golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

ボッケリーニ「スターバト・マーテル」アンサンブル415

2010-04-29 22:55:53 | Weblog
新緑の美しい時期ですね。

今日は久しぶりに近所の名刹「平林寺」へ行ってみました。

川越藩主松平信綱の菩提寺でもある禅寺ですが、広大な境内林が天然記念物に指定されております。

ゆっくり歩けば1時間以上は掛かるであろう広大な林。

武蔵野の自然に囲まれた東京郊外で育った私には、こういう雑木林は原風景。

国木田独歩「武蔵野」に思いを馳せながら、朝早くに来ればメシアン「鳥のカタログ」の雰囲気が味わえるのではないかとも考えながら林を歩いておりました。

まあ現実は、朝も増え過ぎのカラスの声ばかりが聞こえるのかもしれませんが(笑)。

いずれにしても、とても楽しい散歩でありました。

アニェス・メロン(ソプラノ)、アンサンブル415(Harmonia Mundi France盤)

今日は近所のブックオフで思わぬ掘出物をゲットしました。このディスクです。500円。

自宅近くでよく利用するブックオフは3店舗。

通勤で利用する最寄駅に1つ。ここは利便性は良いのですが、クラシックの品揃えはイマイチ。しかし、たまに思わぬ掘出物があるので時々チェック致します。

もう1店舗は、住宅街で近所の子供達が自転車で多数来店するような所のため、当然クラシックは少ない。しかし、先日取り上げたゼレンカ「トリオ・ソナタ」などたまに想定外の品があるので休日に時々覗きます。

そしてもう1つが、隣駅の近くから最近移転した店。車であれば結構近いのですが、方角的にあまり行かない場所。今日、ガソリンを入れに行ったついでにちょっと足を伸ばしました。

他に250円のお買得品数枚と共にこれを発見、購入。

いくつかのキーワードでこのCDの素晴らしさは一目で分かりました。

まず「ボッケリーニ」。
幸福な美しい音楽を多数書いた抜群のメロディメーカー。

そして曲名。「スターバト・マーテルに駄作無し」と言われますからね。

信頼の「Harmonia Mundi France」レーベル。

ソプラノは「アニェス・メロン」!
昨日聴いたヘレヴェッヘのバッハのカンタータで歌っていました。と、なるともしかして、この「ENSEMBLE415」という団体はヘレヴェッヘ様絡み?

しかも値段は500円。

これだけ条件揃ったら当然買いっしょ!

聴いてみると、やはり期待通りでした。

「ENSEMBLE415」はヘレヴェッヘとは関係無いようですが、リーダーのキアラ・バンキーニという女性ヴァイオリニストは、アーノンクールやクイケンに師事し、逆にカルミリョーラのお師匠さん。また、ENSEMBLE415の初期メンバーにはビオンディも加わっていたとのこと。古楽界の王道中の王道の団体ですね。ちなみに「415」は「良い子」の意味では無く(当たり前である)、古楽で多く使用されるピッチ(A音=415ヘルツ)に由来しているそう。

さて、この曲。

まず編成が面白い。ヴァイオリン1、ヴィオラ1、チェロ2の弦楽五重奏を伴奏にソプラノが歌います。時代も曲調も異なりますが、以前取り上げたレスピーギ「夕暮れ」(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/15c1a2d3ec48911b08bd1437bd96abd1/?guid=ON)という、弦楽四重奏を伴奏にメゾソプラノが歌う美曲を連想してしまいます。

ペルゴレージの同名の傑作を思わせる雰囲気で曲は開始されます。

弦楽四重奏にチェロが加わった重心の低い響きの伴奏がしっくり来る憂愁。

明快、愉快な聴き慣れたボッケリーニとはちょっと違いますね。

しかし、曲が進行するにつれて、伸びやかで明るいいつものボッケリーニ節も登場。

全編、優しさと美しさ暖かさに満ちたなかなかの傑作に思います。美しいメロディ満載で、決してペルゴレージの傑作に引けを取らない作品にも思えます。

やはり、「スターバト・マーテルに駄作無し」ですね。

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バッハ「ミサ曲ト短調、イ長調、サンクトゥスニ長調」ヘレヴェッヘ

2010-04-29 00:56:20 | Weblog
昨日から、変な感じで喉の近傍が痛いです。

「変な」というのは、一つには痛い個所が昨日から今日に掛けて移動したこと。

普通「喉が痛い」というと、喉の真ん中が痛いと思うのですが、昨日痛かったのは喉の左側。そして、今日になったら痛い個所が右側に移動しました。

昨夜、右を下にして横向きで寝ていたからでしょうか?(そんなアホな)

そして、もう一つ「変」なのは、風邪系の痛みなのか、口内炎系なのか今一不明な点。食事すると食べ物が当たって痛く、感覚的には口内炎風。

まあ、取り敢えず今日は風邪薬を飲んでみましょう。

アニェス・メロン(ソプラノ)、ジェラール・レーヌ(アルト)、クリストフ・プレガルディエン(テノール)、ペーター・コーイ(バス)、フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮コレギウム・ヴォカーレ(Virgin CLASSICS盤)

バッハのミサ曲は、「ロ短調」が傑出した名曲ですが、規模の小さい作品が4曲あり、前に「ヘ長調」(BWV233)、「ト長調」(BWV236)を取り上げました(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/7363dacf38444c5d43fc7f8ec12b25e6)が、今日は残り2曲、「ト短調」(BWV235)、「イ長調」(BWV234)。

いずれも30分程度のコンパクトな曲で、「ロ短調」の感動には及びませんが、より日常性のある音楽で、カンタータと同様の感覚で聴くことが出来ます。

「ト短調」第2曲グローリアの小刻みな音型での盛り上がり、第4曲ドミネ・フィリでのアルト(カウンターテナー)の美しい歌、第5曲クゥイ・トリスでのオーボエの癒し系オブリガート付テノールの歌唱など、カンタータそのもの!

それもそのはず、構成する6曲がいずれも3つのカンタータからの「転用品」。

転用は、バッハでは良くあることですが、非常に上手くつながってまとまった一つのミサ曲に変身しているものだと感心します。

「イ長調」、更に言えば前に取り上げた「ヘ長調」、「ト長調」のいずれも旧作カンタータから転用して再構成されたもの。

「イ長調」は、明るく伸びやかで、これも始めから一つの作品として書かれたかの如くのまとまりの良さを感じます。しかも、これ「美味しいとこ取り過ぎる!」(笑)。バス、ソプラノ、アルトの素敵なアリア、3つの合唱とも魅力的な音楽が詰まって弛緩無く進行して、傑作「マニフィカト」とも一脈通ずるものを感じます。

ニ長調のサンクトゥス(BWV238)は、3分ほどの可愛らしい優しい作品。

私にとって、バッハ演奏の「ネ申」となりつつあるヘレヴェッヘの高貴で透明なツヤのある演奏です。

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モーツァルト「ピアノ協奏曲第22,23番」ブレンデル、マリナー

2010-04-27 23:21:25 | Weblog
「このCDを買うぞ、買うぞ、買うぞ」と自己暗示を掛けてショップに入らないとダメですね。

何となく、「あれを買おうかな」位の気持ちで行くと、たいてい途中で目移りがして、気持ちが揺らいで別のディスクを買ってしまいます。

今日もそう。

バロックのレギュラー盤で是非欲しいのがあって行ったのですが、色々見ている内にそのディスクの事はすっかり忘れ、結局、ブリリアントクラシックの廃盤コーナーで前からちょっと気になっていた物を発見、そちらに乗り換えてしまいました。

こういう想定外の物を見付けるのもショップを覗く大きな楽しみですね。

アルフレート・ブレンデル、ネビル・マリナー指揮アカデミー室内管弦楽団(DECCA盤)

ミチョランマの「消化」と言ったら全く不遜な話ですが、ブレンデル&マリナーによるモーツァルト・ピアノ協奏曲全集も当盤を含めようやく残り3枚になって参りました。

LP時代には、このコンビによるモーツァルトの後期ピアノ協奏曲を慈しむ様に大切に聴いていたことを考えると、音源が安く気軽に購入出来、本当に良い時代になったと思う反面、ディスクを大切に思う気持ちが薄れて来ているのは反省すべき点であります。

20番以降のピアノ協奏曲は、傑作揃いのモーツァルトの作品の中でも、いくつかのオペラなどと並ぶ重要作と思っております。

20番~27番までの8曲がいずれも独自の輝きを有している。

中で、22番は24番と並び、これら傑作群の中で相対的に自分と縁遠い作品と近年まで感じておりました。しかし、ある時から「こりゃただならぬ作品!」と思うようになりました。

以前、バレンボイムのベルリン・フィル弾き振り盤を取り上げたように思いますが(うろ覚え)、その時にも書いたかと思うのですが(これも、うろ覚え(笑))、木管楽器があたかも室内楽の様に親密なやり取りを交わすなど第2楽章が非常に深い音楽。

モーツァルト後期作固有の「深淵を覗き込む」感さえあります。

一方、後期ピアノ協奏曲の中でも人気曲の一つ、23番は珠玉の美しさの均整の取れた名品。後期曲の中でも、ブレンデルとマリナーに一番合っている曲に思います。

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ドビュッシー「映像第1,2集、忘れられた映像、版画、ピアノのために」ルヴィエ

2010-04-26 23:58:37 | Weblog
最近、ふと「睡眠」っていったい何じゃ?と思いました。

「身体が休んでいる状態」と言ったって、心臓は動いている訳だし、脳や内臓だって勿論活動している。

Wikipediaに拠ると、「幅広い脊椎動物に見られる、自発的に生じる静的な状態」という定義が書いてある。

これからすると、「脊椎動物以外は睡眠は採らないらしい。少なくとも採らない生物がいる」、「『静的な状態』ということは、起きているか、寝ているかという1,0のデジタルな世界では無いらしい」ということ等が推察される。

それにしても、「睡眠」は良く分からない現象。長時間寝ても眠くてたまらない時があるかと思えば、短時間でも意外に疲れが取れたりする。

通勤電車の中とかで座って爆睡するよりも、ベッドに横になって眼をつぶっている方が休息が取れる気がすることもある。

「睡眠の科学」みたいな本を読んでみたいとも思うが、読んでいる内に睡魔が襲って来そうな気がするので、果たして無事読み終えるか疑問。

ジャック・ルヴィエ(ピアノ)(DENON盤)

先日、前奏曲集を取り上げた(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/d230798961e39e351290d1b5ce51b883?guid=ON)ブックオフでの4枚組500円CDから。

「映像第1集」は、ドビュッシーの曲の中でも、更に言えば知っているピアノ曲の中でもかなり上位に位置する好きな曲であります。

澄んだ水面に反射した光が揺れ動き、織り成される光と影の世界。これぞ印象派。第2曲のそよ風の様な安らぎ、第3曲の無窮動的リズムと素敵な3曲。

第2集の東洋趣味の世界も良いですね。特に第1曲が好き。

眠くなって来たので、そろそろ寝ますが(笑)、たぶん初めて聴いた「ピアノのために」なかなか素敵な曲集に思いました。聴き込んでみます。

映像第1集
1.水の反映
2.ラモーをたたえて
3.運動

映像第2集
1.葉ずえを渡る鐘の音
2.そして月は廃寺に落ちる
3.金色の魚

忘れられた映像
1.ゆるやかに(メランコリックにやわらかく)
2.サラバンドの動きで、すなわち古い肖像画やルーブル美術館の思い出などのように
3.「もう森へ行かない」によるいくつかの情景-なぜなら天気がとても悪いから

版画
1.塔
2.グラナダの夕暮
3.雨の庭

ピアノのために
1.前奏曲
2.サラバンド
3.トッカータ

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ゼレンカ「トリオ・ソナタ第4~6番」グレツナー

2010-04-25 22:12:16 | Weblog
学生時代に「ばくしゅう」という言葉を初めて聞いたことをふと思い出しました。

今日はいつものゴルフスクール。

昨日先輩からコースで教わったコツを試しに行きました。(ん、何か逆だぞ?普通、ゴルフスクールで習ったことをコースで試すのでは(笑))

いつものように、練習場まで片道約30分の道を歩く。

まだ武蔵野の自然の残る道を歩くのは楽しいもの。

林や農家の防風林はちょうど新緑が美しい時期。

桜は散ってしまったけれど、色々な草花も目を楽しませてくれます。

ふと目に止まったのが、写真の麦畑。

天候不順の影響もあるのでしょうか、穂はやや小ぶりでしたが、確かによく絵にも描かれている可愛らしい姿をしておりました。

これを見付け思い出したのが「ばくしゅう」。

初めてこの言葉を聞いた時、無知な私の脳裏にはただ???が浮かびました。

爆臭:もの凄く臭いこと。
という国語辞典の解説も浮かんだかもしれません。(そんな言葉あるか!)

文学的教養のある友人が、「麦秋」(ばくしゅう)とは麦の穂が実った収穫期で、初夏のことと教えてくれました。

今日の昼間は初夏の日射し。

ロドリーゴの「小麦畑で」という曲を聴こうかと思いましたが、確認したら以前取り上げていたので(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/9204540d5c9ade6e52bd9df991bbe561/?ymd=200904&guid=ON)、今日は他に致しました。

ブルクハルト・グレツナー、インゴ・ゴリツキ(オーボエ)、クヌート・ソンステヴォル(ファゴット)、ワルター・ハインツ・ベルンシュタイン(チェンバロ)、アヒム・バイヤー(ヴァイオリン)、ジークフリート・パンク(ヴィオラ・ダ・ガンバ)(CAPRICCIO盤)

以前、ホリガー他の名演を取り上げました(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/dc768d6b656a7786fe5ac66c11c0a322)が、近所のブックオフに別演奏があるのを2ヶ月ほど前から見付けておりました。

クラシックCDは殆ど売れている形跡が見当たらないお店。

ましてや、ややマイナーなゼレンカなら売れてしまう心配は無いだろう。売れないで500円が250円に値下がりしないかな?と暫く静観していましたが、残念ながらその気配無し。

1~3番の一枚もありますが、本日取り敢えず4~6番の方を購入。

残念ながら今日は比較して聴く時間はありませんが、素晴らしいテクニックに舌を巻くホリガー盤の印象に対して、こちらはもっと穏やかなもの。

麦の新芽の様に柔らかい管の響きが魅力的です。

ホリガー盤と聴き比べてみなきゃ。

1~3番の方もまた買いに行くので、それまで誰も手を出さないで(笑)。

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ブルックナー「交響曲第2番」インバル

2010-04-24 22:13:50 | Weblog
今日は会社の方とゴルフ。

私があまりにも上達しないのを見兼ねて、ゴルフの上手い職場の先輩が「特訓」を企画して下さいました。

先輩のお知り合いの方と3人で群馬県の利根川沿いの河川敷のショートコースへ。

通常コースの18ホールに対し、ショートコースは一般的に9ホール。リーゾナブルな価格設定が通例です。

今日行ったコースは、5,000円で廻り放題。但し、最終ラウンドのスタートを15時迄にする必要があります。

朝9時頃から始めたのですが、晴天で気候も良く、また初心者のグループもいくつかあった為進行が遅く、9ホール×3回しか廻れませんでした。出来れば4回はやりたかったのですが。

コースは河川敷にしてはなかなか綺麗で、クラブハウスも新しく、気持ち良くプレー出来ました。

前の組が詰まってしまって、次のホールでのプレー待ちの間などにお二人の先輩からのご指導が。

お陰様で、ドライバーやアイアンは相変わらずイマイチでしたが、アプローチやパターがちょっとはコツを掴めたかなというのが大きな収穫。

まあ、「開眼した!」と思っても次回上手く行かないことも多いゴルフではありますが…。

写真は、帰りに途中まで車で送って頂いたJR高崎線神保原駅構内。

由来は分かりませんが、「七福神の駅」だそうです。

駅の構内に、写真の七福神の像のみならず、おみくじまでありました。

エリアフ・インバル指揮フランクフルト放送交響楽団(TELDEC盤)

正月にディスクユニオンの100円セールで買って未聴だったディスク。

ゴルフに行く時には、「自然を想起させてくれる曲」のCDを携えて行くことが多いです。

最近では、メシアンの鳥を題材にした曲がお気に入りですが、ブログ記事の関係もあり、いつもという訳にはいかない。

音楽自体は抽象的な物であっても、どこか大きな自然を感じさせてくれるブルックナーもしっくり来ます。

ただ2番の交響曲は、このディスクを入手するまで、聴いたことあったかな?という状態。

でも、ブルックナーの交響曲だから他と大きく異なることも無いので(笑)、スケールの大きな自然感は間違い無いでしょ。

ゴルフコースへの行き帰りの電車の中、遠くに山々を望む新緑の関東平野の車窓を眺めながらのブルックナーがとてもしっくり。

後期曲の様な雄大さにはやや欠けるにしても、この曲の伸びやか優しさは独自の魅力とも感じました。

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ショスタコーヴィチ「交響曲第5番《革命》」バルシャイ

2010-04-23 22:46:57 | Weblog
行って参りました、話題の居酒屋。

焼酎が「飲み放題でタダ」のお店。

タダですよ、タダ!

激安大好きな私ですが、激安の上を行く無料であります。

板橋区大山にある「居酒屋革命」というお店です。

テレビなどでも取り上げられているそうですが、最初聞いた時、驚くと同時に「何か裏があるのでは?」とも思いました。

焼酎はタダだけれど、ツマミが高いとか。

ネットで訪問記事も見てみましたが、結構まともそう。

昨日、会社帰りに偵察に。

ホームページで見る限りツマミもリーゾナブルな金額でしたが、「あまり注文しなくて済むよう」(笑)、事前に腹ごしらえして入店。

きっとさあ、ツマミとか量がすんごく少ないんじゃない?と思うわけですよ。

そのお店のシステムは、「料理2品を頼めば、焼酎は何杯飲んでもタダ」というもの。

ビールや日本酒などは普通の金額ですが、焼酎だけはタダ。水もお湯も氷もタダ。

当然、焼酎を注文。米、麦、芋から選べます。

芋焼酎が写真の小さな樽に入って運ばれて来ました。

ツマミは、おにぎりや焼き鳥が120円~!

2人でまず2品ずつ安目の物を頼んだのですが、飲んでいる内に当然追加が欲しくなりますね。

これまた安いツマミを補充。

しかし、安いにも関わらず結構ちゃんとしていて味だって悪く無い。

「塩むすび」(120円)だって、コンビニおにぎりより大きい感じだし、お米も美味しい。漬物まで付いている。

120円の焼き鳥も、よく行く立呑屋より旨いかな。

3時間以上さんざん飲んで、さあお会計。

1人3,000円近く行っちゃったかな?という感覚。

ところが、なんと2人で2,000円しなかった!2人でですよ!

1人1,000円ずつ出してお釣を貰って帰りました。

もう驚きでした。

これで果たして経営が成り立つの?という感じ。

現在、都内に3店舗で、今後10店舗くらいに拡大するらしいですが、このビジネスモデルが成立するとすると、ただでさえ競争の厳しい居酒屋業界大激震でしょうね。

本当にこれは「革命」であります。

ルドルフ・バルシャイ指揮ケルン放送交響楽団(BRILLIANT CLASSICS盤)

あまりにもベタな選曲ですね~(爆)。

ショスタコーヴィチの交響曲では、4,8,14,15番辺りが特に優れた傑作で、最も有名なこの曲は通俗的な、どちらかというと2線級の作品という印象を持っておりました。

ショスタコーヴィチがソ連という社会の中で「書かざるを得なかった」、ショスタコーヴィチとして決して意に沿わなかった作品とも。

しかし、久しぶりに聴いてみると、やはりこれは良く書けた作品。

先に挙げた傑作交響曲には及ばないまでも、構成のしっかりした、魅力に溢れた曲と再認識しました。

緩序楽章などで、どことなく4番を想起させるフレーズなどもあり、体制に迎合するかの様な外面の中にショスタコーヴィチが本当に書きたい音楽を随所に忍ばせたのかな?などとも考えてしまいました。

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メシアン「前奏曲集」ベロフ

2010-04-21 23:25:14 | Weblog
「にいちゃん、そりゃ挑戦って言わんでぇ~」と何故か関西弁で思ってしまう。

「若いんやから、軟弱なこと言うたらアカンで。きちんとチャレンジせいや」とも思うのであった。

昨日は飲み過ぎで、今日は会社でも眠い1日でありました。

こんな日はシャキッとしなければいけませんなあ~。

ということで、会社を退けてから、久しぶりに「蒙古タンメン中本」へ。

「ファイト~、一発、冷やし味噌ラーメン!」なのである。

比較的早い時間に到着(池袋店)したので、行列は店内のみ。ラッキーでありました。(2Fに店舗があり、夜だと待ち行列が外階段の下まで伸びているのが普通の光景)

順番待ちしている時、ついつい他のお客さんの話に耳をそばだててしまうのですね。

「『冷やし味噌ラーメン』っていうのが炎マーク10個で一番辛いんだ。こんなのとても食べれないから、炎マーク5個の『蒙古タンメン』にしとこ」みたいな感じで、これから食べるメニューに関しての会話がいつも圧倒的に多いようです。

私の後ろにいた大学生とおぼしき3人組の一人が「味噌タンメン(だったか?、いずれにしても辛く無いメニュー)にしよう」と言ったら、仲間が「蒙古タンメンにチャレンジしなきゃ!」という台詞を吐いたのでございます。

店名と同じ「蒙古タンメン」は、最もスタンダードなメニューで、見ている限りでは注文する人が一番多いようです。

しかし、辛さ度(炎の数)は上記の通り「5」。私は食べたことはありませんが、せいぜい「ピリ辛」程度でしょ。こういうのは「挑戦」とは呼ばないのである。

「若者よ、大志を抱け!」なのである。せめて、辛さ度9の「北極」(ラーメンの名前)や辛さ度10の「冷やし味噌ラーメン」にチャレンジして貰いたいのである。(それが「大志」か?)

ミシェル・ベロフ(ピアノ)(EMI盤)

傑作「幼子イエズスに注ぐ20のまなざし」のカップリング曲ですが、今まであまり真面目に聴いて来なかった作品。この2枚組CDの冒頭に収録されていますが、この曲を飛ばして「幼子イエズスに注ぐ20のまなざし」だけを聴くことも多かったですね。

オリビエ・メシアン(1908~1992)初期の、まだ学生だった1929年の作品。

次の8曲から成り、演奏時間30数分。

1.鳩
2.悲しい風景の中の恍惚の歌
3.軽快な数
4.過ぎ去った時
5.夢の中のかすかな音
6.苦悩の鐘と告別の涙
7.静かな嘆き
8.風の中の反映

ドビュッシーの影響をモロに受けた作品ですが、後年のメシアンらしさも垣間見られます。

第2曲など、「幼子イエズス~」を思わせる所もありますね。

例えて言えば、「ドビュッシー」ラーメンに「メシアン」をトッピングした感じ。(ラーメンに例えるな!)

その独特の語法に慣れないとやや取っ付きにくいかもしれないメシアンですが、この曲など入門用に良いかもしれません。

第8曲などリズムの面白さも、未来のメシアンを予感させます。

メシアンの作品の中で、決して傑作とは呼べない作品かもしれませんが、改めて聴いてみると、この曲もなかなか素敵であります。

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バッハ「パルティータ第3,5,6番」ピノック

2010-04-20 23:45:46 | Weblog
たまに(時々?)あるパターン。

飲み会が終わったのは結構早い時間なのに、帰りの電車で結果的に妙に遠回りしてしまい、更に寝込んでの電車の乗り越しまで加わってしまう…。

何でこの駅に居るの?

…これが何回か繰り返され、やっとこさ自宅にたどり着きました(ヘトヘト)。

久しぶりのパターンで、ヘロヘロであります。

トレヴァー・ピノック(チェンバロ)(ARCHIV盤)

比較的初期に購入したCD。1984年録音。

久しぶりに取出しましたが、2枚組の2枚目のこのディスクちょっと心配。

以前にも書いたことがありますが、間に入っていた緩衝材のスポンジが経年変化で劣化し、CDにへばりついて駄目にしてしまったものがあったので。

このCDにもスポンジの痕跡が格子縞に残っているんですよね~。

スポンジは随分前に取り除いて、確か大丈夫だったはずだが…。

幸い、特段ノイズなども無く、無事に聴けました。

登場した当時、ピノックの演奏はとても新鮮でしたが、今この録音を聴いても、決して色褪せていないですね。

奇を衒ったところは一つも無いのだけれど、明快で爽快な音楽がほとばしり出て来ます。

登場した初期の頃から、非常に完成度高く安定した音楽を奏でて来たピノック、この曲集でもそのままです。

躍動と安寧、若々しさと落ち着き…、矛盾するような魅力を兼ね備えた名演ですね。

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ヴィラ=ロボス「弦楽四重奏曲第2,12,16番」ラテンアメリカQ.

2010-04-19 22:44:53 | Weblog
時々、聴く音楽の範囲をもう少し絞らないといけないのかな?とも思います。

先日購入したフィッシャー=ディースカウのBOXで、再生がうまく行かず止まってしまう箇所を発見。

交換して貰うため、会社帰りにショップに立ち寄りました。

もしかしたら私の再生装置(と言ったって安物のディスクマン(笑))の可能性もあるのかも?

何回か再生してみましたが、どうしてもうまく行かず止まってしまう箇所があり、お店に持込んだ次第。

店舗の試聴機で確認して貰いましたが、その範囲では問題が確認出来なかった様子。

しかし、心良く新品と交換して頂けました。

バロックの是非欲しい新譜があったので、これもここで買って行こう!と思う訳です。

交換に関してぐちゃぐちゃ言われたら、当然他の店へ買いに行っちゃいますが。

目当てのレギュラー盤を再度試聴するとやはり素晴らしい!

買おうと、そのディスクを手にして何気に隣を見るとこれまた魅力的な新譜が。試聴してみると、これまたすんばらしい。

う~ん、と唸っていると、背中にCDの視線?を感じるんですよ。「こっちにも良いのがあるよ~」って(笑)。

振り向いて見ると、あ~ら、ホント。

前から欲しいと思っていた3枚組がリニューアルされて安くなっているではないですか。

辺りにも欲しいCDがわんさか。

散々迷って、3枚組のもののみ購入しました。

決して大きく無い店舗のバロックコーナーだけでも、いつもこんな状態。

資金が非常に限られている中、古楽~現代音楽まで、ジャンルも何でも、とちょっと手を拡げ過ぎかな?バロックとかにもう少し特化すべきかな?、などとも時々思う訳です。

ラテンアメリカ四重奏団(BRILLIANT CLASSICS盤)

そう言えば、以前1枚不良があって同じ店で交換して貰ったのがあったな、と取り出したのが今日のディスク。

ヴィラ=ロボスの弦楽四重奏曲全集6枚組のどの1枚か忘れましたが、やはり再生不良だかキズで交換して貰いました。

以前も、どれだったか1枚記事に取り上げた記憶がありますが、これもどれだったか覚えていない。

それで、それとはたぶん違うだろう(根拠は全くありませんが(笑))という1枚を取出して久しぶりに聴いてみる。

ブラジル近代のエイトル・ヴィラ=ロボス(1887~1959)は17曲の弦楽四重奏曲を遺しましたが、多彩な様式の曲集と言われています。

比較的古典的様相のものから、民謡の要素を取り込んだもの、印象派的なもの、無調に踏み込んだもの等と。

以前買って、2、3回聴いた程度のまだまだ聴き込み不足のこの曲集。久しぶりに聴いてみてどうでしょうか。

ヴィラ=ロボスの作品、南国らしい「暑さ」を感じる曲もありますが、2番(1915年)、12番(1950年)、16番(1955年)の3曲とも、熱帯の音楽ではなく、温帯の「暖かさ」に満たされた春に聴くに相応しい音楽。

決して難解な音楽じゃないし、リズムの面白さも随所にあって、気軽にBGM的に愉しめる作品に思います。

例えば、春の車窓を眺めながらこんな曲を聴きながら、一杯呑みながら(また、それかよ!)うとうとするなんていうのも心地良いでしょうね。

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