golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

メシアン「神の現存のための3つの小典礼」ナガノ

2010-03-15 22:14:23 | Weblog
今日は定時退社日で、帰り掛け急ぎのメールを一本打ったら、着信メールの中に気になるタイトルが一通ありました。

「退職のご挨拶」。

定年の方や、定年を数年に控え早期退職される方からはたまに同タイトルのメールを頂きますが、発信人はまだまだの年齢の後輩。

急ぎメールを開くと、本日付で退社とのことでした。

色々考えることあっての転身かと思いますが、現在同じフロアで、以前仕事で随分助けて貰ったこともある彼でしたのでとても残念です。

送別会とかどうなっているのかな?明日出社したら誰かに聞いてみなければ。あるのなら、是が非でも出席です。

3月は、卒業、転勤など、ちょっともの悲しい別れの季節でもありますね。

イヴォンヌ・ロリオ(ピアノ)、ジャンヌ・ロリオ(オンド・マルトノ)、ルック・エリィ(ヴァイオリン)、ミシェル・センドレズ(チェレスタ)、マリー・グリフェ(ソプラノ)、ケント・ナガノ指揮フランス国立管弦楽団、、ラジオ・フランス合唱団(ERATO盤)

先日、久しぶりにメシアンの「鳥のカタログ」を聴いて以来、この曲にはまっております。

手持ちのツェーン盤とともに、図書館からウゴルスキ盤も借りて来て、毎日のように聴いています。

毎日CD3枚を聴く時間はとても取れないので1日1枚ペース。全曲が7巻に分かれているので、少なくとも巻毎に聴けば「抜粋」にはならず、主義に反しないのであります。

さて、今日の曲は題名はちょっと物々しい感じもありますが、明るく柔らかい光の差すような音楽。

以前から好きな曲で、CDを欲しいと思いつつ入手出来ておりません。これは図書館からの借用品。

「内なる会話のアンティフォナ」、「御言のセクエンツィア、神のカンティクム」、「愛による遍在のプサルモディア」という3曲から成る30数分の作品です。

ピアノとチェレスタによる鳥の歌を伴奏に合唱がゆったりとした歌を歌う第1曲。中間部ではヴァイオリン独奏なども絡む。大自然に包まれた鳥達の楽園が想起されます。

第2曲は、リズミカルな音楽で電子楽器オンド・マルトノの宇宙的な響きも効果的。

第3曲は、第2曲以上に官能的な響きで、「トゥーランガリラ交響曲」の世界。オンド・マルトノの「ひゅるひゅる~」という摩訶不思議な音も決まっている色彩とリズムの競演。

現代音楽って言うと、「理知的で冷めた暗い音楽」を連想される方も多いかもしれませんが、この曲など真逆。

「感覚的で暖かい明るい音楽」。

現代曲苦手の方にもお薦めの作品ですね。

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ