ガシャ~ン!
やべぇっ、水槽にひび入っちゃったよ。
おいおい、水漏れてるぞ。このままじゃ金魚死んじゃうよ。
取り敢えず、ガムテープでもセロテープででも何でも良いから割れた所に貼って、水追加しようぜ。
おい、翔太。それどころじゃない。大変だぞ、花瓶まで倒れてる。
まさか割れてないよな?
恐る恐る足下の花瓶をチェックする2人。
げっ、ひび入ってる…。
だから教室で野球やるのは止めようって言ったんだよ。
でも、打ったのはお前じゃねえか。
内輪揉めは止めようぜ。それよりどうするこの花瓶。
水槽はまだしも、花瓶はヤバイぜ。何しろ学校が出来た50年前に地元の有名な陶芸家から寄付されたっていう由緒ある品だからなあ。
あなた達、何やってるの!。下校時間過ぎてるわよ。
まずい、伝子だ。
担任の東伝子が教室に入って来る。
一体どうしたの!?。水浸しじゃない!
すいません、掃除している内についついホウキで野球始めちゃって…。
どんどん、水漏れてるじゃない!早くバケツバケツ!金魚死んじゃうから、水槽にも水追加して~。
あれっ、この花瓶は?
顔を見合せる翔太と圭介。
ぎゃあっ~!ひび入ってるじゃない!
ごめんなさい!
ごめんじゃ済まないわよ、あなた達。この花瓶はうちの学校に代々伝わる重要文化財。学校の中で最も大切な物と言っても良いほどよ。
分かりました、すぐ校長室行って謝って来ます。
教室を走って出ようとする2人。
そうね。いや、ちょっと待って~!
伝子の叫び声が2人を押し留める。
花瓶の事は3人だけの秘密にしましょ。
えっ?
大切な花瓶をこんな所に置きっぱなしにしていたと分かったら、私まで怒られちゃう。学校クビになっちゃうかもしれない。水槽の事だけ報告しましょ。花瓶の事は絶対言っちゃダメ!
どうせ使っていない花瓶だし、黙ってしまっておけば、クラス替えもあってうやむやになるわ。
あら大変、水槽の水がまた減っているわ、追加して追加して。
その頃、校長室では次のような会話がされていたのを3人は知る由もなかった。
今年は開校50周年の記念の年じゃないか。入学式には、学校の宝のあの花瓶に桜の花を生けたいと思ってるんだ…。
最初はさほど大きな事故では無いように報道されていた原発事故も、日に日に深刻な事実が明らかになって来ています。
こういう状況を見ていると、ついつい変な想像(妄想?)が頭をよぎってしまうイケナイ私です。
エドゥアルト・ブルンナー(クラリネット)、トリオ・フォントネ(WARNER CLASSICS盤)
震災以降、一番聴いていたのはメシアンです。
先日取り上げた「世の終わりのための四重奏曲」(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/061636a3a1a07bae6d30f2b17daf2356?guid=ON)は、記事にも書いた通り、今までガヴリロフ他の1枚しか持っておらず、他の演奏も是非欲しいと思っておりました。
それで、廉価な1枚をまず購入。
有名演奏家によるディスクが色々ある作品ですが、知らない演奏家のこのディスクもなかなかの演奏に思います。
クールな肌合いながら、伸びやさもあって、この曲の魅力を十二分に伝えてくれているように感じます。
メシアンがドイツ軍の捕虜収容所で書き、そこで初演された曰く付きの作品。
原発の使用済み核燃料プールの中で、妖しくも青白い美しい光を放つ燃料棒の映像をテレビで見ました。
この曲も、その映像が目に浮かぶ、危険と隣合わせにあるような美しさの作品。
一度、虜になると抜け出せません。
原子力もそうなのでしょうか?
★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞
★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ
やべぇっ、水槽にひび入っちゃったよ。
おいおい、水漏れてるぞ。このままじゃ金魚死んじゃうよ。
取り敢えず、ガムテープでもセロテープででも何でも良いから割れた所に貼って、水追加しようぜ。
おい、翔太。それどころじゃない。大変だぞ、花瓶まで倒れてる。
まさか割れてないよな?
恐る恐る足下の花瓶をチェックする2人。
げっ、ひび入ってる…。
だから教室で野球やるのは止めようって言ったんだよ。
でも、打ったのはお前じゃねえか。
内輪揉めは止めようぜ。それよりどうするこの花瓶。
水槽はまだしも、花瓶はヤバイぜ。何しろ学校が出来た50年前に地元の有名な陶芸家から寄付されたっていう由緒ある品だからなあ。
あなた達、何やってるの!。下校時間過ぎてるわよ。
まずい、伝子だ。
担任の東伝子が教室に入って来る。
一体どうしたの!?。水浸しじゃない!
すいません、掃除している内についついホウキで野球始めちゃって…。
どんどん、水漏れてるじゃない!早くバケツバケツ!金魚死んじゃうから、水槽にも水追加して~。
あれっ、この花瓶は?
顔を見合せる翔太と圭介。
ぎゃあっ~!ひび入ってるじゃない!
ごめんなさい!
ごめんじゃ済まないわよ、あなた達。この花瓶はうちの学校に代々伝わる重要文化財。学校の中で最も大切な物と言っても良いほどよ。
分かりました、すぐ校長室行って謝って来ます。
教室を走って出ようとする2人。
そうね。いや、ちょっと待って~!
伝子の叫び声が2人を押し留める。
花瓶の事は3人だけの秘密にしましょ。
えっ?
大切な花瓶をこんな所に置きっぱなしにしていたと分かったら、私まで怒られちゃう。学校クビになっちゃうかもしれない。水槽の事だけ報告しましょ。花瓶の事は絶対言っちゃダメ!
どうせ使っていない花瓶だし、黙ってしまっておけば、クラス替えもあってうやむやになるわ。
あら大変、水槽の水がまた減っているわ、追加して追加して。
その頃、校長室では次のような会話がされていたのを3人は知る由もなかった。
今年は開校50周年の記念の年じゃないか。入学式には、学校の宝のあの花瓶に桜の花を生けたいと思ってるんだ…。
最初はさほど大きな事故では無いように報道されていた原発事故も、日に日に深刻な事実が明らかになって来ています。
こういう状況を見ていると、ついつい変な想像(妄想?)が頭をよぎってしまうイケナイ私です。
エドゥアルト・ブルンナー(クラリネット)、トリオ・フォントネ(WARNER CLASSICS盤)
震災以降、一番聴いていたのはメシアンです。
先日取り上げた「世の終わりのための四重奏曲」(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/061636a3a1a07bae6d30f2b17daf2356?guid=ON)は、記事にも書いた通り、今までガヴリロフ他の1枚しか持っておらず、他の演奏も是非欲しいと思っておりました。
それで、廉価な1枚をまず購入。
有名演奏家によるディスクが色々ある作品ですが、知らない演奏家のこのディスクもなかなかの演奏に思います。
クールな肌合いながら、伸びやさもあって、この曲の魅力を十二分に伝えてくれているように感じます。
メシアンがドイツ軍の捕虜収容所で書き、そこで初演された曰く付きの作品。
原発の使用済み核燃料プールの中で、妖しくも青白い美しい光を放つ燃料棒の映像をテレビで見ました。
この曲も、その映像が目に浮かぶ、危険と隣合わせにあるような美しさの作品。
一度、虜になると抜け出せません。
原子力もそうなのでしょうか?
★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞
★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ