golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

メシアン「世の終わりのための四重奏曲」ブルンナー、トリオ・フォントネ

2011-03-31 08:30:29 | Weblog
ガシャ~ン!

やべぇっ、水槽にひび入っちゃったよ。

おいおい、水漏れてるぞ。このままじゃ金魚死んじゃうよ。

取り敢えず、ガムテープでもセロテープででも何でも良いから割れた所に貼って、水追加しようぜ。

おい、翔太。それどころじゃない。大変だぞ、花瓶まで倒れてる。

まさか割れてないよな?

恐る恐る足下の花瓶をチェックする2人。

げっ、ひび入ってる…。

だから教室で野球やるのは止めようって言ったんだよ。

でも、打ったのはお前じゃねえか。

内輪揉めは止めようぜ。それよりどうするこの花瓶。

水槽はまだしも、花瓶はヤバイぜ。何しろ学校が出来た50年前に地元の有名な陶芸家から寄付されたっていう由緒ある品だからなあ。

あなた達、何やってるの!。下校時間過ぎてるわよ。

まずい、伝子だ。

担任の東伝子が教室に入って来る。

一体どうしたの!?。水浸しじゃない!

すいません、掃除している内についついホウキで野球始めちゃって…。

どんどん、水漏れてるじゃない!早くバケツバケツ!金魚死んじゃうから、水槽にも水追加して~。

あれっ、この花瓶は?

顔を見合せる翔太と圭介。

ぎゃあっ~!ひび入ってるじゃない!

ごめんなさい!

ごめんじゃ済まないわよ、あなた達。この花瓶はうちの学校に代々伝わる重要文化財。学校の中で最も大切な物と言っても良いほどよ。

分かりました、すぐ校長室行って謝って来ます。

教室を走って出ようとする2人。

そうね。いや、ちょっと待って~!

伝子の叫び声が2人を押し留める。

花瓶の事は3人だけの秘密にしましょ。

えっ?

大切な花瓶をこんな所に置きっぱなしにしていたと分かったら、私まで怒られちゃう。学校クビになっちゃうかもしれない。水槽の事だけ報告しましょ。花瓶の事は絶対言っちゃダメ!
どうせ使っていない花瓶だし、黙ってしまっておけば、クラス替えもあってうやむやになるわ。

あら大変、水槽の水がまた減っているわ、追加して追加して。

その頃、校長室では次のような会話がされていたのを3人は知る由もなかった。

今年は開校50周年の記念の年じゃないか。入学式には、学校の宝のあの花瓶に桜の花を生けたいと思ってるんだ…。


最初はさほど大きな事故では無いように報道されていた原発事故も、日に日に深刻な事実が明らかになって来ています。

こういう状況を見ていると、ついつい変な想像(妄想?)が頭をよぎってしまうイケナイ私です。

エドゥアルト・ブルンナー(クラリネット)、トリオ・フォントネ(WARNER CLASSICS盤)

震災以降、一番聴いていたのはメシアンです。

先日取り上げた「世の終わりのための四重奏曲」(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/061636a3a1a07bae6d30f2b17daf2356?guid=ON)は、記事にも書いた通り、今までガヴリロフ他の1枚しか持っておらず、他の演奏も是非欲しいと思っておりました。

それで、廉価な1枚をまず購入。

有名演奏家によるディスクが色々ある作品ですが、知らない演奏家のこのディスクもなかなかの演奏に思います。

クールな肌合いながら、伸びやさもあって、この曲の魅力を十二分に伝えてくれているように感じます。

メシアンがドイツ軍の捕虜収容所で書き、そこで初演された曰く付きの作品。

原発の使用済み核燃料プールの中で、妖しくも青白い美しい光を放つ燃料棒の映像をテレビで見ました。

この曲も、その映像が目に浮かぶ、危険と隣合わせにあるような美しさの作品。

一度、虜になると抜け出せません。

原子力もそうなのでしょうか?

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マーラー「交響曲第2番《復活》」クレンペラー

2011-03-29 22:42:14 | Weblog
遂にプルトニウムまで検出されてしまいました。

一体いつ、どのような形で原発事故は終息されるのでしょうか?

それにしても、最前線で命懸けで原発と戦っている作業員の方が食事や睡眠も十分に採れない環境にいるというニュースには怒りを覚えました。

只でさえ生死が掛かっているのに、食事も睡眠もまともじゃなかったらヒューマンエラーだって起きますよ。

敢えて暴論を。

T電さんは、福島第一原発からの距離が近い人から順に高給を貰えるように給与体系を変えたって良いのでは。

こんな事態になったんだから、遠くのトップは新入社員と同じ給料でも良いんとちゃう!

勿論、消防や自衛隊の方だって、最前線で命を削るようにして働いていらっしゃる方は十二分に厚遇されるべきです。

ジョー・ヴィンセント(ソプラノ)、キャスリーン・フェリア(アルト)、オットー・クレンペラー指揮アムステルダム・コンセルトへボウ管弦楽団、アムステルダム・トーンクンスト合唱団(DOCUMENTS盤)

「大人(たいじん)」の風格の悠然とした演奏というイメージのあるクレンペラーですが、ここでのマーラーはとても熱いです。

そして、キャスリーン・フェリアの軸のぶれない名唱。

録音こそ古いけど、これは素晴らしい演奏に出会いました。

クレンペラーとコンセルトヘボウの競演録音がどのくらい残っているのか分かりませんが、この演奏を聴くと他も是非聴いてみたくなります。

1951年のライブ録音(モノラル)。

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マーラー「交響曲第6番《悲劇的》」ミトロプーロス

2011-03-28 22:55:47 | Weblog
原子力を扱えるなんて、人間の思い上がりだったのでしょうか。

今回の事故でそんなことも考えます。

福島第1原発の3号炉って、プルトニウムを含んだMOX燃料が使われているのですよね。

プルトニウム239の半減期は2万4千年ほど。

プルトニウムの同位体には半減期が約8,000万年というものさえあるそうです。

今回、プルトニウムが漏れ出していないことを願うばかり。

ところで、化石燃料を使い始めて長きの間、人類はCO2の増大という問題に気付かなかったのですね。

ところがある時、それが環境を破壊し、このまま行ったらとんでもない事になってしまうことを悟る。

放射能もそれと同じ道を辿ったとしたら、CO2の比じゃない悲劇的な事態になります。

冷戦時代の度重なる原水爆実験や原発事故などに拠って、地球上の放射能は100年前と比べて、とんでもなく増大していることでしょう。

地球的規模から言えばまだまだ微量だとしても、寿命の長い放射能のこと、どんどん累積して行きます。

チェルノブイリや今回のような大規模な事故でなくても、放射能の塵は積もれば山となる訳です。

地球温暖化対策や、遠い未来に太陽が肥大化して地球に住めないような事態になった場合、他の星に移住して生活する為のエネルギーとして原子力は必要な力なのかもしれない(肥大化すれば、太陽光エネルギーが潤沢に使える?)などとSF的な事を思ったりもするのですが、その前に放射能で人類が滅亡してしまうんじゃないか?とド素人ながらとても心配。

日本の発電量に占める原子力の割合は3分の1ほどでしたでしょうか。

だったら、電気が7割弱しか使えなくなっても安全な発電の方が良いのでは、とも今回の件で思います。

今までが電気使い過ぎだったのではないでしょうか。

経済バブルはとっくにハジケたけれど、電気やガソリン、水などをふんだんに使う「資源バブル」はずっと続いていたのではないか。

計画停電など多少の不便さは甘受しても、安全を採りたいですね。

ディミトリ・ミトロプーロス指揮ニューヨーク・フィルハーモニック(DOCUMENTS盤)

地震発生の日に取り上げる予定だったディスク。

傑作揃いのマーラーの交響曲の中でも、6番は結構好きな部類に入ります。

なかなかにエネルギーに満ちた曲と思います。

ミトロプーロスの演奏は力強く造形力に優れたもの。

男らしいマーラーとも言えるかも。

この曲に合った素晴らしい演奏と思います。

もう少し遅くに生まれ、ステレオ期に活躍出来ていたら、ずっと名声を発揮していたであろうと思う指揮者です。

1955年のモノラル、ライブ録音。

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ベートーヴェン「交響曲第6番《田園》」ヨッフム

2011-03-27 22:42:59 | Weblog
寄付は、やはり間口が広い方が多く集まるのではないだろうか?

11月下旬にテレビを買い換え、古いテレビをリサイクルに出してエコポイント申請しなきゃと思いながらも何やかやで出来ず、本日駆け込みで実施。

分厚いブラウン管テレビを狭い廊下から出すのが面倒だったのが遅くなった最大の原因。

何とか家から出してからも重いので一苦労致しました。(搬入設置と引取手数料をケチったツケ)

それはともかく、エコポイントの一部でも今回の震災被害者の為に寄付出来ないかと思ったのです。

しかし、環境の為の寄付はあっても、災害などの為の寄付メニューは無いのですね。仕方なく全額商品券で申請。

先日も、3月末迄に使い切らないといけない会社の福利厚生ポイントが余っているので寄付に使えないか問合せしたらメニューに無いとの事。人事部にも相談したのですがダメでした。

色々な所で、「災害寄付」という受皿を作って頂けたら寄付がより沢山集まるのではないでしょうか?

ところが、あまり方々に「寄付」があると皆慣れっこになってしまって、必ずしも寄付額の増大に寄与しないなんて事もあるのかな?

「寄付窓口と寄付総額の関係」といった研究もどこかでされているものでしょうか。社会心理学といった分野?

何れにしても今回の大災害、復興には一過性では無い継続的な支援が必須とのこと。

「喉元過ぎても熱さを忘れない」長続き出来る寄付の仕組などもあったら良いのかな、とも思いました。

勿論、国や自治体の継続的な復興、支援が大前提ですが。

オイゲン・ヨッフム指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(PHILIPS盤)

ブックオフ250円品。

ゆったりとした穏やかで大らかな田園。

ただ、オケが洗練され過ぎている?

バンベルク響を振った録音もあるのですね。

未聴ですが、そちらの方が田舎風(失礼)で好みに合いそう。是非聴いてみたい。

1日も早く被災地に美しい田園風景、漁村風景…が戻りますように。

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ラ=リュー「レクイエム」他、ジングフォニカー

2011-03-26 10:24:31 | Weblog
あれから2週間。

あの日は、午前中穏やかな晴天の中を外出し、昼過ぎに職場に戻りちょっとした打合せの後、ちょっとしたフェアを見に行き、そのまま人気の焼肉店に飲みに行こう…という極めて安穏とした1日のはずでした。

ところが突然の大揺れ。

横揺れの為、直下型地震で無いことはすぐ分かりましたが、あまりの揺れの大きさと長さに驚き、机の下に隠れ、これがただ事では無いことを悟りました。

しかし、凶暴な津波の事や原発が危機に陥るとまではその時はとても思い至らず。

当日は会社泊。

溜まっていた仕事もあったので、久しぶりに半徹夜で朝方まで仕事をしておりました。

想像を絶する惨状を知ったのはいつだったでしょうか?夜?良く覚えておりません。

あらためて、亡くなられた数多くの方にお悔やみ申しあげますとともに、被災し避難されている方々にお見舞い申しあげます。

避難所で辛い生活を余儀なくされていらっしゃる方々。命懸けで原発事故と戦っていらっしゃる方々。救助と復興のため必死に働いていらっしゃる方々。自衛隊、警察、消防、東電の協力会社、東電、医療、自治体…本当に多くの方々が不眠不休で戦っていらっしゃいます。

自分は一体何が出来るの?

僅かばかりの寄付、節電、買いだめに走らず、淡々と日々を過ごす程度しか出来ない事が申し訳ないし、もどかしく感じる日々であります。

ジングフォニカー(OEHMS CLASSICS盤)

LP時代、シャルル・ラヴィエ盤で、「もし天国というものが存在するなら、こんな美しい世界」と思ったラ=リューのレクイエム。

一部の曲を声楽では無く現代楽器で奏するオリジナルとは離れた演奏ではありましたが、フォーレのレクイエムとも通じる優しく柔らかな光はまさに天国的に響いたのでありました。

CDでも欲しいと思いながらも、なかなか触手が動く演奏が無かった為先送りに。

震災前に見付け気になっていたディスクを、昨日帰り掛けショップが開いていた為購入。

ラ=リューのレクイエム以外に現代曲をいくつか収録したディスクということしか認識せず買ったのですが、レクイエムの各曲の間にその他の曲が挟まる方で演奏されているのですね。

スティングやエリック・クラプトンの曲や黒人霊歌なども。

挿入曲は何れも死を悼む作品とのこと。

・ピエール・ド・ラ=リュー(1460?~1518)「レクイエム」
・スティング「フラジャイル」
・エリック・クラプトン「ティアーズ・イン・ヘヴン」
・クルト・ワイル「ベルリン・レクイエム」~ポツダムの柏の木々の下で
・ラウタヴァーラ「死に寄せるセレナーデ」
・ルートヴィヒ・トーマス(1957~)「わが青春は既に過ぎ去り」
・ハンス・シャンダール(1960~)「天空の死のささやき」
・クヌート・ニューシュテット(1915~)「わたしは平安をあなたがたに残して行く」
・黒人霊歌 深い河
・ドイツ民謡 月は昇りて

カウンターテナー1、テノール2、バリトン1、バスバリトン1、バス1という男声6人の透明な歌唱はとても美しく、ルネサンス~現代まで、しかもクラシックのみならずロックや民謡までというジャンルを超えた編成も、さしたる違和感無く聴くことが出来ました。

特に、シャンダールの「天空の死のささやき」は、囁きから始まりポリフォニックに進行して行く作品でとても面白く聴けましたし、レクイエムとの親和性も高い音楽。

また、曲調は違いますが、「深い河」の包容力も良いですね。

しかし、やはりこの美しいレクイエムは通しで聴きたいと思うのであります。

実際、挿入曲を飛ばして聴いてみると、LPでこの曲を知った時の感動が蘇りました。

ラヴィエ盤では、フルートやハープなど器楽で奏されていたオッフェルトリウムの春の草原を思わせる柔らかさ。ステンドグラスから光の差し込むようなサンクトゥス…。

ルネサンス期のレクイエムでは、精緻な織物を思わせるオケゲムの作が好きですが、平明で柔らかなラ=リュー作もやはり素晴らしい曲と再認識致しました。

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マーラー「交響曲第4番」ライナー

2011-03-10 23:40:25 | Weblog
飛びます飛びます、飛んでます花粉。

重度の花粉症である私は既に症状が出ておりますが、まだ比較的寒さが残っている所為か、今年はまだあまり酷い状況にはならず助かっております。

くしゃみ、鼻水は出ますが、それが止まらなくなる状況にはまだ至っておりません。

「連続くしゃみ回数」でギネスを目指そう!という例年とはかなり違っております。

それでも、ポケットティッシュの数個は常備しておかないとヤバイ。

「今ポケットティッシュをいくつ所持しているか」がこのシーズン、外出時の最重要チェック事項になっております。

今、駅前のコンビニに寄ってポケットティッシュ16個を補充。

財布が札束で一杯になる事など全く無縁ですが、鞄にポケットティッシュが一杯入っていると安心して、また妙に満たされた気分になる私って一体…?

リーザ・デラ・カーザ(ソプラノ)フリッツ・ライナー指揮シカゴ交響楽団(DOCUMENTS盤)

ライナーのマーラーを聴くのは初めてです。

ライナーは、LP時代に聴き馴染んだバルトークの弦チェレ、オケコンが鮮烈で、贅肉を削ぎ落とした引き締まった演奏という印象が強くあります。

ただ、マーラーの音楽って、この削ぎ落とされてしまう部分にも大切なエキスが詰まっているのではないかとも思っており、期待半分、心配半分で聴き始めました。

今朝の通勤で1回聴き、今また帰りの電車の中で聴いておりますが、こういうマーラーも意外に良いかも。

マーラーの肖像写真を見ると神経質そうな顔付きに見え、病的な側面が強調された演奏も多いように思います。

しかし、以前マーラーの伝記で、水泳や自転車などで身体を鍛えていたと読んだこともあり、また指揮者という職種もあって、実像はかなりエネルギッシュで健康的な人だったようにも想像するのであります。

一見、異色のマーラーですが、硬質で力強ささえあるこの演奏は、実は人間マーラーの本質に結構近づいていたりして。

第2楽章のヴァイオリンなども骨太に響くのですが、それが違和感無く楽しく聴けるのであります。

妖しさが魅力の7番辺りじゃ、こういう演奏は合わないと思いますが、構成感がしっかりしてコンパクトにまとまったこの曲では、こういうアプローチも意外に合います。

大好きなマーラーの交響曲の中では、個人的には決して順位の高くない曲ですが、なかなか楽しんで聴けました。

ライナーのマーラー、他に「大地の歌」もありますね。そちらも聴いてみたくなります。

1958年、このBOX唯一のステレオ録音。

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メシアン「コンセール・ア・キャトル、忘れられし捧げもの、ほほえみ、輝ける墓」ミュンフン

2011-03-09 23:45:20 | Weblog
会社帰り、ちょっとした調査の為、行ったことはあるが良く知らない街へ。

知らない街を歩くの大好きなのですよ。運動にもなるし。

途中、ちょっと道に迷ったりもしましたが、それもまた楽しいものであります。

写真は、それとは全く関係ありませんが、昼食に食べたスパゲティ。麺の量によってM、L、LLの3種類があるが、値段はいずれも680円。勿論LLをオーダー。

美味しかったしボリュームもあって、なかなかのお値打ち品でありました。

ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)、イボンヌ・ロリオ(ピアノ)、ハインツ・ホリガー(オーボエ)、カトリーヌ・カンタン(フルート)、チョン・ミュンフン指揮パリ・バスティーユ管弦楽団(GRAMMOPHON盤)

図書館から借用のCD。

1.コンセール・ア・キャトル(1990-91年)
2.交響的瞑想「忘れられし捧げもの」(1930年)
3.ほほえみ(1989年)
4.輝ける墓(1931年)

若い頃の管弦楽2曲と、晩年の管弦楽2曲。

「コンセール・ア・キャトル」は、メシアン最後の作品。未完だったものをメシアン夫人イボンヌ・ロリオがホリガーとジョージ・ベンジャミンの助力を得て完成させたとのこと。

まさしく当盤の演奏者である、ロストロポーヴィチ、ロリオ、ホリガー、カンタン、ミュンフンに捧げられた作品。

ピアノや各種楽器による鳥の歌はあるし、「神の現存の為の3つの小典礼」などのような、柔らかで明るいメロディも豊富だし、「トゥーランガリラ交響曲」を思わせるようなところもあるし、メシアンの美味しいところが色々詰まったメシアン好きには堪らない作品でありました。

「輝ける墓」は、ストラヴィンスキー「春の祭典」のような原始のエネルギーを感じる部分と静かな曲調が交互する曲。

「忘れられし捧げもの」、「ほほえみ」を含め4曲とも素敵な作品、演奏でありました。

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マーラー「交響曲第5番」ワルター

2011-03-08 21:56:34 | Weblog
今日は、ミーティングの後、あるフェアを見、セミナーを聞きぃの楽チンな1日でありました。

ただ、ここの所こういったイベントも多く、纏めないといけない資料作成になかなか手が着いていないのが困ったところ。

明日はそっちに時間を割かねば。

ブルーノ・ワルター指揮ニューヨーク・フィルハーモニック(DOCUMENTS盤)

激安マーラーBOXから今日は保守本流代表格のワルター。

ワルターのマーラーでは、大地の歌を始め、9番、1番などを愛聴しております。

ワルターの5番はいくつかあるのかと思ったら、これ(SONY原盤)が唯一の録音のようですね。

とても期待して聴き始めました。

5番は、マーラーの交響曲の中で最近最も聴く回数の多い曲。

CD1枚にコンパクトにまとまっていて聴き易いし、マーラー交響曲の結構上位に入る好きな曲なもので。

しかし、今朝から3回聴いておりますが、音が痩せてしまっている録音の為か、ワルターの他マーラーと比べて今一つ没入して聴けない。

今、また聴き直しており、結構「熱い演奏」にも感じるのですが…。

1947年録音(モノラル)。

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タヴナー「トワーズ・サイレンス」メディチQ.、フィンジQ.、カヴァレリQ.、フィフス・クアドラント

2011-03-07 23:55:16 | Weblog
会社の帰り掛けに寄り道して歩いていたら、面白いお店を見付けました。

昼間は300円でソフトドリンク飲み放題、夜は1杯200~300円程度でお酒が飲めて、ツマミは持ち込み自由!

酒問屋のアンテナショップのようで、採算度外視という感じですね。

今度、職場の人を誘って行ってみましょう。

勿論、今日は視察をして、2杯ほど飲んで参りました。

前のコンビニでツマミを買ってビール1杯飲んで帰るつもりでしたが、またコンビニへ追加購入に行って、冷酒も1本追加。

それで、1,000円しない。なかなかお値打ちであります。立ち呑みでは無く、ゆったり座れますし。

メディチ四重奏団、フィンジ四重奏団、カヴァレリ四重奏団、フィフス・クアドラント(SIGNUM CLASSICS盤)

ジョン・タヴナー(1944~)は、気になりながらも聴けていなかったイギリスの現代作曲家。

先日、タワレコ渋谷店で安売り(790円)していた本ディスクを見付け、購入しました。

「4つの弦楽四重奏とチベットのシンギングボウルのための」との副題が付いております。

弦楽四重奏×4!であります。

シンギングボウルとは何ぞや?、と調べたら、チベット密教の法具だそうで、金属で出来た半円型の物。

縁をスティックで擦ると倍音が出て、それがヒーリング効果をもたらすなどとも言われているようです。

弦楽器が瞑想的、東洋的な響きを奏でる中に、ヒーリングボールを打ち鳴らす音が響きます。

しかし、決して静謐な音楽という訳では無く、原始のエネルギーも感じます。

メシアンの「トゥーランガリラ交響曲」ともどこか通ずる所がありますでしょうか。

初めて聴いて、すんなり入って来た音楽であります。

後半の美しい弦の調べは、壮大な大自然も想起させるような音楽。

自然を描いた映画のBGMなどにもピタリはまりそうです。

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メルカダンテ「フルート協奏曲ニ長調、ホ短調、ホ長調」ゴールウェイ、シモーネ

2011-03-07 08:24:24 | Weblog
昨日は、別に大したこともしていないのに、このCDを聴きながら早い時間に寝てしまいました。

一昨日色々動き回った疲れか。

歳の所為で、疲れが1日では回復しなくなっているのでしょうね。

以前、同僚が「歳とって来ると、疲れが翌日では無く、翌々日に出る」と言っていました。

その時は、そうかなあ?と思って聞いておりましたが、今はちょっと違うんじゃないか、と思います。

歳とって来ると、回復が遅れて、疲れが翌日以降にも残るだけではないでしょうか。

「歳とって来ると、疲れが翌日だけでは無く、翌々日も出る」が正しいのでは。

とすると、今日もまだ疲れが残るはず…。

ジェームズ・ゴールウェイ(フルート)、クラウディオ・シモーネ指揮イ・ソリスティ・ヴェネティ(RCA盤)

昨日、図書館から借りて来たCDです。

借りるCDをじっくり探す時間が無かったので、メシアンを2種と、近くにあったこれを。

セルヴィオ・メルカダンテ(1795~1870)は名前は知っていましたが、古典派の作曲家と思い込んでおりました。

ライナーノーツを読んで、初めてロマン派の人と知った次第。

ロッシーニやドニゼッティと同時代にイタリアで活躍した人なのですね。

Wikipediaに拠れば、オペラ作曲家として名声を博した人ですが、晩年は地位を脅かしつつあったヴェルディに対して陰に陽に妨害工作を行ったとも言われているそうです。

しかし、ここに聴くフルート協奏曲は、そんなことは微塵も感じさせぬ屈託の無さ。

ロマン派と言っても古典派的な様式感と抑制の利いた美しさも感じます。

生年、没年ともに11年早いルイ・シュポーア(1784~1859)ともどこか通じるかも。

オペラ作曲家らしい美旋律に溢れています。

春に相応しい佳曲を聴きました。

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