golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

シューマン「ピアノ協奏曲、交響的練習曲」アシュケナージ、シーガル

2013-10-27 22:30:16 | Weblog
朝から休日出勤で、夜帰ってからも買い物等々、家の用事で疲れました。

今日は短めで、早く寝ます。

ヴラディーミル・アシュケナージ(ピアノ)、ユリ・シーガル指揮ロンドン交響楽団(PolyGram盤)

昨日、買い物途中にブックオフで購入。セールで250円品を半額の125円で。

「ピアノ協奏曲」は、傑作の多いこのジャンルでも名品の一つ。

ですが、普段あまり聴いておらず、聴く前に「どんな曲だったかな?」と思う作品。勿論、ディスクは持っていたのですが。

久しぶりに聴いて、そうだこの曲だと思うとともに、惚れました。

ロマン派協奏曲の魅力が充溢した音楽。

「交響的練習曲」は、シューマンのと言うより、知ってる古今のピアノ曲の中でもトップクラスの大好きな作品。

ロマンチックな楽想が、スケール大きな構成の中に盛り込まれた、言わずもがなの傑作。

長らくポリーニ盤を愛聴しております。

構築性や技巧性に於いては、やはりポリーニと思いますが、幻想性、感傷性を増したこちらもさすがに素晴らしい演奏。

意外に力強い低音の打鍵も印象的でした。

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ベートーヴェン「交響曲第9番《合唱付》」コンヴィチュニー

2013-10-25 21:27:34 | Weblog
こういうちょっとしたサービスって嬉しいです。

一昨日、帰宅途中に通勤靴の底が剥がれました。

歩けない訳ではありませんが、前の方が剥がれた状態。

一昨日は忙しく、帰宅したのはAM1時過ぎ。

当然、靴屋さんも空いていない。

それで、昨日終日外出だったので、出先で靴を買おうかとも思いました。

しかし、ハタと思い、チェーン展開している靴の修理店に立ち寄る。

取り敢えず、値段だけでも聞いてみよう。

高ければ、修理は止めて、当初の予定通り靴買えば良いし。

金額を聞いたら、650円だと言う。

勿論、お願いする。

15~20分程度掛かるとの事だが幸い移動の間で空き時間もあるし。

20分ちょっと待ったでしょうか。完了したと呼ばれ、料金を払おうとする。

「だいぶお待たせしてしまったし、雨でまた剥がれてしまうかもしれないし、お代は結構です」とのお言葉。

こういうのって嬉しい。

今度また何かあったら、(勿論有料で)またお願いしようと思いますね。

損して得取れ、ということでしょうか。

ここのところ、夜10時、11時まで仕事という日が続いていたのですが、昨日はゆったりとしたスケジュールの1日で、早目に仕事も終わり外出先で同僚と呑みに。

2人で焼酎のボトル2本空けてしまったのと、蓄積疲労で帰宅の電車を大幅に乗り越し。

深夜で戻りの電車は終了~。

飲み代よりずっと高いタクシー代を払って帰宅。(泣)

二日酔いと睡眠不足で今日は辛かったであります。

久しぶりにゆったり平和な1日と思ったのに、最後に落とし穴が待っていた昨日でした。

インゲボルク・ヴェングロル(ソプラノ)、ウルズラ・ツォレンコップフ(アルト)、ハンス=ヨアヒム・ロッチュ(テノール)、テオ・アダム(バス)、フランツ・コンヴィチュニー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、ライプツィヒ放送合唱団(Corona盤)

コンヴィチュニーのベートーヴェン交響曲全集の最後の一枚。

この録音は、クラシックを聴き始めた遥か昔ラジオで聴き、その堅固な造形力に感動したものです。

聴くのはたぶんその時以来。

しかし、その時の印象と殆ど変わりありませんでした。

落ち着いたテンポで、堅固に築かれる音による構造物。

奇を衒わない自然な解釈と、重心低く渋目で厚みのあるオケの響きが美しい。

ちょっとテノールの声が軽くも感じますが、誠実で堅実な歌唱も良いし。

これは一つのスタンダードな名盤ですね。

ネットで注文してから入手まで数ヶ月待たされたコンヴィチュニーのベートーヴェン交響曲全集ですが、購入して良かった。これからも聴き続けたい演奏です。

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アダムズ「ヴァイオリン協奏曲、シェーカー・ループス」クレーメル、アダムズ、ナガノ

2013-10-22 23:42:55 | Weblog
う~ん、(1)もう少し勉強して、(2)試験中の最後の30分思考停止せず考えていたら…。

どうせダメと判っていながら、日曜日に受けた某資格試験を自己採点してみました。

便利な時代になって、直ぐにネットに模範回答が掲載されたりする試験も多いのですね。勿論、正式なものではなく、専門学校などによるものですが。

採点を始めてみると、意外や意外、結構正解が多く、午前中の科目は余裕を持って合格点に達していました。

多分、2、3割しか合っていないだろうと思っていた午後科目は、配点は不明ですが正解が半分。

60点以上で合格のため、あと10点ほど。

冒頭に記した(1)、(2)が出来ていれば…。

全くボロボロと思っていただけにちょっと悔しいですね。

まあ、実際は(2)はともかく、(1)が難しいのですが。(笑)

また来年チャレンジしてみますか。

ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)、ケント・ナガノ指揮ロンドン交響楽団(ヴァイオリン協奏曲)、ジョン・アダムズ指揮セント・ルークス管弦楽団(シェーカー・ループス)(WARNER CLASSICS盤)

図書館借用ディスク。

ジョン・アダムズ(1947~)は、「ハルモニウム」のディスクを持っているだけでした。(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/bf1cec0074e5f47bcf6c60e4eade6e0a)

「ヴァイオリン協奏曲」は、ポスト・ミニマルの作品。

いくぶんロマンチックで技巧的なヴァイオリンが素敵な協奏曲。

「シェーカー・ループス」は、ミニマルど真ん中の作品で、弦楽器の揺れ動く姿と波動がかっこいい音楽です。

やはり、ミニマルは良いなと思う音盤でした。

今日も仕事で遅くなったので簡単に。

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エネスク「ルーマニア狂詩曲第1番」、シベリウス「フィンランディア」他、シルヴェストリ

2013-10-20 20:45:24 | Weblog
昨日は呑みに行っちゃって正解。

まあ、正解と言うのも妙ですが。

朝から休日出勤で夕方まで仕事していましたが、その後呑みに。

翌日の今日が資格試験だったので、本来であれば帰って多少なりとも勉強すべきところですが、今更やっても…と、もう白旗を挙げてしまっていたのであります。

そして、今日。

やはり、昨夜最後の追い込みしたとしても出来は変わらなかったでしょう。

基本的に勉強不足でしたから…。

午前中は、合格点に達しているかは極めて怪しいもののまだ多少は出来たかなという感じですが、午後がボロボロ。

解らない問題ばかりで、ヘロヘロになってしまい、最後は適当に答えを書いて、終了時刻まで20分ほどは、うとうとしてしまいました。

次は、2月に別分野の試験。

前回、部分合格しているので、残り科目をしっかり勉強して、こちらは確実に合格に持って行かねばなりません。

コンスタンティン・シルヴェストリ指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(エネスク)、ボーンマス交響楽団(EMI盤)

シルヴェストリBOXから。

1.エネスク「ルーマニア狂詩曲第1番」
2.シベリウス「フィンランディア」
3.エルガー「序曲《南国で》」
4.ヴォーン・ウィリアムズ「トマス・タリスの主題による幻想曲」
5.ヴォーン・ウィリアムズ「《ワスプ》序曲」

エネスクの曲は、きっとどこかで聴いているとは思いますが、ディスクも持っておりませんでしたし、また特に触手も伸びなかったジャンル。

勢いのある楽想がシルヴェストリの爆演とも相まって、後半など運動会の球入れや徒競走、或いは騎馬戦などで使ったら合いそう。

実際、この曲使われたりすることあるのかなあ?

普段聴かないタイプの曲ですが、たまにはこういう音楽もスカッとして良いです。

「フィンランディア」もオーケストラを存分に鳴らした力強い演奏。

私こういうの結構好きですが、ちょっと情緒を削ぎ落とした感もあり、シベリウス好きの方には好まれないような気も致しました。

「南国で」は初聴きですが、随分とダイナミックな印象を受けるのは、やはりシルヴェストリの指揮故でしょうね。

ヴォーン・ウィリアムズも、通常の英国音楽のイメージからすると、かなり強靭な印象。

ちょっとイメージ違うかもしれませんが、面白い指揮者だと思います。

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シューベルト「ピアノソナタ第16、17番」ツァハリアス

2013-10-18 20:05:15 | Weblog
ここのところ仕事が忙しく、更新間隔が空きがち。

今朝も始発バスで出社。明日は休日出勤。

夕方外出したので、早めに帰って早く寝ます。

クリスティアン・ツァハリアス(ピアノ)(EMI盤)

先日に引き継いて、今まで馴染み薄だったシューベルトのピアノ・ソナタ。

この2曲ともディスク持っていたかな~?

そもそも、聴いたことあったっけ?

もしかしたら、何となくの苦手意識(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/51a3457f0818bf324f7d51ee67ee0688?guid=ON)から聴き逃していたかもしれません、こんな素晴らしい曲を!

特に、17番。

ベートーヴェンの「ハンマークラヴィーア・ソナタ」を想わせるスケールの大きさの中に、シューベルトらしい素敵な歌が詰まっている。

最初に魅せられたのは第3楽章。

ワルツのようなスケルツォ。附点リズムが優美。

続いて、好きになったのが第2楽章。

湧き出す泉のような楽想。

そして、スケールの大きな第1楽章。

立派な前3楽章に比べ、ちょっと拍子抜けかなとも思った終楽章。

童心に帰った感覚。

これもシューベルトの大きな魅力か。

短調と長調の交錯する16番。

雨なのか晴れなのか、涙なのか微笑みなのか。

こちらもまたシューベルト!

ドイッチュ番号になかなか馴染めていないので、自分の備忘のため記す対比は下記ですね。

16番=D845
17番=D850

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レクオーナ「シボネイ、青い夜、アンダルシア、ホル・エソ・テ・キエロ」他、ドミンゴ、ホールドリッジ

2013-10-15 20:37:18 | Weblog
仕事が急に忙しくなって、昨日は平日と同様に朝から休日出勤。

PM3時まで仕事していたのですが、「喉乾いたよね~」と仕事を切り上げ、後輩と飲みに。

時々行く激安のお店に向かったものの、祭日だからか時刻が早過ぎるのか開いていない。

他のお店を色々探すが、5時~とか6時~が多く、さすがに3時過ぎだとなかなか開いていない。

でも大丈夫。

会社の近辺は、飲み屋さんには全く困らないエリア。

たまに行く焼鳥屋さんが3時開店で無事入れました。

やはり、明るい内から飲むお酒は旨いですなあ~。

さすが早くから飲み始めたお蔭で、深酒せずに早く帰ったら、22時前には爆睡出来ました。

あまりにも早く寝過ぎたお蔭で、夜中に何回か目覚めたものの、普段と違ってたっぷり睡眠を採れたので今日は楽でした。

写真は、昨日ではなく土曜日に久しぶりに食べた、いつものやつ。

プラシド・ドミンゴ(テノール)、リー・ホールドリッジ指揮ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団(SONY盤)

図書館で借用。

1.シボネイ
2.青い夜
3.アンダルシア
4.ホル・エソ・テ・キエロ(それゆえきみを愛す)
5.いつもわたしの心の中に
6.マリア・ラ・オ
7.カント・カラバリ(カラバリの歌)
8.青春
9.マラゲーニャ
10.魅惑のお嬢さん
11.ラ・コンパルサ

編曲:リー・ホールドリッジ(1~5、7~9)、アルフ・クローゼン(6、10、11)

エルネスト・レクオーナ(1896~1963)の名前も知りませんでしたが、キューバ出身の作曲家とのことで興味を持ち借りて来ました。

キューバの作曲家というと、レオ・ブローウェルが真っ先に浮かびますが、残念ながら他の人の名前が浮かびません。

結構良いなと思うCDもあるのですが、さて、作曲家は誰だったっけという情けない状況。

まあ、いずれにしてもラテン系クラシックとは相性の良い私ですので、楽しみに聴いてみました。

クラシックとポピュラーの境界線上、と言うかむしろポピュラー側に寄った音楽。編曲もその印象を強めている要因かもしれません。

いずれにしても、陽光と青く澄んだ空を感じる歌の数々。

たまにはこういうのも良いか。

ちなみに、以前ドリフターズの番組で使われた「タンタカタンタン、タンタンタ~ン♪」という「タブー」は、レクオーナの姪の作曲とのこと。

このディスクの中でも、「シボネイ」の伴奏などで同じようなリズムが聴かれます。

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グリンカ「ルスランとリュドミラ」序曲、ボロディン「だったん人の踊り」他、シルヴェストリ

2013-10-13 21:21:24 | Weblog
こういう時の判断って、非常に難しいのでしょうね。

発生している事件や事故が本当に1件だけなのか、病人が本当に1人だけなのかという判断。

昨日、外出途中の駅を歩いていた時、後方で倒れた方がいらっしゃって119番しました。

とても分かりやすい場所だったにも関わらず、電話で伝える際、ちょっと慌ててしまい、上手く言えずもどかしい思いを。

場所を説明する単語が聞き間違えられ、それに関して追加質問がいくつも返って来る。

分かって貰うのに、ちょっとイラっとしてしまいました。イカンイカン。

こういう時こそ、落ち着いて説明しないとダメですね。

他にも119番通報された方もいらっしゃって、その方と手分けして駅の両側で救急車を待ちました。

幸い、短時間で到着。

救急隊員の方が、救急車に乗せる直前まで見守る。何も出来ないけれど…。

その時、ハタ!と思う。

他にも通報された方がいたので、他にも救急車が来てしまうかもしれない。

タクシー代りに救急車を呼ぶような不心得者などもいたりで、救急車が足りない状態もあると聞くではないですか。

余分な出動だと申し訳ない。

再度119番して、救急車が到着して対応中の旨伝える。

「こちらでも状況把握しております」といった返事が返って来ました。

無駄な重複出動を避ける何らかのシステムが作動している模様。

安心したが、すぐまた別の心配も…。

現在この駅で病気で倒れているのは、先ほどの人だけだろうかと?

実は他にも苦しんでいる方がいて、私が再度の電話をしたばかりに、せっかく向かっていたもう1台の救急車が帰ってしまったりしたら大変。

幸い、他には該当の方はいなそうな様子でした。駅を隅から隅までチェックした訳ではありませんが…。

こういう、人通りのある場所の場合など特に、複数人が119番や110番通報することは普通にあると思います。

これが、1件で複数人からの通報だったら良いのですが、近隣で類似の事態が発生し、別の通報にも関わらず同一事象と誤解され、せっかく現場に向かっていた救急車やパトカーが引き返してしまった…なんてなったら悲劇ですね。

「ダブりの通報で無駄になるかもしれないが、必ず少なくとも1台は余分に現場に直行する」というのが、フェールセーフの対応かもしれませんが、そんなに緊急車両や人の余裕が無い場合が多いでしょうし。

緊急通報を受ける方々のご苦労の大きさに改めて思い至りました。

勿論、出動する救急隊員の方々のご苦労にも。

コンスタンティン・シルヴェストリ指揮フィルハーモニア管弦楽団(1、2)、パリ音楽院管弦楽団(3)、ボーンマス交響楽団(4~7)、英国王立海軍楽団(7)(EMI盤)

別の店舗で買いそびれ悔しい思いをしたシルヴェストリの15枚ボックスを、先日渋谷のタワレコで入手致しました。

興味を持っていた指揮者で、欲しいと思いながらも、収録曲がロシア系が多く、今一つ触手が伸びませんでした。

でも、やはり買おう!

と思ってお店に出向いた時には既に無し。

ちょっと悔しい思いをしました。

でもきっと渋谷ならあるさ。

先日、コンサートで出向いた際、期待通りに入手。

1.グリンカ「歌劇《ルスランとリュドミラ》序曲」
2.ボロディン「歌劇《イーゴリ公》序曲」
3.ボロディン「歌劇《イーゴリ公》~だったん人の踊り」
4.ボロディン「交響詩《中央アジアの平原にて》」
5.チャイコフスキー「歌劇《エフゲーニ・オネーギン》~ポロネーズ」
6.チャイコフスキー「イタリア奇想曲」
7.チャイコフスキー「祝典序曲《1812年》」

ルーマニアの奇才コンスタンティン・シルヴェストリ(1913~1969)の録音は、昔、東芝EMIの廉価盤でいくつか出ておりました。

この内、買ったのは、サンソン・フランソワの伴奏を振ったリストのピアノ協奏曲第1番だけだったかもしれませんが、友人からショスタコーヴィチの5番を借りたり、ラジオで聴いたりで、関心を抱いた異形の指揮者。

今で言うところの、爆演系ですね。

私がロシア音楽をちょっと苦手とするところの、じめっと暗い雰囲気は微塵も無く、オーケストラを存分に鳴らし、爽快な演奏を聴かせてくれます。

しかし、ただ力任せでは無く、「だったん人の踊り」や「中央アジアの平原にて」では、オリエンタルな情緒も上手く表現されています。

そして、「1812年」のド迫力。

この1枚聴いただけで、このボックス買って大正解と言えます!

1959~68年のEMIのセッション録音ですが、音の状態はとても良く、ダイナミックな演奏を楽しめました。

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榎本玲奈&野村祥子ピアノジョイントリサイタル(2013.10.8)タカギクラヴィア松濤サロン

2013-10-12 19:46:39 | Weblog
意地になって10軒くらい探しましたが、目的の物は何処にも売っていませんでした。

10月に入っても、まだまだ蒸し暑い日々。

夕方も、外を歩いていると風はありますが、気温や湿度が意外に高いのか、立ち止まったり中に入ったりすると、どっと汗が吹き出して来ます。たとえ冷房が効いていても。

愛用している、服の上からスプレーする「どこでもアイスノン(大容量タイプ、400ml)」が切れてしまったので、ドラッグストア、ディスカウントストアなどを探す。

しかし、何処にも無し!

渋谷の駅近辺にはドラッグストアが集中しており、さすがに1軒くらいはあるかと思いましたが、既に在庫の中心は秋~冬になってしまっているようで、風邪薬やマスクなどにかなりの売場面積が取られてしまっている。

こういうの困るんですけど…と思うも、まだまだ夏!と思っている私は反主流派のようで。

結局、自宅近くで、希望の物とは違う、肌に直接スプレーするタイプの物を購入。

これも良いのですが、涼しさの持続性に乏しいのが欠点。

しかし、これでも買わないと、この季節とても過ごせません。

1.H.オッテ「響きの書」より、Part1~3、9~12
2.M.グールド「中国の小品」
3.G.フィトキン「Fervent(激烈な)」
4.L.アンドリーセン「夏の夜」
5.A.ローゼンブラット「2つのロシア主題によるコンチェルティーノ」
(アンコール)吉松隆「子守唄」

ブログでお世話になっているsachikoさんのコンサートを聴きに行って参りました。

まず、sachikoさんのソロで、オッテの「響きの書」!

今年元旦に取り上げた曲。(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/845ee9d7386503f4b1f1b01b1aecb89c/?ymd=201301&st=1&guid=ON)

風のような、雨のような、雪のような、波のような、川のような、木々のそよぎのような…、そのどれでもあるような、またどれでも無いような、不可思議な美しい音の流れ。

小春日和のような、雪のしんしんと降るような、暖かくもあり、寂しげでもある不思議な傑作。

生身の人間が作曲したのでは無く、自然界から自然発生的に音が沸き上がって来たかのように錯覚さえしてしまう響き。

まさか、実演が今年聴けるとは思いも寄りませんでした。

この曲を聴くのは1月のCD以来。

しかし、最初の数音で「そうだよ、この音楽!」

あの時の感動が蘇って来ました。

全編で1時間以上掛かる曲のため、時間の関係で40分ほどの抜粋でしたが、音の響きを大切にされるピアニストだけあって、素晴らしい響きの世界を聴かせてくれました。

ちょっと残念だったのは、会場の換気扇が付けっ放しになっていたこと。

演奏が始まるまでは、誰もその音に気付いていなかったようでした。勿論、私も。

会場がしんとなり、演奏が始まると、前方天井方向からちょっとザワザワした音が。

「エアコンかな?」とも思っていましたが、演奏後、換気扇のスイッチが入ったままになっていた、と係の方が消していました。

せっかくの美しいピアノの響きにノイズが載ってしまったのが少し残念でした。

しかし、「響きの書」が美しい演奏で聴けたのは良かった。

sachikoさんには、いずれ是非全曲を演奏して頂きたいものです。

続いて、榎本さんのソロで2~3の2曲。

アメリカの作曲家モートン・グールド(1913~1996)は名前だけは知っていましたが、意識して聴いたのは初めて。

意識して、というのは、以前、長い間「日曜洋画劇場」のエンディング・テーマ曲で使われていた音楽を書いた人だったのですね!

Wikipediaで初めて知りました。

昔、ラフマニノフの知らない曲だと思い込んでいましたが、中村紘子さんもラフマニノフと勘違いされたとWikipediaにあり、安心致しました。(笑)

榎本さんは、リズミカルな曲が得意のようで、初めて聴いたイギリスのグラハム・フィトキン(1963~)でもとてもノリの良い演奏を聴かせてくれました。

そして、連弾で4~5の2曲とアンコール。

やはり初聴きのオランダのルイ・アンドリーセン(1939~)とロシアのアレクサンダー・ローゼンブラット(1956~)。

個性の違ったお二人の連弾。

特に、ローゼンブラットを楽しく聴きました。

ふと、カプースチン(←CDも持っておらず、ほとんど知りませんが(笑))の名前が浮かびましたが、後でネットで見たら「カプースチンに連なる作曲家」というような紹介もありました。

この辺りの音楽も興味深いですね。

バラエティーにも富んで、素晴らしいコンサートでした。

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R.シュトラウス「ツァラトゥストラはかく語りき、ドン・ファン、死と変容」テンシュテット

2013-10-08 18:25:37 | Weblog
ふと見ると、1席空いている、ラッキー!

いつも、通勤は途中駅から始発電車を2、3本待って、座ってうとうとして行きます。(だから昨日は寝過ごし)

今朝も、例のように次の次の整列乗車の列に並ぼうとしたら、出発間際の電車に空席が見える。

慌てて乗り込んだら、やはり1席空いておりました。

時々、こういう事があります。

立っている人もパラパラ居るにも関わらず、真空地帯のような空席があることが。

そんな席に座れて、早い電車に乗れた時は、ちょっと得した気分。

ただ、注意点も。

窓の外から見て頭が見えないからと急いで乗り込むと、子供が座っていたりする。

こんな時に限って、運の悪いことが重なり、次の電車が到着して、整列乗車は次も、その次も長い列。

間に合わないからと、結局立って乗って行かなければならなかったりする。

幸い、今朝は一か八かの賭けに勝ちました。

クラウス・テンシュテット指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(EMI盤)

テンシュテットBOXから。

スペクタクルな印象の強い「ツァラトゥストラ」の開始部もテンシュテットの手に掛かると純音楽的に響きます。

ゆったりとしたテンポで、外面的効果は狙わず。

もう少し派手にやってくれてもと思わなくも無いですが、この曲の「竜頭蛇尾」って言ったら言葉が悪いですが、冒頭以降、意外に内省的な部分が多いことも考えるとこの表現は合っているかも。

音のほとばしり出る「ドン・ファン」も抑制の利いた表現ですが、真摯な演奏で好ましい。

R.シュトラウスの管弦楽曲の中で、特に好きなのが「死と変容」。

後期ロマンの香りムンムンのたっぷりした響きが堪りません。

官能性にはやや乏しい演奏かもしれませんが、仄暗い色調で濃厚浪漫の音楽に浸れます。

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ヴィヴァルディ「主の僕たちよ、主をほめたたえよ」他、アントネッリ、バルコーニ

2013-10-07 22:09:17 | Weblog
今朝は欲を出して失敗。

いつもより1時間くらい早く起きて、試験日まで2週間を切った資格試験の勉強をしようかと目覚ましを鳴らす。

しかし、起き上がれず。

20分後に再セット。

だが、また駄目。

更に20分後に再々セット。

しかし、またもや。



結局、起きたのはいつもよりもちょっと遅い時刻。

しかも、覚ましを延長してもほとんど睡眠の追加には寄与せず。

時々、こういった無駄なことをやらかします。

このため、通勤電車で寝過ごし、ちょっと遅刻。

ラウラ・アントネッリ(ソプラノ)、ロベルト・バルコーニ(アルト)、オーケストラ・バロッカ・G・B・ティエポロ(MEMBRAN盤)

激安ヴィヴァルディ・ボックスから、宗教曲を集めた一枚。

1.詩篇第112番「主の僕たちよ、主をほめたたえよ」RV601
2.「グロリア」への導入歌「なぜ矢を」RV637
3.「ディクシット・ドミヌス」への序唱「喜ばしき聖母よ昇天したまえ」RV635
4.「ミゼレーレ」の導入歌「草原ではなく」RV641
5.「グロリア」の導入歌「深紅色で描かれた女」RV642

やはり、ヴィヴァルディの真髄は声楽曲にあるのか。

いずれも、初めて聴く曲かもしれません。

勿論、彼の器楽作品には楽しい曲が多いのですが、時にやや空虚に感じことが無いとも言い切れません。

これに対して、声楽曲は裏切らない。

しっとりした曲も、浮き立つ曲も、しっかり心に届きます。

演奏は、オケはすっきりでなかなかの好演、歌手も特別上手いという訳ではありませんが、優しい歌声で心地よく聴けます。

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