golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

モンテヴェルディ「聖母マリアの夕べの祈り」アーノンクール

2010-02-28 21:03:48 | Weblog
どう見ても下手くそなんだけど…。

でももしかしたら、スコアは自分より良いかも…、と思う方が時々いらっしゃいます。

いつものゴルフスクール、練習場で10人ほどがレッスンプロの指導を受けるのですが、普段いらしている方以外に見掛けない顔の方が時々いらっしゃいます。

新たに入られた方の場合もあるし、他の日時からの振替の場合も。

今日、私の前の打席にいらした初めてお見掛けした年輩の方も冒頭のパターン。

どう見ても打つ格好が変。(お前が言えた身分かよ)

球だって全然飛ばない。

でも意外にも打球の方向は大きく左右にブレたりしないのです。

長年自己流でやって来て、身体で覚えた独自スタイルでしょうか。

何で急にスクールに行こうと思われたのでしょうか?

それとも実は初心者?

いずれにしても、もしこういう方と一緒にコースを回って負けたら、すんご~く悔しいだろうなあ、と思います。

実際、負けちゃう可能性も結構ありそうだったりするので(笑)。

マーガレット・マーシャル(ソプラノ)、フェリシティ・パーマー(メゾソプラノ)、フィリップ・ラングリッジ(テノール)、クルト・エクウィルツ(テノール)、トーマス・ハンプトン(バリトン)、アーサー・コーン(バス)、ニコラウス・アーノンクール指揮ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス、アーノルド・シェーンベルク合唱団、ウィーン・ホフブルクカペレ・コーラルスコラ、テルツ少年合唱団(TELDEC盤)

ちょうど400年前の1610年作曲の初期バロックの傑作。

ルネサンス期からバロックへの橋渡しをした大家クラウディオ・モンテヴェルディ(1567~1643)の代表作の一つ。

グレゴリオ聖歌に続き華麗なファンファーレで開始されるCD2枚にまたがる大作。

壮麗な曲、静謐な曲等々で構成されますが、基本的には真摯な祈りの音楽。

じっくり静かに味わいたい作品です。

久しぶりに取り出したCDですが、アーノンクールが大人しく演奏しているのがちょっと意外でした。敬虔な祈りの音楽をとても丁寧に扱っている印象です。

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チャイコフスキー「交響曲第6番《悲愴》」ムーティ

2010-02-28 14:51:00 | Weblog
昨日は、大学同窓会の幹事会でした。

10数年前だったでしょうか、ふと出席した同窓会で年輩の方が多い中で相対的に若手だった為、幹事の一角に加えられてしまいました。

以来、2年に一回の同窓会開催に参画しております。その準備が幹事の最大の仕事。

とは言うものの、運営の面倒事は先輩方がやって頂けるし、実務作業は後輩がきっちりやってくれるので、私は謂わば「陣笠幹事」。

最近はあまり言われなくなったように思いますが、ひと昔前に「陣笠大臣」、「陣笠議員」なんて言葉もありましたよね。

頭数を揃えるだけの様な存在を揶揄した言葉が。

さて、同窓会。

マイナー大学の、一つの学部の、しかも支部の同窓会。AND条件を掛けて行くと限り無く零に近づいて行ってしまう(笑)為、出席者を如何に集めるかがいつも大きな課題であります。

大学側も生き残りに必死ということもあって、学長、学部長を初めとした先生にたいていご出席頂けます。

しかしこれだけでもなかなか人は集まらない。

学長、学部長と言ったって、自分が習った先生ならまだしも、全く知らない方であることも多いですから。

各界で活躍されている方を講師にお招きして講演などをお願いするのですが、何せマイナー大学。集客力がそれなりにありそうで、廉価で講演をお引き受け頂けそうな人選に結構苦労するのです。

それでも何とか候補者が何人か挙がり、後日候補者の方との調整ということで幹事会は終了。

そして夕方から恒例の飲み会に突入。

現役をリタイアされている幹事の方も多いのですが、結構呑まれる方が多いのですよ。皆様かなりお強い。

二次会は居酒屋に場所を移してまたたっぷりと(笑)。

ということで、昨夜の更新は懸念した通り出来ませんでした。

自宅最寄駅に着いたら、終バスは既に終了。

タクシー代をケチって小一時間歩いて帰ったのですが、途中コンビニやらスーパーなどで甘いお菓子類を調達して食べながら帰宅。

昨夜だけで一体何カロリー摂取したのでしょう?

先日受けた「食育セミナー」の効果は昨夜も全くありませんでした(笑)。

ちなみに、一人の幹事の方は合唱をやっていらっしゃって、今日の日曜日が第九の演奏会とのこと。この為、酒も飲まず早めにお帰りになりました。ネットで検索したら両国国技館の「5,000人の第九」みたいです。そう言えば、そんな事をおっしゃっていた様な気もしますが、こっちは既に大量のアルコールを摂取していたので、うろ覚えであります(笑)。

リッカルド・ムーティ指揮フィルハーモニア管弦楽団(EMI盤)

チャイコフスキーがちょっと苦手になった「元凶」の曲を聴きましょう。

ヴァイオリン協奏曲や弦楽セレナーデ、交響曲第4番はいずれも大好きな曲。

弦楽四重奏の1番などもエエですなあ~。

しかし、どうもチャイコフスキーは苦手系。

代表作であるこの曲のイメージが大き過ぎるのでしょうか。

どうも陰陰滅滅とした雰囲気が苦手なのです。

どうせ暗いのなら、当ブログでも何回か取り上げたアラン・ペッタション(1911~1980)の徹底暗黒の世界まで行ってしまえば、これはこれでまた良いのですが、「悲愴」の「中途半端な暗さ」が苦手でありました。

ムーティの良く歌う演奏で少しは「中途半端な暗さ」が緩和されるかな?

しかし、イタリアの陽光が差す筈もなく、やはり「中途半端に暗い」です。

美しいメロディが満載の作品ですし、聴けば良い曲と思うのですから、これからも色々な演奏で少し聴き込んでみましょう。

でもやはり「中途半端に暗い」なあ~。(しつこいって!)

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ベートーヴェン「ピアノ協奏曲第2番」ルービンシュタイン、バレンボイム

2010-02-27 12:04:25 | Weblog
昨夜は職場の定年の方のお祝い会。

以前だと、定年⇒送別会だったものが、最近は定年後も嘱託で勤務を継続される方が増えている為「お祝い会」となることが多いです。

それはさておき、アルコールが(たっぷり)入り、寝不足もあって昨日は更新出来ませんでした。

ビール、ワイン、日本酒…と飲んでいたのですが、「鍋」からもだいぶアルコールを摂取したのもいけなかったかな。

誰かが、残ったサラダ、刺身などと共に日本酒やらワインなどを鍋物に投入。ちょっとした闇鍋状態。

うめぇ~、うめぇ~、ということで、これが他のテーブルにも伝播。

異常にアルコール濃度の高い鍋をツマミにアルコールを飲んでいた様相です。

「食育セミナー」で、居酒屋でのツマミの採り方を習ったばかりだというのに、「アルコールをツマミにアルコールを飲む」なんざ最悪パターンですね。

でもねぇ、これがとっても旨かった~。(コラコラ)

今日も夕方からアルコールが入るので、今夜更新がちょっと懸念されます(笑)。

アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)、ダニエル・バレンボイム指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(BMG盤)

私、ベートーヴェンの5曲のピアノ協奏曲の中で、最後の「皇帝」が異常なほど大好きで、こればかり聴いている気が致します。

実際、当ブログでもこの曲ばかり何回も取り上げております。

昔から好きな3番や、5番よりも高く評価されることも多い4番はたまに聴くこともありますが、1、2番はほとんど聴かないですね。

どんな感じの曲だったっけかな?という状況。

そんな訳で、昨日から2番を繰り返し聴き直しております。

カップリングの「皇帝」を聴きたいのをぐ~っと堪えて2番だけを何回も(笑)。

出版されたのが1番より後の為2番となっていますが、最初に作曲されたピアノ協奏曲ですね。

本当は先に産まれていたのに、オヤジが役所への届け出を忘れていたから次男になっちゃいました(ポリポリ)というのと同じでしょうか。(そんな人いるか?)

モーツァルトの影響も濃厚な音楽。

もし、夭折のモーツァルトが長生きして28番以降のピアノ協奏曲を書いたとしたら、こんな曲になったのだろうか?

勿論違いますよね。モーツァルトらしい雰囲気に満ちた中にも、ベートーヴェンらしい「力強さ」が随所に見られる音楽ですから。

モーツァルト的な流麗さに満ちた第1楽章、深みとスケール感のある第2楽章、第3楽章の弾ける躍動感。

「初めてのピアノ協奏曲」も素晴らしい完全度。

さすが楽聖ベートーヴェン。

これからも「皇帝」を聴く回数は多いと思いますが、時々は1、2番を含め他も聴くように致しましょう。

演奏は、ルービンシュタイン88歳!時(1975年)のものですが、若々しくとても溌剌とした演奏です。驚異的です。

バレンボイムも先輩の名ピアニストへの尊敬が伺える好サポートです。「皇帝」の方はちょっと薄さが気になるロンドン・フィルですがこの曲では問題ありません。

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ブラームス「ドイツ・レクイエム」カラヤン

2010-02-25 23:00:30 | Weblog
今日は、夕方から社員食堂で「食育セミナー」というのがあったので出席してみました。

居酒屋等での健康を考えたツマミの採り方という内容。

体重、年齢等から必要なカロリー量を算出し、ツマミだとそれが具体的にどの程度なのかを体感で理解させてくれるというもの。

ノンアルコールビール1本があてがわれ、バイキング形式でツマミを採って、そのカロリー量を算出するのです。

えっ、たったこれっぽっち?!

あっという間に、1食分のカロリー量を超えてしまいました。

適正なカロリー量は、予想を遥かに超える少なさ。

こりゃ、飲む時は心して掛からなきゃいかん!

と思ったのですが…。

その後、飲みに行って、結果的に一晩で何日か分のカロリー摂取しちゃいました。

セミナーで学んだ事は一体何だったのか…。

明日、明後日も飲み会なので、また危ないのであります。

エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)、ハンス・ホッター(バス)、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン楽友協会合唱団(DOCUMENTS盤)

先日取り上げた、ラミン指揮のマタイの入っているBOXから。

古い録音ばかりですが、10枚組で1,390円の超激安ながらなかなか楽しめます。

今日の一枚は、1947年のモノラル盤。

実はこの曲、苦手作品でした。

レクイエムは大好きなジャンルでお気に入り曲も色々あるのですが、この作品は珍しく例外でありました。

ところが、本日開眼!

宗教曲というより、交響曲の様などっしりした実在感。

ブラームスの声楽入りの交響曲、というつもりで聴いてみたらすごく良かったであります。

堅固な構成、響きのなかにも、誠実で優しい歌の聴ける曲ですね。

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モーツァルト「歌劇《後宮からの逃走》」アーノンクール

2010-02-24 23:09:32 | Weblog
ブログが3年目の年に入ったのを記念して、今日は写真のブツを摂取して参りました。

まあ、理由は何でも良いのですが(笑)、時々食べたくなるのですな。

最初は結構辛いと思い、食後甘い物が欲しくなって近くのマックに駆け込んだこともありましたが、最近は完全に慣れてしまい、然したる辛さを感じ無くなってしまいました。

子供の頃から辛い物は大好きですが、最近その才能?にますます磨きが掛かって来た様に思います。

今日も普段の食事がちょっと辛口になった程度の感覚。汗と鼻水は出て来ますが、まあどうという辛さでも無いですね。

ところで、このお店(蒙古タンメン中本)、テーブルに一味唐辛子の壺が置いてあるんですよ。好みで自由に追加する為に…。

稀に、「標準メニュー」(写真は当店最辛の「冷やし味噌ラーメン」ですが)ではもの足りなく、一味唐辛子を大量に追加投入している方を見掛けます。

私も遂に「そっちの世界」に行っちゃうのかなあ?

我ながらちょっと怖いです(笑)。

イヴォンヌ・ケ二ー(ソプラノ、コンスタンツェ)、リリアン・ワトソン(ソプラノ、ブロンデ)、ペーター・シュライアー(テノール、ベルモンテ)、ヴィルフリート・ガムリッヒ(テノール、ペドリッロ)、マッティ・サルミネン(バス、オスミン)、ヴォルフガング・ライヒマン(台詞)、ニコラウス・アーノンクール指揮チューリッヒ歌劇場モーツァルト管弦楽団、チューリッヒ歌劇場合唱団(TELDEC盤)

やっぱ、アーノンクールっしょ(笑)。

クラヲタの会(オフ会)で、次回ジンマンと並んで大激論が予想されている指揮者です。(前回はノイマン論争)

このフレッシュなオペラ大好きなんですよ。

と言っても、このCDしか持っておりませんがm(__)m。

元来鮮度高いこの曲が、アーノンクールの手に掛かると更に活きが良くなっちゃうんですね。

築地市場から仕入れて来たばかりの魚じゃなくて、市場の中で、いや釣り上げた船上で捌いて食っちゃう感じ(よう分からんって)。

少なくとも、モーツァルト辺りまでは基本的には「ピリオド」で聴きたいと思っている私です。

あれっ?どこかから、アーノンクールのロ短調ミサがどうのとか、NHKとか噂話が聞こえるぞ(笑)。

後で声のする方へ行ってみなきゃ。

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【ブログ2周年】バッハ「ゴルトベルク変奏曲(ピアノ・デュオ版)」タール、グロートホイゼン

2010-02-23 21:57:00 | Weblog
あっちゃぁ~、もう1日早くブログ始めるんだった~!

今になって、とても後悔しております。

でも、そこまで考え及ばなかったよなあ。

ブログ始めたのは2年前、2008年の今日。

もし、1日早い2月22日に始めていれば、昨日の平成22年2月22日が2周年の記念日になったのにぃ~、くやじぃ~~。

まあ、それはともかく、何とか2年間続けられたのも、アクセス頂いている皆様、コメント頂いている皆様のお蔭でございます。

改めてまして感謝申し上げます。

小学生の夏休みの宿題の日記でさえ、嫌で嫌でまともに書いたことが無く、まして自主的に日記を付けている方など宇宙人としか思えなかった私です。

そんな私でも何とかここまで続けられたのは、「皆様に読んで頂けているから」に尽きます。

いつも、曲や演奏についての記載が手抜きで、バカ話ばかりの「ヘンテコブログ」ではございますが、今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。

ヤアラ・タール、アンドレアス・グロートホイゼン(ピアノ)(SONY盤)

グールド盤で始めたこのブログ、節目の時はこの曲と決めております。

平成22年2月22日の2周年は逃しちゃったので、せめて2重奏ということで(笑)。

しかし、チェンバロでは無くピアノ、しかも編曲物!というオリジナル指向の私の宗旨に反する演奏。

でもですね、編曲したのが好きなマイナー作曲家ヨーゼフ・ラインベルガー(1839~1901)なんですよ!

更に、マックス・レーガー(1873~1916)がそれに手を加えたという編曲の編曲で、言ってみれば、「曲者中の曲者」(笑)。

半分は、怖い物見たさ(聴きたさ)で買った感じ?

しかし、さすが真摯な音楽を綴ったラインベルガーさんとレーガーさん、決して際物には陥っておりません。

ロマン派の作曲家ではあっても、オルガニストとしてバッハと通底するところも大きいのでしょう、原曲を尊重した編曲となっています。

ロマン派の色眼鏡を通したバッハを懸念しておりましたが、そうではありません。

ほとんど原曲通りのアリアに始まり、各変奏も大きく原曲から隔たったものではありません。

しかし、時折思わぬ対旋律など出現するのも新鮮。

第5変奏、第14変奏、第18変奏など比較的早い曲で、原曲とは違ったフレーズが現れます。

例えて言えば、普段通い慣れた道を、時々ちょっとだけ裏道に入り込んでみる感じでしょうか。

深入りはしないので道に迷う心配は無い、しかし、いつもとちょっと違った風景を楽しめる。

最初と最後のアリアが変に手を加えていないのも安心感につながっています。

これからも、時々聴いてみたくなる編曲ですね。

やっぱりゴルトベルク大好き!まだまだ聴きたい演奏がゴロゴロしております。

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ワイル「ベルリン・レクイエム」アサートン

2010-02-22 23:16:30 | Weblog
今日の会社帰り、和菓子屋さんの店頭に「いちご大福」が並んでいるのが目にとまりました。

これが出回ると春を感じるのですよね~。

甘い餡と酸味のある苺が混ざった味はなかなかの絶品。もちもちした皮、しっとりした餡、サクサクした苺と、歯触りが絶妙に変化するところもオツ。

大好きなのですよ、これ。

だいぶ以前にブームになったことを思い出しました。

Wikipediaに拠ると、昭和60年(1985年)頃に登場したお菓子で、「元祖」を名乗るお店がいくつもあるようですね。

う~ん、考えていたら食べたくなって来ました。

いちご大福など和菓子をツマミに日本酒というのもまた美味いんです。

もっとも、甘い物をツマミに飲んでいると、辛い物が食べたくなる。

口直しに辛い物をつまむと、これがまた美味くて酒が進む。

そしてまた、甘い物が欲しくなる。

………………………

こうして延々と飲んでしまう。

健康に良くないパターンですね。

フィリップ・ラングリッジ(テノール)、ベンジャミン・ラクソン(バリトン)、マイケル・リッポン(バス)、デイヴィッド・アサートン指揮ロンドン・シンフォニエッタ(GRAMMOPHON盤)

「三文オペラ」で知られるクルト・ワイル(1900~1950)は、「俗っぽい」音楽を書く人だとずっと思い込んでおりました。「三文オペラ」も聴いたことも無いくせにですm(__)m。

ところが、以前取り上げた「ヴァイオリンと吹奏楽の為の協奏曲」(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/2a0704720c82d525504130f46e1d099e)で、意外にも純音楽的な作品も書いていることを知りました。

このレクイエムもそう。

ポーランド生まれで、ドイツ革命で虐殺された女性革命家ローザ・ルクセンブルク(1871~1919)を追悼して書かれた作品。

ワイル自身ユダヤ人で、ドイツを脱出する数年前1928年の作。

軽音楽的雰囲気と、不安な世相を反映したシリアスさがない交ぜになり、世紀末の香り漂う魅力的な音楽に仕上がっています。

20世紀が生んだレクイエムの名作の一つかもしれません。素晴らしい作品を知りました。

これまで看過して来たワイルですが、他も色々聴いてみたくなりました。幸いなことに、近所のブックオフに何故かたくさんの在庫があります。

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モーツァルト「レクイエム」サバタ

2010-02-21 21:47:02 | Weblog
毎週行っているゴルフスクール、片道30分ほどの道程ですが、特にこれからの季節は花や木々を愛でながら歩くのも楽しみです。

ここのところ寒い日が続きましたが、既に梅の花がかなりほころんでいるのを目に致しました。

これからは1週間1週間春が進行していく様を楽しめます。

一歩一歩着実に春に向かっているのですが、ゴルフの腕前の方は相変わらず冬のままですね(笑)。

「コツを掴んだ!」と思って、次週やってみると上手く行かない。

また、「コレだ!」と閃くが、次回それは幻想だったことに気付く。

「俺なんかもう1,000回位開眼しているよ」、先日職場でゴルフのかなり上手い方が言っていました。

上手い方ですらそうですから、私なんぞは…。

でもね、今日は極意を掴んだんですよ。ホントですよ。早くまた試してみなきゃ。(懲りない奴(笑))

ピア・タッシナーリ(ソプラノ)、エベ・スティニャーニ(アルト)、フェルッチョ・タリアヴィーニ(テノール)、イタロ・ターヨ(バス)、ヴィクトル・デ・サバタ指揮トリノRAI管弦楽団、合唱団(DOCUMENTS盤)

先日取り上げたラミン指揮のマタイ受難曲と同じ激安BOXに入っていた1枚。

これは思いがけず素晴らしい演奏でした。

1939年録音(ジャケットにはこう記されていますが、ネットで調べると1941年録音?、同じキャストによる別録音?)と70年前の録音で、「歴史的価値」のつもりで聴き始めたディスクです。

しかし、録音こそさすがに良くないものの、その先に聞こえる音楽の素晴らしいこと。

輝かしいモツレク!

モーツァルトのレクイエムで「輝かしい」というのも奇妙ですが、本当に輝かしい演奏です。そして、またそれが違和感無し。

オールイタリア人キャストによる、イタリアオペラをも彷彿させる演奏。

当時の名歌手陣による輝かしい歌唱。あれ、ヴェルレクだったかな?との錯覚にさえ陥ってしまいます。

トスカニーニ後任のスカラ座の音楽監督だったヴィクトル・デ・サバタ(1892~1967)の前任者譲りのキレ味鋭い弦楽やドラマチックな音楽づくりが迫力の演奏を生み出しています。

もし、この演奏が素晴らしい録音で残っていたら…、せめてステレオ期のものであったら、この曲の代表的な名演の一つに挙げられていたのではないでしょうか。

サバタのヴェルレクも是非聴きたくなりました。

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チャイコフスキー「交響曲第1番《冬の日の幻想》」ムーティ

2010-02-20 22:33:36 | Weblog
相変わらず会社で洗濯物干したりしているの?

昨日は、お世話になった先輩の定年のお祝い会でしたが、多数の方が集まり盛況でした。

昔一緒に仕事した懐かしい方々にも何人も会えました。

ところが私の顔を見ると、今どうしているのかという質問の次に、冒頭に記した様な言葉を結構掛ける方が何人かいましたね(笑)。

仕事が忙しかった当時、会社を自宅感覚で使っていましたから。徹夜を含めよく泊まりました。

相変わらず、駅のベンチで寝たりしてるの?

こんな質問も(爆)。

当時、会社の電子掲示板に与太話も色々書き込んでいた(大らかな時代でした)ので、「今でも色々書いたりしているの?」なんて質問もありました。

危うく、「ブロ…」と口をつき掛けましたが、言葉を飲み込みました。

ブログやってる、なんて言うと色々面倒臭いですから。

リッカルド・ムーティ指揮ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(EMI盤)

先日、スワロフスキー指揮の「冬の日の幻想」を聴き(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/4252afc632b04f76642a023aaad15b44?guid=ON)、良い曲だなあ~!と思いました。クラシック聴き始めの頃に漠然とながら同じ印象を持って以来の事。

スワロフスキー盤の演奏だってなかなかのものですが、残念ながら録音が悪い。音の良い物を欲しいと思いました。

ショップを2、3覗きましたが、後期交響曲に比してこの最初の交響曲のCDは意外に少ないですね。

昨夜宴会帰り、渋谷のHMV経由でタワレコを覗き、飲んだ勢いでチャイコフスキーの交響曲全集を購入。例によって安いやつですが(笑)。

ムーティの全集は、BRILLIANT CLASSICSから出ており、前々から気になっておりました。

しかし、昨日見付けたこのEMI盤はほぼ同じ様な収録内容で更に安い。BRILLIANT CLASSICSが7枚組で4,000円弱に対し、こちらのEMI盤は5枚組で3,000円ちょっと。こっちの方がお徳そうだなとEMI盤を選択。

本日確認した所、BRILLIANT CLASSICS盤の方が、「白鳥の湖組曲」と「弦楽セレナーデ」が余分に入っている。「白鳥の湖組曲」はともかく「弦楽セレナーデ」は大好きな曲なので、900円ほどの違いなら、BRILLIANT CLASSICS盤の方が良かったかなとも思う。

それにこのEMI盤は第4番のフィナーレが次のディスクになっているのも大きな欠点。2枚にまたがる曲であれば仕方ないのですが、収録時間の関係でこういう中途半端なまたがり方しているCDって嫌い。ディスクのとっかえひっかえが面倒です。しかも、第4番の最終楽章の前に変な間が生じるなんて!

やはり、BRILLIANT CLASSICS盤の方を買えば良かったのかなあ?

たった1つのディスクを買うのにも、こうして迷ったり悩んだりするのであります(笑)。

さて第1番「冬の日の幻想」、先日スワロフスキー盤を聴いた時、第3楽章スケルツォに特に魅せられたのでありました。

広大な北の大地に雪が舞い降る情景が目に浮かんで来ます。

ロシアか、日本の東北とかでもOKですが、雪の降りしきる平原を眺め、この曲を聴きながらウォッカでも(東北の場合は当然日本酒!)飲んだら、さぞ趣きがあって良いだろうなあ~と思います。(結局飲むのかい(笑))

勿論、第3楽章以外も良く出来た作品で、例えば優しいメロディに包まれた第2楽章など、べタベタしない爽やかロマンチックさが素敵な音楽ですね。

ムーティの伸びやかな歌に満ちた音楽も、一般的なロシア情緒とは異なるかもしれませんが、聴き易い良い演奏に思います。

一部曲(ヴァイオリン協奏曲や弦楽セレナーデや第4番の交響曲は大好き)を除いて苦手系のチャイコフスキーですが、この曲をトリガーにして、少しずつ聴き拡げて行きたいと思います。

まずは、カップリングの第2番の交響曲「小ロシア」から。

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マーラー「交響曲《大地の歌》」クレンペラー

2010-02-19 19:07:59 | Weblog
昔お世話になった方の定年のお祝い会があり、横浜方面へ向かうところです。

来週も職場で定年の方の同じような会があります。

最近、この手の会やお葬式などばかり。結婚式など全然行っていません。

つくづく歳を感じるのであります。

オジサンとしては、こんな日は人生の寂寥を感じる音楽を聴きたくなるのですね。(かなり、こじつけっぽい)

第1楽章「大地の哀愁に寄せる酒の歌」とか、第5楽章「春に酔える者」とか聴いていると、ついつい飲み過ぎちゃうんですよね。(かなり、言い訳っぽい。しかも、飲む前から飲み過ぎの言い訳している(笑))

クリスタ・ルードヴィッヒ(メゾソプラノ)、フリッツ・ヴンダーリッヒ(テノール)、オットー・クレンペラー指揮フィルハーモニア管弦楽団、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(EMI盤)

前々から欲しいと思いながら買えていなかった名盤。ブックオフ500円品。

この録音、テノールがヴンダーリッヒとは迂闊にも認識しておりませんでした。

シューベルトやモーツァルトで若々しい美声を聴かせてくれた往年の名テノールと、マーラーの世紀末の響きのイメージがちょっと結び付きませんでした。

だが、勿論そんなことは全くの杞憂。美声がこの曲の耽美性を浮き彫りしているように思います。
(ワルターの1952年盤のパツァークの虚無的な歌も大好きです)

ルードヴィッヒの深い歌い回しも素晴らしいし、クレンペラーの枯淡だが若さを失わない絶妙の指揮。木管の美しさも光ります。

やはりこれは凄い名演。

古いEMI録音で音は悪いものと思っていたら、嬉しいことに裏切られました。かなり良い音ですね!

なお、フィルハーモニア管弦楽団が、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団への移行期の録音の為、両方の名前が記されています。(その後、またフィルハーモニア管弦楽団に戻る)

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