めながら また先ほどの続きを考えています。
世の中には、どうしようもなく「悪」という方向へ走りがちな人がいたり、
また、善人 聖人と称される人もいます。

「聖人」と称される人は、闇の濃さや 底深さもまた知悉していたはず。
だからこそ、「聖人」とされたのでしょう。
私などは、「闇」も「光」も、ぼんやりと眺めているに過ぎません。

本日の礼拝で歌われた讃美歌の一つは、
『讃美歌21・「こころを高くあげよ!」でした。
  1 「こころを高くあげよ!」
     主のみ声にしたがい
     ただ主のみを見上げて、
     こころを高くあげよう

  2  霧のようなうれいも
     やみのような恐れも
     みなうしろに投げすて
     こころをたかくあげよう

6年前の大震災の際、何をどう判断して、どう対処すべきか迷っていたとき、
私は、無意識のうちに この歌をうたっていました。
〈まずは、こころを高くあげよ!〉と
〈明けない夜は ない〉と
まずは、こころの視線を、高く、高く 高く、と。

そうです。
〈わがちからのかぎりに、こころを高くあげよう〉と。
コメント (3)
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