golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

メシアン「ニワムシクイ」ヒル

2011-01-31 22:30:44 | Weblog
今日からダイエットにチャレンジ!

と書いてしまおう。

オオメシクイとか、ムダメシクイとか言われる私ですが、確かにちょっと食べ過ぎかと思うのであります。

「さくら水産」に昼食に行っても、どんぶり飯(&卵&フリカケ&海苔の豪華版(笑))の山盛お代わりは止めようと思う。

ただでさえボリュームの多いスパゲティ店での大盛や超大盛は止めようと思う。

毎昼食後、コンビニでスウィーツを買うの止めようと思う。

今晩の飲み会でも、飲み過ぎ食べ過ぎに気を付けよう。

もっとも、ダイエット宣言では無く、「チャレンジ」としている所がビミョー。意思の弱さを露呈している。

さあ、どうなるやら?

ピーター・ヒル(ピアノ)(BRILLIANT CLASSICS盤)

という事で、今日はオオメシクイ、では無くニワムシクイ。

鳥の名前であります。「庭のホオジロ」とも言われているようです。

良い声で鳴く鳥だそう。

1956~57年に作曲された「鳥のカタログ」に対して、1970年作。

メシアンとしては、第2の鳥のカタログの中核にこの曲を据えたい思いもあったよう。

メシアンの単独のピアノ曲としては最長で30分を超える。(「鳥のカタログ」を始め、「幼子イエズスに注ぐ20の眼差し」など、複数曲から成る連作)

大自然の中での夜明け前から日没後迄の音詩。

「鳥のカタログ」は確かに長いけれども、その魅力がコンパクトに凝縮したのがこの曲とも言える。

メシアンのピアノ曲の最高傑作との評価もあるよう。

ちなみに、今飲み会帰り。

二次会は何とか振り切ったけれど、飲み過ぎ食い過ぎでダイエットとは程遠い状況。

う~う、お腹苦しい。

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メシアン「鳥のカタログ」ヒル

2011-01-30 22:47:55 | Weblog
ふうぅ、やっと終わった。

寒中見舞いの葉書印刷。

年初に義母が亡くなった為、頂いた年賀状の返事が出せず、寒中見舞いとしたもの。

たいした枚数では無いので、すぐ終わると高をくくっていたものの、久しぶりの葉書ソフトの操作にてこずったり、途中プリンターがトラブったりで意外に時間を要してしまいました。

ああ、疲れた。

ピーター・ヒル(ピアノ)(BRILLIANT CLASSICS盤)

久しぶりに「鳥のカタログ」を通しで聴く。

メシアンBOXから。

CD3枚にまたがる大作の為、普段はなかなか全曲通して聴く時間が取りにくい。

「抜粋嫌い」の私ではあるけれども、全7巻計13曲から成るこの曲は、13曲がそれぞれ別の鳥を主役にした音楽だから、どれかの曲だけを取り出して抜粋で聴いたとしてもバチは当たるまい。(当たり前である)

この曲、寝る前や、朝早く目覚めてしまった時に寝床で聴くのにピッタリの作品なのです。森林を逍遥している爽やかな気分になれて。

しかし、メシアンを結構好きだったり、現代音楽も抵抗無く聴けていた私でも、この曲に馴染んだのは遅く、3年位前だったでしょうか。

検索したら、ブログ始めた頃の記事がありました。(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/98363810a83a7a8f2eb23137b776e9bd?st=1)

ロマン派までの音楽語法とは勿論違うし、セリー、トーンクラスター、電子音楽、ミニマル…等の現代音楽の語法とも異なる。

鳥の鳴き声を採譜して構成したこの曲独特の語法に最初戸惑いも感じました。

慣れないと、また鳥の鳴き声を基に作られたことを知らずに聴くと、「変な現代音楽」に聞こえてしまう可能性大かも(笑)。

しかし、ひとたび慣れると、そこから美しい音楽が聴こえ、自然と同化している感覚まで得られるのであります。

第1巻
 第1番:キバシガラス
 第2番:キガシラコウライウグイス
 第3番:イソヒヨドリ
第2巻
 第4番:カオグロヒタキ
第3巻
 第5番:モリフクロウ
 第6番:モリヒバリ
第4巻
 第7番:ヨーロッパヨシキリ
第5巻
 第8番:ヒメコウテンシ
 第9番:ヨーロッパウグイス
第6巻
 第10番:コシジロイソヒヨドリ
第7巻
 第11番:ノスリ
 第12番:クロサバクヒタキ
 第13番:ダイシャクシギ

この曲、鳥の鳴き声の部分と、その他の自然描写のいわば「地」の部分から構成されています。

アリアとレシタチーヴォの様な関係でしょうか?

どうしても、アリアすなわち超絶技巧の鳥の歌の部分に耳が行ってしまい勝ちですが、背景の自然描写も、大らかでゆったりとした、ドビュッシーの延長線上のいかにもフランス音楽を感じさせる柔らかさでなかなか良いのであります。

メシアンの研究者としても知られているとのピーター・ヒルの演奏。

ちょうど図書館から借用中のウゴルスキ盤(時々、この盤借りています)と比べると鮮やかさではやはりウゴルスキに軍配を挙げたくなりますが、メシアンへの共感が感じられる演奏で楽しめました。

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F.クープラン「クラブサン組曲第3巻」より、カーティス

2011-01-29 23:50:40 | Weblog
色々やらなきゃならない事があったのですが、ゴルフスクールと病院(メタボ薬貰い)しか出来なかった今日でした。

昼寝もしなかったのに…。

時間の使い方の悪さを痛感。

明日は、今日の分もやらねば。

アラン・カーティス(チェンバロ)、ルーシー・ファン・ダール(ヴァイオリン)、フランス・ブリュッヘン(フルート)、ブルース・ヘインズ(バロック・オーボエ)(Virgin CLASSICS盤)

先日、タワレコ新宿店のワゴンセールで購入した品。2枚組で490円でした。

今日はその1枚目。

フランス・バロックの大家、クープラン一族の中で最も有名な「大クープラン」こと、フランソワ・クープラン(1668~1733)のクラブサン(チェンバロ)曲。

そんな大家にも関わらず、LP時代以来あまり聴かずに過ごして来てしまった作曲家。

勿論、リコーダー曲集のディスク等に必ずと言って良いほど入っている「恋のナイチンゲール」などを始め多少は聴いて来たが、さてクープランのディスクで他にどんな物を持っていたかと言われても思い出せないような状況。

確認したら、Deutsche Harmonia Mundiの50枚BOXに1枚あったけれど、CDはこれだけだったかも。

このディスクでは、チェンバロの為の組曲からいくつかが選ばれています。

1.第18組曲
 ・ヴェルヌイユの女(アルマンド)
 ・ヴェルヌイユの娘
 ・修道女モニク
 ・騒がしさ
 ・感動
 ・テイク・トク・ショク、またはオリーブしぼり機
 ・足の悪い壮漢
2.第14組曲
 ・恋のナイチンゲール
 ・ナイチンゲールの変奏
 ・おびえた紅ひわ
 ・嘆きのほおじろ
 ・勝ち誇る夜うぐいす
 ・7月祭
 ・キタイロンの鐘
 ・ささいなこと
3.第16組曲より
 ・たぐいなき優雅さ、またはコンティ家の女
 ・結婚―愛
 ・愛らしいテレーズ
 ・そこつな女
 ・レティヴィル
4.第17組曲より
 ・尊厳、またはフォルクレ
 ・小さな風車
 ・鈴
5.第15組曲より
 ・摂政夫人、またはミネルヴァ
 ・軽はずみな女
 ・選り抜きのミュゼット
 ・居酒屋のミュゼット
 ・花咲く果樹園
6.第13組曲より
 ・フランスのフォリア、またはドミノ

親しげな標題の付いた小品の数々は優美で愉しく、スペインのD.スカルラッティの機知に富んだソナタと好対照。

一部の曲では、ヴァイオリン、リコーダー、バロック・オーボエが加わりますが基本はチェンバロ曲。

モーリス・ラヴェルが尊厳していたのも納得の優美にして精緻な音楽。

1曲1曲が個性的で魅力的ですが、特に下記などが印象に残りました。

「修道女モニク」:優雅で覚え易い旋律の安らぎに満ちた音楽。

「騒がしさ」:確かに賑やかで、前曲と対照的。

「テイク・トク・ショク、またはオリーブしぼり機」:チクタクとリズムを刻む時計の様な愛らしく愉快な音楽。チェンバロの音色がピッタリ。ハイドンにも通じるユーモアも。

「恋のナイチンゲール/ナイチンゲールの変奏」:昔から馴染みの大らかで優雅なメロディ。

「おびえた紅ひわ」、「勝ち誇る夜うぐいす」:D.スカルラッティに通じる才気溢れる曲。

「キタイロンの鐘」:可愛らしい鐘の音。

「レティヴィル」:ヴァイオリンとチェンバロが優美に踊っているよう。

「小さな風車」:風車が回る光景が目に浮かびます。

「軽はずみな女」:付点リズムが確かに軽はずみな感じに聴こえます。

「居酒屋のミュゼット」:優雅さの中にも庶民性も感じられて楽しい。パリの宮廷を中心に活躍した作曲家ですが、何故か、昔読んだドーデの「風車小屋便り」の南フランスの庶民的世界を連想してしまいました。

「フランスのフォリア、またはドミノ」:優美なフォリア変奏曲。

意外な盲点になっていた作曲家でした。

また、色々聴いてみたいと思います。

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メシアン「ハラウィ-愛と死の歌」カペッレ、アウスタベ

2011-01-28 23:44:05 | Weblog
ラーメン店主は、何故腕組みするのだろうか?

最近、職場にあるドリンクの自販機にラーメンのチラシが貼られている。

ベンダーが、有名店のラーメンの家庭用パックも販売していて、申込書も付いている。申し込んでいる人を見たことは無いが。

そして、そのチラシに写っているラーメン店主2人は、判で突いた様な「腕組みポーズ」。

思い返してみると、ラーメン店主が写っている写真って、ほとんど皆、腕組みしていない?

何で?

たぶん、テレビ番組とかで誰かが始めたのが伝播したのだろうけど。

でも、何で腕組みなの?

味に拘る頑固店主というイメージ作りの為、テレビ局のプロデューサー辺りが指示したものか。

それとも、スープの出汁を取るのに長時間鍋の前で待つ為、腕組みが習い性になってしまったものだろうか?

ラーメン店主のイメージとして、何となく雰囲気は分かる。

でも、ちょっとワンパターン過ぎやしないか。

テレビカメラに映ったりすると、両手でピースポーズを取る小学生と何か似てない?

個性的なポーズでの写真を期待しております、ラーメン店主様。

イングリッド・カペッレ(ソプラノ)、ホーカン・アウスタベ(ピアノ)(BRILLIANT CLASSICS盤)

メシアンのピアノ曲、オルガン曲を聴いて来ている17枚組BOXから、今日は歌曲。

合唱曲は聴いておりますが、独唱は初めて。

50分を越える、次の12曲から成る連作歌曲集です。

1.眠っていた町、お前
2.おはよう、緑の鳩
3.山々
4.ドゥンドゥ・チル
5.ビルーチャの愛
6.遊星の回帰
7.告別
8.音節
9.階段は太陽の姿を語る
10.愛、星の鳥
11.星になったカチカチ
12.暗黒の中で

ペルーのケチュア語の伝承詞による歌との事ですが、内容は全く分かりません。

まあ、個人的には音楽として楽しめれば歌詞が分からなくても全く問題ありませんが。

ソプラノをピアノが伴奏するというより、非常に技巧的なピアノにソプラノが華を添えている感じです。

後年、メシアン音楽の中で重要な要素と成って行く、鳥の歌もあるし、多彩なリズムもあるし、ピアノは低音域から高音域まで縦横無尽に走り回るし、とても聴き応えのある音楽。メシアン好きには堪りません。

オーケストラ曲(「トゥーランガリラ交響曲」)、室内楽曲(「世の終わりの為の四重奏曲」)、ピアノ曲(「幼子イエズスに注ぐ20の眼差し」)辺りにばかり光が当たっているメシアンですが、オルガン曲は傑作揃い(まだ一部しか聴いていませんが)ですし、この「ハラウィ」もそれらに決して引けを取らない名作に思います。

演奏は、ソプラノも高度に技巧的な歌をドラマチックに歌いこなしていますし、何よりピアノが素晴らしい。

アウスタベは、NAXOSにメシアンを色々録音している人だけれど、ひんやりした音色で冴えたピアノを聴かせてくれています。

「鳥のカタログ」の続編とも言うべき、「ニワムシクイ」などのCDを持っているだけですが、こんなに素晴らしい演奏だったかな?

聴き直してみなきゃ。

この演奏聴くと、アウスタベの「鳥のカタログ」も欲しくなります。

ちなみに、今日もメシアンのオルガン曲のCDの(たぶん)掘り出し物を見付けて買ってしまいました。

日に日にメシアンに填まって行く私であります。

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シュトックハウゼン「十二宮、ピアノ小品IX、V、XI、7つの日」他、クレイン

2011-01-27 23:48:00 | Weblog
もうすぐ2月、いよいよ春!

私的には、2月になるともう春の色が濃くなった気が致します。

昼過ぎから外出しましたが、もうコートが邪魔な雰囲気。

明日辺りから、天候によってはコート無しにしようかな。

エリーザベト・クレイン(ピアノ)(CLASSICO盤)

激安現代音楽BOX「スナップショット」から。

前衛音楽の旗手シュトックハウゼンのCDは、ショップで見ても結構高いのが多く、1枚3,000円以上とか普通にあって(4,000円以上とかもあった?)なかなか手が出ず、「ヘリコプター弦楽四重奏曲」(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/3a3ba498b1d5c6af32756f1300c8c6c1)の1枚しか持っておりませんでした。

それが、この激安BOXに入っていたことに感激。

カールハインツ・シュトックハウゼン(1928~2007)
1.十二宮(1975~77)
2.ピアノ小品Ⅸ(1954~63)
3.ピアノ小品Ⅴ(1954)
4.ピアノ小品ⅩI(第1稿)(1956)
5.7つの日より(編曲:エリーザベト・クレイン)(1968)
6.ピアノ小品ⅩI(第2稿)(1956)
ニルス・ホリガー・ペテルセン(1946~)
7.シュトックハウゼン「プラス-マイナス」の1ページ版(1998)

Wikipediaに拠れば、シュトックハウゼンは初め伝統的な書法の音楽を書いていたが、メシアンの「音価と強度のモード」(4つのリズム練習曲の中の1曲)(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/4403e822575f2dc8f8199234ad272282?guid=ON)を聴いてトータル・セリーに目覚めてしまったのだそうな。メシアン偉い!

彼はメシアンのこの曲を数百回も繰り返し聴いたとのこと。シュトックハウゼン凄い!

そんな所為か、これらのピアノ曲もメシアンと似た感じも受けます。

しかし、キリスト教や自然といった要素も大きいメシアンに対し、シュトックハウゼンは徹底的に無機的。

これが一つの個性か。

徹底的に現代音楽していて良いですなあ。

最近、NAXOSからもシュトックハウゼンのディスクが出たので、それも聴いてみたいです。

ペテルセンという人の曲もなかなか面白い。2音の繰り返しと不協和音のセットが手を替え、音を替え執拗に繰り返されるような音楽で、結構印象に残ります。

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バッハ「無伴奏チェロ組曲第4~6番」ウィスペルウェイ

2011-01-26 23:54:27 | Weblog
今日は、昔お世話になった役員の方の定年送別会。

既に定年退職されているOBの方々、早期退職され起業された方々、今や会社の中枢を担う方々などから、冴えないオッサン(=私(笑))、迄、昔一緒に仕事をして人柄を慕う方がたくさん集まった会でありました。

相変わらず若々しい方ばかりでしたが、以前は久しぶりに会った方と「今どうされているのですか?」という話だったものが、「お子さんは今何されているのですか?」みたいな会話も多くなって、つくづく歳を取ったものだなあ、とも感じた日でもありました。

「会話上の世代交代」とでも言うのでしょうか。

ピーター・ウィスペルウェイ(チェロ)(CHANNEL CLASSICS盤)

昨年末に、1~3番を取り上げた(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/0e5cabe65da7056fbdbe03643cf89c59?guid=ON)ウィスペルウェイのバッハ無伴奏。

先日、ヨーヨー・マの旧盤に関して、メタボパパさんから「音色が黄色」とのコメントを頂戴しましたが(http://blog.goo.ne.jp/golf130/cmt/ad86ff0c06e0e60a5c21c6d5b78c3e18?guid=ON)、激しく同意。(これも素晴らしい演奏と思いますが)

対して、このウィスペルウェイ盤は「純白」。

こんなに透明度高く、見通し良く、この曲集が弾かれるのを聴いたことが無い。

1~3番だけでなく、相対的に重めの曲も多い4~6番でもそれは同じ。

そして、バロック・チェロを駆使しての舌を巻くテクニック。

演奏によっては、鈍重で沈鬱にさえ聴こえかねない短調系の2番や5番も生き生きした音楽として聴ける。

他楽器への編曲物を含めても、10種類程度しか聴いたことの無いこの曲集ですが、今まで聴いた中では一番好きかも。

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ベートーヴェン「ピアノ・ソナタ第19、28番」他、グールド

2011-01-25 23:44:11 | Weblog
帰路、人身事故で電車が遅れる。遅れのみならず、途中駅迄での往復に変更となり、本来の終着駅迄行かない旨の車内放送が流れる。

前にも似た事があったけど、えっ、何で?って感じ。

というのも、事故があったのは乗り入れしている別線の先の方。

遅れはともかく、途中駅までしか行かないのが納得が行かない。

幸い、乗っている電車から、終着駅迄の運行が再開されました。

その後の車内放送で、途中駅迄で運転を打ち切っていた理由がようやく分かりました。

ホームに人が溢れていて危ないからだそう。

なるほど。

途中駅迄しか行かないという事とともに、その理由も一言添えて欲しかったと思いました。

車内が空いていたし、遅れ遅れながらも電車は走っていたので皆さん冷静に乗っていたけど、ぎゅうぎゅう詰めだったり止まっている時間が長かったりしたら、理由も知らされず途中迄の運行に変わったら怒り出す人もいるんじゃないかな、と思いました。

グレン・グールド(ピアノ)(DOCUMENTS盤)

ミチョランマ消化計画の一環。いや、「消化」では仕方なく聴いているみたいでイメージ悪いか。もとい、ミチョランマ克服計画。

BOX盤は枚数の多い物で無くても、途中で挫折して未聴盤が残ってしまいがちです。

「せっかく買ったCDだから全部聴こう!」と思っていても、ついつい忘れ去られたように残ってしまう盤が生じ勝ちです。

このグールドが若い時代の激安10枚BOXも1枚だけ未聴がありました。

それが、今日のこれ。

1.ピアノ・ソナタ第19番
2.ピアノ・ソナタ第28番
3.創作主題による6つの変奏曲
4.創作主題による15の変奏曲とフーガ(エロイカ変奏曲)

何れも1952年録音。

衝撃的なゴルトベルク変奏曲でのレコードデビューに先立つこと3年前の物です。

20歳になったかならないグールドは、恐いもの知らず。後期曲の入口に位置する28番のソナタの終楽章など物凄いスピードで弾き飛ばす。

録音の悪さのせいか、ちょっと破綻し掛けているように感じられる所もあるが、快感。

しかし、それが軽い演奏では無く、後期曲の深みをも有しているのが流石天才グールド。

小規模な19番のソナタや2つの変奏曲でも、若さと大成が同居したようなグールドが聴けて面白かったです。

ちなみに、「エロイカ変奏曲」は英雄交響曲の主題に基づく変奏曲では無く、この主題が交響曲の終楽章にも使用されたものなんですね。

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ドヴォルザーク「スターバト・マーテル(ピアノ伴奏版)」エキルベイ

2011-01-24 22:19:13 | Weblog
進んでいない資格試験の学習、約3週間後の試験日まで、「(1)少しずつでも毎日やる。(2)やったかやらなかったかを○×で、やった時間も含め手帳に記載する」ことで自分にムチ打って行こうと決めました。

それでぇ…、今日は会社を早く出られたのでマックへ。

ここで小1時間勉強してから家へ帰ろう、と思う訳です。自宅へ帰るとなかなか出来ませんので。

ところが、鞄を開けると、忍ばせている懸賞雑誌&ハガキなんぞに目が行くのであります。

昨年余った年賀状を普通ハガキに替えて、時々懸賞に応募したりしているのです。全然当たらないけど。

5枚ほど書いてから、さあ、とテキストを開き読み始めるがなかなか身が入らない。

このブログ記事書きに浮気。

結局、数ページ読んだだけ。これじゃあ、とても「○」は付けられない。

自宅へ帰ったら、少しやってから寝るようにせねば。

アレクサンドラ・コク(ソプラノ)、レナータ・ポクピック(コントラルト)、パヴォル・ブレスリク(テノール)、マルクス・ブッター(バリトン)、ブリジット・エンゲラー(ピアノ)、ロランス・エキルベイ指揮アクサンチュス(Naive盤)

これも、一昨日ブックオフの「500円以下半額セール」で入手したCD。250円、超感動!

「駄作無し」と言われるスターバト・マーテル。

たぶん一番有名であろうペルゴレージ以外にも、ボッケリーニ(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/115406beeba975b66d7dd2bc6a5beb0a)、ハイドン(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/1b2c8809c7b565e0ea325c675fcdf771)、ステッファーニ(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/c727a588819bdbada32800e5433311d0/?ymd=200901&st=0&guid=ON)など何れ劣らぬ傑作と思いますが、これもまた有名なドヴォルザークの作品は未聴でした。

かねて聴いてみたいと思いながらも、ドヴォルザークの「土臭さ」とスターバト・マーテルのイメージが今一つ結び付かなかったのもまた事実であります。

しかし、それがブックオフで超破格値で出ており、しかも高品位イメージのあるNaiveレーベルとあれば、買わない手はありません。

子供達と妻を相次いで亡くした哀しみの中で作曲されたというこの曲。

今朝通勤途上に初めて聴きましたが、乾いた土壌に慈雨が優しく染み込む様に、すうっと心に入って参りました。

新世界交響曲やチェロ協奏曲のドヴォルザーク(それも勿論好きですが)とは全く違う世界。

フォーレのレクイエムのような優しく静かに感動が盛り上がって来る音楽。しかし、フォーレの様に甘美では無く透明な美しさ。

普通、管弦楽伴奏版で知られている曲ですが、最初はピアノ伴奏用に作曲されたとのことで、これはその世界初録音とのこと。

何しろ初めての曲ですので、オーケストラ版は聴いたことがありませんが、ピアノ伴奏版はこの曲の静かな感動をより高めているように感じます。

独唱、合唱とも透明で素晴らしいですが、昨年のラ・フォル・ジュルネで初めて聴いたブリジット・エンゲラー(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/b844b2c23a18a41cc7badd766dfbe16e)のしっとりしたピアノ伴奏も特筆物。

今日でドヴォルザークのイメージが大きく変わりましたし、今までこの作曲家で特に好きな曲というと新世界交響曲か弦楽セレナーデ辺りだった(そもそも多くを知らない)私ですが、今日からはダントツ「スターバト・マーテル!」であります。

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バッハ「無伴奏チェロ組曲第1~6番」マ新盤

2011-01-23 21:27:55 | Weblog
いかん、いかん。

試験日まであと1ヶ月を切った某資格試験、先日後れ馳せながら購入したテキストを1/10程度読んだのみ。

3回位テキスト読んで、練習問題やって、重要事項を衰退している記憶力にムチ打って覚えれば合格ラインに近づく気がするが、このままではとても間に合わない。

ブログは、ほぼ毎日書いているのに勉強の方は全くそうは行かない。

まあ、考えてみりゃ学生時代もほぼ毎日クラシックは聴いていたけど、勉強は試験前の一夜漬けばかりだったしなあ…。

などと納得していてはいかん。毎日少しずつでもやる方策を考えねば。(考えている前にまずやれ、っうの)

ヨーヨー・マ(チェロ)(SONY盤)

図書館からの借用CDです。

旧盤の1、3、5番を以前取り上げたことがあります。(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/1f851c86a621f4a08566f9c745d7d6a3?st=1

こちらは、1994~97年の録音。

「インスパイアド・バイ・バッハ」という、他芸術分野(庭園設計、建築、振付、映画、歌舞伎、アイス・ダンス)の芸術家とのコラボレーションで映像と音楽の融合を図ったDVDのサウンドトラック版。

ヨーヨー・マらしい流麗に歌うバッハ。

数十種はあるであろう録音の一部しか聴いておりませんが、この曲集の演奏史上エポックメイキングな物がいくつかあると思います。

曲を復興したカザルス、古楽器演奏の世界を切り開いたビルスマ(旧盤)、そして滑らかに歌える美しい曲集であることを示したヨーヨー・マ(旧盤)。

この新盤は、映像とのコラボ故か、映像が無くても光景が目に浮かぶ演奏。

重々しく感じることもある6番のプレリュードなど、如何にも氷上をなめらかに滑るアイス・ダンスに相応しい。

旧盤(上記の通り、1、3、5番のみですが)とも少し聴き比べてみました。時間の関係で1番だけ。

良く歌うところは共通で、旧盤は若々しさを感じますが、ダイナミックさと洗練を増した新盤の方が俄然面白く感じました。

図書館で借りたCDですが、いずれ是非欲しいですね。

映像付きのDVDも興味大です。

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バッハ「無伴奏チェロ組曲第1~3番(テオルボ版)」モンテイエ

2011-01-22 23:02:53 | Weblog
先日、職場の若者が誕生日だと言うのを聞いて、「うちのお袋と同じじゃん」なんて話をしておりました。

ところが、それは大いなる勘違い。その日は実はカミサンの誕生日でありましたm(__)m。

家は皆、誕生日が近いのであります。

私と娘は1日違い。私と義父が11日違い。

妻と私の母が10日違い。母と先日亡くなった義母が2日違い。

私の父が少し離れた誕生日ですが、それも1ヶ月ほど。

そんなこともあって勘違いをしておりました(言い訳)。

カミサンの誕生日には、しっかり飲んで遅く帰ったし。

贖罪の意味で夕方ケーキを買って来て、先ほど食べました。

パスカル・モンテイエ(テオルボ)(Virgin CLASSICS盤)

本日、ブックオフで仕入て来た品、250円也。

買い物ついでに2店をチェック。

今まで掘り出し物をいくつも産出して来ている1店は最近ちょっと低迷。めぼしい物無し。

そして、ずっと小規模なもう1店へ。

「500円以下品半額セール」中。ラッキー。

早速棚をチェック。

即座に1枚掘り出し物を発見。

また隅から隅まで(と言ってもたいした枚数は無いが)チェック。

そして、今度はこのディスクに目が止まる。

「テオルボ組曲」と記載があったので、良く見ずに「リュート組曲」をテオルボで演奏した物と勘違いしてしまいました。

レジを済ませ、車に戻り、カーステレオにCDをセット。

すると、流れて来たのはチェロ組曲第1番のプレリュード。

チェロ組曲の編曲版でありました。

同じ撥弦楽器のギターよりも柔らかな響き。

私、リュートやテオルボ(大型のリュート)の雅びな響きが大好きなのであります。

リュートと比べ音域が低く低音も太く響く。

バッハが書いたのはチェロ用の楽譜ですが、古楽器のバロックの音色。

違和感無く、とても心地良く聴けました。

モンテイエは初めて聴いたはずの奏者(色々古楽器演奏団体に所属していたようなので、どこかで耳にしているかもしれませんが)ですが、テクニックも万全で癖の無い解釈で楽しく聴けました。

4~6番の録音もあるようで、聴いてみたくなりますね。

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