golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

メシアン「3つの歌、ヴォカリーズ・エチュード、ミのための詩、天と地の歌」カペッレ、アウスタベ

2011-02-28 23:11:48 | Weblog
やはり、また鳩が参りました。

カミサンが鳩避けの臭い袋を買って、追加で貼り付けたのですが(既に「魔除けの御札」の如く、ベランダの手摺りに何枚も貼ってありますが)、やはり今夜も定位置に鎮座ましましていらっしゃいました。

隣家との境の上に、「鳩サブレ」の様にちょこんとしている姿は可愛いのですが、糞をされるので看過出来ません。

鳩避けスプレーで追い払いましたが、これとても効果のほどはいかほどか。

この記事アップしたら、またチェックせねば。

イングリッド・カペッレ(ソプラノ)、ホーカン・アウスタベ(ピアノ)(BRILLIANT CLASSICS盤)

今日もメシアン。

1.3つの歌(1930年)
2.ヴォカリーズ・エチュード(1935年)
3.ミのための詩(1936年)
4.天と地の歌(1938年)

「3つの歌」、「ヴォカリーズ・エチュード」はフォーレを思わせる優しく美しい曲。知らずに聴いたらメシアンと思わないでしょう。特に後者の天国的な響きは絶品です。

そして、9曲から成る連作歌曲「ミのための詩」。

1937年に管弦楽伴奏用に編曲され、そちらの方が人口に膾炙しているでしょうか。

私は、ピアノ伴奏版も含めて初めて聴きましたが、一聴で気に入りました。

謝恩の祈り/風景/家/恐怖を抱く/妻/お前の声/2人の戦士/首飾り/叶えられた祈り、の9曲。

何れも先の2曲の延長線上にある様な美しい歌曲。

メシアンの曲の中でも最も親しみ易い範疇の作品ではないかと思います。

ちなみに、メシアンは奥さんの事を「ミ」と呼んでいたようです。

「天と地の歌」は、ミへの貸し/無言の聖母讃歌/丸薬人形の踊り/けがれない虹/真夜中の裏表/復活、の6曲から成り、これも美しい歌曲ですが、より「メシアンらしさ」が強まった作品で、3曲目の「丸薬人形の踊り」(丸薬人形とは何?)など、2年後の傑作「世の終わりの為の四重奏曲」を思わせる所がありますし、終曲の荒々しいピアノ伴奏も良いですね。

先日、「ハラウィ」を聴きましたが(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/e843b0acb04d8f2a2313486ba565f6c5?guid=ON)、メシアンの歌曲は曲数こそ少ないながら素晴らしい作品が揃っていますね。

オルガン曲+ピアノ曲+歌曲のこの17枚BOXは、主にオルガン曲が目当てで買いましたが、歌曲の2枚も大当りでした。

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スクリャービン「練習曲集」リヒテル

2011-02-27 22:58:00 | Weblog
前にも書いた事があるのですが、メシアンを聴いてばかりいると、どうも鳥に好かれてしまうようで…。

また、ベランダが鳩の住み家になってしまったようで、片隅に糞が一杯。

糞を水で流し、鳩避け対策も強化しましたが、帰巣本能なのか、夜になったらやはり帰って来てしまいました。

棒で突いたり、水を掛けたりの強行手段にも出ましたが、さて効果のほどは???

スヴィヤトスラフ・リヒテル(ピアノ)(DOCUMENTS盤)

今日もメシアンにしようかと思いましたが、時間が無いので、リヒテルBOXからスクリャービンの短い練習曲を。

1.3つの小品 Op.2-1
2.12の練習曲 Op.8-5
3.12の練習曲 Op.8-11
4.8つの練習曲 Op.42-2
5.8つの練習曲 Op.42-3
6.8つの練習曲 Op.42-4
7.8つの練習曲 Op.42-5
8.8つの練習曲 Op.42-6
9.8つの練習曲 Op.42-8
10.3つの練習曲 Op.65-1
11.3つの練習曲 Op.65-2
12.3つの練習曲 Op.65-3

初期から晩年までの12曲が選ばれています。

ショパンの延長線上にあるような初期、中期の作品も美しいですが、俄然面白いのは晩年の「3つの練習曲」。

「白ミサ」(Op.64)「黒ミサ」(Op.68)と同時期の作で、神秘主義の香りとともに、1番など無調の響きも感じる。

3番の狂おしい迄の乱舞がまた良いですね。

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三善晃「黒の星座、遠景より無景へ、五つの詩」他、芳志戸、戸田

2011-02-26 22:18:20 | Weblog
ゴルフスクールもそろそろ潮時かなあ?

雪による練習場閉鎖と用事で行けなかった為、今日は3週間ぶりのゴルフスクール。

毎週習いに行っているくせに全然上達していない、とは会社でよく言われる事ですが、私としてもそれは気にはしているのであります(笑)。

でも、習いに行かないと更に下手になりそうだし、週1回のスクールは運動にもなるし…。

ただ、コストパフォーマンス悪過ぎ。

スクール辞めて、時々練習に行く方が安上がりで良いか、と時々考えるのであります。

現在習っているコーチは教え方も上手いし(しかし、何故か私は上手くならない(笑))、ユーモアのある方で、楽しくスクールに通っておりますが、来月一杯でこの練習場を辞められるとの事。

これを機会にゴルフスクール辞めて、替りになかなか通えていない体育館にトレーニングにでも行った方が良いかな?

思案中であります。

芳志戸幹雄、荘村清志(ギター)、戸田弥生、松野弘明(ヴァイオリン)、店村眞積(ヴィオラ)、菅野博文(チェロ)、岡田知之打楽器合奏団(CAMERATA盤)

図書館から借りているCDです。

結構気に入っていて、今まで何回か借りているディスク。(じゃあ、買えよ、ってか)

ギターには現代曲が合う!と強く思っている私には、ギターの為の優れた現代作品を聴くのが楽しみなのであります。

ピアノやヴァイオリン、チェロなどの「クラシック王道楽器」と比較して、近代までの作品では質量ともに劣るギター作品ですので、現代曲でその差を少しでも取り返して欲しいとの思いもあります。

このCDには、1996年に49歳というまだ若い年齢で亡くなられた名ギタリスト芳志戸さんの為に書かれた作品が収められています。

ギター独奏、ギター二重奏、ギターと弦楽四重奏、ギターと打楽器と構成も多彩な作品集。

1.ギターと弦楽四重奏のための「黒の星座」(1989年)
2.二台のギターのためのプロターズ「遠景より無景へ」(1974年)
3.ギターのための「五つの詩」(1985年)
4.ギターのための「エピターズ」と打楽器群のための「イスタシワトル=白き女蜂」の協奏(1975年、1980年)

「黒の星座」は、作曲者によると「光と陰、虚と実、といった二律的・ノモス的なものを超え、それらの一元的なカオスの生命力を表現しようとした」との事。緊張感に満ちた弦楽四重奏に対して、ギターがその緊張を更に高めたり逆に弛緩させる様に絡んだりして混沌が描かれる。いかにも現代音楽らしい曲で好きです。

「遠景より無景へ」は、芳志戸と荘村が作曲家を訪ね、作曲を懇願した作品。

70年代らしい前衛的な音楽ですが、作曲者の感性とギターの音色ゆえ、刺々しくならず、美しい響きの作品になっています。

ギター独奏の為の「五つの詩」は、2~3分の調性感のある短い5曲から成る作品。静かに心に染み入るような優しい曲。

「エピターズ」と「イスタシワトル」の協奏は、ギター独奏の為に書かれた「エピターズ」と打楽器の為の「イスタシワトル」を一緒に演奏するという試み。

ギターと打楽器が交互に、そして最後は一緒に奏されます。打楽器は、様々な大きさのグラス類が中心で、その神秘的でクールな響きと、ギターの熱を帯びた響きの対比が魅力的な協奏作品に仕上がっていると思います。

こうして改めて聴くと、芳志戸幹雄という現代音楽に対して高い感性を持ったギタリストを若くして失った事は、日本の作曲界に取っても大きな損失だったであろうと思います。

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シマノフスキ「ヴァイオリン協奏曲第1、2番、交響曲第4番」ツェートマイアー、アンスネス、ラトル

2011-02-25 23:14:29 | Weblog
お客さん、白髪無いですね。2本しか無いですね~。

プチ嬉しいお言葉。

本日は、まだ仕事は残っておりましたが、会社近くの床屋さんの閉店に間に合うよう早めに職場を出る。

いつも通り、1,000円のチェーン店。

値段も安いし、早く済むので愛用しているのであります。

冒頭は、そこで言われたお言葉。

学生時代の同級生などと飲んだりすると、本当に染めて無いの?と言われることもありますが、幸い頭髪の方は若い頃と比べてもさほど変化ありません。

まあ、頭髪に包まれた中身の方は相当に劣化してはおりますが、こちらの方は元より劣化しているものがちょっと進んだ程度と考えればさほど問題では無いかも。

それにしても、「2本しか無い」というリアリティーある言い方がなかなか良いではありませんか。

白髪全然ありませんね、等という言い方に比べて妙にホントっぽい。

お客の心を擽る言い方に感心致しました。

トーマス・ツェートマイアー(ヴァイオリン)、 レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)、サイモン・ラトル指揮バーミンガム市交響楽団(EMI盤)

ラトルのシマノフス4枚組から未聴だった最後の1枚。

2曲のヴァイオリン協奏曲は、以前図書館から別演奏のCDを借りて聴いたことがありますが、この交響曲は初めて。

交響曲とは言っても、協奏交響曲ともされており、ピアノ協奏曲の色彩も持つ作品。

まあ、協奏曲と言っても「ピアノ付交響詩」という雰囲気もあるので、「協奏交響曲」辺りが相応しいジャンルか。

ヴァイオリン協奏曲は、前に聴いた時には、「普通に美しいロマン派協奏曲」という印象でしたが、改めて聴いてみると、こちらも協奏曲の既成概念から逸脱しており、なかなかヨロシイ。

2曲とも3楽章形式だけれど(交響曲の方もそう)、急-緩-急の古典的な様式とは全く異なる。緩急が斑になっている感じ。

後期ロマン派を基調に、印象派的な色彩やバルトーク的な野趣さえも取り込んだシマノフスキ音楽の面白さの一端に触れた気が致しました。

この3曲ももっと聴き込んでみなくては。

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【ブログ3周年】バッハ「ゴルトベルク変奏曲」シュタイアー

2011-02-23 22:51:28 | Weblog
お陰様で、ブログが本日3歳になりました。

七五三のお祝いをしなきゃ!って、何か違いますね。

身内の不幸などで1週間ほど休んだことが数回ありますが、毎日更新を目標に続けて来ております。

しかし、大敵はやはりアルコール。

飲みに行って更新が出来なくなる日がしばしばあります。

昨日は仕事で遅くなり更新のエネルギーが残っておりませんでしたが、こういうパターンはむしろ稀。

更新されていない日には、「また、何処かで飲んだくれてるんだろ」と思って頂いて、9割方間違い無いかと存じます。

飲み過ぎに気を付けて(難しいかも(笑))更新を続けて参りますので、今後とも宜しくお願い申し上げます。

アンドレアス・シュタイアー(チェンバロ)(Harmonia Mundi盤)

節目の時はこれ!と決めている曲。

年末に購入し、温存していたCDです。

極上の曲、極上の演奏。

LP時代以来、私としては、若きピノックのディスクがこの曲の一つの規範でしたが、この演奏はそれを完全に置き換えたかなと感じます。

奇を衒わず王道を行く、言わば横綱相撲の演奏(現在の状況だと、相撲の喩えは良くないか)ですが、緻密で繊細でリズム感良い演奏は、この曲の楽しさ、美しさを存分に引き出しています。

決して華美に過ぎず、しかし華のある演奏。

リュートストップを初めとした音色の変化も多彩で華麗で、かつ品が良い。

予想通りの、いや予想以上の名演でした。

それでも、まだまだ聴きたい気になるディスクが一杯のゴルトベルクです。

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メシアン「二枚折り絵、献堂式のための唱句」ベイト

2011-02-21 23:44:59 | Weblog
今日は、昨年末以来でしょうか、22時半まで仕事だったので今日は短めです。

幸い昨夜は早く寝たので、疲労感はありませんが、早めに記事アップして、帰宅したら明日に備えて早く寝なければなりませんので。

明日も少し遅くなりそうです。

ジェニファー・ベイト(オルガン)(Regis盤)

先日、銀座山野楽器で購入した2枚組。1,000円でした。

今日は時間が無いので、大作「聖体秘蹟の書」の余白に入っている比較的短い2曲。

いずれも、11、2分の作品。

1.二枚折り絵(1930年)
2.献堂式のための唱句(1960年)

ベイトは、イギリスの女性オルガニストで、メシアンからも非常に高い評価を受けていたそうです。

このディスクでも、ライナーノーツの表紙にオルガンを弾くベイトの横にメシアンが立っている写真が採用されています。

両曲とも、手持ちのタンケ盤で先日聴きましたが、こちらはかなり柔らかい響き。

現代作曲家のメシアンが、伝統的なオルガン音楽の延長線上にもいることを感じさせてくれる演奏です。

先鋭性は少し後退していますが、色彩的で美しい。

トンガったメシアン演奏と丸いメシアン演奏、どちらも良いですね(笑)。

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フォーレ「レクイエム」C.デイヴィス

2011-02-20 21:43:29 | Weblog
今日は、年明け早々に亡くなった義母の四十九日でした。

お寺で、お坊さんの読経の後、納骨。

お坊さんがお経を上げるのを、教典も一種の楽譜なのかなあ?と思いながら見ておりました。

ただ、文字が書いてあるのは分かるけど、抑揚や音の長さもあれに記載されているのかなあ?

仏教についても、知識として少し知っておかないといけないなあと思いました。(あまりにも無知なもので。キリスト教についても同様)

その後、中華料理店で食事をしたのですが、昼間からちょっと紹興酒を飲み過ぎました。

ようやく醒めて来たので、またちょっと飲んで寝ます。(また飲むのかよ)

ルチア・ポップ(ソプラノ)、サイモン・エステス(バス)、コリン・デイヴィス指揮シュターツカペレ・ドレスデン、ライプツィヒ放送合唱団(BRILLIANT CLASSICS盤)

愛するこの曲にコリン・デイヴィス盤があるとは、先日ショップでこのディスクを見付けて初めて知りました。

別にコリン・デイヴィスのファンとかでは無いのですが、この曲にどんな録音が出ているかは気になるじゃないですか。

ルチア・ポップが歌っている!と気になりましたが、先日は買い損ね、本日入手。

同じデイヴィスさんでも、アンドリュー・デイヴィス盤は、柔らかく清潔な音づくりで、LP時代結構好きな演奏でした。奇しくも、こちらもルチア・ポップ。

さあ、コリンさんの方はどうでしょうか?

やや異色の演奏でしょうか。

ゆったりとした歩みで、堅固な音楽が奏でられます。

フランス風の香り豊かな演奏というのとはかなり肌合いの違った演奏。

しかし、どっしりとしつつも、ソフトな感触で違和感はありません。

ポップの歌うピエ・イェズは天上の美しさだけれど、ちょっとテンポ遅過ぎやしないか?

テンポ設定など違和感もありますが、オケや合唱の響きも美しく、たまにはこういうドイツ風フォーレ・レクイエムも良いです。

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ビーバー「ロザリオのソナタ」リリアルテ

2011-02-19 22:58:01 | Weblog
昨日はちょっと飲み過ぎ。6時前から11時半頃迄飲んでいたのでしょうか?(終わりの時刻はよく分からない(笑))

お蔭で今日は半日死んでおりましたが、大学同窓会の役員会があるので出掛けなければならない。

今年度から会計を仰せつかってしまったので、その引き継ぎもあって少し早めに会場へ。

私、ずぼらな性格なもので、会計とかって向かないのですが、何しろ人手不足でして泣く泣く引き受けた次第。

弱小同窓会なもので、扱い金額は大したことが無いのでその点は良いのですが、落ち着いて飲めないのが大問題。

役員会の打合せ終了後、ちょっと飲むのが恒例となっていますが、皆さんからお金を徴収し会計して、領収書を貰わなければならないので、おちおち酔っ払っていられないのが辛い。

まあ、役員会は人数も少ないし、時間も短いので良いですが、総会の時とかじっくり飲めないのが残念だなあ。

成ったばかりだけれど、早く後任に引き継いじゃいたいなあというのが本音。

問題は、私などが「若手」と言われている状況で、引き継ぐべき後輩がなかなかいないこと。

次回総会(と言っても2年ほど先ですが)で、誰か役員に勧誘しなきゃ。

リリアルテ(ルディガー・ロッター(バロック・ヴァイオリン)他)(OEHMS CLASSICS盤)

先日、タワレコ新宿店のワゴンセールで見付けた品です。

発見した時には驚愕しましたね。2枚組790円!でしたから。勿論、新品であります。

以前、このディスクを店頭で見付けた時、「最近、OEHMS CLASSICSはレギュラー価格帯になっちゃったけれど、もしかしたらこれ廉価盤かも?」と一縷の期待を持って手にしたら、しっかりレギュラー価格。4千数百円の値札が付いておりました。

残念ながら購入断念。

BRILLIANT CLASSICSのレイター、アンサンブル・コルダリア盤でこの曲の素晴らしさを知り、その後マンゼ盤も入手(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/3da4428b2b44fb492bcc2c5d9d6a7095)しましたが、他も色々聴きたくなってしまう魔力を持った、バロック・ヴァイオリン音楽の秘曲にして大傑作。

久しぶりに聴いて感じたのは、この曲の前半の方って、「フォリア変奏曲」に似ていない?ということ。

ラ・フォリアの主題に基づく素晴らしい作品が色々ありますね。

同じバロックということもあり、コレルリやマレの変奏曲と雰囲気非常に近いものがあると思うのです。

ところで、この演奏はライブ!というのが凄いですね。

と言うのも、変則調弦(スコルダトゥーラ)で有名な曲ですから。

聖母マリアの生涯を描いた16の曲からなる作品ですが、この内なんと14曲がそれぞれ別の調弦という超難曲。

それを、このライブ演奏では、3台のヴァイオリンを駆使して演奏したとのこと。良く間違えないものです。

演奏は、この曲の舞曲的側面に光を当てた、なかなか楽しいもの。第14曲ではテオルボをかき鳴らすノリの良さも聴かれます。

ちなみに、ヴァイオリンに、チェンバロとリュートが加わりますが、ヴァイオリンの持ち替えだけでなく、チェンバロ奏者はチェストオルガンも、リュート奏者はテオルボやバロックギターも、とこちらも弾き替え、持ち替えで頑張っています。

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シューマン「色とりどりの小品、4つのフーガ、4つの行進曲、スケルツォ、アレグロ」デームス

2011-02-16 20:49:35 | Weblog

ふぅ~、疲れました。

今日は、朝から夕方まで某資格試験。

テストでこんなに長時間拘束されたのは、学生時代以来かもしれません。

まあ、たまにはこういう適度の緊張感も良いものです。

勉強不足が故、全く完全にダメと思って望んだ試験でしたが、その割には意外に出来たかも。

まあ、合格点には足りないと思いますが、科目単位に合否があって合格科目を次に持ち越し出来るようですので、次回に繋げましょう。

試験後、前回受けた試験の合格証を受け取りに川口へ。

ついでに、リリアホールを覗いてみる。

楽器を持ったお雛様のオーケストラが飾ってありました。

帰り掛け、リニューアルされたHMV池袋店の旧クラシック売場の「惨状」を視察。

覚悟はしておりましたが、あまりの変貌にショックを受ける。クラシックは殆ど無いに等しく、これだったら近所のスーパーマーケット内のCDショップの方がまだまし!

ショックを癒すのと、試験終わっての自分へのご褒美でいつもの場所へ。(写真参照)

「緑が少ない」とのご指摘を頂戴したので、今日はトッピングネギを追加してみました。

心なしか、唐辛子の辛味とネギの辛味が中和?して、マイルドになった気が致します。

さて今度は、明後日に会社でテストがあります。

テキストを3冊貰っていますが、まだ全くと言って良いほど読んでいません。

別に点数によって、給料が上がったり下がったりする訳でも何でも無いのですが、あまり点数が悪いと格好悪い。

これから、突貫工事で勉強です。

イェルク・デームス(ピアノ)(DOCUMENTS盤)

今日は、「ゲンを担いで」シューマンのピアノ曲をデームスの演奏で。

前回も、前々回の資格試験も、試験当日にこのデームスのシューマンBOXから聴いたら合格したのであります。

1.色とりどりの小品 op.99
2.4つのフーガ op.72
3.4つの行進曲 op.76
4.スケルツォ ヘ短調
5.アレグロ op.8

シューマンの作品の中では、比較的マイナーな曲が集まっていますでしょうか?

中で、「4つのフーガ」が特に気に入りました。

擬バロック調で、バッハを思わせる音楽。内省的で静かで深い味わい。

「4つの行進曲」は、先日リヒテルの演奏で1曲聴いた作品。華やかさと落ち着きのバランスが良いです。

作品番号無しの「スケルツォ ヘ短調」(元々は、ピアノ・ソナタ第3番用に書かれたよう)は、短いながらも堂々たる曲。

「アレグロ」は、ピアノ曲の傑作がたくさん生み出された初期の曲で、華やかで聴き応えがあります。

「色とりどりの小品」は、文字通り、様々な味わいの14曲の愛らしい曲から成る作品集。

シューマンのピアノ曲は、ほんと、心落ち着いて良いですね。

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シュニトケ「合唱協奏曲、レクイエム」ヴィンデキルデ

2011-02-15 22:15:38 | Weblog
今回は完全に負けが見えていますが、最後まで投げずに少し夜なべでやってみますか。

明日、休暇を取って受けに行く某試験。

圧倒的な勉強不足で、どう贔屓目に見ても合格点に達するとは思えない。

でも、思い返してみれば、学生時代の試験はいつも一夜漬け。

今夜は、昔を思い出して、少し夜なべをしてみますか。

でも、流石に完徹は無理だから、2時半目標で。(何とも微妙かつ軟弱な目標時刻設定(笑))

これから自宅に帰って(現在、帰宅途上)夕食食べたら寝てしまう懸念も大ですが…。

フレミング・ヴィンデキルデ指揮ヒムニア室内合唱団(CLASSICO盤)

激安現代音楽BOX「スナップショット」から。

クラシックを聴き始めた当時、「協奏曲」って独奏楽器とオーケストラから成るものという固定観念がありました。

バッハの「イタリア協奏曲」の独奏者はイタリアという国?

いやいや、長靴の形をした国だから、長靴でタップダンスでもやって、オーケストラがその伴奏をするのか、とは流石に思わなかったですが…。

バルトークの名作、「オーケストラのための協奏曲」は、「独奏オーケストラ」があって、その周囲を「伴奏オーケストラ」が取り巻いているのではないか?、とは思わなかったですが…。

こういった「独奏楽器 対 伴奏オケ」という図式で無い協奏曲は、最初一瞬戸惑うものです。

シュニトケの「合唱協奏曲」もそう。

合唱が独奏(独唱?)、なんじゃそれ?という感じですが、別にオーケストラ伴奏が付く訳では無く、構成としては無伴奏の普通の合唱曲であります。

但し、とびきり美しい響きの。

以前、図書館から借りたポリャンスキー盤でこの曲を知りました。(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/7758cabe69a9b4e10f55eb13779940cd)

「スナップショット」で、別演奏ですがこの曲が手持ちの物になれた事は喜びであります。

多様式主義などの手法で、ヒタヒタと迫力ある音楽を盛り上げることの多いシュニトケ(それも好き)ですが、この曲ではストレートでピュアな美しさの音楽が聴けます。

ポリャンスキー盤が手元に無いので比較は出来ませんが、この合唱だってなかなかのもの。

「レクイエム」は、小編成の器楽伴奏も加わり、よりドラマチックな曲。

現代の宗教曲の傑作というと、ペンデレツキの「ルカ受難曲」やペルトの「ヨハネ受難曲」などが浮かぶ私ですが、この曲も決してそれらに劣らない名作に感じました。

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