ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

被害者予備軍かも。

2016-08-04 06:28:26 | 日記
『…………………』
「モシモシ モシモシ」
「○○ちゃん モシモシ モシモシ」
『…………………』
「お父さんに抱っこ? モシモシ」
『…………………』

朝食を済ませ、後片付けもすみ、朝ドラ「トト姉ちゃん」を見ていましたら、
ケイタイの着信音がなりました。
出てみたら無言です。
普段なら、すぐ電話を切るところ。

ひ孫が先日生まれました。
数日前に父親(私の孫)が、電話で赤ちゃんの声を聞かせてくれたので、
今の、電話も、赤ちゃんが声を発するのを待っている間の「無言」だと
思い込んでしまったのです。
私の頭の中の構図は、向こうのケイタイに頬寄せる状態で、赤ちゃんがいます。
「モシモシ モシモシ」
「○○ちゃん 聞こえますか」
名前まで、こちらから言ってしまう精神状態。
それも幼児言葉で。

〈猫なで声以上だった〉と評したのは連れ合いでした。
こちらから孫に電話をして、無言電話は、単なる間違い電話だとわかりました。

まだ、お昼を食べていないという孫たち夫婦に、
ウナギ弁当と、少々値の張る「ブルーベリータルト」を届けました。
「○○ちゃんに、なめさせてはダメよ」
との言葉と一緒に届けてきたのです。
『分かってるって』
孫は、苦笑いで応えました。

私たちは、まだウナギを食していません。
そのうち、店が混まなくなってから、と連れ合いには言ってあります。
しかし、「フニャ フニュ ホニャ」の声を、聞けもしなかったのに、
ウナギ弁当を届けさせるパワーを、赤ちゃんは、どこに備えているのかしらん。

しかし、こうした私の電話応答は、要注意モノです。
以前、長男が転勤した時も、思い込みで息子と思ってしまったことがあります。
すぐに気づいて、被害には遭いませんでしたが、
こちらは、本物の「オレオレ詐欺」の電話でした。

誰に言うでもなく、言い訳でもあるかのように、
“よかった よかった”
などと、口にしましたが、どうも居心地がよくありません。

新聞の地方欄には、毎日のように、「オレオレ被害」の記事が載っています。
「みんな、気を付けないとね」
と、言いましたら、
『お母さんもね』
と、娘が。

確かに、私は被害者予備軍かも。
                          〈ゴマメのばーば〉
コメント (4)
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