golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

メシアン「鳥の目覚め」ロリオ、ノイマン

2010-03-25 23:50:15 | Weblog
今朝、通勤電車で座っていたら、いつも降りる一つ手前の駅で隣の席が2人分空きました。

すると、乗って来た3人が2つの空席めがけてやって来ました。

結局、はじき出されたのは、片方杖を突いた方。

私は、ディスクマンをカバンに仕舞終わると杖の方に席を譲りましたが、着席した2人とも杖が目に入ったはず。いくら何でも、杖の方と席を奪いあって座っちゃうってねえんじゃねえ!!!

イヴォンヌ・ロリオ(ピアノ)、ヴァーツラフ・ノイマン指揮チェコ・フィルハーモニー管弦楽団(SUPRAPHON盤)

今日は、他の作曲家を聴く予定でしたが、時間が無くなってしまったので、またしてもメシアンであります(笑)。

先日聴いた「異国の鳥たち」のカップリング曲。ピアノとオーケストラによる21分ほどの作品。

ピアノとオーケストラの曲ということで、ピアノ協奏曲を想像しますが、様相は普通の協奏作品とはかなり異なります。

真夜中から真昼までの鳥達の歌声が、ピアノと管弦楽の各種楽器で表現されています。

ピアノとオーケストラが協奏するのではなく、ピアノとオーケストラの個々の楽器とで各種の鳥の歌声を奏でる、ちょっと規模の大きな室内楽曲の様。

ピアノ独奏による「鳥のカタログ」を演奏楽器を増やし、色彩豊かにした感じでしょうか。

その点で、「鳥のカタログ」よりは一般に親しみ易い作品に思います。

ピアノとオーケストラの色々な楽器が登場して、様々な鳥の鳴き声を模倣する訳ですから、ブリテンの「青少年の為の管弦楽入門」の様に、学校教材でも使える曲なんじゃないかなあ?とも思います。

まあ、「青少年の為の管弦楽入門」と違って、メロディの無い音楽なので、文部科学省の方々や学校の先生方が学校教材として適切とお考えになるのかどうか分かりませんが…。

むしろ、子供達の方が「面白い音楽」と感じて貰えそうな気もしますね。

メシアンの信頼厚い、夫人であるイヴォンヌ・ロリオの共感溢れるピアノと、ノイマン指揮による繊細なオーケストラによる「メシアン監修」の録音です。

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