golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

C.シュターミッツ「クラリネット協奏曲第3,10,11番」J.シュターミッツ「クラリネット協奏曲」マイヤー

2013-04-29 21:43:34 | Weblog
今年のゴールデンウィークはカレンダー通りの休み。

3連休と4連休に分断されているし、初日に休日出勤したこともあり、ゴールデンウィークらしさはやや希薄であります。

とは言っても、昨日、今日とのんびり出来たし、明日から3日行けばまた休みというのは有難いこと。

後半の4連休は休日出勤せずに済みそうだし。

ラ・フォル・ジュルネは、現在全く無計画。

例年通り行き当たりばったりだと、聴きたいチケットが入手出来ない可能性もあるので、後れ馳せながら前売りを探してみますか。

果たして今からで大丈夫?

ザビーネ・マイヤー(クラリネット)、アイオナ・ブラウン指揮アカデミー室内管弦楽団(EMI盤)

ザビーネ・マイヤーの5枚組協奏曲集から、先ずはマンハイム楽派のヨハン・シュターミッツ(1717~1757)、カール・シュターミッツ(1745~1801)父子の作品を聴いてみます。

伸びやかで屈託の無い暖かみのある音楽は、ゴールデンウィークシーズンの穏やかな日に相応しい。

同時代のクラリネット協奏曲でも、モーツァルト作の透徹した美しさの中に死の淵を覗き込むような戦慄をも覚える音楽と比べると、カール・シュターミッツ作品は全くの引っ掛かりも無く心地よい音が流れて行く。

でも、こういう音楽に身を委ねるのもまた楽しみ。

クラリネットの伸びやかな響きが何とも爽快ではないですか。

父ヨハンの変ロ長調の作品も同系統ですが、時代的に少し前ということもあり、少し落ち着いた響きに感じます。

個人的には、オリジナル楽器演奏で聴きたい時代ですが、マイヤーとアカデミー室内管弦楽団の暖かみのある幸福な音で聴くのもまた良いものと思います。

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ベートーヴェン「ピアノソナタ第11,12,13番」バレンボイム

2013-04-28 19:13:09 | Weblog
(パターン1)遅い時間まで仕事。
(パターン2)早目に仕事を終わって飲んで遅くなる。
(パターン3)少し遅くまで仕事して、それから飲みに行って遅くなる。

最近、この何れかのパターンで、帰宅は0~2時頃。

睡眠4~5時間程度の日が続いて、肉体的にはちょっとへたっております。

従って、ブログも放置状態。

昨日も朝から休日出勤したのですが、夕方から同僚と飲みに。

ちょっと2、3杯というつもりでしたが、結局10杯くらい行っちゃいましたね。

1杯80円!なんてお店を知ってしまったのもいけませんね(笑)。

昨夜は、23時位には帰宅しましたが、蓄積疲労で今日はほとんど寝ておりました。

ダニエル・バレンボイム(ピアノ)(EMI盤)

ああ、この曲だったか!

ベートーヴェンのピアノ・ソナタは、後期曲を除けば標題の無い作品は、「どんな曲だったっけな?」という具合に耳馴染んでいないものがほとんどです。

しかし、このディスクを聴き出したら、良く聴き知ったメロディが流れて参りました。

そうか、確か11番のソナタだったな。

昔、「ハンマークラヴィーア」のブレンデルのLP(フィリップス盤)のカップリングがこの曲じゃなかったかな?

大好きな「ハンマークラヴィーア」とともに良く聴いたように記憶しております。

(「ハンマークラヴィーア」)と比べれば短いながらも、躍動感溢れる第1楽章、安らぎに満ちた第2楽章、優美で愛らしさもある第3楽章(中間部のパッションも)、瑞々しい第4楽章と魅力的な楽想に溢れたなかなかに素敵な曲。

若きバレンボイムのフレッシュな演奏が映えます。

第3楽章に葬送行進曲を有し、「葬送」の愛称もある12番。

第1楽章が変奏曲のピアノ・ソナタというのも比較的珍しいですね。

作例としては、モーツァルトの「トルコ行進曲付き」の11番のソナタがありますが、他はどうでしたでしょうか?

第2楽章がダイナミックなスケルツォ、第3楽章葬送行進曲、第4楽章軽快なロンドと変化に富んだ構成。

ショパンはこの曲を好んでいたそうで、古典派の枠組みを飛び出したロマンチックさをも感じる作品ですね。

そして、「月光」(OP.27-2)とセットの13番(OP.27-2)。

「月光」の曲とともに「幻想曲風」の愛称を持つ作品。

この曲なども前作と同様に、ベートーヴェンは古典派であるとともに、ロマン派の作曲家でもあったと思わせてくれます。

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ヴェルディ「歌劇《トロヴァトーレ》」カラヤン(1956年)

2013-04-21 20:28:17 | Weblog
昨夜は、5年ぶりの高校同期会でした。

会場に入って驚いたのは知らない顔ばかりだったこと。

今でも交流のある数人の顔が見えたから間違いでないと分かったものの、そうでなければ当ホテルで他にもいくつか開かれていた他校の同窓会に紛れ込んでしまったのではないかと錯覚してしまったであろうほど。

会が始まったが、司会者も一体誰だか全く分からない。

しかし、その後話してすぐ記憶が甦りました。

彼とは1年の時同じクラスで5年前の同期会でも色々話したというのに…。

改めて年月の経過を痛感致しました。

比較的近くに住んでいて、同じ商業施設も良く使うという女性とも、「もしかしたら店ですれ違っていたかもね。でもお互い分からないだろうね」と意見の一致をみました。

その後も、名札を頼りに(笑)、懐かしい幾つもの顔との再会が。

何人もの先生の元気な姿も拝見出来、事務局の尽力に感謝。

高校時代、クラスも違って顔も殆ど知らなかったような人達とも話出来たのも収穫でした。

翌日(今日)の休日出勤も控えているため一次会で帰る強い決意でしたが、楽しかったので二次会にも参加。

こういう決意はいつも軟弱に打ち砕かれるのです。(笑)

「次、カラオケ!」なんていう魅惑的な声も聞かれましたが、さすがに帰宅出来なくなりそうでしたので、泣く泣く断念。

しかし、例によって寝込んで電車乗越し。

何とか終電には間に合って帰宅出来ましたが、また駅から長時間歩き。疲れました。

マリア・カラス(ソプラノ、レオノーラ)、ジュゼッペ・ディ・ステファーノ(テノール、マンリーコ)、ローランド・パネライ(バリトン、ルーナ伯爵)、フェドーラ・バルビエーリ(メゾソプラノ、アズチェーナ)、ニコラ・ザッカリア(バス、フェランド)、レナート・エルコラーニ(テノール、ルイス/使者)、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団(intensemedia盤、1956年、モノラル録音)

血沸き肉踊るオペラの筆頭格。

ここ1週間ほど、このディスクばかりを繰り返し聴いておりました。

やや鼻に掛かった、ちょっと時代を感じさせもする声ながら、ドラマチックで圧倒的なカラスの歌唱はやはり凄い。

ステファーノの若々しい美声とともに歌の魅力をたっぷり堪能。

カラヤンのドラマチックで勢いのある指揮とも相まって興奮の坩堝に。

やはり、イタオペは良いな!、ヴェルディは良いな!

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モーツァルト「ミサ曲ハ短調K427、キリエ ニ短調K341」P.ノイマン

2013-04-13 15:27:59 | Weblog
ここのところ、また仕事が忙しくなってしまい、ブログ更新が滞ってしまっております。

一昨日、昨日も気付いたら23時半過ぎ。

慌てて会社を出て終電に乗って帰宅は1時半頃で、就寝は2時頃。

そして、5時半~6時起床。

両日ともタクシー代の節約で駅から40分ほど早足で歩いて帰宅。

その前の日は、呑んで帰ってバスを乗越し。

1時間半ほど歩いて深夜帰宅。

こんな感じで、毎日大変良く歩いております。

健康的なのか不健康なのか、よく分からない日々が続いています。(笑)

今日は、これから同窓会の役員会。

ちょっとした打合せ後、まだ明るさの残る内から呑めるのが嬉しいです。

バルバラ・シュリック(ソプラノ)、モニカ・フリマー(ソプラノ)、クリストフ・プレガルディエン(テノール)、クラウス・メルテンス(バス)、ペーター・ノイマン指揮コレギウム・カントゥジアヌム、ケルン室内合唱団(EMI盤)

このBOXで、初期曲にも素晴らしい作品が色々あることを知りましたが、モーツァルトのミサ曲の中で代表傑作と言えば、レクイエムとこのハ短調ミサ。

引き締まって澄んだ響きが、レクイエムとはまた違った味わいで双璧に相応しい。

モーツァルトのレクイエムとハ短調ミサの関係は、バッハのマタイとヨハネの関係にも似ておりましょうか。

ペーター・ノイマンの透明だが暖かみのあるピリオド演奏は、ヘンデルなども想起させる管の響きもある曲調にマッチしています。

「キリエ ニ短調」は、初めて聴いたかもしれません。

6分ほどの短い曲ながら、レクイエムにも通じる情念を感じる名品ですね。

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ベートーヴェン「ピアノソナタ第4,9,10番」バレンボイム

2013-04-08 23:13:20 | Weblog
バージョン「10.8.2」と「10.8」って、殆ど同じようなのに…。

先日、娘用に購入したMacで、インターネット接続用のデバイス(L-05A)の設定の件で、昨日ドコモショップへ。

しかし、教えて貰った手順でソフトのインストールをしても繋がらない。

更に確認して貰うと、L-05Aは「10.8まで対応しているが、10.8.2には未対応」なんですって。

おいおい、って感じ。

ド素人的には、ほとんど同じバージョンじゃん!

L-05Aの契約期間もまだ残っていたのじゃないかな?

今後、どうするのが一番良いか調べねば…。

この辺りのこと、とても疎い私としては辛いところ。

ダニエル・バレンボイム(ピアノ)(EMI盤)

昨日、リストを聴いていた耳からすると平明な美しさがとても新鮮。

何れも、しかめっ面のベートーヴェンとは程遠い音楽。

改めて思う、肖像画が作曲家の一般的なイメージを規定しまうことの多いことを。

バッハの平均律を旧約聖書、ベートーヴェンのピアノ・ソナタを新約聖書と並び称される存在ながら、最初から傑作が並んでいる前者に対して、後者の初期作は後年の作品に比べて劣るように思っておりました。

勿論、後期の崇高な傑作群と比べるのはナンセンスでありますが、初期曲にはベートーヴェンの若々しい魅力が充溢していることを、このフレッシュなバレンボイムの演奏が気付かせてくれました。

3曲とも魅力的ですが、特に春の陽光に輝く小川のような第1楽章を有する第10番が素敵です。

ちなみに、この楽章は「夫婦の会話」とのあだ名もあるそうです。

あれっ、そのあだ名って、ジョン・ケージ「4分33秒」のことではなかったでしたっけ?(失笑)

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リスト「愛の夢、ピアノソナタ、子守唄、華麗なアレグロ、《密輸入者》による幻想的ロンド」クリダ

2013-04-06 22:16:14 | Weblog
部分合格。

この前受けた某資格試験の結果が返って参りました。

5科目+面接の内、2科目と面接のみ合格で、3科目は不合格。

勉強不足だから、まあこんなものかなと思うのですが、5科目中1番出来たかなと思った科目が不合格だったのはちょっと残念。

合格科目は持ち越し出来るので、次回残り3科目を頑張ると致しましょう。

先ずは、6月に別の試験を受験予定。

簡単なレベルのものですが、まだ殆ど勉強していないからなあ。

そろそろ、ちゃんとやらないと…。

フランス・クリダ(ピアノ)(DECCA盤)

ロマン派なのだけれど、いわゆるロマンチックとはイメージ違う曲も多いリスト。

中で、「愛の夢」は例外的?にロマンチックど真ん中の作品。

3曲から成る、歌曲からの編曲作品で、言うまでもなく特に3番が有名ですね。

しかし、他の2曲も優しい音楽。

傑作「ピアノ・ソナタ ロ短調」は、テンポの揺れやダイナミックレンジの広い曲の異形さが際立つ演奏。

構造の複雑なこの曲は、かっちりした演奏の方が良いようにも思いますが、リストらしい憑かれた表情も見せる演奏は魅力的でもあります。

「子守唄」は、「愛の夢」と同様ロマンチックで美しい曲。

「華麗なアレグロ」は、文字通り華麗な技巧的作品。

カラリと明るく技巧的な「スペインの主題《密輸入者》による幻想的ロンド」は、初めて聴きましたが楽しい曲ですね。

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ベートーヴェン「ピアノソナタ第5,6,7,22番」バレンボイム

2013-04-03 23:15:18 | Weblog
打たれる、打てない。

初戦こそ、7対1と大勝したものの、その後、ピッチャーは打たれるし、打線は湿っていて点がなかなか入らず3連敗のホークス。

そして今日も…で、よもやの4連敗。

投手陣も打線も12球団トップレベルの充実した陣容で、オープン戦も好調だったのに。

明日から何とか巻き返しをはかって欲しいものです。

昨日は、石川県まで日帰りの出張でした。

経費削減で、出張の機会が殆ど無くなっているのみならず、たまに行っても日帰りばかりというのが辛いところです。

ダニエル・バレンボイム(ピアノ)(EMI盤)

作品10-1~3の第5番~第7番のソナタ。

初期作品と言えど、崇高な美しさの緩徐楽章を持つ第5番、軽快な第6番、4楽章形式で規模の大きい第7番とそれぞれ個性的な名品と再認識致しました。

特に、第7番は「ハンマークラヴィーア・ソナタ」とも通じる作品に思います。

「ワルトシュタイン」と「熱情」に挟まれ地味な存在の短い第22番ですが、第2楽章の盛り上がりなど、これは意外な名作では。

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リスト「2つのポロネーズ、死のチャルダシュ、スケルツォと行進曲、半音階的大ギャロップ」他、クリダ

2013-04-02 08:32:32 | Weblog
最近、肩こりがひどくてイカンとです。

もともとひどい方ですが、最近の傾向は右肩ばかりがやたら凝る状況。

左はさして気にならないのですが、何故か右ばかりが。

肩ばかりか、首から背中、上腕までが凝り固まった感じで、首を回すと痛み、痺れが肩から上腕に伝わります。

風呂から出てトクホンチールなどを塗ってみていますが、塗った時はスッキリするものの、本質的な肩こり解消には繋がっていないみたい。

抜本的に治す方法は何か無いものでしょうか?

(写真は、外出しての帰りに見た夜桜)

フランス・クリダ(ピアノ)(DECCA盤)

1.2つのポロネーズ
2.ゲーテ記念祭の祝祭行進曲
3.死のチャルダシュ
4.2つのチャルダシュ
5.スケルツォと行進曲
6.半音階的大ギャロップ
7.ギャロップ イ短調
8.ワルツ形式による音楽帳の1ページ
9.アルバムの綴り 変イ長調
10.即興的ワルツ

「2つのポロネーズ」は、特に1曲目のちょっとアンニュイな雰囲気が良いですね。どこか、サティをも連想させます。

以前、クリダのサティを聴いたことがありますが、ほの暗い妖しさがあって良かったのを思い出します。

「死のチャルダーシュ」は、リストらしい魔性を感じる名品。

「スケルツォと行進曲」は、今迄ほとんど無関心だったリストに注目する切っ掛けになった作品。(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/f1f4c28005be34f6011981c97b5e29ca/?ymd=201211&st=0&guid=ON)

技巧性のみならず、その構造性が、後の傑作ピアノ・ソナタ ロ短調の萌芽とみなされる重要作。

超絶技巧の「半音階的大ギャロップ」、「ギャロップ」は、リストの真骨頂。

対照的にロマンチックな「即興的ワルツ」なども素敵。

やっぱ、リストは面白い!

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