ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

あつーい昼下がり のこと。

2016-08-07 06:21:09 | 日記
昨日は、暑い あつい日でした。
広島平和記念日でしたので、朝8時15分、ライブ放映に合わせて黙とうをしました。
黙とう後の中継を見てから外出しようと思いましたが、中止に。
ケイタイには、市から、熱中症予防の「防災メールマガジン」も届いています。
出かけて行って具合でも悪くなったら、いい歳をして、と顰蹙ものでしょうから。

オリンピック開会式の模様は、夜、ゆっくりと。
新聞を念入りに読んだり、雑誌を見たり、コーヒーを飲んだり………………。
けっこう 私にとっては優雅な時が流れました。

暑いせいか、スズメの姿はありません。
カラスの声も聞こえないのは、今日 ごみ収集日ではないからか、
と、思っていたら、電線に一羽 止まっていました。
静かに、鳴きもせずに。
電線だって熱くなっているだろうにヤケドしないのだろうか、と眺めていました。

当たり前ですが、真っ黒です。
お日様の光をまとって輝いています。
じーと、身動きしないのは、獲物を狙っているのでしょうか。
いや、そのような緊張感はありません。
のんびりというか、休んでいるというか。

    『ぼくは ぼく』
                     からすえいぞう
     ときどき ぼくは
     ほんのすこし
     いろつきの はねが ほしいな と
     おもったりする
     ほんのすこし
     いいこえで うたえたらな と
     おもったりもする
     でも
     これが ぼくだ と
     とんでいく
               (くどうなおこ著 『あっぱれ のはらうた』より)

“そうそう、ぼくは ぼく、私は 私でいいのよ”
と、電線に止まっているカラス君へ窓越しに言いました。
「よけいな お世話」
と、カラス君。
「ばーばは、自分のことを言ってるんじゃねぇか」
と、すげない応えです。
確かに。

でもさぁ、
「昔ばなしに出てくるカラスは、神さまに「何色にしたい?」と訊かれたとき、
欲張って、全部の色を塗って貰ったから、真っ黒になったんでしょう」
と、言ってやったら、どこかに飛んで行ってしまいました。

あつーい、あつーい昼下がりのことでした。
カラス、本当に止まっていたのかなぁ。
幻視かなぁ。
家の中でも、熱中症に罹ることがあるそうだし。
                           〈ゴマメのばーば〉
コメント
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