golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

バッハ「コーヒー・カンタータ」

2008-04-30 19:51:45 | Weblog
銀座の恋の物語、別れても好きな人…カラオケで定番のデュエット曲があります。

これらは通例、恋人、愛人ないしはそれらに近い関係にある男女という設定であって「刑事と被疑者」、「検察官と弁護士」みたいな不粋な組合せは無いですよね。

【刑事】早くゲロしろ、楽にな~るぞ♪
(酒場には相応しくない2文字が入っていますがご容赦を)

【被疑者】いいえ私やっていないわ~♪

【刑事】そんなことないぞ、ネタは挙がってるぞ~♪

【被疑者】寿司ネタは生よ、揚げたら天麩羅♪

【刑事】デカをおちょくんじゃねえ!ブタバコぶち込むぞ~♪

デュエットで、ちいママとお近付きになりたいという山田五留夫(仮名)とかには、絶対にリクエストされない曲ですね。

「父と娘」というパターンはどうでしょうか。

【父】飲み過ぎなのさ~、お前は酒を~♪

【娘】いいえ、お酒くらい飲んでもいいでしょ、私もう大人よ~♪
酒、酒、酒なしでは、生きて行けないわ~♪

【父】酒を止めなきゃ、結婚式の費用は出してやらんぞ~♪
ブランド品も買ってやらないよ~♪

【娘】結構、結構、コケッコ~♪

【父】言うこと聞かないと、結婚させないぞ~♪

【娘】それだけはご勘弁をおでえ官様、酒は止めますだ~♪
(小声で:なあ~んちゃって。酒飲んで良いって約束する人じゃないと結婚しないも~ん)

【父】酒止めろ♪

【娘】いやよ、酒飲むよ~♪

【父】酒止めろ♪

【娘】無理よ、うまい酒~♪

  ………………

これなら、山田五留夫(仮名)も、ちいママを誘えるかな?

上記の歌詞で、酒をコーヒーに替えたのが「コーヒー・カンタータ」である?

カークビー(ソプラノ)カヴィ=クランプ(テノール)トーマス(バス)ホグウッド指揮エンシェント室内管(DECCA盤)

バッハはオペラを書かなかったですが、内容的には十分オペラしています。

ロッシーニもビックリ!という楽しいオペラ・ブッファですね。

バッハがお堅いイメージの方にお薦めの曲。

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さまざまな愚かさのなかで

2008-04-29 11:48:47 | Weblog
今朝運転中に、一昨日書いたヴィヴァルディのCDを再聴。

曲名を気にせず聴くことも多いため、この間は気付かなかったのですが、「さまざまな愚かさのなかで」という曲も入っていました。

「オリンピアの祭典」というオペラの中の曲。

聖火リレーの直後だけに何とも皮肉。

バルトリ(メゾ・ソプラノ)アントニーニ指揮イル・ジャルディーノ・アルモニコ(DECCA盤)

弦楽合奏の激しいトリルとメゾ・ソプラノのコロラトゥーラが交互する、活気があってとても華やかで楽しい曲なんですがねえ…。

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ロドリーゴ「アランフェス協奏曲( ハープ版)

2008-04-28 23:11:58 | Weblog
我が国の輸入依存を何とかせねばならんのだが。

なかなかに難しい問題で。工業製品も特にないし、農産物も食料さえ輸入に頼っている現状ですからね。

いつまでも観光だけに頼っていられないだろ。何か良い手はないものか?

文化輸出は出来ませんかね。

何だそれは?文明国家でさえない我が国に文化と呼べるような物などないだろ。

大統領、文明は文化の必要条件ではございません。文化というものはですね…。

講釈はいいから、早くその文化輸出という構想を聞かせてくれ。

世界中の有望な若手芸術家を招聘するのです。税制等の優遇措置により、出来れば移住して頂く。そして我が国がエージェントになるのです。

でも若手芸術家と言ったって、芽が出るとは限らないだろ?

勿論そうです。しかし、こんな小国が文化立国を目指すということだけで、国際社会に対する大きなメッセージになるのです。

まあ、観光の宣伝の一つと考えれば良いか。では、具体的な検討に入ってくれ…。

ヴェンティンク(ハープ)バルデス指揮アストゥリアス響(NAXOS盤)

クラシックギターの為の曲も極端な輸入超過状態にあります。

他の楽器からの編曲が多いのに、他の楽器に編曲されたものはほとんど無いという状況。

アルベニス、グラナドス、ファリァなどのピアノやオーケストラからの編曲は、ギターのレパートリーに無くてはならない存在となっています。バッハの曲もそうですね。

ギター好きのクラ原主義者にとっては辛いところですが、これが現実です。

他楽器からギターへの編曲が多い反面、ギターから他楽器への編曲はほぼ皆無です。

この曲はその稀な例です。
スペイン出身の名ハープ奏者ニカノール・サバレタの為に1974年にロドリーゴ自身により編曲されたもの。
ほぼ、ギターの為の協奏曲である原曲通りなぞっています。

ギターもハープも同じ撥弦楽器なので余り違和感無く聴くことが出来ます。

楽器の特徴で優雅さが加わっていますが、この曲、特に第一楽章など野趣あふれるギターの方がやはり良いな。

メタボ対策で、油の少ないうなぎ、って感じでしょうか。まあ、うなぎにはうなぎなので、美味いですが。

このCDにカップリングされているハープ協奏曲の方が、楽器の特質を活かしていて好きですね。

やはり、原曲が一番!

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ウ゛ィウ゛ァルディ「そよ風のささやきに

2008-04-27 23:15:47 | Weblog
こんな曲あったんですね、知らなかった。

どんな曲かというと、四季の「春」の冒頭が合唱に編曲されています。

聴き慣れたメロディにバルトリの美声が続きます。

「テムポー渓谷のドリッラ」というオペラのアリアだそうです。

先週、仕事で外出した帰り、BOOK OFFで入手した掘出物。3,059円の国内盤が中古で1,250円でした。

BOOK OFFも店舗によってかなり差がありますね。

自宅の近くには残念ながらクラシックの少ない店舗しかないので、都内などの大きい店舗を近くを通った時チェックです。

バルトリ(メゾ・ソプラノ)アントニーニ指揮イル・ジャルディーノ・アルモニコ、シェーンベルク合唱団(DECCA盤)

クラ原主義者としては、原則オペラアリア集のような物は買いません。

しかし、以前買った同じバルトリの「禁じられたオペラ」というCDが素晴らしかったことと、また車用にも適当と思い購入しました。

普段は、休日に買い物で近所まで運転する程度なので、長い曲だと曲が終わらない内に着いてしまい「抜粋」となって主義に反する訳です。

と言いながら、このCDはアリア集で「抜粋」そのものなのですが…。まあ、堅いこと言うのは止めましょうよ。

2曲目の「恐ろしい嵐のあとは」は、バルトリの超絶技巧と古楽器オーケストラの粗野とも言える荒々しい響きがマッチして、なかなかに快感。

まだ1回ちょっとしか聴いていないCDですが、運転時携えることが多くなりそうです。

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音楽による殺人は可能か?

2008-04-26 22:35:02 | Weblog
可能かもしれませんね…。

推理小説でクラシック音楽がトリックに使われることが稀にあるようです。

未読ですが、交響曲の音の一撃が起爆剤となって爆弾を破裂させたりなど。

一方、推理小説の殺人トリックには、何らかの心理的方法で「自殺に追込む」というパターンもあります。

自殺せざるを得ない、自殺したくなってしまうという状況を作り出す訳です。

アラン・ペッタション(1911~1980)の交響曲は、こういう凶器になり得る危険性を秘めた作品です。

このスウェーデンの作曲家は、ストックホルムのスラム街に生を受け、貧困とアル中の父親の暴力など悲惨な少年時代を過ごしました。

その後、努力を重ねオーケストラに入ったが、重度の関節炎でビオラ奏者の道を断念せざるを得なくなる。

楽器演奏のみならず、この病は、作曲のペンも握れない痛みで彼を苦しめました。

思い腎臓病やガンも患い、生涯に平穏な時はほとんどなかったようである。

彼の一連の交響曲は悲痛の連続。16番まで作曲したが1番は破棄されたので15曲。この中で、5番以降が悲痛シリーズのように呼ばれています。

私が所有しているCDは、3,4,6,7,13番。残念ながらそれ以外は聴いたこと無い。

3,4番は、悲痛シリーズ前なので、まだどうということは無いが、6,7,13番はなかなかに強烈悲痛です。

クラシックの紹介本で、シューベルトの「冬の旅」のことを、クラシック音楽の中でもトビキリ暗い曲、みたいに紹介してあるのを読んだことがあるが、チャンチャラ可笑しいわい!

ペッタションの交響曲に比べれば、ウキウキ楽しいお気楽音楽みたいじゃねえか。て、ことはないけど、要はその位、真っ暗な曲なのである。

「交響曲第13番」
フランシス指揮BBCスコットランド響(cpo盤)

ペッタションを知ったのは何のキッカケかは失念したが10年ほど前。

或る日、会社から帰宅の電車で6番の交響曲を聴きながら来ました。

風邪気味だったのですが、暗く救いの無い音楽が症状を悪化させたのか、発熱による悪寒で、やっと自宅に辿り着きました。

床に就いてからも、悲痛な音楽が頭の中で鳴っていて辛かったですね。

その後、7,13番を知ったが、それはまた凄かったです。

7番は構成的には整っていますが、暗いところと、真っ暗なところが連続して、たまに真っ黒な雲間から微かな幻の様な光が差す、といった音楽。

今晩の13番は、暗さに加え、ちょっと壊れ掛けた感じの曲。

単一楽章、67分。音楽語法的には、現代というより近代の枠内の感じだが、壮絶な悲痛さの連続。

この曲に限らず、心身ともに安定している時で無いと聴けない作曲家です。

だから、殺人の凶器になる危険性もあるかな?

落ち込んでいる人を暗い汚い部屋に閉じ込め、ペッタションの交響曲を聴かせ続ける。

悲痛、悲惨、絶望、病苦、不幸…こういう感情に満たされ、自殺に追い込まれてしまう?

いや、結果は逆かもしれませんね。

凄惨な境遇の中を生き抜き、巨大な交響曲などの作品を残したペッタション。彼の生への強い意志、パワーを貰い、強靱さを身に付けるかもしれませんね。

この13番は悲痛さの反面、そのようなパワーも感じる曲です。

いずれにしても「取扱注意」の曲ですが、興味の或る方は聴いてみてください。


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ブルックナー「交響曲第0 番」

2008-04-25 08:14:31 | Weblog
ブルックナーはチェスをしたのだろうか?

自分でしたかどうかは知らないが、少なくともカフェなどで他人がやっているのを見掛ける機会は何回もあったに違いない。

ブルックナーが、明治政府関係者、商人、留学生など日本人と遭遇する機会もあったかもしれない。

彼らの中には、チェスを習得した者もいたことだろう。

チェスを理解する商人をここでは、仮名で山本御留夫と呼ぶことにしよう。

山本御留夫はある日、取引先のオーストラリア人とカフェで商談をしていた。

仕事の話が一段落した頃、店の片隅で5、6人がワイワイ、ガヤガヤやっているのを見掛ける。

何かと思えば、覚えたてのチェスではないか。

最近知ったと言っても、将棋の強い山本は、西洋将棋に関してもメキメキ腕を上げていた。

他人が指す手が、妙手なのか、悪手なのかの判断も出来た。

悪手とまではいかなくても、緩手というものもある。

傍らで観戦していた山本が、「ヌルぃ手、やなあ」と呟くこともあったであろう。

そこにたまたま遭遇した晩年のブルックナーが、これを「ヌルテ」と聞きとったとしても不自然ではない。

帰宅してから、整理していた譜面に、先ほど耳にした「ヌルテNULLTE」などといった、無しとか無効を意味する言葉を書き付けたとしても、何ら不思議では無いのである…。

ショルティ指揮シカゴ響(DECCA盤)

0番やヌルテと呼ばれるこの交響曲、単なる習作と片付けられない、後年の諸作を伺わせる厚さ、力感を持っている。

決して、「緩手」ではないと思いますね。

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バッハ「平均率クラウ゛ィア曲集1 巻第1曲

2008-04-24 22:37:10 | Weblog
私は、確か小学校は1年1組でした。

だからと言う訳では無いのですが、この第1巻第1曲を聴くといつも、物事の始まりを感じます。

それも無限の可能性を秘めた始まりを。

勿論、オペラの序曲も開始を感じさせるのですが、これから始まるドラマの言わば予告編であり、当然その後のストーリーや音楽に拘われてしまっている。

対して、平均率のこの曲はニュートラル。

そこには、あらゆる可能性、未来、夢、希望がある。

短いが、何とも凄い曲。

一方、夢も希望も無い「1-1」もある…。

1一玉、1二金。

あっ、いけねぇ!、詰んじゃった。

※9×9=81マスある将棋盤で、端っこ(1一、1九、9一、9九)の地点で王様が詰まされるのを「雪隠(せっちん、トイレのことですな)詰め」と言って、初心者には格好悪いこととされている。

リヒテル(ピアノ)(RCA VICTOR盤)

今朝は電車で爆睡してしまい、今帰宅の電車で書いています。

この演奏、LP時代に良く聴いたものです。(最初の1枚しか持っていませんでしたが)

2巻含めた全集CDが廉価で出ていて、2年ほど前?に購入。

ピアノでのロマンティックな演奏で、クラ原主義の原則に反するが、1-1に続く曲を含め、ピアノのピュアな響きの美しさを引き出した名演ですね。

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シューベルトについて

2008-04-23 20:39:49 | Weblog
実は5~6年前までちょっと馴染めない作曲家でした。

どことなく寂しげで、響きもモーツァルトなどと比べると薄い。

何となくディスクに手の伸びにくい作曲家でしたねぇ。

その苦手意識を克服したのは、意外なことに、なんと「カラオケ」でした。

友人と散々歌いまくって(クラシックじゃないですよ、J-POP)帰る途中の電車で、ふと「冬の旅」が聴きたくなりました。

たまたま、その時CD持っていたんです。

聴いてみると、なんと素晴らしい歌!

当り前ですよね、さっきまで音痴な歌をがなって来たのですから。比較にすらならない。

そうだよな、シューベルトの音楽の本質は歌なんだよな、という当たり前のようなことに気付きました。

薄いと思っていた伴奏も、「こりゃギターじゃないか」と思ったら、その好きな楽器に聞こえる。確か、シューベルトも弾いたはず。

この晩以来、シューベルトが楽しく聴けるようになりました。

変なキッカケですよね。


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シューベルト「交響曲第8 (9)番」

2008-04-23 08:18:38 | Weblog
御留富町8丁目1番地なんですけど。

どの辺りですか?

お宅運送屋さんでしょ、住所で分かんないの?!

以前なら勿論分かったんですが、最近市町村合併の影響でしょっちゅう住所が変わっちゃって。

でも運送屋さんだったら、地図とかもあるでしょ?

いや、住所変更の頻度が多くって、地図もなかなか追い付いていないんすよ。お客さんの辺りだって、昔は7丁目だったのが9丁目に変わったと思ったら、また8丁目になっちゃったりしていて。

そう、そのこの間まで9丁目だったとこなんだけど。

ああ、未完成ビルの近くですね。それなら大体分かりますんで、これから向かいます…。

テンシュテット指揮ベルリン・フィル(EMI盤)

シューベルトの交響曲の番号付は今だに混乱している。

未完のものを含めると少なくとも14曲の作曲を試みたそうで、その内どこまでをカウントするかが問題。

古くは完成された7曲を数えていて、この最後の曲は「7番」。

しかし、「未完成交響曲」ともう1曲7番も追加しよう、ということになり、この曲は「9番」に。

これが、現在日本では最も馴染まれている数え方。

しかし、国際シューベルト協会で1978年に、やっぱ「7番」は外そうやということになり、この曲は「9番」にまた変更。

こんな経緯もあって、「8(9)番」みたいな表記も。

もう1曲未完の曲を加え、「10番」と言われることもあるらしい。

(参考にさせて頂きましたが、Wikipediaに詳しい経緯があります。)

さて「グレート」とも呼ばれる(もう1つのハ長調、「小ハ長調」と区別するための呼称)この曲、未完成と並ぶシューベルトの代表曲。

今朝、改めて聴いてみると、さすが歌曲の王、全編歌に満ちていて、歌詞を付けて合唱や独唱入りに編曲してもいいんじゃない、とさえ思ってしまいました。

イカンなあ、クラ原主義者がそんなこと考えちゃ。

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チャイコフスキー「ピアノ協奏曲2 番、3番」

2008-04-22 08:30:23 | Weblog
いっつも、お姉ちゃんばっかり!

そう、双葉姉ちゃんの言う通りよ。確かに、一美姉ちゃんは美人だし頭もいいけど、いつも一美、一美じゃ、私達いやんなっちゃう。

他人なら仕様がないと思うけど、パパもママもお姉ちゃんばっか贔屓し過ぎよ!私も三貴もいつも比較されて不愉快よ。

まあ、お前達もまだ比較されるうちが花だぞ。あんまり出来過ぎた姉だと比較もされなくなっちゃうぞ。

パパったら、そんな双葉達を逆撫ですること言わないでくださいよ。

優秀過ぎる兄弟姉妹を持つのも、苦労することがあるんですな…。

ギレリス(ピアノ)マゼール指揮ニュー・フィルハーモニア管(EMI盤)

第1番ばかりが持てはやされるチャイコフスキーのピアノ協奏曲。

華麗で演奏効果抜群で、誰でもが冒頭の旋律を知っている。CD、コンサートプログラムに載ることも圧倒的に多い超人気曲。

一方、同じ作曲家の同一ジャンルの曲であるにも関わらずほとんど話題にもならず、余りにも扱いに格差の大きい2曲、改めて聴いてみましょう。

まず第2番。

ちょっと泥臭いところもあるけど、華麗で技巧的な第1楽章、第3楽章。

第2楽章のピアノとヴァイオリン、チェロの室内楽的絡み合いも美しいし、もっと聴かれて良い曲かと思います。

余談ですが、協奏曲の緩序楽章で、あれっ、これ室内楽?って感じの部分が出てくるのって好きです。モーツァルトのピアノ協奏曲第22番とか。

さて、第3番。

1楽章のみの未完の曲。交響曲にする予定から変更されたようで、ちょっと協奏曲っぽくない。ブラームスのピアノ協奏曲第2番とも一脈通ずるものがあるかな。

1番、2番に比べるとより内省的だが終結部など華やかさもある。

2番、3番。こうして聴いてみるともっと聴かれて良い曲にも思いますが、チャイコフスキー好きの人にとっは、この2曲どうなのだろうか?

(私は、ちょっと苦手な作曲家です)

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