golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

ベートーヴェン「ピアノ・ソナタ第32番」バックハウス

2009-12-31 13:52:21 | Weblog
今年最大の?ビッグニュースが年末に飛び込んで参りました。

ついに、YouTubeにデビュー!であります。

年末になると、自分なりの今年の十大ニュースは何だったのだろうと考えます。

娘が大学受験に失敗し浪人したり、熱を出して入院したりしましたが、明るく元気にやっているので良しと致しましょう。

不況で、元々多くないボーナスが激減しましたが、勤務時間も激減して身体も楽だし、まあ楽しく働かせて貰っているので、これも良しとしましょう。

ブログを通じて皆様と交流させて頂き、クラヲタの会で楽しいお酒を飲ませて頂いたり、sachikoさんのコンサートも聴かせて頂いたり、minaminaさんにはプレビンのコンサートチケットを頂戴したり、ラ・フォル・ジュルネにも行けたし(ブクステフーデの感動的な演奏が印象的)と楽しい1年でもありました。

ゴルフで足の肉離れもありましたが、まあご愛嬌ということで(笑)。

こんな一年でありましたが、年末押し迫った昨日ビッグニュースが…。

一昨日、忘年会の後行ったカラオケでの私の感動的な?熱唱が何とYouTubeにアップされてしまったらしいのです。まだ怖くて自分では見ておりませんが(笑)。

きっとあまりの名演(迷演)に感激したスタッフ(同級生だっつうの)が、この感動を広く公開して分かち合おうと録画したものと推察されます。

来年はメジャーデビューじゃあ~(爆)

ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)(LONDON盤)

大晦日に何を聴こうか?

マタイかメサイヤでも聴きたいところでもありますが、昼まで寝てしまっていたツケで短い曲に。

まだこれから買い物に行かなきゃならないし掃除も。年賀状だって書いて無いし(これは例年通り「後出し」(来たところに出す)の可能性大)。

それで、ピアノ曲の中でも特に大好きなこの曲に致しました。

第2楽章の、別世界に連れて行かれる様な感覚がとても好きなのであります。

久しぶりに聴いたバックハウスの演奏は、力強く快速で、この曲の夢幻さとちょっと異質にも感じました。

別世界に連れて行かれるのでは無く、この世界から冷静に別世界を眺めている気が致します。

しかし、これはこれで素晴らしい演奏に変わりはありません。一年の締めくくりに相応しい曲、演奏です。

お前の歌の方が、別世界に行っちゃってるぞ…どこからとも無くそんな声が聞こえて参りました(笑)。

本年は、この下らないブログをお読み頂き、誠に有難うございました。

皆様、良いお年をお迎えください。

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ショパン「練習曲集」ポリーニ

2009-12-30 21:21:17 | Weblog
二次会カラオケだと、どうしても中座出来ないんですよ。そういう性(さが)なのです(笑)。

昨日は小、中学の同窓忘年会。

20数名の善男善女で楽しいお酒が飲めました。幹事さんいつも有難うm(__)mです。

数ヶ月程度の頻度でしょっちゅう飲んでいるメンバーに加え、普段なかなか参加頂けない「サプライズゲスト」が出席するのも恒例の楽しみになっております。

今回も、遠方からや普段忙しくて参加出来ない同級生の参加もあり大変盛り上がりました。

遠方から参加の女性には、ミクシィがきっかけで連絡が付いたのだそう。改めて時代は変わったものだと痛感したオヤジであります。

中華屋さん(いつも美味しい料理を有難う)での一次会を終え、二次会はカラオケへ。帰りの電車がちょっと気になったのですが、カラオケとなりゃ行かない訳には参りません(笑)。

久しぶりのカラオケ。

マイクを独占しても申し訳無いので、控え目に(笑)絶叫系の歌など2曲だけ歌って帰りました。

終電がヤバイ!とも思ったのですが、歌い出すと駄目なんですよ~、ついつい腰が座ってしまう。

でも何とか隣の駅までの終電に乗れ、タクシーは使いましたが無事帰宅出来ました。

最近、カラオケの持ち歌が増えていないので、来年はまた新曲を仕込みたいと思っております。

マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)(GRAMMOPHON盤)

忘年会前にブックオフで仕入れた一枚。言わずと知れた名盤であります。

Op.10、25のそれぞれ12の練習曲。

ショパンは決して嫌いでも苦手では無いのですが、ディスクも殆ど持っていないし、聴く機会も少ないです。

来年のラ・フォル・ジュルネのテーマ作曲家でもあるし、もっと聴かねばと思いながらも年の瀬になってしまいました。

この練習曲集もCDではベレゾフスキー盤があったのみ。

LP時代に愛聴したアシュケナージ盤もCDで買い直したいと思いつつもそのままとなっております。

そんな中、ブックオフで500円でこれを見付けて購入した次第。

圧倒的なテクニックと均整の取れた素晴らしい音楽性。

どうしても、このピアニストの演奏には「完璧」という言葉を使いたくなってしまいます。

昔は、アシュケナージなどと比べると、やや情緒に乏しいショパンという感じ(大変不遜で贅沢な話)もちょっとしたのですが、この「完璧」な演奏にはやはり有無を言わせぬ力があります。

録音時(1972年)ポリーニ若干30歳!の永遠の名盤。

良い買い物をしました。

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バッハ「無伴奏チェロ組曲第3、4、5番」マイスキー

2009-12-29 17:35:48 | Weblog
昨日北海道と沖縄に行ったので(笑)、今日は「ハワイに行く」と午後半休を取りました。

お土産にハワイの「温泉饅頭」(爆)を買って行くことになっております。

実は、ここ数年恒例となっている小・中学校の同窓生の忘年会。

会社終わってからでは間に合わないので、半休にした次第。

ただそのまま行くと早過ぎる。秋のお彼岸に足の肉離れで行けなかった墓参りを済ませ会場の駅へ。

しかし忘年会までまだ時間はたっぷり。今日の記事に取り上げるCDを調達しようとショップへ。

例によってブックオフへ行こうかとも思ったが、まずはHMVへ向かう。前にも入ったことのある店舗だが、残念ながら以前と変わらずクラシックコーナーは貧弱。目ぼしい出物無し。

仕方ないので、駅ビルに入っているジャパニーズ資本のチェーン店に。

店舗の内装は昔と一新され外資ショップのよう。ところが以前は結構あったクラシックコーナーがここもショボい。ブックオフでもありそうな平凡な物しかない。

ネットでブックオフを検索したけど駅から遠そう。

んで、昨夜から聴いていてディスクマンに入れっぱなしの本日唯一手持ちの一枚を聴きながら、マックで忘年会までの時間をつぶすこととなりました。

ミッシャ・マイスキー(チェロ)(GRAMMOPHON盤)

ということで、今日もしつこくバッハ、またまたマイスキーであります。

バロック以前は基本古楽器派の私ですが、このマイスキーの演奏久しぶりに聴き、とてもハマっております。

大柄なふくよかな歌に満ちている。テンポも自在に揺らしロマンチックな表現。新ロマン派とでも呼んだら良いのでしょうか?

6曲中でも歌に満ちた3番など特にマイスキーに合っているように思います。

この曲集の美しさ、楽しさをたっぷり堪能させてくれる演奏であります。

バッハのこの曲集を取っ付きにくく思っている方にもお薦めの演奏ですね。

さてさて、再度検索したらYouTubeで、当駅からブックオフへ行く光景を映した動画がありました。ただそれだけの動画(笑)。

周りをキョロキョロして、ビルの上も見上げたりして、目線が定まらないものだから気持ち悪くなってしまう映像ですが、ブックオフへの行き方が大体分かったので、宴会前の腹ごなしにこれから行ってみることに致します。

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バッハ「無伴奏チェロ組曲第1、2、6番」マイスキー

2009-12-28 23:30:01 | Weblog
今日は北海道と沖縄に行って来ました。

朝一の飛行機で新千歳空港に着き、札幌で用事を済ませ那覇へ。

何とか日帰りで東京に戻って来れました。あ~疲れた、というのは大嘘。

会社帰りに北海道と沖縄のアンテナショップに寄って来たというのが真相であります。

都道府県がやっているアンテナショップが都内に色々あり、北海道と沖縄はいずれも有楽町ですぐ近くなんです。

先日実家から貰った利尻島の昆布やイカ、エビなどの入ったふりかけが美味しくて買いたいと思い、北海道のアンテナショップに寄ったのですが、残念ながら置いていませんでした。

色々美味しそうなものがあったのですが、それはまたに回して沖縄へ。

先日覗いた時試食した「ジーマミー豆腐」がなかなか旨かったのでこれが目当てで。

Wikipediaに拠れば、豆腐と銘打っていますが、落花生の絞り汁にさつまいもデンプンを加えて作るそう。

モチモチした食感に落花生の香りがしてグッドであります。

あと、香辛料の唐辛子酢を買って帰りました。たくさんの旨そうなものに後ろ髪を引かれながら…。

アンテナショップを巡っての擬似旅行も楽しいものです。

ミッシャ・マイスキー(チェロ)(GRAMMOPHON盤)

一昨日のヨーヨー・マ盤に刺激され、久しぶりにマイスキー盤(1999年の新録音の方)を取り出しました。

ヨーヨー・マは「歌うバッハ」でしたが、こちらもまた歌うバッハ。

でも歌い方が違いますね。ヨーヨー・マの流麗な歌に対して、こちらは朗々とした歌。

前者がヴェルディだとしたら、後者はワーグナー?

真剣勝負の様な切り込み鋭い所も随所に見られ、古楽器のキレ味とはまた違った面白さもあって飽きさせません。時間の関係で今日は1番だけにするつもりが、ついつい1枚聴き通してしまいました。

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コスト「演奏会用ロンド」マクファーデン

2009-12-27 21:21:48 | Weblog
嫌な季節になっちゃいました。

寒いのは余り感じない人なので問題無いのですが、乾燥が嫌。

風邪の件もあるのですが、乾燥による静電気が大嫌い。車のノブとかでパチン!というやつが駄目なのです。早い話怖いのであります。気持ち悪いのであります。

今日、この冬初めてのパチン!を経験しました。

まず服でノブを触って、ボディの金属部にそっと手を触れてからノブへ、と慎重の上にも慎重を重ねますが、ついうっかりこの「基本動作」の一行程を誤るとパチン!

本当に嫌であります。

ジェフリー・マクファーデン(ギター)(NAXOS盤)

車を運転中に聴いていて、改めて良いなと思った曲。

ちょっとした買い物などの運転用に、ギター曲集などの短い曲が集まったCDをよく聴きます。長い曲で途中までで切れて、最後まで聴けないと気持ち悪いですから。

「期待の新進演奏家リサイタルシリーズ」というNAXOSのシリーズは、何枚か聴いただけですが、いずれも高水準の演奏と思いました。

ジェフリー・マクファーデンというカナダのギタリストは、柔らかい音と清潔な音楽性で近現代を中心としたこのディスクで多彩なプログラムを楽しませてくれます。(グラナドス、アセンシオ、ヘンツェ、バリオス、ロドリーゴと、このコストの曲を収録)

10年以上前に購入したディスクで、上記の通り運転中などで何回も聴いて来たものです。

いずれも魅力的な曲ですが、今日はこの中でナポレオン・コスト(1806~1883)の7分ほどの短い曲を。

ロマン派のフランスのギタリスト、作曲家です。

ギター好きの私にとっても、実りの時代は近現代で、古典派やロマン派の時代までは魅力ある作品が少ない時代だと思っています。

コストの活躍した時代はギターの衰退期で、再興は「アルハンブラの思い出」で有名なフランシスコ・タレガ(1852~1909)の登場を待たねばなりませんでした。

コストの名前は、昔ギターを始めた頃から(万年初心者でいまだまともに弾けません)、練習曲で知っていましたが、正直鑑賞の為の作曲家としては意識していませんでした。

しかし、こうして改めて聴いてみると、明るく仄かにロマンチックな音楽。短いながらも技巧的な序奏にアレグレットの明るく弾むロンドが続きます。

深みは無いかもしれませんが、この心地良さには捨て難いものがあります。

NAXOSにマクファーデンの演奏でコストの作品集が数枚あるようなので、それも聴いてみたくなりました。

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バッハ「無伴奏チェロ組曲第1、3、5番」ヨーヨー・マ

2009-12-26 23:38:08 | Weblog
何これ?キショ~い。

スミレ、お前「もずく」も知らねえのかよ?

何これ、お刺身とか付けて食べるやつ?

お前これ醤油じゃねえぞ、海藻だよ海藻。

ところで、ケイスケお前このもずくって、どうやって出来るか知ってるか?

どうやってって、海ん中に勝手に生えてるんだろ。それを取ってくるだけじゃねえか。

採って来るのは確かにそうだけど、どうやってこの「もずく」が生えるか、どういうところに生えるかは分かるか?

海底の砂とか岩とかに生えるんだろ。

お前、「海のもずくになる」って言葉聞いたことねえか?

テレビで聞いたことはあるけど、意味は知らねえ。

スミレは?

あたしも聞いたことはあるけど…?

船が沈没したりして、溺れて死ぬことを「海のもずくになる」って言うんだ。

へえ~。さすがジローは物識りだなあ。でもその言葉と、この目の前のもずくって何か関係あるのか?

おおありさ。死体が海の底に沈んで腐りだすと、やがてそれを栄養にして藻がびっしりと生える。それがこの「もずく」さ。

じゃあ、これ人間の死体を栄養にして育ったって訳かよ?

必ずしも人間の死体って訳じゃないよ。確率的には魚などの方がずっと高いよ。魚の死体の方が人間の死体より、比べものにならないほど多いからね。

でもね、一番美味いもずくは人間の死体に生えたやつなんだって。

お客さん、どうですか?今日のもずく美味いっしょ!あっしも、もう20年ほど市場に買い出しに行ってるけど、こんな良いもずくにお目に掛かったのは初めてですわ。

えっ~?もしや~。(顔を見合わせるスミレ、ケイスケ、ジローの三人)

やっぱ、キショい。あたし、こんなの食えないよ~。

なあんていう会話をしている若者もどこかにいそうだなあと思いながら、藻屑、もといもずくを先ほど食べておりました。

ヨーヨー・マ(チェロ)(SONY盤)

一昨日、仕事で外出した際、ブックオフ五反田店での調達品。例によって250円。

ブックオフも店舗によって品揃えにだいぶ差がありますが、この店は大型店で安定的に在庫が揃っているので、近くへ行くとよく覗きます。

ヨーヨー・マの無伴奏チェロ組曲は前から欲しかった品。家庭用音楽全集みたいのに入っていることも多く、ブックオフでも何回か見掛けてはいましたが買いそびれておりました。

今回は残念ながら、2、4、6番の方は無く1枚だけの購入。

この曲集は、LP時代ビルスマのバロック・チェロによる録音が出た時、「眉間に皺を寄せる様な作品では無く、舞曲の集合体なのだから楽しく演奏しなけりゃいけない」といった様な意味のビルスマの言葉がライナーノーツに載っていました。(記憶に頼って書いているので表現はだいぶ違っているはずですが)

実際、初めて聴くバロック・チェロによるバッハは新鮮なものでした。

後年このヨーヨー・マの録音を耳にした時もその流麗さに驚いたものです。

何と軽やかに流れる演奏でしょう。古楽器のキレの良さとはまた違った素敵なバッハであります。

2、4、6番もまたブックオフで探しましょう。

また、ヨーヨー・マの90年代の新録音も聴いてみたいです。

ところで、Wikipediaに凄いことが書いてありました。曰く、第1番(6曲中、私の一番好きな曲)は、チェロを始めて2、3年で!挑戦可能との事。

こんなの読むとチェロ弾いてみたくなっちゃいますね。

出来れば若い頃にこの事を知りたかったです。そうであれば、きっとチェロにトライしていたことでしょう。

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バッハ「マニフィカト、カンタータ第80番《われらが神は堅き砦》」ヘレヴェッヘ

2009-12-25 22:55:49 | Weblog
何だか12月もあっという間に過ぎ、出勤日ももう月曜、火曜の2日を残すのみとなってしまいました。

もっとも、月曜日は会議で半日は潰れるし、火曜日は夕方から忘年会があるので(笑)、午後半休にしてしまったので、自分の仕事に裂けるのは実質1日位の感じです。

まだ、やり残している件が多いのですが、来年に先送り必至ですね。

定時退社日は多いし、休日出勤は出来無いし、セキュリティの為、ノートPCやUSBメモリの持ち帰りもダメ。

以前と比べ勤務時間が大幅に短くなった割に、勉強会などで割かれる時間も多い。

身体が楽なのは有難いですが、ちょっと不完全燃焼感もありますね。

だったら最終日午後半休など取るな!な~んて事は言いっこ無しよ(笑)。

バーバラ・シュリック(ソプラノ)、ジェラール・レーヌ(カウンターテナー)、ハワード・クルック(テノール)、ペーター・コーイ(バス)、フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮シャペル・ロワイヤル、コレギウム・ヴォカーレ(Harmonia Mundi France盤)

先日、カンタータを再聴して以来、ヘレヴェッヘのバッハがもの凄~く良いと思って来ております。

今日は、バッハを代表する傑作の一つ「マニフィカト」と名作カンタータのCDを取り出しました。

「マニフィカト」は30分ほどのコンパクトな曲ながら、美しいメロディが連続し、キビキビと弛緩無くまとまっていて、フランスではバッハの最高傑作に挙げる人も多いと皆川達夫さんの本だったかと思いますが読んだことがあります。

私も大好きな作品です。

ただ、その祝祭的な性格からか、特に第1曲や終曲など、粗く外面的に感じてしまう演奏も多い様に思います。

しかし、ヘレヴェッヘは、ここでも高貴な品格を保っており、古楽器のキレがありながらも、まろやかな演奏をしていますね。

そして合唱の澄みきった美しさ。

独唱陣も素晴らしい。レーヌのカウンターテナーなど、ヘレヴェッヘの落ち着いた気品ある艶やかな音色と完全に同化しているように聴こえます。

第80番のカンタータも祝祭的な華のある曲。

例えば、第2曲の弦の細かく刻む伴奏音形など、ややくすんだ音色で生き生き軽やかで、古楽器を聴く喜びを再認識させてくれる演奏です。

奇抜なことは何一つしない古楽器演奏では「穏健派」かと思いますが、透明度が非常に高いながらも暖かい素晴らしいバッハです。

ヘレヴェッヘ、今一番気になっている指揮者かもしれません。

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シュッツ「イエス・キリスト復活の物語」メッソーリ

2009-12-24 23:44:33 | Weblog
今日は「オヤジのクリスマス」。

信仰を持たない、進化した?超世俗的人類の私めは、この聖なるクリスマスの夜を般若湯でお清めして過ごす訳でございます。

昨夜、自宅で前倒しでケーキ食べたりして自宅のクリスマスは終了し、今日は以前の上司、同僚とオヤジ3人のクリスマスでありんす。

3千円ちょいで食い放題、飲み放題の和食のお店で飽食でございます。

只でさえメタボのお腹が苦しいざあます。

ゲルト・テュルク(テノール、福音史家)、マッテオ・メッソーリ(指揮、オルガン)、カペッラ・アウグスターナ(BRILLIANT CLASSICS盤)

朝、出掛けの時間が無い中、「クリスマスらしい曲」として急ぎ取出し持参したCDです。

バッハより一世紀ほど前に活躍したドイツの巨星ハインリヒ・シュッツ(1585~1672)には、「クリスマス・オラトリオ」(SWV435)という有名な曲があります。

シュッツの受難曲(マタイ、ヨハネ、ルカ)を聴くため以前購入したこの4枚組に「クリスマスっぽい曲」が入っていたのは認識していましたが、このSWV50の邦題は今まで知りませんでした。

ググってみると…クリスマスとは関係無いですねm(__)m。いわゆる「復活祭オラトリオ」でしょうか?

受難曲などとも共通するシュッツのスタイルで、福音史家の語りと合唱が簡素な伴奏を伴い、物語が淡々と進行して行きます。

贅肉を削ぎ落とした音楽ながら、真の優しさを失わない音楽。やはり、シュッツは凄いであります。

演奏は悪くは無いのですが、禁欲的なシュッツの音楽にしては歌唱がちょっと緩い気が致します。キリリとした辛口の方が似合うのです。

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オルンスタイン「野人たちの踊り、飛行機上での自殺」他、ウェーバー

2009-12-23 23:45:21 | Weblog
子供の頃、今頃の季節になると、よくゴミを燃やしながら(笑)暖を取ったことを思い出しました。(冴えねえ思い出だなあ~(爆))

少年時代、東京郊外の自宅付近にはまだ空き地も多く、また通りから一本入った自宅前の道にはほとんど車の通りが無かったこともあり、よくそこらで「ゴミ燃やし」をしたものです。

近隣の各家庭には、ゴミ燃やし用の醤油だか塗料だかの缶が常備されており、それで日常の燃えるゴミを燃やしておりました。

家庭ゴミの減少に貢献していた様にも思いますが、地球温暖化に逆行していたようにも思います。

「さみいなあ~」などと言いながら、ゴミ燃焼缶の周りに少年達が集まり、暖を取りながら世間話をしておったのであります。

紙ゴミと共に、普通にビニールやゴムなども「臭っせえなあ~」と言いながら燃やしていましたので、ダイオキシンなどもたっぷり吸い込んで我々は成長したものと推定されます。

ゴミ燃やしは、休日はお父さん達、平日は少年達の仕事でしたから、「遊んでばかりいないで、ゴミでも燃やしなさい!」なんていうお母さん達の声が夕方の住宅地に響いたりしていた訳ですな。

「落ち葉焚き」なら風情があるのですが、「ゴミ焚き」が冬の風物詩というのも何とも哀しくも懐かしい思い出であります。

ジャニス・ウェーバー(ピアノ)(NAXOS盤)

今日は、買い物の際車で、以前、ピアノ・ソナタ第7番を取り上げた(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/319c16798793380de7bef4ba0de6bf05)驚異の作曲家レオ・オルンスタイン(1892?~2002)のCDを聴いておりました。

前に取り上げたピアノ・ソナタ第7番は、作曲者96歳頃!の作品。この年齢で作曲をするということだけでも凄いのに、その内容も力漲る若々しいものでありました。(未聴ですが、98歳の時の第8番のピアノ・ソナタもあります)

前回は高齢になってからの作品にばかりつい目が、もとい耳が行ってしまっていたのですが、若い頃の作品など、このディスクの他の曲もなかなか凄いであります。

ピアノ・ソナタ第7番以外を今日は取り上げましょう。

・「森の朝」(1971年)
・「野人たちの踊り」(1913年)
・「ピアノ・ソナタ第4番」(1924年)
・「テムズ川の印象」(1914年)
・「タランテラ」(1960年)
・「ずっと続く哀しみ」(1964年)
・「飛行機上での自殺」(1913年)

多彩な作風の作曲家でありまして、「森の朝」は、印象派風の美しい曲。「ピアノ・ソナタ第4番」は後期ロマン派風。どことなくスクリャービンも連想されます。

「タランテラ」の酔っぱらった様な揺らぎのリズムや、「ずっと続く哀しみ」の小川のせせらぎの様な美しく流れる音楽も魅力的であります。

後年の方が落ち着いた作風ですね。

一方、若い1910年代の作品では「未来派」の面目躍如。

「テムズ川の印象」は印象派から一歩現代に踏み込んだ印象。少し点描的な感じもあり、粗野なリズムもありで新しさを感じます。

「飛行機上での自殺」でのパワーとメラメラ燃える様な情念を感じる音楽、そして「野人たちの踊り」が凄い!。同年のストラヴィンスキー「春の祭典」とも通じる原始のリズムと暴力的なパワー。当時としてはさぞ衝撃的であったことでしょう。

それにしても、さすが長寿で高齢になっても作品を産み続けた作曲家。各曲とも強靭な生命力を感じます。

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パッヘルベル、ヨハン・クリストフ・バッハ、ヨハン・ミハエル・バッハ「モテット集」ユングヘーネル

2009-12-22 23:30:33 | Weblog
昨日、外出先からの帰り掛け、打合せの為郊外の何の変哲もない小さな喫茶店に入ったら、偶然にもそこは名曲喫茶。

ホロビッツのビデオが掛かり、壁にはビッシリLPとCDが。

店内の造りは普通の喫茶店ですが、中身は最近では珍しくなった名曲喫茶でした。

年輩の方が数人静かに聴いていらっしゃいました。

本当はこういう店で喋っちゃいけないのでしょうか。

しかしどうしても仕事の件で話をしなければならなかったので、小声で簡単に打合せを済ませました。

今度またチャンスがあったら、音楽聴く為に寄ってみることに致しましょう。コーヒーとかも安かったですし。

その後もう一ヶ所寄り昨日の仕事は終了。中本に行こうか?CDショップ覗こうか?と考えながら電車に乗りました。すると、携帯に着信が。

会社の先輩からです。電車の中で話出来ないので、次の駅で降り、折り返し電話を。

仕事の件でちょっとしたトラブルがあったので、緊急の連絡でも入ったのかと思いました。

しかし、違いましたね。これから飲みに行くから戻って来いよ~、との内容。

今日は勘弁してくださいよ、もう何駅も先に来ちゃってるんですから、とお断りしました。

そしてまた電車に乗車。

すると、また追っかけの電話が。Aさんと一緒で、彼も戻って来いって言ってるぞ。

分かりましたよ、分かりました。負けました。

電車を逆方面に乗り換え、会社近くの行き付けの焼き鳥屋へ。

しばらく3人で飲んでいると、Aさんの携帯に着信が。

やはり大酒飲みのBさん(笑)でした。

どこで飲んでいるんだ?合流するぞという内容。

予想通り、これまた大酒飲みのCさんもご一緒。

更に、Cさんのお友達の皆初めてお会いしたDさんも。

大酒飲みのオッサン6人で、またガンガン行っちゃいました。

この店では、焼酎のボトルとホッピーを頼むのが通例ですが、6人でボトル5~6本開けました。

私は他の人より多く飲んでいたので、1.5本位でしょうか。

そして、そのまま帰る訳がある筈も無く、またいつもの立呑屋へ。ここでもホッピー何杯飲んだのでしょうか?

でも、初めてお会いしたDさんもノリの良い方で、あたかも昔からのお友達の様に盛り上がって楽しいお酒が飲めました。

その為、昨夜は更新出来ず。

飲み過ぎで、今日は眠かったので、喝を入れる為?また例によって写真のブツを摂取致しました。

池袋店ですが、入り口にリースが飾ってあったり、店内もクリスマスの装飾が。

でもね、このお店にはこういうの似合わない!。こんな飾り付けないで、硬派なお店でいて欲しいです。

ちなみに、高円寺店も出来たんですって。

高円寺は、懐かしく好きな街なので嬉しく、今度行ってみようと思います。

コンラート・ユングヘーネル指揮カントゥス・ケルン(Deutsche Harmonia Mundi盤)

久しぶりにDHM50枚BOXを開けたら、未聴盤の中にパッヘルベルがあるではありませんか!

ほとんど「カノン」だけでしか知られていないヨハン・パッヘルベル(1653~1706)。先日オルガン曲を聴いて、とても気になっていた作曲家であります。

そのパッヘルベルのモテット11曲と、ヨハン・クリストフ・バッハ(1642~1703)のモテット3曲、ヨハン・ミハエル・バッハ(1648~1694)のモテット2曲が収録。

やはり、パッヘルベルは良いですね~。明るく暖かみのある音楽。特別印象的な旋律がある訳ではないのですが、親しみがあって優しい。生前に大変人気があったというのも十分頷けます。

「カノン」1曲、いや半曲(「カノンとジーグ」の前半だけが超有名になっている)だけの作曲家じゃないですね。もっともっと聴かれるべき作曲家です。

ヨハン・クリストフ・バッハ、ヨハン・ミハエル・バッハも生没年をご覧頂く通り、J.S.バッハの息子ではなく先祖筋の人。

大バッハとも通じる骨格のしっかりした音楽であります。

ユングヘーネル指揮の柔らかく澄んだ歌唱はこれらの曲に大変マッチしていますね。

やはり、バロックの声楽曲は大好き!。一番好きなジャンルかと思います。

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