golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

リーム「カンツォーナ・ペル・ソナーレ」、「カットとディゾルヴ、管弦楽素描」大野和士

2010-03-31 22:49:42 | Weblog
今朝、鼻炎の薬を飲んだので、くしゃみ鼻水は緩和されましたが、そうは言ってもまだまだ花粉症は酷い状態。

薬も効果があるのは良いのですが、眠くなる副作用は如何ともし難いところ。

生死に関わる訳では無いし、痛みを伴う訳でもないので、花粉症なんて所詮は甘っちょろい病気なんでしょうが、くしゃみ鼻水が続く「不快感」は嫌であります。かみ過ぎで鼻も痛くなって来たりしますし。

まあ、もしかしたら、本人以上に周囲が「不快」だったりしているかもしれませんが(笑)。

何しろ、ここ数日自席で仕事中は勿論、会議中もくしゃみばかりして、鼻をかみまくっておりますので。

マイケル・スヴォボーダ(アルト・トロンボーン)、大野和士指揮ベルギー王立歌劇場管弦楽団(WARNER CLASSICS盤)

以前、「期待」して購入したけれど、期待とは違った一枚。

ドイツの現代作曲家の重鎮ヴォルフガング・リーム(1952~)の作品。他にマーク=アントニー・ターネイジ(1960~)、ジョージ・ベンジャミン(1960~)の曲がカップリングされています。

さて、リームに「期待」したのは「不快」な音楽。

多作で作風も多彩なリームには、徹底して「不快さ」を追及した音楽もあるらしい。

こりゃ、面白そうじゃねえか!と以前、リームの声楽曲の入ったCDを買ったら、残念ながら、随分と耳障りの良い音楽でありました。

このCDは、昨年また「不快さ」を期待して買ったもの。

「カンツォーナ・ペル・ソナーレ」(2002年)は、アルト・トロンボーン協奏曲ともいうべき曲。

現代音楽ですから、勿論それまでの協奏曲とは異なります。しかし、ライナーノーツにも「リームが、ワーグナーやブルックナー、ブラームスの響きに共感していることが分かる」とある通り、様式的には現代曲でも伝統的な重厚な響きの作品で、その意味では聴き易く「不快さ」とはほど遠い音楽。

前衛的な現代音楽が盛んだった1970年代の「カットとディゾルヴ、管弦楽素描」(1976~77)の方がゲンダイオンガク、ゲンダイオンガクした作品。

「カットとディゾルヴ」と言うタイトルは、映画の技術用語だそうで、ディゾルヴは「フェイドアウトとフェイドイン」の意味とのこと。

ヴェーベルンの点描とは違いますが、短い楽節が連なった音楽。

もしかしたら、私が現代音楽に馴染み過ぎちゃっているのかもしれませんが?、如何にも現代音楽らしいこの曲も決して「不快」じゃ無いですね。オーケストラの微妙な響きの変化を楽しむ曲でしょうか。

演奏も、非常に知的なアプローチで繊細なもの。

「不快さ」を追及した作品も是非聴いてみたい!

しかし、その前に「鼻の不快さ」には治って貰わねば。

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モーツァルト「ピアノ四重奏曲第1,2番、2台のピアノのためのソナタ」ヘブラー

2010-03-30 23:33:20 | Weblog
今日の花粉症は昨日より更に悲惨な状況。

マスクをしているにも関わらず、会社で1日中くしゃみと鼻水が耐えませんでした。

昨日帰宅途中で調達した、16個入ポケットティッシュを全て使い切り、また帰宅途上で追加購入。

くしゃみ、鼻水だけでなく、ちょっと熱っぽい感じもするし、喉も少し痛い。

花粉症から風邪に移行しちゃったかな?という気もする。

そんなことあるの?、と会社で言われたけれど、昔、旅先で花粉の多い山道を1日歩いていたら、くしゃみ、鼻水の後、発熱で日程を途中で切り上げ、苦しんで帰宅した経験もある。

一応、用心の為もあり帰宅後、風邪薬を摂取。

いつまで、こんな日々が続くのでしょうか?

それとも、オレ流民間療法?で、激辛食で花粉症を退治してみないとダメかな。

イングリット・ヘブラー(ピアノ)、ミシェル・シュヴァルベ(ヴァイオリン)、ジュスト・カッポーネ(ヴィオラ)、オトマール・ボルヴィッキー(チェロ)、ルートヴィヒ・ホフマン(ピアノ)(PHILIPS盤)

今日のディスクも、先日ディスクユニオンの100円市で仕入た物。

今朝、出掛けに取り出してみたら、再生面に油滴の様な汚れがたくさん付いている。

あちゃあ~、こりゃダメかな?、と思いましたが、アルコールで拭いてみると綺麗に。

多少のキズはありましたが再生に問題無し。

今日の曲、今までディスクも持っていませんでしたし、果たして聴いたことがあったかどうかも曖昧。

楽しみに聴き始めましたが、期待以上。素晴らしい!

「フィガロの結婚」の前後に書かれた2つのピアノ四重奏曲。

前者は、交響曲第40番などと同じト短調でデモーニッシュな気配も持つが、フィガロとも通じる音楽の躍動感、推進力がある。ちょっと、20番のピアノ協奏曲も思わせますね。

後者は、対照的に明るく軽妙な音楽。

はじける様な、2台のピアノのためのソナタもまた良いですね。

毎日、色々な音楽を聴いていると、「素敵な曲は無限にある」という気が致します。

そして、へブラーのピアノ。CDも何枚かはありますが、こんな素晴らしいピアニストだったとは。

気品があって優美でありながら、躍動感がある。

さすが、モーツァルト弾くとして鳴らしただけのことはある。モーツァルトの他の演奏も是非聴いてみたいと思います。

たった100円でこんな名曲、名演奏。ラッキーでありました。

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パガニーニ「ヴァイオリン協奏曲第1番」五嶋みどり、スラットキン

2010-03-29 22:13:12 | Weblog
今日は悲惨な1日でありました。

一体、何回鼻をかんだことでしょう。

今年は、珍しいことに花粉症の症状が余り出ず、ちょっと油断しておりました。。

しかし、昨夜から酷い状況に。

汚い話ですが、ちょっと隙を見せると?鼻水が垂れて来るのです。

かなりヤバそうな気配だったので終日マスクをしていたのにも関わらず。

ポケットティッシュを10個以上は使いました。1個が10組入(2枚重ね)、これを2つ重ねて(計4枚重ね)で使う場合がほとんどでしたので、ポケットティッシュ1つで5回鼻がかめる。

となると、5回×10個=50回。

これ以外でも、出社前、帰宅後を含めると、既に7~80回にはなっているはず。

今晩寝る迄には100回達成か。

こんな日々が1ヶ月位続くのでしょうか?大変憂鬱であります。

五嶋みどり(ヴァイオリン)、レナード・スラットキン指揮ロンドン交響楽団(PHILIPS盤)

一昨日、ディスクユニオンの「100円市」で仕入れたディスク。

他に、バッハの「ヴァイオリン協奏曲第2番」とチャイコフスキーの「憂鬱なセレナード」と「ワルツ=スケルツォ」がカップリングされており、それぞれ素晴らしい演奏と思いますが、五嶋みどりさんと言うとやはり象徴的なのはパガニーニでしょうか。

ジャケットに随分と幼顔の写真が写っていますが、このパガニーニは弱冠15歳の録音。

この演奏は、今までラジオでも何回か聴いて来ていますし、そう、飛行機の機内放送でも聴きました。

パガニーニ張りの、結構ハデな演奏という印象があったのですが、改めて聴いてみると、高度で確かな技巧は勿論のこと、意外に堅実な演奏だと思いました。

15歳でこれだけの完成度!、やはり天才ですね。

なお、この曲、相当な超絶技巧の作品だと思っていたのですが、それほどに感じられないのは、五嶋みどりのヴァイオリンテクニックが優れているからか、もしかしたら、昨日あまりに壮絶な超、超絶技巧の音楽を聴いたからかもしれませんね。

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リゲティ「ピアノのための練習曲集第1,2巻、第3巻より、ムジカ・リチェルカータ」エマール

2010-03-28 21:06:09 | Weblog
昨夜は「クラヲタ分科会」(単なる飲み会とも言う?(笑))。

左党さんがミュンヘン・フィルのコンサートで仙台から来られるのに合わせ、はるりんさん、minaminaさん、とめさんと5人で新宿にて分科会開催致しました。

舌を噛みながらのスクロヴァチェフスキだの、ショルティだの、ラン・ラン(リンリンはどうした?って、そりゃ違うだろ)、ヘンテコ大魔人(アーノンクール)、シューマン、チャイコフスキー、ブルックナー等々、クラヲタ話が飛びかい、グラスがどんどん空になりながら、あっという間に夜は更けて行ったのであります。

毎回思うのでありますが、クラシックに関心の無い周囲のお客さんは、「こいつら、何でこんな話題で楽しそうに出来るんだろうな?」と思っていることでしょう(笑)。

「それにしても、随分と飲む連中だ」とも(爆)。

皆様、楽しい時間を有難うございました。

帰路は、最寄駅からタクシー代をケチって歩いたのですが、途中ラーメン一杯給油。

またまたメタボ度upでありました。

ピエール=ローラン・エマール(ピアノ)(SONY盤)

「ヘンテコ大魔人」を聴こうかとも思っていたのですが、昨日ディスクユニオンで仕入れて来たCDが聴きたくて仕方が無い!

前からずっと聴いてみたかった曲で、CDを購入するチャンスを伺っておりました(ちょっと大袈裟)。

超絶技巧のピアノ曲、リゲティの練習曲集であります。

評判の良いこのエマール盤など欲しかったのですが、レギュラー盤で手が出し辛い。それが、ディスクユニオンで1,400円ほどの「最近のNAXOS価格に近い金額」であったので即Get。

ちなみに、少し安い「盤質B」もあったのですが、是非とも欲しいディスクなので「盤質A」を選択。知らなかったのですが、キズの有無でA,Bが別れるのだそうですね。

さて、「ピアノのための練習曲集」は1985~2001年に掛けてジェルジュ・リゲティ(1923~2006)が書いた作品。

3巻に分かれていますが、この録音時点(1995年)では第3巻はまだ1曲しか作曲されていなかった(この後3曲追加)ため、残念ながら全曲収録とはなっておりません。

第1巻
・無秩序
・開放弦
・妨げられた打鍵
・ファンファーレ
・虹
・ワルシャワの秋
第2巻
・悲しい鳩
・金属
・眩暈
・魔法使いの弟子
・不安定なままに
・組み合わせ模様
・悪魔の階段
・無限の円柱
第3巻より
・白の上の白

アフリカ音楽やジャズなどの影響も受けたこの練習曲は相当な難曲。

2本の手で3つ、4つのリズムを奏したり、音域も音量も広く、ffffffff(フォルテ8つ!!!!!!!!)まで出てくる始末。

コンクールなどで人気曲となっているという無限の階段を駆け上がるような「悪魔の階段」やfff~ffffffffの音塊がすざまじいダイナミズムで魅せる「無限の円柱」、複雑怪奇なリズムでノリノリの「無秩序」、意外にも静寂でバッハの平均律を想い起こさせる「開放弦」など面白い音楽満載のカッコいい曲集。

若い頃(1951~53)に書かれた11曲から成る「ムジカ・リチェルカータ」も面白い作品。

何しろ、第1曲では2音のみ!(イ音とニ音)で音楽が作られているのですから。

やっぱ、リゲティは凄いや。

エマールもこの超難曲を余裕で?弾きこなしており、これまた凄いです。

ところで、他にもう一つ是非とも欲しい、別の作曲家のピアノの超絶技巧現代曲のCDがあります。(かなり長大な!作品)今度またディスクユニオンで探してみましょう。

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バッハ「カンタータ第12番《泣き、歎き、憂い、怯え》」鈴木雅明

2010-03-27 18:47:50 | Weblog
今日は、実家に用事で行き、その後友人に会って相談事。そして、ディスクユニオンで掘出物を仕入れ、これから「クラヲタ分科会」、すなわち飲み会であります。

昨日、実家から連絡があり、白蟻駆除業者に仕事をお願いするのに近親者の確認書類が必要とのこと。

法令で決まっているのか、業者の自主規制か分かりませんが、70歳以上の高齢者の場合、近親者のサインが無いと工事に着手出来ないそう。

確か2年ほど前にも同じ書類にサインした覚えがあるが、今回古家を一部修復する過程で白蟻が発見されたとのこと。

その後、友人に相談事。

浪人していた娘が、第1志望とかでは無いのですが2つの大学に受かったのは良いのですがどちらに行くべきか超迷い中。

同じ学科なのですが、パンフレットなど見ると、同じ学科とは思えないほどカリキュラムが違う。

遥か昔ではありますが、同じ学科を出た友人に会って、色々有益なアドバイスを貰いました。

急に呼び出したにも関わらず、時間を割いて色々教えて貰い、感謝感謝であります。

そして、実家最寄駅のディスクユニオンへ。

嬉しいことに100円市をやっておりその中から3枚と、前から欲しかった現代曲のレギュラー盤1枚を購入。

そして現在、「クラヲタ分科会」前の待ち時間にミスドでこの記事書いています。

栗栖由美子(ソプラノ)、米良美一(カウンターテナー)、櫻田亮(テノール)、ペーター・コーイ(バス)、鈴木雅明指揮バッハ・コレギウム・ジャパン(BIS盤)

たぶん、このカンタータ聴くの初めてです。

しかし、なかなかの名品!

こんな素晴らしい曲がごろごろしている、バッハのカンタータは本当に宝の山であります。

第1曲 シンフォニア
第2曲 合唱
第3曲 レシタティーヴォ
第4曲 アリア(アルト)
第5曲 アリア(バス)
第6曲 アリア(テノール)
第7曲 コラール

悲嘆に満ちたオーボエが印象的なシンフォニアに始まり、ロ短調ミサにも転用されたタイトルの歌詞が歌われる深い味わいの合唱。
そして、哀愁に満ちたオーボエのオブリガートを伴うアルトのアリアなど聴き所満載。

傑作カンタータ21番「わがうちに憂いは満ちぬ」とも通じる落ち着いた音楽。

また一つ、傑作を知りました。

そろそろ時間です。クラヲタ分科会会場へ向かわなくては。

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モーツァルト「ピアノ協奏曲第20,21番」ブレンデル、マリナー

2010-03-27 08:45:46 | Weblog
昨夜は、転勤する人の送別会。決して特別遅い時間に帰宅した訳ではなかったのですが、バタンと寝てしまい更新出来ませんでした。

しかし、帰宅したのは何時だったのだろう?全然覚えていないです(笑)。

いつもはしこたま飲んで帰っても、終バスにちょうど間に合ったから0時半頃とか、タクシーになっちゃって1時半とか、それなりに覚えているのですが…。

昨夜は店を出たのが21時頃?、とすると自宅着は22時半頃?

バスがまだある時間帯だったのだからそんな感じ?

イマイチ、記憶が曖昧です。

だが、今確認したら合ってました。

通常、帰宅が何時頃になるかカミサンにメールを入れるのですが、「10時半頃になる」との送信履歴がありました。

ちょっと安心。

最近、人の名前とか忘れて出て来ないことが度々あって、「アルツ入っちゃってるかな?、ヤバイなあ!」と思うことがしばしばあるもので。

でもね、「10時半頃になる」ってメールしたからって、22時半頃に帰宅したって証拠にはなっていないじゃないか!と言われると、本当に何時に帰宅したのか、また自信無くなってきちゃいますが…(笑)。

アルフレート・ブレンデル、ネビル・マリナー指揮アカデミー室内管弦楽団(DECCA盤)

なかなか聴き進まないこのモーツァルトのピアノ曲全集も、ようやく後期の傑作群に入りました。

前にも何回か書きましたが、「買ったCDは必ず聴く。1回だけでなく2、3回は聴く」方針でおりますが、こういう同じ作曲家&演奏家の全集だと、曲や演奏がバラエティのあるBOX物と違って進みが遅くなってしまいます。(と言いながら、バラエティに富んだ「DMH50枚BOX」、「バロック・マスターワークス60枚BOX」ともだいぶ掛かって、まだ聴き終わりませんが(笑))

それはさて置き、ブレンデル&マリナーのモーツァルトの後期ピアノ協奏曲、LP時代からの大のお気に入り。

珠玉のように美しく清潔なブレンデルのピアノと暖かいマリナーの指揮が相まって、何とも幸福な音楽が生み出されています。

ニ短調の20番にしても、いたずらに悲愴感を盛り上げるのでは無く、爽やかな音楽の中から哀しみが滲み出る感じが好感が持てます。

後期ピアノ協奏曲の中でも、爽やかさでは最右翼の21番も澄んだ優しさに満ちた演奏。

本当に、ブレンデル&マリナーの幸福なモーツァルト、いつ聴いても良いですね~。

ところで、LPでこのコンビの後期曲何枚か持っていたのですが、そもそもこの20番、21番もあったのかなあ?

イマイチ、記憶がハッキリしません。

やっぱ、ヤバイかなあ?(笑)

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メシアン「鳥の目覚め」ロリオ、ノイマン

2010-03-25 23:50:15 | Weblog
今朝、通勤電車で座っていたら、いつも降りる一つ手前の駅で隣の席が2人分空きました。

すると、乗って来た3人が2つの空席めがけてやって来ました。

結局、はじき出されたのは、片方杖を突いた方。

私は、ディスクマンをカバンに仕舞終わると杖の方に席を譲りましたが、着席した2人とも杖が目に入ったはず。いくら何でも、杖の方と席を奪いあって座っちゃうってねえんじゃねえ!!!

イヴォンヌ・ロリオ(ピアノ)、ヴァーツラフ・ノイマン指揮チェコ・フィルハーモニー管弦楽団(SUPRAPHON盤)

今日は、他の作曲家を聴く予定でしたが、時間が無くなってしまったので、またしてもメシアンであります(笑)。

先日聴いた「異国の鳥たち」のカップリング曲。ピアノとオーケストラによる21分ほどの作品。

ピアノとオーケストラの曲ということで、ピアノ協奏曲を想像しますが、様相は普通の協奏作品とはかなり異なります。

真夜中から真昼までの鳥達の歌声が、ピアノと管弦楽の各種楽器で表現されています。

ピアノとオーケストラが協奏するのではなく、ピアノとオーケストラの個々の楽器とで各種の鳥の歌声を奏でる、ちょっと規模の大きな室内楽曲の様。

ピアノ独奏による「鳥のカタログ」を演奏楽器を増やし、色彩豊かにした感じでしょうか。

その点で、「鳥のカタログ」よりは一般に親しみ易い作品に思います。

ピアノとオーケストラの色々な楽器が登場して、様々な鳥の鳴き声を模倣する訳ですから、ブリテンの「青少年の為の管弦楽入門」の様に、学校教材でも使える曲なんじゃないかなあ?とも思います。

まあ、「青少年の為の管弦楽入門」と違って、メロディの無い音楽なので、文部科学省の方々や学校の先生方が学校教材として適切とお考えになるのかどうか分かりませんが…。

むしろ、子供達の方が「面白い音楽」と感じて貰えそうな気もしますね。

メシアンの信頼厚い、夫人であるイヴォンヌ・ロリオの共感溢れるピアノと、ノイマン指揮による繊細なオーケストラによる「メシアン監修」の録音です。

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グルック「歌劇《オルフェオとエウリディーチェ》」ハーガー

2010-03-24 22:31:45 | Weblog
雨の日に傘を高く売る店って大嫌いです。

昔は、この手の所が多かったように思いますが、最近、逆も増えていますね。

某家電量販店など、100円!でビニール傘売っていましたからね。

こういうお店って、また買いに行っちゃいます。

今朝、自宅を出掛けにはパラパラしか降っておらず傘を持たずに出たら、昼頃から本格化。

夕方、外出しなければならなかった為、ディスカウントショップでビニール傘を調達。298円でジャンプ傘なのでこれもとても良心的。

ただ、ちょっと「建て付け」の悪い傘で、留め具と穴の位置がズレていて、傘を閉じようとしても両手で少し捻りながらやらないと、留め具が穴の位置に来なくて開いてしまう。

ちょっと不便しながら帰宅しましたが、何せ298円!贅沢言っちゃいけませんね。

しかし、祖母譲りの「もたいない」精神の染み付いている私ですから、この傘も徹底的に使い倒しますよ。

何しろ、100円ショップ、99円ショップで買ったネクタイだって、何年も絞めてますからね(笑)。

ルチア・ポップ(ソプラノ、エウリディーチェ)、マリアン・リポブシェク(アルト、オルフェオ)、ジュリー・カウフマン(ソプラノ、愛の女神)、レオポルド・ハーガー指揮ミュンヘン放送管弦楽団、バイエルン放送合唱団(RCA盤)

先日、近くのブックオフに目を付けていたディスクを買いに行ったら、売れてしまったのか見当たりませんでした。駅からも離れた住宅地の店舗で、クラシックCDはほとんど売れている様子が無い。安心していたのが失敗でした。

代りにこのディスクを見付けました。ディスク、ケース、ライナーノーツとも美品の2枚組500円!

前から欲しかったクリストフ・ヴィリバルト・グルック(1714~1787)のこのオペラ。

以前「中国人」を取り上げましたが(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/88618ec4ab624b172382b96966565c54)、有名な「オルフェオとエウリディーチェ」は未聴でした。

Wikipediaに拠ると、グルックはベルリオーズが心酔していた作曲家だそう。

意外!

ほとんど聴いて来なかった作曲家ですが、古典的な均整の取れた音楽のイメージがあり、古典派からロマン派へ大きく踏み出したベルリオーズとの接点は?

Wikipediaに拠れば、グルックはオペラ改革に大きな役割を果たし、流麗で劇的な作曲様式はワーグナーの先駆とも見られているとのこと。

確かに、この時代(1762年作)の音楽とは思えない、ロマン派にも通じようなドラマチックな音楽。

奇しくも、四半世紀後のグルックが亡くなった年(1787年)に作曲されたモーツァルトの「ドン・ジョバンニ」を思わせるパトスも聴くことが出来ます。

その劇的な響きの後に、ふっと有名の「精霊の踊り」の優しい旋律が。何とも心憎い音楽造りであります。

ベルリオーズが心酔したのも分かる気がします。

地味な印象のあった指揮者ハーガーですが、なかなかドラマチックで引き締まった指揮ぶり。

そして、ルチア・ポップの優しい美声。

名作オペラの思わぬ掘出物CDでした。

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ベルリオーズ「抒情的情景《エルミニー》」ミンコフスキ

2010-03-23 23:14:58 | Weblog
今日は、先日転職で会社を辞めた後輩の送別会でした。

バブルの時代などと違って大変なご時世ではありますが、新天地での彼の活躍を祈りましょう。

大風呂敷広げたりハッタリで世の中を渡って行くタイプではありませんが、コツコツと誠実に仕事するスタイルを失わなければ、必ずや彼は新しい環境でも受け入れられるでしょう。

それにしても、「飲み放題、食べ放題」でお腹一杯になりました。

私も若者に負けず劣らず食べて飲む方と自負(&他負(笑))しておりますが、前に座った方の大食漢振りには流石の私もビビりました。見た目決してそれほど食べそうな感じでは無いのですが、料理が運ばれて来るや否や箸が素早く伸びて、その食べっ振りも鮮やかでした。

本当に久しぶりに「割勘負け」しそうな人に会った感じ(笑)。(今日は、飲み放題食べ放題なので、いくら飲もうが食べようが関係ありませんが)

オレリア・ルゲ(ソプラノ)、マルク・ミンコフスキ指揮ルーブル宮音楽隊、マーラー・チェンバー・オーケストラ(BRILLIANT CLASSICS盤)

以前取り上げた「幻想交響曲」のカップリング曲。こちらは未聴のままになっていたので、取り出してみました。

ベルリオーズ20歳の時のローマ大賞を逃した出品作とのこと。初めて聴く曲です。

ソプラノ独奏のカンタータの様な作品。(Wikipediaでカンタータとして分類されています)

冒頭を初め何箇所かに、幻想の「固定楽想」が現れますが、曲全体としては古典的な印象。

モーツァルト、とまでは言いませんが、意外に古典的スタイルの中に「固定楽想」が出現するのが面白く思いました。

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ロドリーゴ「ソナタ・ジョコーサ」フェルドマン兄弟

2010-03-22 11:23:50 | Weblog
半年後の次回ゴルフコンペでのリベンジに向け、特訓?を開始したワタシでございます。

以前購入して、未開封だったパターの室内練習機を昨日開けてみる。

3m程度の緑のマットの先に穴の空いたプラスチックが付いている簡単かつ安価(ここ重要(笑))な練習器具。

使ってみると、これでも結構練習になりそう。また、結構面白い。

昨日は、強風でゴルフスクールが中止になったので(毎年この季節時々あり)、その分、自宅でパター練習を致しました。

平気で、3パット、4パットしてしまう私ですが、これを活用して18ホールで少なくとも10打は縮めなければ!(悲壮な覚悟)

クラウス・フェルドマン、ライナー・フェルドマン(ギター)(DOCUMENTS盤)

以前購入したセゴビアの激安10枚組BOXから未聴だったディスクです。

このBOX、購入時全て往年の名ギタリスト、アンドレス・セゴビアの演奏かと思ったらさにあらず。最後の2枚は別の演奏者によるものでした。

BOXのタイトルも、良く見ると「SEGOVIA And Friends」と「And Friends」が細い文字で書いてあります(笑)。

でも、この9枚目を聴く限り(10枚目はまだ未聴)は、それも全然OK。

SPなどの古い録音が多いセゴビアのディスクに対して、こちらは新しい録音。知らない演奏家でしたが、ドイツのギター・デュオでヨーロッパを中心に有名な演奏家だそうで、確かな技巧と兄弟息の合った演奏を聴かせてくれます。

この曲のオリジナルは、ギター・ソロ。

確か、だいぶ昔に図書館で借りたイエペスのロドリーゴ・ギター曲集に入っていたのだろうと思いますが、意識して聴くのは初めて。

アレグロ・モデラート、アンダンテ・モデラート、アレグロの3楽章から成る12分ほどの作品。

「ソナタ・ジョコーサ」のジョコーサとは「ひょうきんな」といった意味合いだそうですが、親しみ易いが真摯な音楽。

生き生きと爽やかな第1楽章、微かに憂愁を帯びた静かで落ち着いた第2楽章
、ちょっと「ジョコーサ的」要素も感じる、爽やかさにノリの良さも加わった第3楽章。ラスゲアード(掻き鳴らし)でスペイン情緒も感じさせるが決して通俗に流れず上品さを失わない。

短い曲で、知名度もさほど無いかと思いますが、なかなか良く書けた魅力的な音楽です。

「アランフェス協奏曲」ばかりが突出して有名なロドリーゴですが、もっと他の作品も注目されるべき天才作曲家ですね!

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