golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

ラモー「ダルダニュス」組曲、ガーディナー

2008-12-31 20:15:07 | Weblog
一昨日、昨日と丸2日寝ていたお陰で今朝には熱が下がりました。まだ、咳は出ますが、だいぶ良くなりました。まあ、毎食後きちんと薬を飲んでいる為でもありましょうが。

車の中で聴いた一枚。

エリオット・ガーディナー指揮イングリッシュ・バロック・ソロイスツ(ERATO盤)

フランスバロックの大家、ジャン=フィリップ・ラモー(1683~1764)。

「ダルダニュス」というオペラの音楽から構成された管弦楽組曲です。

昨日のパーセルとは対照的。とても取っ付きの良い音楽。

元のオペラは悲劇らしいけど、この音楽は踊り出したくなるようなリズム、愉快な沸き立つメロディに溢れ、知らないで聴けば喜劇だと思ってしまいます。(まあ、ヴェルディの「リゴレット」などもそうですが)

以前、やはり車の中で掛けていた時、ロック好きのうちの娘も面白い音楽だと言っていました。

ビート感がロックと通じるものがあるのでしょうか。

爽快で楽しめる音楽です。

本当にバロックにも色々な音楽があって楽しいですね。

本日は短いですがこれにて失礼致します。

皆様、良いお年をお迎えください。

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パーセル「歌劇《予言者》」ヒコックス

2008-12-30 20:08:02 | Weblog
今日も風邪で一日臥せっております。

まだ熱が下がらず(朝38.6度、その後面倒臭いので測っておりませんが多分まだ熱があります←いい加減)

体温計でいつも心配になるのは、測ったまま寝てしまわないか、ということ。

風邪薬って眠くなる成分が入っているじゃないですか。

この薬の効果で、検温中につい床の中で寝てしまう。

そうすると、脇の下に挟んだ体温計が寝返りを打った拍子に割れてしまう。

そして、有毒な水銀が蒲団に撒き散らされる。

右利きの人だと左脇に挟むことが多いので、ガラスの破片が突き刺さり心臓に!

こんなことを考えると落ち落ち眠れません。

って、結局検温終わるまで寝ないんじゃないか(笑)。

リチャード・ヒコックス指揮コレギウム・ムジクム90他(CHANDOS盤)

先日、ショップのワゴンセールで掘出して来た1枚です。

確か、イギリスの名指揮者リチャード・ヒコックスが急逝(11/23、享年60歳)した直後だったと思うので、追悼盤としてレギュラー価格であったとしてもおかしくないところ、500円でした。

ヘンリー・パーセル(1659~1695)、36歳で夭折したイギリスバロックの大作曲家。ブリテンの「青少年の為の管弦楽入門(ヘンリー・パーセルの主題による変奏曲とフーガ)」で知られていますね。

実は大好きなバロック音楽でありながら、今まで余り聴いてこなかった作曲家。

今まで所有していたCDも2、3枚でしたでしょうか。

大好きなバロック音楽という括りではなく、ちょっと苦手なイギリス音楽として捉えている為という訳でもないでしょうが。

何と無く、取っつき悪い印象を持っていて、聴かず嫌いの様な状態になっていたのでしょうか。

この曲、ドラマを予感させるスタッカートを利かせた弦のメロディ、金管の華やかな響き、朗々としたバスのアリア、リュート伴奏によるテノールの浮き立つ様なアリア、リコーダーの悲しげなメロディを伴奏にしたアルトの物憂げな歌、輝きに満ちた合唱、など魅力満載。

今日寝床でこのCDを繰り返し聴く中で、今までパーセルを苦手として来た理由に思い至りました。

それは、「余りにも深い音楽」であること。心の奥襞に触れる様な音楽が、軽薄を絵に描いた様な私にはちょっと重いのかな。

勿論バッハなど深い音楽を書いた作曲家はたくさんいる訳ですが、例えばバッハだと感覚的に楽しめる要素も多い。

これに対してパーセルは真面目一途なのでしょうか?
でも、前述の通り、素晴らしい音楽に満ちた曲です。これからまた聴き込んでみましょう。今日は体調が悪いので、いつもと聴こえ方が違うのかもしれませんし。

ヒコックス指揮によるオリジナル楽器オーケストラによるこの演奏、清潔で緻密しかしゆとりをも感じる名演。これ本当に500円で良かったのでしょうか!Y楽器さん。

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マーラー「交響曲《大地の歌》」バーンスタイン

2008-12-29 20:40:46 | Weblog
先日来の咳に加えて、今日は遂に発熱。38度だからそれほどでも無いですが。

朝、郵便局にちょっと用事があったので、それを済ませてから行き付けの診療所に。

ところが、残念ながら本日休診。そんな気もしたが。

そこで今度は方向転換し、総合病院へ。ところが駐車場の空きを待つ長蛇の列。

近隣のコインパーキングとも考えたが、混んでいて長時間になると駐車料金が勿体ない。(病院の駐車場も有料だが、こちらの方が廉価)

どうしようかと考えたが、また別の総合病院へ。

しかし、やはり甘く無いです。こちらの駐車場も行列。結局、車入れるまでに30分位待ちました。

何とか、駐車場という予選を通過し、今度は病院内の待ち行列という本選へ進出。

予想通りこれがまた長い。

熱で適度の浮遊感もあり、結構気持ち良く寝られるんです。待合室で40分位爆睡しました。

それでもまだ順番は巡って来ません。約2時間半待ちでようやく診察に。

咳、発熱といった症状を言ったら、インフルエンザでは無くたぶん普通の風邪であろうとの診断。

インフルエンザ検査をしますか?との事だったのでお願いする。

鼻の奥に綿棒を入れて、付着した粘液で検査するとのこと。

この説明を受けた時、私が知っている様な素振りを見せたので、やったことあるのか、と聞かれました。

実は、前のお姉さん(美人)の診断の声が外に聞こえいたのだが、それを言うと聞き耳を立てていたみたいで、このスケベオヤジと思われる懸念があったので、適度に誤魔化す。

それで鼻奥綿棒。小心者の弱虫だから、こういうの苦手なんですよね。

痛いですか?と聞いたら、痛みはそんなに無いとのことだが、ちょっと気持ちが悪いらしい。

確かにやられてみると、鼻の奥がむずむず、くすぐったい。

診断結果が出るのに約1時間掛かると言うので昼食に出る。

待てよ、折角ここまで来ているのだからと、普段は使わない駅の近くのブックオフを偵察。

わざわざこっち迄来ているんだから掘り出し物を探すぞ、転んだらタダでは起きないぞ!(それ程の物か?)

意外や意外、結構あるではないか。それも250円が多い!

まず、LP時代の愛聴盤、ジュリーニ、フィルハーモニア管のブラ2をゲット(EMIの正規盤、ブラ3とカップリング)、250円也。

いわゆる海賊盤だが、マーラーの交響曲2枚で250円!の超激安も。ショルティ、ロンドン響の「巨人」とこの「大地の歌」。

音質が心配だったのですが、何しろ250円、駄目もとで買いました。

その後、マックで軽く(安く)遅く昼食を済ませる。

病院に戻り暫くすると、インフル診断の結果が。

陰性、普通の風邪でした。

ところで、病院の午前中の先生も、午後インフルエンザの結果を聞いた先生も、症状を聞くだけて、喉も見ないし胸の音を聴いたりもしませんでした。

やはり私がオッサンだからでしょうか(笑)。

オッサンは、その後隣の調剤薬局で、美人の薬剤師さんから薬を貰い、鼻の下を伸ばしながら帰って来ました。

9時過ぎに家を出て、自宅に着いたのは4時でした。

キング(テノール)、フィッシャー=ディスカウ(バリトン)バーンスタイン指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(海賊盤?)

定評ある名演、前から欲しかった演奏です。

正規盤と比較してどうかは分かりませんが、音質も大きな問題はありません。

バーンスタインの「大地の歌」はイスラエル・フィル盤を所有しているのですが、今一「コク」が足りない気がしていましたが、流石にこのウィーン・フィル盤は素晴らしい。

テノールとバリトンの組合せも、各楽章の繋がりが自然で、これもまた良いと思いました。

熱のある状態で聴くと、この耽美的な世界によりすんなり入って行ける気も致します。

今晩はここ数年恒例の小中学校の同級生との忘年会でしたが、流石に欠席。

みんな今頃楽しく飲んでいるんだろうなあ~。

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ラインベルガー「ヴァイオリンとオルガンの為の組曲」デニソヴァ、シュトルツェップ

2008-12-28 23:22:13 | Weblog
「いやあ、寒いですねえ~」

こういった冬場の挨拶が実は苦手である。

昨日も外出時、マンションのエレベーターで一緒になった宅配業者の方にもこの挨拶をされた。

「ええ、そうですね」

儀礼的に返したが、全く寒さは感じておらず、やっぱりセーター着るとかなり暖かいな。こりゃちょっと歩くと汗ばみそうだな、と思っていたところだったので。

休日の外出時は、薄手のシャツの上に薄手のジャンパーを羽織るのが定番。でもさすがにこれだけでは寒いので2週間位前からセーターも着始めた状況。

ちなみに、通勤時は12月はコート無しで通した。でも1月になったら流石に着ないと駄目かな。

「いやあ、寒いですねえ~」

「ええ、そうですね」と言いながらハンカチで汗を拭う、なんて事もコート着だしたら確実に増える。通勤電車も暑くて嫌だなあ。

世間では、地球温暖化が問題になっていますが、年々肉体温暖化しているように感じる昨今である。

デニソヴァ(ヴァイオリン)、シュトルツェップ(オルガン)(ARTE NOVA盤)

以前、当ブログで「ヴァイオリンとオルガンの為の6つの小品」を取り上げましたが、この「組曲」はその姉妹曲と呼べる様な存在。このCDでも両曲がカップリングされています。

ヨーゼフ・ラインベルガー(1839~1901)は、小国リヒテンシュタイン出身の作曲家。7歳で地元のオルガニストになった神童です。

12歳でミュンヘンに行き定住した為、ドイツの作曲家とされていることもあります。

ロマン派のマイナーな存在ですが、「6つの小品」とこの曲は超一級品!

このCD一体何回聴いた事でしょう。「6つの小品」と併せ、私の所有CDの中で最も聴取回数が多いと思います。

基本的に冬は嫌いなのですが、ラインベルガーのこの2曲があるから、冬も良いな~と思えるほど。

冬の凛と澄み切った夕空の下で、この甘美でありながら俗に流れず崇高な美しさを湛えている音楽を聴いていると、えもいわれぬ幸福感が得られます。

このCDは、冬場の午後、運転時に携える必須アイテム。今日も午後一杯、正月の買い出しで車を走らせていましたが、「6つの小品」と「組曲」ともに3、4回聴いたでしょうか。

「組曲」の方がコンパクト、次の4曲から成る22分ほどの作品。

いずれも魅力的な曲ですが、カンツォーネが特に絶品。こんな音楽を聴いていると、流石に俗物の私でも心身が浄化されるとともに、とろけて行く気が致します。

第1曲 前奏曲
第2曲 カンツォーネ
第3曲 アルマンド
第4曲 無窮動

ただでさえ廉価盤のARTE NOVA盤ですが、ワゴンセールで590円だか690円で買った記憶があります。

超お薦めのCDです。

今日は、風邪で咳が酷いので早く寝ます。

午前中、咳を押してゴルフスクール行ったのがいけなかったかなあ?しかも、セーター着て歩いて行ったので、汗だくになったし…。

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【特別企画】「北極心」を聴きながら「北極の秋」を食らう

2008-12-27 19:22:46 | Weblog
今日から休みに入りました。(30日は一応仕事で出掛けますがまあ楽チンなものです)

先日、もうやださんのサイト(http://vicroad.blog31.fc2.com/)、がちゃ子さんのサイト(http://wolf254.blog119.fc2.com/)で海外旅行の話で盛り上がりました。

私が海外に行ったことがあるのは5回だけで、内2回は台湾。

出張で行ったのですが、台湾そのものは面白かった~!

(10数年前のことなので、今は色々変わっていることもあるかもしれません)

食べ物は美味くて安いし、見る物聞く物みな物珍しい。

街の雰囲気はどこか懐かしく落ち着きます。

繁華街は夜も賑やか、台北の夜など、銀座みたいと思いましたね。

でも治安は良い感じ、23時頃でも子供連れがたくさん歩いています。(当時読んだガイドブックには、台湾は共働きが普通で夜は外食が多い、と書いてありましたっけ)

まず驚いたのは、台北で泊まったホテル。

正面から入るとフロントがあって、一見普通のビジネスホテル。

ところがこのホテルを甘く見ちゃあいけない。

実はこのホテルにはもう一つ入口があったのです。

裏庭にピンクの誘導灯があり、そちらはラブホそのもの。それが証拠に部屋に入ったらベッドの枕元に、薔薇の絵の入ったコンド○ムが置いてあるのですから。(使ってませんよ~!)

なんとビジネスホテルとラブホが融合したホテルだったのです。

シャワールームもガラス張りでベッドから見える構造。シングルルームだったから良かったけど、もしツインで一緒に行った同僚と同じ部屋だったら困ってしまいましたよね。

そう、台湾は「融合」がキーワードなんじゃないかと思いました。

日本では、ちょっと考え難いような物が違和感無く同居している、そこに面白さを感じました。

オフィスビル街のビルとビルの間に突然ガスタンクがあったり。

街を歩いていると、やたら理容院の看板を見掛けます。そうあの、赤青白の縞模様がクルクル廻るやつです。それもやたら目立って客を呼び込む感じなのです。

物の本に拠れば、理容院と何と風俗店が「融合」した店も多いんだとか。勿論、入りませんでしたが。

「スイカミルク」にも驚きました。

牛乳大王(良いネーミング!)というドリンクのチェーン店では、牛乳ベースの各種ドリンクを売っていました。

パパイヤミルクなどトロピカルフルーツとミルクのブレンドに混じって、スイカミルクが。

最初、「え~っ、スイカとミルクかよ、おえっ~~」と思ったのですが、話のネタに思い切って注文。

ところがどっこい、これが旨~いんです。乾いた喉に爽やか、とても上品で後味もスッキリ。

意外な「融合」の妙味で、日本に帰ったら作ってみるぞ!と固く決意しながら未だ実現出来ていません。いい加減な奴ですね。

街を歩いていると、路上の2列縦列駐車は当たり前。内側の車はいったいどうやって出るんじゃ?3列縦列さえもありました。

休日に、台湾中部の中心都市である台中にも足を伸ばしてみました。

ガイドブックに拠れば、大仏のあるお寺があります。

同僚と共に、まずそこに向かいました。

奈良の大仏よりは小さいのかなあ?確か奈良の大仏殿って世界一大きな木造建築だったよね。でも鎌倉の大仏よりは大きいかも。やっぱ、顔は似てるんだろうね、日本人と台湾の人だって顔似てる訳だし、などと話ながら現地に向かいました。

大きさや微妙な顔の表情に違いはあっても、基本は奈良や鎌倉の大仏と同じ路線を思い描きました。

ガイドブックの地図に拠るとそろそろです。

突然視界に意外な色彩が飛び込んで来ました。こりゃ何じゃ?最初視界の中の物が何か理解出来ませんでした。

冷静になって良く見ると、そこに全身金ぴかの大仏様がいらっしゃるではないですか。正に後光が射しているのです。

お顔の表情は…笑っていらっしゃいます!

お腹は…太鼓腹でいらっしゃいます!

何とも親近感を覚える大仏さんでしたね。

屋台でもだいぶ飲み食いしました。安いし、これがまた旨いんですね。しつこくなく、むしろ上品な味わい。このまま高級料理店で出せば高い値段が付けられそうな物も。

ところがこのどこかで当たっちゃったんですね。

ホテルに帰ってからは、ベッドとトイレの往復。

そして夜中の3時過ぎ、遂にトイレットペーパーが無くなってしまいました。困りました。ウォシュレットじゃないし。

フロントに連絡しようと思いましたが、下手な英語で電話して通じ無くても困るし、何しろラブホ兼業ホテルのこと、夜中にトイレットペーパーを頼むのが実は符丁になっていて、「ヘイ、ワカリヤシタ、ガッテンデス、ダンナ」と電話受けられて、妖しげなお姉さんに訪ねて来られても面倒です。

思案した挙句の答えは「お手製ウォシュレット」。

それまでは、ベッドとトイレの往復だったものが、それから朝まではベッド→トイレ→シャワールーム→ベッド…の3点循環に変化しました。

馬修連恩(ボーカル)(WIND RECORDS盤)

先日、ショップのクリアランスセールで発掘した1枚。「北極」の文字に釣られました。蒙古タンメン中本のBGMに良いんじゃないかと。

置いてあったのが、クラシックコーナーだったので、台湾の現代作曲家かと思ったのですが、環境音楽(ジャケットにもそれらしい漢字が並んでいます)というか、台湾ポップスというのか。

馬修連恩(Matthew Lien)というのは、台湾の人なのか?ジャケットには西洋人ぽい風貌の写真が載っています。

北極来的音楽家といった文字も踊っています。

台湾の第一印象と同様、どこか懐かしいサウンド。

ちょっと墓参りに行って来る、と家を出て、途中ちょっと違う方角に寄り道(笑)。蒙古タンメン中本吉祥寺店ですね。

「北極の秋」を馬修連恩の歌う「北極心」を聞きながら味わう。

蒙古タンメン中本の心に触れた気がしました。

それから霊園に向かったのですが、閉園の時間を過ぎてしまい花も線香も買えず。ただ拝んで参りました。

ラーメンの為、墓参りに遅刻!

何ともバチ当たりな本日のgolf130でした。

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シャイト「教会コンチェルト選集」フレーミヒ

2008-12-26 23:18:39 | Weblog
小学生の時、近所に教会が出来ました。

そこでは日曜学校が開催されており、友人の誰が言い出したのか、連れ立って行ってみることになりました。

家族がキリスト教の友人がいたという記憶も無く、誰かが物珍しさから提案したことに違いありません。

私が何故その企画に賛同したか?

「タダで物が貰えるから」、この一言に尽きます。これ以上でも以下でもありません。

DNAに組み込まれたプログラム故か、「タダ」、「無料」、「貰える」といった言葉に条件反射的に反応する当時の私でありました。

その後の豊富な人生経験により、「タダ」といった甘言に騙されたらアカン!世の中そんな甘いもんであらへんで!ということが脳細胞の奥襞に深く刻まれ、「タダ」に無条件に反応する身体を矯正すべく鍛練を積んだ結果、「激安」に無条件降伏するレベルまで体質改善が図れた訳であります。ダーウィンもびっくりな、画期的な進歩。さすが、「柴崎コウより歳の功」。

ええと~、何の話でしたっけ?

そうそう、教会に行くと絵葉書の様な綺麗なカードが貰える訳です。お菓子もあったかな?

当時の平均的な小学生同様に私も、切手やらコインなり武田信玄の埋蔵金なりを集めておりました。カードもこのコレクションに追加された訳です。

今にこれらが凄い価値に成るで。ワシはなあ、今はこうしたシガナイ小学生やけど、今になぁこの記念切手やコインを売って、お前を身請けして楽にしたる。だからもう少しの辛抱や、おてんと様はちゃあ~んとワシらの事見とるわ、だから心配することなんか何もないで、ガッハッハ。などと金歯を光らせて豪語しておった訳です。(そんな小学生がおるか~~!)

さてさて教会の日曜学校、いったいどの位通ったのだったでしょうか?

10回位は行ったのでしょうか?

いつの間にか通わなくなっていましたね。一緒に行っていた友人もきっとそう。

あれを機にキリスト教を信仰する様になった、という話も聞いたことありませんし。

でも、何となく懐かしい思い出です。

マルティン・フレーミヒ指揮ドレスデン十字架合唱団、カペルラ・フィディーチニア(Deutsche Schallplatten盤)

コンチェルト第5番「今日五旬祭の日に」
コンチェルト第12番「マニフィカト」
コンチェルト第9番「マニフィカト」
コンチェルト第2番「主を感謝でほめたたえよ」

ザムエル・シャイト(1587~1654)、シュッツ(1585~1672)、シャイン(1586~1630)は、バッハより約100年前に生まれ、「3S」と称されたバロックの大作曲家。

とは言っても、シュッツこそLP時代から馴染みなものの、シャイトはこのCDしか知りませんし、シャインに至っては未聴かもしれません。

コンチェルトと銘打っていますが、協奏曲では無く合唱を主に器楽が伴奏を添える楽曲。

目を瞑って聴くと、空間の上下左右から各声部の掛け合いが聞こえ、地味ながらも滋味溢れる音響空間が構築されていきます。この掛け合いがコンチェルトの様で感興を呼び起こされます。

今日的な古楽演奏とは異なり鄙びた響きですが、これもまたこれらの作品にマッチしているように感じます。

古典派もロマン派(特に後期)も現代音楽も、はたまたルネサンス音楽も好きな私ですが、こういう素敵な音楽が聴いていると、やはり自分のホームグラウンドはバロック音楽なんだなあ、とつくづく感じます。

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小林道夫チェンバロ演奏会(バッハ「ゴールドベルク変奏曲」12/2 4津田ホール)(2 )

2008-12-25 22:12:03 | Weblog
(1)から続く。

JR中央線は昔から馴染みの沿線。新宿~東京間の駅はそれなりに昇降の機会があり、新宿、代々木、四ッ谷、市ヶ谷、飯田橋、水道橋、お茶の水、神田、東京の各駅はこの1年以内に少なくとも1回は使用しています。信濃町も数年内には使っています。

これに対して、千駄ヶ谷って最も最近は来たのいつだったっけ?

若かりし頃、会社帰りに数回、東京体育館の温水プールに来たことあったなあ。やはりその頃、将棋会館での将棋大会(超下手!)に出たことあったなあ。それ以来かも。となると約20年振り。

中央線の高尾までの区間で考えても、西八王子、東小金井と並んで、久々の駅です。

そもそも、千駄ヶ谷に津田塾大があることも知りませんでした。小平のキャンパスの横は車でよく通るのですが。

余談ですが、中学生の時、テレビで津田塾大のキャンパスが映っており、武蔵野の自然に囲まれた雰囲気良い大学だなあ~、こんな大学行けたら良いなあ~、と憧れておりました。

大学進学の段になって初めて「女子大」と知りました。バカですねえ~。

思い切って、性転換して受験しようかということも脳裏をかすめましたが、レベル的に無理なので断念しました(笑)。

さて、その憧れの津田塾大のホールでの演奏会。驚いたのは年配の方の多いこと。35年以上ずっと小林先生の演奏聴いております、という感じの方が7、8割といった雰囲気。

でありますから、皆さん非常にマナーが宜しい。携帯が鳴ることは勿論、睡眠を採っている方も少なくとも前の方にはいらっしゃらない。(比較的前の席だったので後ろの様子は分かりませんでしたが)

まあ、斜め前のオジサンがちょっと危なそうだったけど寝なかったですね。

昔聴いた時、続けての演奏だったように(たぶん間違えて)記憶していましたが、第15変奏が終わったところで休憩が入るのですね。

ゴールドベルクのコンサートって普通そうなのでしょうか?普段CDでばかり聴いているからそんなことも知らないのです。

そもそもこの曲、第15変奏の後で一旦切れていますよね。バッハもここでの休憩を意図していたのでしょうか?

未来のLP時代を予見して、ひっくり返しのタイミングを入れていたのか、なんてバカなことを昔考えたこともあります。

また、コンサート無知の私、小林道夫さんが楽譜を持って登場したのに、譜めくりの方がいらっしゃらないことにも驚きました。

この長い曲で一体どうやって譜面をめくるのじゃ?

演奏が始まるまで不思議でした。

何のことは無い、変奏と変奏の切れ目に自分でめくる間がある訳ですね。

また、先ほどの第15変奏が終わって休憩に入る時、拍手して良いのかどうかも分かりませんでした。何しろ曲の途中じゃないですか。

結局みんなが拍手するので、それに合わせました。

やはり、たまにはコンサート行かないとダメですね。

小林道夫さん、素敵な紳士。風貌、立ち居振る舞い、話し方、全てが紳士そのもの。

それにお若い。1933年生まれとのことで、今年75歳!全く見えないですね。50代でも通用しそう。

演奏は奇をてらわない正攻法。

昔聴いた時の印象はもう少し固い感じがしましたが、年齢に拠るものか余裕があり、この曲の楽しさが自然と滲み出る素敵なもの。

正統派な解釈でしたが、後半、キース・ジャレットの演奏なども聴いてみたくなってしまった、ノリの良い変奏もありました。

多少ミスタッチはあったけれど、チェンバロの音色も美しく、素晴らしい音楽を聴けました。

昔はアンコールも無かった様に記憶していましたが、鳴り止まない拍手に、バッハの小品2曲を演奏して頂けました。

来年以降もまた行きたいですね~。

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小林道夫チェンバロ演奏会(バッハ「ゴールドベルク変奏曲」12/2 4津田ホール)(1 )

2008-12-24 23:08:28 | Weblog
久々、コンサートです。

久々、小林道夫さんのゴールドベルクです。

いつもお邪魔させて頂いているminaminaさんのサイト(http://m.webry.info/at/minamina/)に先日「クリスマスに何を聴く?」というエントリーがあり、小林道夫さんのゴールドベルクを思い出しました。

遥か昔、クリスマスイブに2年連続で行ったコンサート。

ネットで調べたら、今年もあるではないですか!

何と35年以上も!続いているとのこと。

普段CDばかりで、コンサートにはほとんど行けていない私。直近は、昨年でしたでしょうか?頂いたチケットで行った杉谷昭子のベートーヴェンピアノソナタ28、29番。

なかなか平日だと時間的に厳しいのですが、今日は幸いクリスマスイブ。これに乗じて定時に退社。昼間電話で当日券があるのも確認済。

一応、昨日家でクリスマスもどき?の食事をしたので、今日は早く帰らなければいけない義務もない。

チケット3,000円で、中古CDが10枚位帰るかな?などというセコい考えも頭をよぎるが、まあ良いでしょう。飲みに行ったと思えば安い。

大好きなゴールドベルク、特段の障壁も無いし、行かない手はありません。

会場は「津田ホール」。昔は、東京文化会館の小ホールだったのですが、最近は会場は交替で開催されているらしい。

ところで、「津田ホール」ってどこ?何となく、何の根拠も無く、雰囲気でお茶の水あたりかと思ったら、千駄ヶ谷。

千駄ヶ谷も考えてみれば久々。

(2)に続く…。

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ハイドン「交響曲第100 番《軍隊》、第101 番《時計》」クレンペラー

2008-12-23 20:19:50 | Weblog
クラシック聴き始めた頃、好きな指揮者というと、フルトヴェングラーとクレンペラーでした。

勿論、いずれも何枚もLPを持っている訳ではなく、限られた数枚を繰り返し聴き楽しんでいた訳です。

当時、クレンペラーのモーツァルト後期交響曲集(38~41)も擦り切れるほど聴いた大切なディスクでした。

CD時代になってからは、何となくクレンペラーから遠ざかってしまい、CDも数枚あるだけでしょうか。

当ブログでは、モーツァルト「13管楽器の為のセレナード」を取り上げたのみと記憶しております。
(そろそろ記憶に頼るのは限界が(笑)、ブログに取り上げた曲や演奏をエクセルででも管理しなければいけないのだが…面倒なのでずっと後回しになってます)

勿論、クレンペラーが嫌いになった訳でも何でも無く、NAXOSなどの台頭によるLP時代の様な演奏家に対する私のこだわりが薄れたこと(それより色々な曲を安くたくさん聴きたい)、アーノンクールなどのピリオド系指揮者の登場…などの為でしょう。

これも先日近所のブックオフで調達したCD。

最近、中古ショップ巡りが楽しくて仕方ありません。安く入手出来るのが第一の理由ではありますが、意外な出会いも魅力ですね。

250円で置いてあったので、久しぶりにクレンペラー聴きたくなり迷わず購入。(解説が入っていないので安いのかな?普通500円のところ解説紛失の為250円、ということでしょうか。であれば解説要らないのでその分安く買いたい)

オットー・クレンペラー指揮ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(軍隊)、フィルハーモニア管弦楽団(時計)(EMI盤)

軍隊の方は、フィルハーモニア管弦楽団が自主運営組織に移行し、ニューの冠が着いていた時代の演奏です。

久しぶりにクレンペラー聴いて、LP時代のモーツァルト交響曲の感動が蘇りました。ここではハイドンですが、クッキリとしたリズム感の良さ、雄大なスケール、管楽器の上手さ、スッキリとした弦のアンサンブルの見事さ…クレンペラー、フィルハーモニア管の至芸ですね。

ピリオド全盛の現代でも、決して古臭さを感じさせぬ演奏。

またクレンペラーを色々聴きたくなってしまいました。全く罪作りだなあ~中古ショップは、お陰で聴きたいCDがどんどん増殖しちゃうじゃないですか(笑)。

ホントはね、昨日の「冬と春」からの連想で、先日買って聴けていないハイドン「四季」(こちらは新品)を取り上げるつもりだったんですよ。

しかし、休日の常で長時間昼寝し聴く時間を失してしまいましたので、こちらはまたいずれ。

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シンディング「交響曲第4 番《冬と春》」ポーセリン

2008-12-22 22:53:17 | Weblog
歳が分かっちゃうけれど、私の小学校時代、鯨料理は学校給食の定番でした。

価格も安く、自宅の食卓にも良く並びましたね。

自宅では生姜焼きが多く、給食では竜田揚げが主だった様な記憶があります。

どちらも、旨かった!

子供の頃、牛肉は確かに美味いと思いましたが、高いのでたまにしか食べられません。(今の様な牛丼店もハンバーガーショップもありませんでしたから)

対して、豚肉や鶏肉は身近ではありましたが、多分それより安かった鯨肉の方がずっと好きでしたね。

ちょっと獣臭さがあって、それが故に生姜に漬けたり油で揚げたりした訳ですが、それでも少し残る臭味がまたクセになるのです。

確かな歯応えもあり、一方、ぷるんとしたゼラチン状の脂身もまた魅力的な触感。

だから捕鯨禁止で、食卓から鯨肉が消えることになった時はショック。人生の大切な楽しみを奪われた気さえしました。

ほんと、この先どうしようかと思いました(笑)。

今まで何回かブログに書いて来ているのですが、寒い国、北欧やロシアなどの音楽はちょっと苦手です。

しかし、同じ捕鯨国、漁業国のノルウェーには親近感を抱いてしまいます。(日本よりずっと広い様に錯覚していましたが、国土面積もほぼ同じなんですね)

だからと言う訳では無いでしょうが、北欧の作曲家ではグリーグは好きです。

久しぶりに鯨肉やオイルサーディンが食べたくなって来て、会社帰りにオイルサーディンの缶詰を買っちゃいました。残念ながらノルウェーでは無く、国産メーカーの品でしたが。

ポーセリン指揮北ドイツ放送ハノーヴァー・フィルハーモニー(CPO盤)

クリスティアン・シンディング(1856~1941)、ノルウェーの作曲家ですね。

と言っても、ドイツでの活躍が長かったそうで、ドイツ音楽の感覚。

後期ロマン派に位置しますが、ワーグナーの健康的な部分を継承している感じで退廃的な響きはありません。これもマイナーな存在に甘んじている要因かもしれません。

単一楽章形式の曲で、どこが冬で、どこが春なのか、まだよく分かりませんが、取っ付きは良い音楽です。

ピアノも効果的に美しく使われています。

ロマン派のマイナーな交響曲をお探しの貴方にお薦めって感じかなあ。

すみません私もまだ聴き込み不足で。昨夜から3回聴いただけで、まだこの曲の良さが分かっておりません。

もうちょっと聴き込んでみましょう。とにかく取っ付きは良い音楽ですから。

一昨日、近所のブックオフで入手したCDです。小さな店舗でクラシックの在庫も少ないのですが、珍しくマニアックなCPOレーベルがあり、購入してみました。500円でした。

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