昨夜は「クラヲタ分科会」(単なる飲み会とも言う?(笑))。
左党さんがミュンヘン・フィルのコンサートで仙台から来られるのに合わせ、はるりんさん、minaminaさん、とめさんと5人で新宿にて分科会開催致しました。
舌を噛みながらのスクロヴァチェフスキだの、ショルティだの、ラン・ラン(リンリンはどうした?って、そりゃ違うだろ)、ヘンテコ大魔人(アーノンクール)、シューマン、チャイコフスキー、ブルックナー等々、クラヲタ話が飛びかい、グラスがどんどん空になりながら、あっという間に夜は更けて行ったのであります。
毎回思うのでありますが、クラシックに関心の無い周囲のお客さんは、「こいつら、何でこんな話題で楽しそうに出来るんだろうな?」と思っていることでしょう(笑)。
「それにしても、随分と飲む連中だ」とも(爆)。
皆様、楽しい時間を有難うございました。
帰路は、最寄駅からタクシー代をケチって歩いたのですが、途中ラーメン一杯給油。
またまたメタボ度upでありました。
ピエール=ローラン・エマール(ピアノ)(SONY盤)
「ヘンテコ大魔人」を聴こうかとも思っていたのですが、昨日ディスクユニオンで仕入れて来たCDが聴きたくて仕方が無い!
前からずっと聴いてみたかった曲で、CDを購入するチャンスを伺っておりました(ちょっと大袈裟)。
超絶技巧のピアノ曲、リゲティの練習曲集であります。
評判の良いこのエマール盤など欲しかったのですが、レギュラー盤で手が出し辛い。それが、ディスクユニオンで1,400円ほどの「最近のNAXOS価格に近い金額」であったので即Get。
ちなみに、少し安い「盤質B」もあったのですが、是非とも欲しいディスクなので「盤質A」を選択。知らなかったのですが、キズの有無でA,Bが別れるのだそうですね。
さて、「ピアノのための練習曲集」は1985~2001年に掛けてジェルジュ・リゲティ(1923~2006)が書いた作品。
3巻に分かれていますが、この録音時点(1995年)では第3巻はまだ1曲しか作曲されていなかった(この後3曲追加)ため、残念ながら全曲収録とはなっておりません。
第1巻
・無秩序
・開放弦
・妨げられた打鍵
・ファンファーレ
・虹
・ワルシャワの秋
第2巻
・悲しい鳩
・金属
・眩暈
・魔法使いの弟子
・不安定なままに
・組み合わせ模様
・悪魔の階段
・無限の円柱
第3巻より
・白の上の白
アフリカ音楽やジャズなどの影響も受けたこの練習曲は相当な難曲。
2本の手で3つ、4つのリズムを奏したり、音域も音量も広く、ffffffff(フォルテ8つ!!!!!!!!)まで出てくる始末。
コンクールなどで人気曲となっているという無限の階段を駆け上がるような「悪魔の階段」やfff~ffffffffの音塊がすざまじいダイナミズムで魅せる「無限の円柱」、複雑怪奇なリズムでノリノリの「無秩序」、意外にも静寂でバッハの平均律を想い起こさせる「開放弦」など面白い音楽満載のカッコいい曲集。
若い頃(1951~53)に書かれた11曲から成る「ムジカ・リチェルカータ」も面白い作品。
何しろ、第1曲では2音のみ!(イ音とニ音)で音楽が作られているのですから。
やっぱ、リゲティは凄いや。
エマールもこの超難曲を余裕で?弾きこなしており、これまた凄いです。
ところで、他にもう一つ是非とも欲しい、別の作曲家のピアノの超絶技巧現代曲のCDがあります。(かなり長大な!作品)今度またディスクユニオンで探してみましょう。
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左党さんがミュンヘン・フィルのコンサートで仙台から来られるのに合わせ、はるりんさん、minaminaさん、とめさんと5人で新宿にて分科会開催致しました。
舌を噛みながらのスクロヴァチェフスキだの、ショルティだの、ラン・ラン(リンリンはどうした?って、そりゃ違うだろ)、ヘンテコ大魔人(アーノンクール)、シューマン、チャイコフスキー、ブルックナー等々、クラヲタ話が飛びかい、グラスがどんどん空になりながら、あっという間に夜は更けて行ったのであります。
毎回思うのでありますが、クラシックに関心の無い周囲のお客さんは、「こいつら、何でこんな話題で楽しそうに出来るんだろうな?」と思っていることでしょう(笑)。
「それにしても、随分と飲む連中だ」とも(爆)。
皆様、楽しい時間を有難うございました。
帰路は、最寄駅からタクシー代をケチって歩いたのですが、途中ラーメン一杯給油。
またまたメタボ度upでありました。
ピエール=ローラン・エマール(ピアノ)(SONY盤)
「ヘンテコ大魔人」を聴こうかとも思っていたのですが、昨日ディスクユニオンで仕入れて来たCDが聴きたくて仕方が無い!
前からずっと聴いてみたかった曲で、CDを購入するチャンスを伺っておりました(ちょっと大袈裟)。
超絶技巧のピアノ曲、リゲティの練習曲集であります。
評判の良いこのエマール盤など欲しかったのですが、レギュラー盤で手が出し辛い。それが、ディスクユニオンで1,400円ほどの「最近のNAXOS価格に近い金額」であったので即Get。
ちなみに、少し安い「盤質B」もあったのですが、是非とも欲しいディスクなので「盤質A」を選択。知らなかったのですが、キズの有無でA,Bが別れるのだそうですね。
さて、「ピアノのための練習曲集」は1985~2001年に掛けてジェルジュ・リゲティ(1923~2006)が書いた作品。
3巻に分かれていますが、この録音時点(1995年)では第3巻はまだ1曲しか作曲されていなかった(この後3曲追加)ため、残念ながら全曲収録とはなっておりません。
第1巻
・無秩序
・開放弦
・妨げられた打鍵
・ファンファーレ
・虹
・ワルシャワの秋
第2巻
・悲しい鳩
・金属
・眩暈
・魔法使いの弟子
・不安定なままに
・組み合わせ模様
・悪魔の階段
・無限の円柱
第3巻より
・白の上の白
アフリカ音楽やジャズなどの影響も受けたこの練習曲は相当な難曲。
2本の手で3つ、4つのリズムを奏したり、音域も音量も広く、ffffffff(フォルテ8つ!!!!!!!!)まで出てくる始末。
コンクールなどで人気曲となっているという無限の階段を駆け上がるような「悪魔の階段」やfff~ffffffffの音塊がすざまじいダイナミズムで魅せる「無限の円柱」、複雑怪奇なリズムでノリノリの「無秩序」、意外にも静寂でバッハの平均律を想い起こさせる「開放弦」など面白い音楽満載のカッコいい曲集。
若い頃(1951~53)に書かれた11曲から成る「ムジカ・リチェルカータ」も面白い作品。
何しろ、第1曲では2音のみ!(イ音とニ音)で音楽が作られているのですから。
やっぱ、リゲティは凄いや。
エマールもこの超難曲を余裕で?弾きこなしており、これまた凄いです。
ところで、他にもう一つ是非とも欲しい、別の作曲家のピアノの超絶技巧現代曲のCDがあります。(かなり長大な!作品)今度またディスクユニオンで探してみましょう。
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私もリゲティのこのあたりの作品は大好物です。
「ムジカ・リチェルカータ」、本当に大傑作ですね。
1曲ごとに一音ずつ増えていって、最後に12音になるんですね。
「練習曲集」も、まだピアノでこれだけのことができる!
という可能性を提示した尖鋭的前衛作品でありながら、
同時に聴いて面白いというのが凄いですなあ。
コメント有難うございます。
この2つの作品、アイデア満載で、技巧的にも難解を極めたものだと思いますが、聴いてとても面白い音楽になっていて、単なる実験的な音楽に陥っていませんね。本当に凄いと思いました。
大魔人様の話題やら、いろいろと盛り上がった様でなによりです。
おっしゃる様に、まわりの方からしたら奇人変人の集いに思われているかもしれませんが、まぁ気にしないでおきましょう…(^^;
リゲティのエチュードは聴き慣れるまでちょっと取っつきにくい感じですけど(自分だけ??)、ハマりだしたらもう止まりませんよね。
ナクソスのビレット盤で聴いていますが、どうも「弾きこなせていない」評が多いようですので他の盤でも聴きたいと思っていたりします。
目下、ウレーンとエマールの盤を聴いてみたいなぁ、と…。
あ、抜粋でユジャ・ワンさんも気になっていたりします(むしろビジュアル面??)
というわけで今日はちょっと近場のディスクユニオンにでも足をのばしてみようかと思います。
あるかどうかはわかりませんけど
気になっている曲、長大&超絶技巧ですか…
というとソラブジ辺りですかねぇ??
ベタですがそのくらいしか浮かびませんでしたm(__)m
コメント有難うございます。
ほんと、奇人変人集団ですよね(笑)。
前からビレット盤を買おうかとも考えていたのですが、酷評が多く、エマール盤かウレーン盤が欲しいと思っていたのでラッキーでした。
欲しいCD、正解です。
ソラブジの「超絶技巧百番練習曲」が是非欲しいと思っております。
今度のクラヲタの会では、是非、現代音楽も話題にしましょうね♪
遅ればせながら奇人変人1号、参上でございます!(笑)。
土曜日はありがとうございました!
やっぱりといいますか、終電でございました。
毎度のことですが、音楽の話をしていると時間が立つのを忘れます。
そしていつもの通りのグラスの空きっぷり(笑)。
またよろしくお願いいたします。
DGのリゲティ・コンプリート・レコーディングというセット物に2曲ほどピアノのための練習曲が入っておりますが、全曲聴いてみたいですねぇ。ちなみにこのセット物は4枚物ですがアバド&VPOやハーゲンSQなど奏者も超一流で3000円ぐらいで手に入れました。お薦めです。
リゲティの、自動楽器のための作品を集めたCDで、手回しオルガンの「ハンガリアン・ロック」という曲をFMで聴いて気に入り購入したんですが、他の曲も色々面白かったです!
自動ピアノだと「人間らしさ」が全くなく、無機的に超絶技巧で弾き切るので、本当に怖いです・・・まさに「悪魔」ですね!
コメント有難うございます。
また、土曜日は楽しい時間を有難うございました。
それにしても、クラヲタと酒飲みには大きな相関があるのですかね?
リゲティの4枚組魅力的ですね。
面白い作品がたくさんありそうな人なので、是非また色々聴いてみたいです。
コメント有難うございます。
ご紹介の自動ピアノのCD、実はずっと前から是非欲しいと狙っているものなのですよ(笑)。
一曲、是非とも聴いてみたい曲が含まれているからです。「メトロノーム」のやつですね。