golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

グラナドス「ゴヤのマハ」ウィリアムス

2010-06-29 23:27:36 | Weblog
今晩は雷がかなり激しく鳴っておりました。

野山での雷は怖いですが、家の中で聞く雷音は不思議と風情を感じるもの。

季節の変わり目によく鳴ると言われますが、いよいよ本格的な夏到来でしょうか。6月もあと1日。

ところで、夕食はたっぷり食べたのですが、雷音にお腹が刺激されたのか、急にまた「中本」が食べたくなりました。

中毒ですね。

明日あたりまた行ってしまうかも。

ジョン・ウィリアムス(ギター)(DECCA盤)

今朝は他のCDを途中まで聴いていたのですが、帰宅したら眠くて再聴する意欲を失してしまい、短いギター曲に変更です。

昨夜は良く眠れたつもりだったのですが、アルコールが入って眠りが浅かったのだろうと思います。

さてこの曲、原曲は「トナディーリャス」という歌曲集の中の1曲だそうですが、昔からギター編曲版で知られ「準ギター曲」と化している作品。

スタッカートのメロディが特徴的な夏の気怠さを思わせる前半部と陽光の差す後半の対比も見事で、最近かなり好きな曲です。

若い頃は何故かあまり好きではなかった曲なのですが。歳と共に時々こういう嗜好の変化があります。

ところで、残念ながら原曲を聴いたことが無いのですが是非聴いてみたいです。現役CDあるのかな?

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バッハ「無伴奏チェロ組曲第2,4,6番」リンデン

2010-06-28 21:27:01 | Weblog
今日は、会社の仲間と「焼酎飲み放題無料」という「居酒屋革命」へ。

以前にも取り上げたことのあるお店(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/6a02015620721cd84027b2c146efc213?guid=ON)ですが、銀座に新店舗開設ということで今日はそちらへ。

「花の銀座」で焼酎飲み放題無料、ということでいやが応うでも我々の期待は高まります。

ところが、お店を見付けるのに意外にも難渋。

「飲み放題」という先入観から汚いビルを中心に探して付近をウロウロ。

ところが、目的のお店は歌舞伎座の向かい側の綺麗なビルにありました。結構値の張りそうなお店と呉越同舟。

店内に入ってみると、前に行った板橋区の大山本店とは違って妙に小綺麗。

その替り、小上がり席はお通し(500円)を頼まないといけないだとか、料理も大山本店よりは若干割高。

まあ、場所代を考えればやむを得ない話。

時間制限の2時間たっぷり焼酎飲んで、一人頭1,700円ほどですから安いっちゃあ安い。

近場の新橋などにコストパフォーマンスの高い店が犇めくことを考えれば決して最安とは言えないかもしれませんが、女性は焼酎だけではなく日本酒や梅酒も無料とのことで女性も一緒で、かつあまりツマミを頼まない場合にはメリット大かも。

通常、オッサンばかりで飲みに行く我々はそのメリットをなかなか享受出来ませぬが(泣)。

ヤープ・テル・リンデン(チェロ)(BRILLIANT CLASSICS盤)

先日の1,3,5番に続く2枚目。

一つも奇を衒った所の無いこの演奏、面白味に欠けるようにも思いましたが、バロック・チェロの雅びな音色と素直な解釈はなかなかに魅力的。

もしかしたら、酒の助けもあるのかもしれませんが、バッハのこれらの曲の楽しさを改めて教えられました。

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ショスタコーヴィチ「歌劇《ムツェンスク郡のマクベス夫人》」ロストロポーヴィッチ

2010-06-27 22:16:10 | Weblog
今日は、色々買い物しに回っている中、何年振りかで「釣具店」に行きました。

釣りをする為では無いのですが、物を吊す為の釣り糸が必要だったので。

中高生の頃、釣りに凝って釣具店によく出没していましたが、社会人になってからはずっと縁遠く、7、8年前に会社の人達と海釣り(とは言っても海の中に仕切られた「釣り堀」)に行く際、釣具店に行ったのが最後だったかと思います。

普段よく行くスーパー、ディスカウントストア、CDショップ、書店、衣料品店、ゴルフショップなどと比べて釣具店って、「何て小さい物がたくさんあるんだろう!」ということが妙に新鮮に感じられました。

小さく巻いた釣り糸、浮き、錘など。

勿論、釣竿やクーラーボックスなどの大きい物もあるのですが、小物の商品点数がとても多い。これだけ小さい物をたくさん売っているお店もなかなか無いのでは。

太さの違いでせいぜい10種類程度が釣り糸コーナーに固まって置いてあるものだと思っていたら、目的の魚別にコーナーも分かれていて種類も随分多いのですね。釣り糸と言っても随分高いのも多いし。

目的の糸を買うのにちょっと探してしまいました。

久しぶりに覗いて、また釣りもやってみたくなりましたが、金掛かるし当分無理だな。

ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(ソプラノ、カテリーナ)、ニコライ・ゲッダ(テノール、セルゲイ)、ディミテル・ペトコフ(バス、イズマイロフ)、ウェルナー・クレン(テノール、イズマイロフの息子)、ロバート・ティアー(テノール、イズマイロフ家の使用人)他、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、アンブロジアン・オペラ合唱団(合唱指揮:ジョン・マッカーシー)(EMI盤)

一昨日、「賭博者」を聴き、俄然興味を持ったショスタコーヴィチのオペラ。

本日、図書館でこのCDを借りて参りました。

いやあ~、凄い音楽!

これはショスタコーヴィチを代表する大傑作の一つですね。

ショスタコーヴィチの音楽って、「変わり易い山の天気」?って、この作品を聴いていて思いました。

迫力溢れる劇的な音楽かと思うと抒情的なメロディが流れ出したり、シリアスな表現があるかと思うと俗っぽいどんちゃん騒ぎになったり。

話の筋の為もあるのですが、この様な様相の変化は交響曲などでも聴ける傾向。

しかし、凡才だとちぐはぐになり兼ねないこの変幻自在な変化も、天才ショスタコーヴィチの手に掛かると全体としての統一感がビシッと貫かれている。

好き嫌いという軸はまたちょっと違いますが、作曲家としての偉大さに於いては、ショスタコーヴィチは20世紀の筆頭クラスとの思いを新たにしました。

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ベートーヴェン「交響曲第4,7番」フルトヴェングラー、ウィーンPO

2010-06-26 22:54:25 | Weblog
今日も普通の休日。

午前中ゴルフスクールへ行き、午後はたっぷり昼寝。

蒸し暑さの為、汗かきの私はゴルフクラブを1回振る度汗を拭い、10回振る度スポーツドリンクを口にするといった状態。

「スポーツドリンク/汗変換器」と化した自分を感じます。

まあ、これからもっと暑くなってビールが更に旨い季節になると、大量に飲んではトイレに度々行く「ビール/○変換器」になっちゃった私が目に浮かぶのですが(笑)。

ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(4番:1953年9月4日、7番:1954年8月30日)(Memories盤)

先日購入のライブの交響曲全集から。

この4番の録音はなかなか良いのでは。

良いと言ったって、勿論モノラルでノイズもありますが、フルトヴェングラー&ウィーン・フィルのオーケストラのスケール感が良く捉えられているように感じます。輝く弦も美しいし。

フルトヴェングラーのこの曲の別音源は残念ながら持っていないのですが、この喜ばしくもエネルギー漲る交響曲の輝かしい名演として、素晴らしい出来なのではないでしょうか。

7番は、クラヲタの道に足を踏み入れた昔、スタジオ録音盤のLPを擦り切れるほど聴きました。

このライブ演奏は録音の所為もあるのか、やや弛緩した部分があるようにも感じますが、そうは言ってもフルトヴェングラー、迫力とスケール感で「これぞ、ベートーヴェン」と思わせる演奏を聴かせてくれます。

そして、聴く者を興奮の坩堝に陥れます。

ベートーヴェンの交響曲もフルトヴェングラーも聴く機会はめっきり減ってしまいましたが、こういう曲、演奏を聴くとやはり血が騒ぎますね。

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ショスタコーヴィチ「歌劇《賭博者》」チスチャコフ

2010-06-25 23:26:16 | Weblog

さあ、あとは新宿と亀戸だけだ。

行き付けの「蒙古タンメン中本」、板橋本店、池袋店、目黒店、吉祥寺店、御徒町店、高円寺店と踏破し、今日外出帰りに渋谷店へ。

行ったことが無いのは、新宿店と亀戸店の2店舗になりました。

さて、初めての渋谷店。

金曜日の夕方で行列かなと懸念したのですが、全く待たずに着席出来ました。ラッキー。

新しい為、店内も綺麗だし、狭い池袋店(ここだけが異常に狭苦しい?)と比べてゆったりしているのが良いです。

オーダーはいつもの「冷やし味噌ラーメン」。

同様に比較的最近開店した御徒町店や高円寺店でも感じたのですが、渋谷店もつけ汁が「上品」というかマイルド。(とは言っても、写真の通り唐辛子で真っ赤っかの激辛ですが)

「秘伝のタレ」の寝かしがまだ足りないのでしょうか?

勿論旨いし、素人さん?にはこちらの方が食べやすいでしょう。

しかし、食べ慣れているせいか、池袋店が一番旨く感じます。

まあ、店舗による味の違いとは言っても、クラシックに例えると、フルトヴェングラーの「同一演奏」で、どこのレーベルの復刻盤が音が良いか、というヲタク的な話ではありますが。

ニコライ・ヘルベ(テノール)、ピョートル・ベルボーキィ(バス)、アンドレイ・チスチャコフ指揮ボリショイ劇場管弦楽団、他(BRILLIANT CLASSICS盤)

中本の帰り、渋谷のHMVとタワレコに寄る。

タワレコで、珍しくレギュラー盤1枚を購入、2,720円。

レジで精算しようとすると、3,000円以上だとポイント特典の着くカードが貰えると言う。これに釣られる。

700円前後の安い盤を物色していた中で、これを追加購入品に決定。

ショスタコーヴィチの未完のオペラ。

未完ということで晩年の作かと思いきや、交響曲第7番「レニングラード」と同じ頃の作曲とのこと。

Wikipediaに拠れば、25場中8場まで完成した段階で50分ほどの切れ目無い音楽になってしまったことが未完の原因となったらしい。

聴き易い音楽ですが、ショスタコーヴィチらしいひねりや諧謔も効いていてなかなか面白い作品。

バラライカの伴奏に載って歌うバスのアリアなどもあります。

ついで買いして大正解の一枚。

台本はゴーゴリの戯曲。

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バッハ「無伴奏チェロ組曲第1,3,5番」リンデン

2010-06-24 22:53:22 | Weblog
今日は、やっちまったですだ。

「飲んだ翌日は絶対に休むな、遅れるな、這ってでも来い」と言われて育った世代。

二日酔いで辛くても、会社には何としても行かなきゃ、という意識が働きます。

まあ、実際は二日酔いで休んだことや遅れたことは何回か(も?)ありますが。

その度、風邪になったり、電車が遅れたりする訳です(笑)。

今日は遅れちゃいけない、といつもより少し早く家を出たのですが…。

途中何回も腹痛が起こり、途中駅で降りてトイレに行き、半休する旨のメールを送り、ファミレスで休憩して昼から出社致しました。

昨日の宴会でだいぶ飲んでいて3軒目も行ったらしい(記憶が無い!)のを職場の皆は知っているので、「大丈夫?(ニャッ)」とやたら声を掛けられましたです、はい。

まあ、こっちも図太いもので二日酔いじゃ無い!と、「昨日はあんまり飲んで無いんだけどなあ。最近、お腹弱いし、もしかしたら何か当たっちゃったのかも」なんてことをしら~っと言ったりするんですな。

嘘、見え見えなんですけど(笑)。

ヤープ・テル・リンデン(チェロ)(BRILLIANT CLASSICS盤)

今日、会社帰りにHMVで安売りしていたので購入。2枚組1,000円。

前から、安いし持っておいても良いかなと思っていたディスク。

バロックチェロの名手リンデンの演奏。

とても素直な演奏で、何の「引っ掛かり」も無く音楽がすらすらと進んで行きます。

ちょっと面白味に欠けるかなと思うのですが、バロックチェロのちょっとくすんだ美しい音とストレートな音楽性は普段聴くのに良いかなとも思うし。

2枚目も含め、もうちょっと聴き込んでみないと。

評価保留。

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マルチェッロ「オーボエ協奏曲」シェレンベルガー、イタリア合奏団

2010-06-23 23:42:54 | Weblog
今日は会社の飲み会。

省略大です。

ハンスイェルク・シェレンベルガー(オーボエ)、イタリア合奏団(DENON盤)

「イタリア・バロック・オーボエ協奏曲集」というマルチェッロ、ヴィヴァルディ、アルビノーニ、サンマルティーニの作品を集めた一枚から。

デンオンの「クレスト1000シリーズ」と同じ音源が、なんちゃら言う全集(CDジャケットを自宅に置いて来るので分からない)に収録されているものをブックオフで500円で入手しました。未開封盤のようでした。但し、この手の全集盤によくあるようにCDにはライナーノーツは付属しておりません。

アレッサンドロ・マルチェッロ(1669~1747)のオーボエ協奏曲、LPで聴いておりましたがCDを持っていなかったのでかねてより欲しいと思っておりました。

第2楽章が「ベニスの愛」という映画に使われて有名になった曲ですね。映画見ていないけど。

同じく哀愁漂うオーボエ協奏曲でも、アルビノーニの諸作とはまたちょっと肌合の違った音楽。

いずれも、季節としては秋が似合う情感の曲ですが、アルビノーニが色付いた紅葉舞散る情景を連続させるものとすると、マルチェッロの曲は澄んだ空気感を思わせる音楽と言えましょうか。

ところで、今まで知らなかったのですが、マルチェッロは作曲家であっただけでは無く、数学者、哲学者でもあったという才人だったのですね。

現代ではこのオーボエ協奏曲で知られる程度ですが。

また、どうでも良いことですが、Wikipediaに載っている肖像画も興味のある方は是非ご覧ください。「子供かよ~?!」って感じのやたら童顔のマルチェッロの顔が描かれておりますので。(何歳頃の姿なのでしょうか?)

さて、当盤を一聴してまず感じたのは、現代楽器による厚めでちょっと重心の低い小編成オケ。

イ・ムジチ以来、以前はこういうバロック演奏スタイルが主流だったんだよな、とちょっと懐かしく思いました。

流麗で美しい素晴らしいオケだと思いますが、古楽器オケに馴れた耳にはやや違和感も。

シェレンベルガーのオーボエはやはり現代楽器によるものですが、軽やかで華麗なテクニックはさすが素晴らしいもの。粒の揃った澄んだ音色も魅力的。

この曲、古楽器演奏でもまた聴いてみたいと思います。

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「バッハ以前の聖トーマス教会カントールの作品集」ユングヘーネル

2010-06-22 22:51:59 | Weblog
「建設予定地」の看板を見ると、何が出来るのだろうか気になってしまいます。

自宅近隣はまだ畑や林、空地も多く、時々、整地され建設告知の札が立った広大な土地を見掛けることがあります。

一体何が出来るんだろう?

いつも気になります。

スーパーやホームセンターなど「実用性」の高い施設が出来るのが第一希望。

ファミレスや回転寿司などの外食店も歓迎。

直接的な実用性はありませんが、マンションも住民が増えることにより近隣店舗の発展やバスの本数増加などのメリットに繋がるのでOK。

建ってみたら倉庫というのが、申し訳ありませんが、がっかりするパターン。

現代社会の利便性を支えるインフラとして、物流が非常に重要な役割を果たしているのは十分解かっているつもりですが、近隣住民にとっての目に見えるメリットは殆ど無いのが実際。

トラックが増えて交通の危険性が増したり、夜暗く治安上の懸念などデメリットの方が目に付いてしまう。

自宅近くの倉庫では、以前キズ物の商品を安く近隣住民に販売したことがありますが、こういうのは良いですね。

通勤のバスから見える建設予定地、何が出来るのかなあ?

CDショップやレコード会社の倉庫で、ジャケットが汚れたりキズ付いた物を安売りしてくれるということなら大歓迎なのですが、残念ながらこれはあり得ないだろうなあ。

コンラート・ユングヘーネル(指揮、リュート)カントゥス・ケルン(Deutsche Harmonia Mundi盤)

DHM50枚BOXから。

J.S.バッハが就いていたライプツィヒ聖トーマス教会カントール(音楽監督)の前任者の作品が収められています。

3人の作曲家の手になる計8曲。

セバスティアン・クニプファー(1633~1676)
・Ach Herr,strafe mich nicht
・Es haben mir die Hoffaertigen(゛ae"は、aウムラウト)

ヨハン・シェッレ(1648~1701)
・Das ist mir lieb
・Ach,mein herzliebes Jesulein
・Barmherzig und gnaedig ist der Herr(゛ae"は、aウムラウト)
・Aus der Tieffen rufe lich,Herr zu dir

ヨハン・クーナウ(1660~1722)
・Gott,sei mir gnaedig nach deiner Guete(゛ae"は、aウムラウト、゛ue"は、uウムラウト)
・O heilige Zeit

個人的にご機嫌な一枚。

バロックの器楽伴奏を伴う宗教曲というのはジャンル的にストライクど真ん中ですし、いずれも早春の日差しのような優しい音楽。

そして、名リュート奏者にして指揮者としても活躍しているユングヘーネルの柔らかな音作りが曲調にピタリ。

これからも時折聴きたい一枚です。

ユングヘーネルの指揮もまた色々聴いてみたいなあ。

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フレスコバルディ「音楽の花束Vol.2(聖母のミサ)」ギエルミ、エルケンス

2010-06-21 23:14:22 | Weblog
会社帰りに皇居周辺を歩いてみました。

地下鉄の駅で3駅分ほど。

お堀の周辺はジョギングされている方が随分いらっしゃるのですね。

前から走って来る方が多くて歩きづらいほど。

蒸し暑い中、ご苦労様なことです。

と言っても、こっちも無駄にちんたら歩いていたのですが(笑)。

そして、久しぶりにブックオフ飯田橋店もチェックし、500円物を1枚購入。

ロレンツォ・ギエルミ(オルガン)、クリストフ・エルケンス指揮カンティクム(Deutsche Harmonia Mundi盤)

未聴盤が残り少なくなって来たDHM50枚BOXから。

初期バロックのジローラモ・フレスコバルディ(1583~1643)のオルガン・ミサ曲。

前に「主日のミサ」を取り上げましたが(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/f95bc3ec2f2801654dc6736d0030d09c)、そちらは「音楽の花束」Vol.1。

本日の曲が、Vol.2になります。(「音楽の花束」には、もう1曲「使徒のミサ」があるそうです)

「主日のミサ」と同様、オルガン独奏とグレゴリオ聖歌が交互に奏されています。

フレスコバルディの作曲はオルガン曲部分のみで、当時の演奏様式に従ってグレゴリオ聖歌が挿入されているようです。

ミサ曲と言っても重々しい音楽では無く、リズミカルであったり、優しい曲調であったり。

面白いと思ったのは、半音階的進行が多用されていること。

音楽の流れで、次はこんな音が来るかなと聴いていると、「え~っ、そう来るか!」という箇所が随所に聴かれます。

Wikipediaに拠れば、先日当ブログでも取り上げたジェズアルド(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/b57267e9fe3816e2fd0ceec19710ed49?guid=ON)の影響を受けていた可能性もあるよう。

音楽の調和が保たれていたと思っていた古楽の世界にも、半音階や不協和音が一部で好んで使用され、それが地下水脈として連綿と流れ、やがて後期ロマン派から新ウィーン楽派になって地上に吹き出したと考えるととても興味深い。

「不協和音の歴史」みたいな本があったら是非読んでみたいですね。

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ブリス「ディスコース、ゴーバルズの奇跡、来たるべき世界」リンドン=ギー

2010-06-20 22:51:14 | Weblog
今日、久しぶりにリビングのエアコンのフィルターを掃除しました。

カミサンに前から言われていたが、そのままになっていたもの。

掃除機でホコリを取ってから水洗い、というのがお点前なのかもしれませんが、面倒くさいのでいきなり水洗い。

フィルターを外してみると、奥に付いている小さな脱臭フィルターにも結構ホコリが付いている。

本来これは消耗品。

古いエアコンなので、電器店でいつも取り寄せていた記憶が。

それもまためんどい。

いいや、これも洗っちまえ、と風呂場でシャワーを掛けたら、劣化していたスポンジがボロボロになって、あっという間に流れて行ってしまいました。

消臭フィルターなど別にメーカーの純正品じゃなくても大丈夫だろうと、近所のディスカウントストアに車を走らせる。(そのついでに当ディスク購入)

それっぽい代替品を購入し、ふと見るとエアコン洗浄用スプレーが。

今まで使ったことないが、簡単にエアコン掃除が出来て、爽やかな空気が出るようになるらしい。

買ってみる。

残念ながら今日は時間が無くて使えなかったが、来週末試してみるのが、何だかちょっと楽しみです。

クリストファー・リンドン=ギー指揮クィーンズランド交響楽団(NAXOS盤)

昨夜、ブックオフで250円で見付けましたが、手持ちが10円足りず買えなかった(泣笑)CD。

手持ちのお金を殆ど持たず外出していた上に、途中でガソリンを入れてしまい、残高240円也。

ブックオフCD最低売価に満たない。それでもチェックしておきたい、と昨夜覗いて当盤を見付けました。

今から思えば、さすがに10円位はポイントが残っていて、昨夜でも買えたのではないかと思います。

まあ、是が非でも欲しいというディスクでも無いし、人気ですぐ買われてしまうとはとても思えない。

それで、出直し。本日夕方買い物に出たついでに再訪致しました。

しかし、結果的にこれが正解。昨日見落ししていたと思われる、意外な指揮者の意外な曲の録音もやはり250円でついで買いにも成功。

さて、「色彩交響曲」などで知られるイギリス近代のアーサー・ブリス(1891~1975)、ずっと気になってはいながら今までCDを買っておりませんでした。

図書館でCD借りたか、ラジオでか、「色彩交響曲」とか聴いたことあったかなあ?あったような、無かったような…極めて曖昧。

まあ、未聴だった作曲家と言えますね。

「イギリス近代音楽にしては珍しいモダニスト」と読んだ記憶があるのですが、ここに収録されている3曲を聴く限りでは、穏健保守の作風と感じます。

1.管弦楽のための「ディスコース」
2.バレエ「ゴーバルズの奇跡」
3.映画音楽「来たるべき世界」

1995年の録音ですが、いずれも初録音だそうです。

まずは、2曲目の「ゴーバルズの奇跡」を構成する18曲の標題をご覧下さい。

序曲/街/少女の自殺/若い恋人たち/売春婦と少年/役人/自殺体の発見/自殺体は運び込まれる/訪問者(変奏曲)/悪魔払いの踊り/役人と売春婦/母の子守歌/2組の「陽気な」カップル/役人は売春婦から去る/中傷攻撃/役人と売春婦/訪問者の殺害/コーダ(Molto sostenuto)

さあ、どんな音楽を想像されますでしょうか?

随分とドロドロした凄惨な音楽を連想なさるのではないでしょうか。

ところが、意外にも爽やかで品のある音楽。

「スコットランド田園詩」とでも標題を偽って聴かされたら、風景を目蓋に浮かべながら聴き入ってしまう方も多いのではないでしょうか。

この辺が如何にもイギリス近代音楽。

映画音楽の分野でも活躍した作曲家であり、このバレエ曲も映画のバックに流れていても全く違和感の無い音楽。

抒情的なところは思い切り抒情的だし、リズミカルなところではなかなかパワフルな、しかし粗野に陥らない音楽を聴かせてくれる。

独奏ヴァイオリンが優しく歌う「母の子守歌」など、オーケストラのアンコールピースにも好適に思います。

「ディスコース」、「来たるべき世界」も取っ付きの良い音楽。

「色彩交響曲」や「チェックメイト」などブリスの代表作も是非聴いてみたくなりました。

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