golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

バッハ「無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1、2、3番」パウル

2011-04-30 20:22:40 | Weblog
咳がなかなか完治しないので今日病院へ。

冬場とかに風邪をひくと、毎年似た症状。気管支炎ぽく咳込んでしまう。

特に夕方以後になり易い。(「仕事アレルギー」と自称している)

身体が疲れて来ると咳が出やすくなるということなのでしょうね。

また、お酒を飲んだりしても咳込む。(「アルコールアレルギー」と自称しているが、誰も信じてくれない)

最近はマスクを着用しているので、酷く咳込むことは少ないのですが、ラ・フォル・ジュルネも控えているので、咳止めの薬を貰って参りました。

ところで、ラ・フォル・ジュルネは、初参戦の一昨年、昨年と同様に行き当たりばったりで当日券を購入するつもり。

原発事故で大幅に変更になった今年も当日券あるのかな?

フローリン・パウル(ヴァイオリン)(TACET盤)

病院に行ったついでに近くのブックオフを覗く。

数日前にもチェックしたが目ぼしい物は無し。小さな郊外店だから、出物はたまにしか無いのであります。

先日と同様のディスク程度しか見当たら無い。2、3枚新しい入庫品があったが(在庫数が少ないのですぐ分かる)、触手が動かない。

店を出ようと思った時、バッハの無伴奏ヴァイオリン・パルティータを1枚見付ける。何だか怪しげな海賊盤風のジャケット。

Florin Paulって誰?

知らないヴァイオリニストだし、最近殆んどが500円以上になってしまった中で250円の安値。

知らないレーベルだし、更に海賊盤の匂いぷんぷんに。

でも、大好きなバッハの傑作。気になる、気になる、名前も知らないヴァイオリニストですから♪

携帯でちょっと検索してみると、なかなか良い演奏らしい記事を見掛ける。しかも、録音も素晴らしいとのこと。

1958年生れのルーマニアのヴァイオリニストで、1977年のロン・ティボー・コンクールで1位なしの2位、1979年のパガニーニ国際コンクールで優勝。

なかなかの実力者らしい。

たった250円だけれど、こうして迷った末に購入。

もしかしたら超掘出物かも。

帰宅して早速に聴く。

ディスクマン+安物イヤホンで寝転がって聴くが、確かに素晴らしい録音。

オーディオに疎いので知らなかったのだが、TACET(タチェット)はシュトゥトガルト室内管弦楽団のメンバーだった人が理想の録音を求めて立ち上げたドイツのレーベルで、高音質録音で知られているそう。

自然な残響で澄んだ美しい響き。

演奏だってなかなか素晴らしい。透明度高い音楽が清らかな水のように流れて行く。

この曲集の頂点と言える第2番のシャコンヌなどちょっとさらりとし過ぎに思わなくも無いが、録音の良さと相まり、この純度高さは気持ち良い。

そして、この演奏、録音に一番合うのは明るい曲調の第3番。澄み切ったヴァイオリンの音が天に響くよう。

録音も多く、名盤と言われるディスクも多いこの曲集ですが、これは意外な隠れ名盤に思います。

無伴奏ヴァイオリン・ソナタもこのレーベルから出ているようでそちらも是非聴いてみたいですが、さすがに250円じゃ無さそう。

今度、ディスクユニオンででも探してみますか。

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バッハ「フルート、ヴァイオリンとチェンバロの為の協奏曲」他、ゴールウェイ、フェルバー

2011-04-29 19:16:13 | Weblog



今日は、ゴールデンウィーク初日でしたが、ちょっと休日出勤をば。

午前中から15時半頃まで仕事していたのですが、疲れて来てやる気が失せたので仕事を止め、浜離宮(浜離宮恩賜庭園)に行ってみました。

2、3年前、やはり休日出勤の帰りに寄ったことのある場所。

もともと将軍家鷹狩の場だった所が、庭園として造成され、将軍家の行楽や接待の場として使われた所。明治維新後、宮内庁所管となり浜離宮の名になったという名園。

300円の入場券を買って入ったら、音声&映像によるガイド端末が無料で借りられるとのこと。

いつもなら借りずに通り過ぎたかと思いますが、昨夜の話を思い出す。

昨夜は、定年になった方のお祝いの会。

奥さんとドライブに行くのが趣味の方で、観光名所に行くといつも有料の音声ガイドを借りるのだが、それがとても良いといった話をされていました。

じゃあ、借りてみようか。

受付の方も親切で、カバンも預かっていただけるとのこと。身軽になって快適快適。

要所々々で、ガイド端末から解説が流れるのは確かに便利。いちいち解説板の細かな文字を読まなくても良いのですからね。

2、3年前に来た時のことをよく覚えておりましたが、再訪でも決して退屈しない美しい光景。見飽きる事無く、いつまでもここでぼんやりしていたくなる。

気候も丁度良く、爽やかな風に吹かれての小1時間の散策は、よても良い気分転換になりました。

ジェームズ・ゴールウェイ(フルート、指揮(3、4))、ライナー・ヴォルタース(ヴァイオリン(2))、ウルスラ・デュッチュラー(チェンバロ(1、2))、イェルク・フェルバー指揮(1、2)、ヴュルテンベルク室内管弦楽団(1、2)、ザグレブ・ソロイスツ(3、4)(RCA盤)

ゴールデンウィークに相応しく、またゴールウェイ。(って、何じゃ!?「ゴール」と「ウ」が共通なだけじゃないか)

1.協奏曲ハ長調BWV1032(原曲フルート・ソナタ)
2.フルート、ヴァイオリンとチェンバロの為の協奏曲BWV1044
3.協奏曲イ短調BWV1056(原曲チェンバロ協奏曲)
4.協奏曲ホ短調BWV1059&35(原曲チェンバロ協奏曲)

現代楽器による演奏ですし、4曲中3曲は編曲モノ。

私の宗旨とは合致しないのでありますが、バッハの音楽の包容力とゴールウェイのふくよかな笛の音で、これはこれで愉しめるものであります。

BWV1056の第2楽章も結構フルートも合うなと思ったり。

ただ、フルート・ソナタを協奏曲にしてしまうのはちょっとやり過ぎでは。

まあ、BGM的に聴くにはこういう演奏も良いが、やはり、古楽器で本来の楽器で聴きたいというのが、私としては基本。特にBWV1056のオケはちょっと鈍く感じます。

昔だったら、「推薦」に値するような演奏にも思いますが、やはり古楽演奏の進展があまりにも著しいからかと思います。

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ドヴィエンヌ「フルート協奏曲第7、8番」、チマローザ「2つのフルートの為の協奏曲」ゴールウェイ

2011-04-28 07:45:32 | Weblog
飲み会3連チャンの為、更新にブランクが生じております。

微力ながら、日本経済復興に貢献です???

ジェームズ・ゴールウェイ(フルート、指揮)、ジニー・ゴールウェイ(フルート)、ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ(RCA盤)

ピアノ協奏曲やヴァイオリン協奏曲だって決して多くを知っている訳では無いのですが、フルート協奏曲となると結構疎遠。手持ち音源を考えても、モーツァルトやヴィヴァルディ、そして偏愛するイベールのもの、ジョリヴェ、他に何があったっけなあ?と考えてしまうような状態です。

そんな中、ゴールウェイの12枚BOXを発見。

バロックなど古楽器演奏で聴きたいなとも思いちょっと躊躇もしましたが、数日前に購入致しました。

ゴールウェイの輝かしいフルートで、色々な協奏曲が聴けるのはやはり大きな魅力ですから。

バロックの終焉~ハイドン、モーツァルトの同時代の音楽は、殆んど聴けていないが私の大きな関心領域の一つ。

先ずは、そこから一枚。

フランスのモーツァルトと言われるフランソワ・ドヴィエンヌ(1759~1803)の2曲と美旋律で知られるイタリアのドメニコ・チマローザ(1749~1801)の1曲。

確認したら、手持ちのイベール(マリオンのフルート)のカップリングで、ドヴィエンヌの7番は持っておりました。

春に相応しい明るく柔らかな幸福な調べ。こういう音楽も大好きであります。

ゴールウェイの輝かしく流麗なフルートが何とも心地よい。

カラヤンが愛したフルートだけれども、この演奏を聴いていたら、ネビル・マリナーのバックが一番合うのではと感じました。

調べたら、このBOXのモーツァルトがマリナーとの競演盤ではないですか!

これから一枚ずつ聴き進んで行くのがとても楽しみです。

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ショパン「バラード、スケルツォ、タランテラ」ルービンシュタイン

2011-04-25 23:40:45 | Weblog
これは一種の戦争ではないかと思った。日本がかつて経験した事の無い種類の戦争。

通勤電車の中吊り広告で気になった記事を見ようと、会社帰りに本屋で雑誌を立ち読みする。

福島第一原発所長の記事。

目の前の原発に日本の運命が掛かっている。そして、現場の作業員の方は命懸けの危険の中、日々死闘を続けている。

当然、本社や政府筋からは毎日色々言って来る。

想像を絶するプレッシャーの中、過酷な環境の中、不眠不休の戦いの所長。

その双肩に日本の運命が委ねられていると言っても過言で無い。

そして、被災されている方々、救助や復興の為にやはり日夜戦っていらっしゃる方々…。

その一方、テレビを点ければバラエティーもやっているし、我々もこうして音楽聴いたり酒飲んだりもしている。

最前線との何というギャップの大きさ。

別に普通の生活をするのが悪いとは思わない。

狭い日本の中で、壮絶な戦いをしている人がいる一方、大多数の国民は、少なくとも表面上は平時と大きく変わらない生活が出来ている。

こういう様相も、かつて日本の戦争に無かった?

何だか色々考えてしまいました。

アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)(RCA盤)

安いからついついBOX盤に手が伸びてしまいますが、途中まで聴いて未聴盤が残ってしまっているものがいくつかあります。

このルービンシュタインのショパン10枚BOXは、2枚だけ聴いた状態で中断しておりました。

1.バラード第1番~第4番
2.スケルツォ第1番~第4番
3.タランテラ

ショパンは、別に苦手という訳でも無く、1番のピアノ協奏曲など大好きな曲もいくつかありますが、聴く機会の少ない作曲家。

最近、メシアンを始めとして現代のピアノ曲を多く聴いていた為、保守本流と言うか王道と言うか、華麗なショパンのピアノは意外にさらりと耳を通り過ぎて行ってしまうように思います。引っ掛かりがなさ過ぎると言うか…。

やはり、異形の音に耳が慣れ過ぎてしまったのか?

しかし、やはりショパンはピアノ音楽の気高き名峰。

シューマンが、「ショパンの曲で一番好き」と言ったというバラード第1番は、なるほどシューマンが好みそうな内省的な、しかし華麗さも持った音楽。

また、例えば、スケルツォ2番など、鍵盤を縦横無尽に走り回り、これぞピアノ!という音楽を聴かせてくれる。スケルツォ3番の装飾的な下降音型も華麗で可憐で美しい。

ショパンもなかなか良いなあ~、と思うのでありました。

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ネアホルム「サクソフォン四重奏曲」他、コペンハーゲン・サクソフォン四重奏団

2011-04-24 23:00:34 | Weblog
今日は、昔飼っていた熱帯魚の水槽など粗大ゴミを、明日の収集日に向けて数点出しました。

コンビニなどで指定のシールを購入し、市役所に連絡して指定場所に出す仕組み。

嵩張る物もあって面倒だなと思ったのですが、いずれも重量は大したことが無いので意外に楽でした。

この間、ブラウン管テレビの重いのをリサイクルに出した事を思えば全然楽勝。

あのテレビを思えば皆軽い軽い。

あんとき無理してテレビ運んだ甲斐がありました、って感じ。

コペンハーゲン・サクソフォン四重奏団、フランス・ハンセン(パーカッション)(CLASSICO盤)

激安現代音楽BOX「スナップショット」から未聴だった最後の1枚。買ったCDは全部聴かなきゃ。

1.イブ・ネアホルム(1931~)「サクソフォン四重奏曲」(1992年)
2.イブ・ネアホルム「インパルス」(1998年)
3.ラーシュ・ヘガード(1950~)「4つのスクエア・ダンス」(1991年)
4.ケネス・クヌーセン(1946~)「ああ、お前」第1部(1991年)
5.ハンス=ヘンドリク・ノアドストロム(1947~)「スソーの鳥たちが新しい夢を見る」(1999年)
6.フレドリク・ルンディン(1963~)「ディセント」(2000年)
7.スヴェン・ヴィトフェルト・ニールセン(1958~)「天使が眠る間に」(1999年)

サクソフォンは木管楽器だったんだ!というのが、このディスクを聴いての第一印象。

木管楽器ということは認識していても、金色に光る姿を見ると時に勘違いもしてしまうもの。

いずれも20世紀末の作品。現代音楽と言っても、聴き易い曲ばかり。

ただ、逆に言うとインパクトは薄い。

特に、メシアンのオルガン曲を聴いた翌日だから余計にそう感じるのか。メシアンの偉大さを意外なところで再認識。

しかし、BGM的に聴くには、ソプラノ、アルト、テノール、バリトンの4本のサクソフォンの柔らかな響きが心地よい。

「4つのスクエア・ダンス」のミニマルっぽいリズムもなかなかノリが良いし。

「ああ、お前」は、オイオイオイ…と短く呼び掛けるような音型が4分半ほど続く曲。少し音が変わって行くがミニマルとはちょっと違うか?

でも、こういうのも結構好き。

「スソーの鳥たちが新しい夢を見る」は鳥は鳥でもメシアンとは趣きが違う。ラウタヴァーラの「鳥とオーケストラの為の協奏曲」を思わせる北の国の寒々しい風景が浮かぶ。

「天使が眠る間に」は、太鼓やドラも派手に鳴って天使もゆっくり寝ていられない感じ(笑)。サクソフォンのオカルト的な響きもあって、このディスクの中では最もインパクト大でした。

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メシアン「聖霊降臨祭のミサ」タンケ

2011-04-23 21:39:44 | Weblog

自然界から浴びる放射線量は地域によって結構差が大きいそうです。

今日は、ここ数年恒例となっている理化学研究所の一般公開見学。

埼玉県和光市にある物理、化学、生物、工学、医学などの日本で唯一の自然科学の総合研究機関。

展示を隅から隅まで見れば1日コースですが、到着したのが15時前で閉館まで1時間半しかない。15時半からは「放射線の基礎」という講演を聞きに行くつもり。色々見て回る時間は無いので、友人が説明員をしている「計算機の歴史」コーナーのみ見学。

珍しい算盤や電卓、手回し計算機、古いパソコンやら計算機に纏わる面白い珍品が色々展示されている。

写真は「世界最小のUSBメモリ」。なんとコネクタの中にフラッシュメモリが入っているのであります。

もう一枚は、「電磁石で浮遊するUFOの模型」。SuicaやPASMOなどの仕掛けを説明するコーナーにありました。

一通り「計算機の歴史」コーナーを見た後、「放射線の基礎」の会場へ。

飛来する宇宙線や大地から発するなど、1年間に自然界から浴びる放射線は、神奈川県が0.81ミリシーベルト、岐阜県は1.19ミリシーベルト。

「ラムサール条約」で名前だけ知っているイランの都市ラムサールは何と平均10ミリシーベルト、場所によっては260ミリシーベルトにも達する所があるそうな。

そんな自然放射線の多い地域でも放射線に起因する障害が多かったりする事は無いとのこと。

また、半減期について、物理的な半減期以外に「生物学的半減期」があるということを今回初めて知りました。放射能の種類によって、体内に留まり易いものとそうでないものがあり、排泄量を考慮した半減期だそう。

時宜に適った講演で、会場は満席で皆さん熱心に聞いていらっしゃいました。女性が半数以上?、多かったのが印象的。

放射線の許容量に関する国際基準は、放射能に関わる仕事に従事している人の「職業被曝」と一般人の「公衆被曝」に分けて色々定められているとのこと。

職業被曝の中で、救命活動に関しては、受ける放射線量は「制限なし」!というのが衝撃的でした。

但し、「情報を知らされた志願者」が対象だそうです。

ウィレム・タンケ(オルガン)(BRILLIANT CLASSICS盤)

震災&原発事故以来、メシアンとマーラーを聴くことが多いように思います。

どちらも大好きな作曲家ですが、世紀末的不安感がマーラーに、原発や放射能といった宇宙的、未来的感覚がメシアンの響きと何処か通じるから、というのは多分こじつけ。ちょうど、聴き続けていたBOX盤があったから、というのが事実でしょうか。

今朝から何回か、「オルガンの書」(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/14a598dc124adfe03fbb262ce617c8ff)を聴いておりました。

そして今度は、この「聖霊降臨祭のミサ」。

「オルガンの書」に1年先立つ1950年の作。

30数分の作品で、「オルガンの書」よりはコンパクトでマイルドですが、オルガンの重低音から高音までを縦横無尽に活かし神秘的瞑想的な音響世界が現出するこれまた素晴らしい曲。

オーケストラ、室内楽、ピアノ曲、声楽曲、オペラと傑作を多ジャンルで傑作をものにしたメシアンですが、こうして聴いていると、やはり神髄はオルガン曲にあり!と思ってしまいます。

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マーラー「交響曲第9番」ロスバウト

2011-04-21 23:57:58 | Weblog
震災後の自粛ムードの中、二転三転したセ・リーグは勿論のこと、パ・リーグの開催日も早いように感じておりました。

しかし、始まってみるとファンとしてはやはり嬉しいもの。

特に、贔屓のホークスが調子が良いのはご機嫌です。

ハンス・ロスバウト指揮南西ドイツ放送交響楽団(DOCUMENTS盤)

先日7番を聴いたロスバウトの指揮(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/3aee4e8eda7c0c7eb39d112b03e5001d?guid=ON)、今日は同じBOXから9番です。

現代音楽を得意としたロスバウトの指揮は、7番の特異な曲調に良く合っていたように思います。

9番では、この曲がロマン派最後の美しい残影というより、20世紀に作曲された作品だということを感じさせてくれます。

個人的には、ロマン派の極北のこの大好きな音楽にはもっと陶酔したいのですが…。

1954年のモノラル、ライブ録音。

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メシアン「聖体秘蹟の書」タンケ

2011-04-20 23:51:17 | Weblog
今日は、外出してまだ明るい内から立呑屋で飲んじゃいました。

そこは、オーダーして届く毎お金を払うシステム。

明朗会計なのは良いけど、いちいち面倒臭いなあ、とも思ったのが正直なところ。

短時間で色々頼み過ぎの所為もあるが…。

ウィレム・タンケ(オルガン)(BRILLIANT CLASSICS盤)

先日のベイト盤に続き、メシアン・オルガン音楽の最後の大作を聴いております。

昨年末買った17枚組の超お買い得品(HMVのネット通販で3,708円でした!)このメシアンBOXは大正解でありました。

前から好きな作曲家でしたが、このBOXで特にハマったように思います。

特に、タンケによるオルガン(8枚)と歌曲(2枚)が充実した内容。

さて、この曲。

メシアン作品の中でも、最も硬派な部類の音楽。

例えば、10曲目の「キリストの復活」など、オルガンの分厚い壁の様な音塊がグイグイ押して来るド迫力。

大概の音楽が「ヤワ」に思えてしまう。

やっぱメシアン凄い!

ベイト盤の方が色彩感に富んでいるようにも思うが、重戦車のような迫力はこちらの方が上か。でもどちらも素晴らしい演奏。

好みから言うとこちらか。

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ハイドン「交響曲第96番《奇跡》、第97番、第98番」セル

2011-04-19 23:31:03 | Weblog
暑苦しいマスク、臭いマスクには清涼剤が良いかも。

なかなか咳が抜けないので、食事の時以外は仕事中もマスクをしています。

しかし、気温の上昇とともに暑苦しくなって来ました。

また、暫く掛けていると、汚い話ですが臭くもなってきますね。

今日は、試しにボディ用の清涼剤を吹き付けてみました。アルコールに香料を加えた夏場用のもの。(暑がりの私は冬も使ってました)

これを暫く掛けていたマスクに吹き付ける。

すぐ掛けると、アルコール臭が強過ぎて酔ってしまいそうだし、鼻にもツ~ンと来てさすがに掛けていられない。

しかし、アルコールがあらかた乾燥した段階で掛けるとひんやりしてなかなかに爽快。

まだ、風邪&花粉&放射能?でマスクを掛ける日々が続きそうなので、この清涼剤作戦を続けてみようかと思っております。

ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団(SONY盤)

今日も面白いハイドン。

1曲1曲の「仕掛け」が見事だと思うのです。

96番第2楽章の後半で、ヴァイオリン独奏による優しい旋律が、弦楽器、木管楽器と室内楽的な掛け合いで伝播して行く所など思わず耳をそばだててしまいます。

第3楽章の短いが協奏曲を思わせるオーボエ独奏部も素敵。

第4楽章だってフルートの愛らしい旋律もあるし、各種楽器が皆活き付いている。交響曲という謂わば「団体競技」では無く、室内楽や協奏曲という「個人技の集合体」で曲が出来ている感じ。

しかし、勿論散漫な印象などなく、全体が美しい造形を成している。

97番も第3楽章のティンパニの強打など、各楽器が活躍し楽しい。

そして、98番の終結部で突然クラヴィーアのソロが出る所なんざ痺れます!

ハイドンの時代の聴衆は、作曲家が次はどんな「仕掛け」の新曲を出して来るのか、さぞかし楽しみだったことだろうと思いました。

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ラフマニノフ「10の前奏曲集」他、アレクセーエフ

2011-04-18 21:19:08 | Weblog
今日、久しぶりにモノレールに乗りましたが、ここでもし地震が来たらと思うと怖かったですね。

今迄は、眺めが良いなあと思って乗っているだけでしたが。

実際、震災のあの時刻、職場の若者が「ゆりかもめ」に乗っていて、「死を覚悟した」と言っておりました。

今日外出先の関連会社の人と震災の件を話していて、このゆりかもめの話をしたら、「それ○○さんから聞きました」。

この間、別の同僚が来た時に話したそう。

この話、きっと色々な所に出回っているぞ!

無事だったからこその笑い話ですが、こういう中空を走る乗り物も地震を考えると怖いです。「想定外」もあり得るでしょうから…。

ドミトリ・アレクセーエフ(ピアノ)(Virgin CLASSICS盤)

やや苦手意識のある近代ロシアの作曲家の中では、ラフマニノフは結構良いな、と思っていたのであります。

しかし、今迄聴いて来たのはピアノの協奏作品や交響曲2番程度。

疎遠と言えば疎遠な作曲家でした。

ところが、先日来聴いているリヒテルの激安BOXの中にラフマニノフの前奏曲が数曲入っており、これはなかなか良いな~と思ったのであります。

それで、ショップでこの廉価な2枚組を見付け購入。

今日はその1枚目。

1.10の前奏曲集 Op.23
2.前奏曲 ニ短調(1917年)
3.5つの幻想的小品集 Op.3
4.リラの花 Op.21-5
5.ひな菊 Op.38-3
6.4つの小品~メロディ ホ長調(1887年)
7.東洋のスケッチ 変ロ長調(1917年)

こうして聴いてみると、ラフマニノフって、華麗なるロマン派の保守本流というか王道の作曲家なんだなあと改めて思います。

例えば、モスクワ音楽院の同級生だったスクリャービンにしても、或いはマーラーにしてもロマン派後期の作曲家はどこか「ヨレて」しまっているのに(そのヨレがまた大きな魅力ですが)、ラフマニノフは真っ直ぐにロマン派街道を歩んで来て、それがアナクロと言われることがあったにしても、これはとても美しい音楽であってなかなか素敵なのであります。

アレクセーエフは初めて聴いたピアニストですが、確かな技巧と清潔な音楽性でなかなか良い演奏に思いました。

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