昨日は、朝一番に お墓参りに行ってきました。
朝の日差しは真夏そのものの強さでしたが、光が透明になっていて、秋の気配。
早朝にもかかわらず、墓地では、結構沢山の人たちに出会いました。
それぞれ、お供えする花を抱えています。
『おはようございます』
「はい おはようございます」
『今日も暑くなりそうですね』
「そうですね」
すれ違いざまに、そんな会話が。
でも、何となく ゆったりした雰囲気なのは、
生きるために活動している第一線ではないからなのでしょう。
当たり前のことです。
彼岸へ行ってしまった親族や親しかった方々を訪れるわけですから。
私は、この〈ゆったり〉感が大好きです。
心も体も安らぎを覚えるものですから。
線香を焚いて、持参の お花を供え、合掌。
墓に入っている親族の顔を思い浮かべながら、現況報告や、願いことなども。
「ひ孫が 生まれました 元気です」
「義兄が 退院できますように」
などなど。
風が吹いています。
「秋」をまとった風です。
『だっこ』
工藤直子
風は
いろんなものを
だっこする
風にだかれて
鳥は
空のゆりかごであそび
風にだかれて
花は
葉っぱをまくらにねむる
あ いま
風がひろがった
地球をだっこするのかな
幼い頃、わたしも、たくさん たくさん 抱っこされました。
もちろん 父に 母に 兄弟に、おじちゃん おばちゃんに、
記憶に残っていない人にも。
だから、言ったのです。
“ありがとうございました”と。
そう 風に言ったのです。
〈ゴマメのばーば〉
朝の日差しは真夏そのものの強さでしたが、光が透明になっていて、秋の気配。
早朝にもかかわらず、墓地では、結構沢山の人たちに出会いました。
それぞれ、お供えする花を抱えています。
『おはようございます』
「はい おはようございます」
『今日も暑くなりそうですね』
「そうですね」
すれ違いざまに、そんな会話が。
でも、何となく ゆったりした雰囲気なのは、
生きるために活動している第一線ではないからなのでしょう。
当たり前のことです。
彼岸へ行ってしまった親族や親しかった方々を訪れるわけですから。
私は、この〈ゆったり〉感が大好きです。
心も体も安らぎを覚えるものですから。
線香を焚いて、持参の お花を供え、合掌。
墓に入っている親族の顔を思い浮かべながら、現況報告や、願いことなども。
「ひ孫が 生まれました 元気です」
「義兄が 退院できますように」
などなど。
風が吹いています。
「秋」をまとった風です。
『だっこ』
工藤直子
風は
いろんなものを
だっこする
風にだかれて
鳥は
空のゆりかごであそび
風にだかれて
花は
葉っぱをまくらにねむる
あ いま
風がひろがった
地球をだっこするのかな
幼い頃、わたしも、たくさん たくさん 抱っこされました。
もちろん 父に 母に 兄弟に、おじちゃん おばちゃんに、
記憶に残っていない人にも。
だから、言ったのです。
“ありがとうございました”と。
そう 風に言ったのです。
〈ゴマメのばーば〉