golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

フォーレ「レクイエム」サマリー

2009-06-30 22:02:07 | Weblog
ピッピッー、イエローカード!

電車の中でも審判がいて違反を判定して欲しいな、と思うことがあります。

暴力、痴漢、スリ…この類いは、退場!じゃなく逮捕なのだけれど、ここで言いたいのはもっとセコい話。

昨夜の会社帰り、途中駅で前に座っている人が降りる支度を始めたのですよ。

ラッキー、ラッキー。座れる、座れる。

駅に着くと、予定通りその人は降りて行きました。

さあ座ろう、とした瞬間。

隣の座席の兄ちゃんが、私の前に席をスライド!

うんにゃろう~!と思いましたね。

前の席はベンチシートの端。ゴキブリとかも端とか好きじゃないですかあ。

このゴキブリ野郎!とか思いましたね。

電車が揺れてよろけた振りして足踏んでやろうかと思いましたね。

こんなの完璧に「スライド違反!」すよねぇ~。

イエローカードか、むしろレッドカード?

また、「フェイント」もタチ悪いですわぁ。

駅が近付くと、読んでいた本や新聞をカバンに片付け始める。更に後ろを振り返って、どこの駅か再確認するような動作も。

おっ、降りるぞ、降りるぞ!

と散々期待させておいて、いざ駅に着くと、まだ降車駅迄だいぶあるぞ、という風情で安心した様に目を瞑って寝に入ってしまう。

チックショ~!散々期待させといて。

リサ・ベックリー(ソプラノ)、ニコラス・ゲッジ(バリトン)、カーム・キャリー(オルガン)、ジェレミー・サマリー指揮オックスフォード・スコラ・カントルム&オックスフォード・カメラータ(avex classics盤)

こんなギスギスした気持ちを持ったらあきまへん。

もっと大らかで、清らかな気持ちでおらんと~。

こんな日は、フォーレのレクイエムを聴くに限ります。

LP時代から愛する曲であり、何種かのディスクを聴いて来ておりますが、なかなかに難しい曲でもあります。

結構良いな、と思ってもどこかアラが気になってしまう。

ソプラノが今一だなあ、とか合唱が濁っているとか、オケがなあ~等々。

以前購入したこのワンコイン(500円)CD、久しぶりに取り出してみましたが、意外に良い!

決してベストとは言いませんが、澄んだ清らかな響きが充満し、これといったキズも無い。構成力もしっかりしている。

うん、これはなかなか素晴らしい演奏です。

満足満足。

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矢代秋雄「ピアノ協奏曲」中村、若杉、外山

2009-06-29 20:15:39 | Weblog
(野口)「あ~ら、山田さんの奥様じゃありませんこと。一体どうされたんですの?」

(山田)「あ~ら、ビックリざあます、野口さんこそどうされたんです。クラシックのコンサートなんかにいらっしゃって。そういうご趣味お有りになりましたっけ?」

(野口)「(なにぃっ~!)中村紘子さんのピアノじゃないですか、これは是非とも聴かなきゃということで、お芝居のお誘いもお断りして参ったんざあますわよ」

(山田)「あたくしも、昔からピアノが大好きで、中村紘子さんのコンサートにも何回か来てるんですのよ」

(野口)「ピアノはどの辺りの曲がお好きですの?」

(山田)「リストとかいいですわ。『別れの曲』とか素敵ですわ」

(野口)「(『別れの曲』ってシューマンじゃなかったかしら?でも間違えると恥かくから止めとこ)そうですわね、『別れの曲』も素敵ですわね」

(山田)「ところで、今日のヤシロ何とかさんって人の曲ご存知?」

(野口)「(ドキッ)あ~ら、山田さんご存知ないでらっしゃいますこと?(へへへ、上手く切り返したわ)」

(山田)「いやあ、演歌関係の作曲家らしいから、野口さんなら良~くご存知かと思いまして。わたくし、そちら方面の音楽って良く分からなくって、おーほほほっ(これで1本取ったわね)」

(野口)「ヤシロさんって、演歌とかの人なんでしたっけ?わたくし、申し訳無いのですが、存じ上げておりませんで。山田さんはそれでこの曲を楽しみに来られたんですわね(ニタッ)」

満場の拍手で、演奏者が登場する。

(山田)(くそ~、野口のババア!)

(野口)(さあ、どんな曲かしら?中村紘子さんが演奏されるんだから、きっとロマンチックな曲よね)

ところが始まった音楽はいわゆる現代音楽。

(山田)(え~、何この音楽!)

(野口)(あ~ら、演歌とは全然違うわ。困っちゃったわねぇ)

第1楽章、現代音楽にしては意外にも美しい第1主題がピアノで提示される。

何とこれは12音技法によるものとのこと。

12音でもメロディが作れるんだ~!

その後、ピアノの激しい強打も続くが、フルートとピアノによる神秘的で美しい掛け合いも混ざる。

しかし、「難しい現代音楽」という先入観念が出来てしまったオバサマ2人にはそれは聞こえない。

(山田)(早く終わって欲しいわ、この音楽)

(野口)(山田の婆さん、頷きながら聴いているけど、解ってるのかしらこの音楽?)

12~3分が経過し、2人にとっては何とも長かった第1楽章が終了する。

ピアノが単音の同一音を繰り返す。

(野口)(あら~?、中村紘子さん、一体どうされちゃったのかしら。楽譜忘れちゃったのかなあ?)

(山田)(えっ、調律?ピアノ調子悪くなっちゃったんだ?それで、同じキーばかり叩いて確認してるんだ)

単一音でもメロディが作れるんだ~!

同じ音が執拗に繰り返される。

それが不思議なことにメロディに聞こえる。深い祈りの音楽。ティンパニーや弦、管も交え、崇高な美しい音楽が進んで行く。

それは、例えばショスタコーヴィチの大傑作、交響曲第4番とも通底するような深遠な音楽。ペルトと似た静謐さもある。

オバサマ達が呆気に取られている内に、8分強の第2楽章は終わる。

そして、バルトークやストラビンスキーをも思わせる力に満ちた第3楽章に突入。

(野口)(あら、また喧しい音楽が始まっちゃったわ)

(山田)(早く終わんないかしら)

2人の我慢がそろそろ限界に近づいた頃、ようやくこの曲が終わる。

会場の拍手で終曲を確認した山田さんは、意外な行動に出る。

「ブラボ~~!」と叫んでスタンディングオペレーション。(私の勝ちね!)

野口さんの「素敵な曲でしたね」という声は山田さんの絶叫にかき消された。

中村紘子(ピアノ)、若杉弘指揮東京都交響楽団(1977年録音)、外山雄三指揮NHK交響楽団(1982年録音)(SONY盤)

先日、図書館から借りた1枚。

矢代秋雄(1929~1976)のピアノ協奏曲を、伴奏を替えた中村紘子の2つの演奏で収録されています。

1977年録音の方が荒削りながら迫力あり、1982年録音では洗練と落ち着きを感じます。

いずれにしても、これは力感と深さを兼ね備えた素晴らしい傑作。世界に誇るべきピアノ協奏曲だと思います。

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バターワース「《ブリードンの丘》とそのほかの歌」ターフェル、マルティノー

2009-06-28 22:55:19 | Weblog
今日は他のCDを聴いて記事を書き始めたのですが、ちょっと長くなりそう(しょうもない与太話ですが)で時間が足りない為ピンチヒッター。

昨日のフィンジと同じディスクの収録曲です。

この梅雨の時期、何故か今まで余り聴かなかった、苦手系のイギリス音楽をすんなり聴くことが出来ます。

というか、むしろ大地が雨を欲する様にイギリス音楽を渇望している感じ。

梅雨は、子供の頃は嫌いでしたが、最近は夏に次いで好きな季節。

雨で大地が潤い、街もしっとりした感じで良いです。

このジメジメした時期に、イギリス音楽の「しっとり感」や「さらっと感」が妙にマッチするように思います。

ブリン・ターフェル(バリトン)、マルコム・マルティノー(ピアノ)(GRAMMOPHON盤)

第1次世界大戦で若くして命を落としたジョージ・バターワース(1885~1916)の歌曲です。

第1曲「ブリードンの丘」

第2曲「ああ、空も野も存分に美しい」

第3曲「若者が憧れにためいきつくとき」

第4曲「夏のけだるい丘の上で」

第5曲「この心は後悔に苦しむ」

の5曲。「《ブリードンの丘》とそのほかの歌」というタイトルの歌曲集なのでしょうか?

第1曲「ブリードンの丘」だけ曲名が表示され、他は「その他」の扱い。

何となく「前川清とクールファイブ」を連続してしまいました。(発想が古い!)

前川清、もとい「ブリードンの丘」だけに脚光が当たっている感じですが、いやいや他の曲もいずれも優しく美しい。まだ見ぬイングランドの柔らかな草原を想像してしまいます。

優しい詩的なピアノ伴奏も大変魅力的。

若くして亡くなったこともあり、一般的な知名度は高く無い作曲家ですが、こういう曲を聴くと素晴らしく才能のある人だったのだろうと早世が惜しまれます。

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フィンジ「花輪を捧げよう」ターフェル、マルティノー

2009-06-27 22:16:47 | Weblog
いよいよ歯医者行かなきゃダメかなあ?

先日から左上の歯の具合が変。

上の奥なので鏡で見えず、「ベロによる触診」に拠れば、歯の一部が尖んがっていて、詰め物が欠けてしまっている様子。

放っとけば自然に治るかとも思ったのですが、1ヶ月ほど経過しても駄目。

昨日、ちょっと痛みもありました。

来週の土曜日にでも行かないと駄目かなあ?

削られるのは嫌じゃ無いのですが、麻酔の注射が嫌なんです。

いまだに、注射怖いんですよね。

ブリン・ターフェル(バリトン)、マルコム・マルティノー(ピアノ)(GRAMMOPHON盤)

昨日、図書館で借りて来たCDです。

「イギリス音楽に親しむ運動」?の一環で、イギリス近代の歌曲集、ヴォーン=ウィリアムズ、フィンジ、バタワース、アイランドの曲が収められています。

この中から、最近聴いてみたいと気になっているジェラルド・フィンジ(1901~1956)の5曲から成る歌曲集を。

シェイクスピアの戯曲中の歌に折々曲を付けていたものをヴォーン=ウィリアムズ70歳の誕生日に捧げたものだそうです。

第1曲「来れ、来れ、死よ」
第2曲「シルヴィアは誰?」
第3曲「もう太陽の熱を恐れるな」
第4曲「ああ、いとしい君よ」
第5曲「恋する男とその恋人が」

いずれも、親しみ易く美しい旋律。

明治以来、唱歌など学校音楽にイギリス音楽が取り入れられて来たことにより、イギリス歌曲に対してDNAが親しみを感じさせるのか?

「来れ、来れ、死よ」は、Come away,come away,death…と囁くように訴えるように歌われる冒頭から、静かな悲しみ寂寥の世界に引き込まれて行く印象的な歌。

「シルヴィアは誰?」は、ピアノの浮き立つ様な伴奏音型に載って明るく歌われる短い曲。しかし品良く、抑制が利いているのがいかにもイギリス音楽か。

静かな優しさを湛えた「もう太陽の熱を恐れるな」。

グリーグの様な涼しげなピアノ伴奏の美しい音楽に先導されバリトンが歌う「ああ、いとしい君よ」。歌よりもピアノの方につい聴き入ってしまいます。

浮き立つ恋の歌、「恋する男とその恋人が」。花園を舞う蝶の様なリズミカルで美しい曲。

しっかし、誕生日のお祝いに「来れ、来れ、死よ」なんて題名の曲をプレゼントするかあ?普通。

「シルヴィアは誰?」って、シルヴィアだろ!

なんて、突っ込みたくもなってしまいます。

それほど、親しみ易く優しい曲です。

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コリリアーノ「クラリネット協奏曲」ストルツマン、スミス

2009-06-26 23:14:17 | Weblog
今日は、久々風邪以外で休暇を取りました。

いくつか借りている住宅ローンの一つが完済し、抵当権抹消とかの手続きが必要になった為です。

だいぶ以前に書類が送られて来ていたのですが、めんどくさいのでそのままになっていました。

自分で法務局へ行って手続きも出来るようですが、素人で間違ってもいけませんし、一回で済まないようなことも聞いたので司法書士に依頼。

「奥様、今度バス停のところに出来た司法書士事務所、安いしサービスも良いって評判ですわよ」

「あ~ら、それは嬉しいわ。じゃあ、来週からはそっちに行ってみようかしら」

「しかも、火曜日はサービスデーで、スタンプ3倍ですって…」

なあ~んて会話している人は、日本中探してもさすがにいないでしょうね。

司法書士事務所がどこにあるか、なんて普段考えたこともないです。

そもそも司法書士とは何ぞや?そこからして良く分かっておりません。

車の免許更新の時、「代書」って看板出ているのを見たことがあるけど、あれがそうかなあ?

となると、警察署の近くにあるのか?

全く、その方面疎い為、どうして良いのか分かりません。

それで、先日インターネットで近くの司法書士事務所を探して予約し、本日行って来た次第。

家を出る前に、駐車場があるか電話して聞いたら、「前に停められるから大丈夫です。今まで捕まったこと無いですから」との事。

行ってみたら、狭い道で、しっかり「駐車禁止」の看板も。

ここんとこ停めて置けば大丈夫ですよ、と事務所の前を指定される。

恐れ多くも法に携わる人がこれでいいんかい?(爆)

もっとも、こちらとしても他に停める所無いし、短時間と言うことで、お言葉に甘えた?訳でありますが。

今日は休みだから、オペラでも聴けるかな?と思っていましたが、郵便局やら銀行やら、不動産屋やスーパー、そしてゴルフ練習場など行っていたら、時間無くなってしまいました。

外出の合間に図書館に寄り、CD返却し、新たにまた借用。

リチャード・ストルツマン(クラリネット)、ローレンス・レイトン・スミス指揮ロンドン交響楽団(RCA盤)

以前、「レッド・ヴァイオリン奇想曲」という非常に官能的な曲を取り上げたことのある、アメリカの作曲家ジョン・コリリアーノ(1938~)の作品。

より有名なコープランドのクラリネット協奏曲、バーンスタインのクラリネットとジャズ・アンサンブルの為の「前奏曲、フーガとリフ」という曲とのカップリングです。

本日、図書館で借りた内の1枚。

第1楽章は「カデンツァ」というタイトルの通り、楽章通してクラリネットの妙技を聴くことが出来ます。

2つのカデンツァと間の間奏曲という構造で、最初のカデンツァは「鬼火」というタイトル。怪しく神秘的なクラリネットの弱音が聴けます。

間奏曲を経て、2つ目のカデンツァ「太陽の冠」でオーケストラも盛り上がり、クラリネットの技巧も冴えます。

第2楽章「エレジー」は、作曲家が父(ニューヨーク・フィルのコンサートマスターを長年勤めたそう)の思い出とのことで、静かで寂寥を感じる音楽ですが、どこか官能的な響きでもあるように思います。

第3楽章「アンティフォナル・トッカータ」では、金管、打楽器も活躍し、クライマックスを迎えます。

現代曲ですが、難解な音楽ではありません。第3楽章などちょっとルトスワフスキとかにも似ているのかなあ?って感じです。

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バッハ「リュート組曲第1 、2番」ブリーム

2009-06-25 22:06:01 | Weblog
今日は、また帝国ホテル方面での(残念ながら(当然ながら)帝国ホテルで、ではありません)飲み会でありました。

いつもの様に、飲み放題メニューでしたが、料理が「前半偏重型」だったのが、ちと不満。

2時間半の内、初めの方こそ、続けて料理が運ばれて来ましたが、後はパタッ!と来なくなりましたねえ。

「おう、来た来た!」と思うと、我々のところを素通りして奥のお客さんの所へ。

「今度こそ!」と思うと、また奥へ。

「三度目の正直!」、これも無かったです。(泣)

仕方なく、飲み放題のアルコールばかりを摂取致しました。

ジュリアン・ブリーム(ギター)(RCA原盤)

バロック60枚BOXから。

第1番BWV996
プレリュード、アルマンド、クーラント、サラバンド、ブーレ、ジーグ

第2番BWV997
プレリュード、フーガ、サラバンド、ジーグ

そうだよな、ギターによるバッハって、以前はこういう演奏が多かったよな、と思いました。

1960年代の録音。

弦の端部(ブリッジ側)で硬い音、弦の中央側(サウンドホール側)で柔らかい音と音色の変化を大きく付けたり、左手のフレット移動に伴う雑音をさほど気にしなかったり(?)、和音の処理にスペイン音楽の様な掻き鳴らしが入ったり、とオリジナル演奏の洗練を受けて以降、正直違和感もかなりあります。

しかし、往年の名手ブリームのバッハに対する尊敬が感じられる演奏でもあります。

バッハは常にバッハ!

演奏様式や楽器の違い、編曲などを超越して、常に音楽の喜びを与えてくれます。

ヴァイオリン、チェロ、チェンバロの独奏曲に比べると地味な存在のリュート曲(もともとリュートの為の曲かについても異論あり)かもしれませんが、その音楽の素晴らしさは決して引けを取るものではありません。

バッハはやはり私にとって特別な存在です。

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ドニゼッティ「歌劇《ランメルモールのルチア》」カラス、セラフィン

2009-06-24 19:53:58 | Weblog
「名物にうまいものなし」という言葉があるけれども、やはり名物は旨いや、というのが実感。

昨日の昼、広島駅ビルで食べたお好み焼き、メチャ旨かったです。

季節じゃ無いから、と食べることを全く期待していなかったのに、大振りの焼き牡蠣が2つ付いていて、これがまた大変美味でありました。夏が旬の「岩牡蠣」でしょうか?

お好み焼きなど、どこで食べても旨そうですが(実際、旨いですが)、やはり本場広島のは旨いなあ~、というのが実感。

店が多く、市場競争の中でレベルアップしたものなのでしょうか?

あんまり美味しかったので、今朝帰りの空港でも食べようかだいぶ迷ったのですが、朝っぱらからお好み焼きも変かなあ?とも思い、平凡におにぎりにしました。

でも、東京に帰って来て、ちょっと後悔しております。やはり朝食べときゃ良かった~。

今夜、夢に出そうです。(笑)

マリア・カラス(ソプラノ)、ジュゼッペ・ディ・ステーファノ(テノール)、ティート・ゴッピ(バリトン)、ラファエル・アリエ(バス)、ヴァリアーノ・ナターリ(テノール)、アンナ・マリア・カナーリ(メゾソプラノ)、ジーノ・サリ(テノール)、トゥリオ・セラフィン指揮フィレンツェ五月祭管弦楽団&合唱団(DOCUMENTS盤)

カラスの10枚組激安BOXから。

カラスの当り役で、名演の譽れ高い1953年の録音。

今まで持っていた録音は、グイ指揮だったかな(家に帰らないと分からない)、別の録音でライブ盤。それでも十分楽しめましたが、モノラルと言えども録音状態の良いこのCDは嬉しいです。10枚で2,400円程度と激安でしたし。

個人的には五指に入るか位の大好きなオペラ。

ベルカントの歌の圧倒的な威力を堪能出来、悲劇と言えども、快感を感じる音楽。

マリア・カラスの強い声が有無を言わせぬ迫力。

ディ・ステーファノの若々しい美声もイタリアの空の陽光を想像させる。

セラフィンの歌手を立てながらも、演奏全体をしっかり統率する指揮も素晴らしい。

この演奏聴いていて、すまじいばかりの歌唱力の反面、カラスの声は決して「美声」とは言えないよな、と思ったことも事実。

勿論、この歴史的名演の価値を下げるものでは無いけれども。

美声のルチアもまた聴いてみたいです。

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シェーンベルク「弦楽四重奏曲第2 番」プライス、ラサールQ.

2009-06-23 21:40:49 | Weblog
昨日から詰まらない失敗続きであります。

先ずは昨日の午前中。

ズボン(古い人間だから、ついズボンと言ってしまうのですが、パンツが正しいのかな?どうもこの言い方慣れません)のポケットにティッシュに包んで入れていたハンコをゴミと間違って、会社のゴミ箱にズボ~ンと捨ててしまったのですな。

昼休みに郵便局に貯金を下ろしに行く為の大切なハンコを。

会議の途中で気付き慌ててゴミ箱に直行。

インフルエンザ予防の為ということで、ティッシュ類専用のゴミ箱があるのです。そこを漁って何とか発見。

ゴミが回収される前だったし、幸い午前中だったのでティッシュの量も少なかったのでまだ良かったのですが。

もし回収されてしまっていたら…(ぞ~)。

ティッシュが一杯だったら…。他人の鼻水塗れのゴミ箱を漁ってハンコ探すのも気色良いものじゃないですな。

ハンコ入れは嵩張って嫌だし、スーツの上着のポケットに入れると他の物を取り出した時落としそうだし、ということで、ズボン(パンツ)のポケットに入れたのでしたが。

そして今日は広島出張。

往復飛行機を予約したのですが、後から考えたら、空港までのアクセスを考えたら新幹線と時間変わらなかった。新幹線でたっぷり寝て行けることを考えたら失敗。

今朝、家を出る時、スーツを替える。

ヨレヨレだし、クリーニング出さなきゃならないし。

スーツ替えるのって、結構面倒。定期入れだの名刺入れだの財布だの手帳だのの移行が必要。

その面倒極まり無い作業を終え、スーツ着替え家を出たら、クリーニングに出していたスーツのズボン、もといパンツが破れているのを発見。自宅に戻り、速攻スーツ交換。

その後、途中駅で電車乗り間違えて、しかも爆睡。

ほうほうの体で広島到着。

マーガレット・プライス(ソプラノ)、ラサール弦楽四重奏団(BRILLIANT CLASSICS盤)

シェーンベルクの歌付き弦楽四重奏曲。

後の「期待」、大傑作「月に憑かれたピエロ」に先立つ無調の作品。

後の傑作の萌芽が感じられて良いですわ。

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ブラームス「弦楽六重奏曲第2 番」アマデウスQ.

2009-06-22 23:46:11 | Weblog
今日は月曜だし~、明日は出張だし~、ちょっと残業して~、明日の準備して~、真面目に早く~、帰ろうと思っていたのですよ、わたくしめは。

ところが~、土曜日のゴルフの反省会をやろうと~、帝国ホテル方面(笑)から~、ホッピーが呼んでいると~、上司から~、極秘司令が~、入った訳でありますよ。

わたくしめと致しましては、上司の命令は天皇陛下の命令と思えと教えられておりまして~、苦手な「ホッピー」とかいうアルコール飲料も~、お国の為と言うか~、日本国経済の浮揚の一助なるばずだという、国家の為、滅私奉公の精神で、指定の鳥インフルエンザを焼却処理により撲滅しようという崇高な精神の店(焼鳥屋とも言う)に出向いて摂取したのでありますな。

昨今、至るところにアルコール入りのボトルが置いてあって、手指の消毒用に使用するように、との御触れが添えてあるじゃあ~りませんか。

でもそんな生温い策で恐ろしいインフルエンザウイルスから身を守ることが出来るのだろうか?

インフルエンザや風邪の予防には、うがいが効果的とよく聞くが、呼吸系と消化器系を同時に直接的に消毒することの方が遥かに重要かつ有用なのではなかろうか、という大所高所に立ち、崇高な精神の下、自ら人体実験を行って参った訳であります。

決して、呑みたくて呑んだのではございません。

アマデウス弦楽四重奏団、セシル・アロノヴィッツ(第2ヴィオラ)、ウィリアム・プリース(第2チェロ)(GRAMMOPHON盤)

苦手なブラームス克服運動(笑)の一環。

晦渋な印象のあるブラームスの室内楽だったのですが(クラリネット五重奏曲は大好き)、いやいやブラームスはやはり、浪漫の作曲家。

美しい旋律とロマンチックな響き。

いいですなあ~、ブラームスの室内楽!

もっと色々聴いてみましょう。

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バルトーク「弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽」ドホナーニ

2009-06-21 22:23:20 | Weblog
今日、車でラジオを点けていたら、聴いたことのある曲が掛かっています。

あれ~っ、この曲なんだったっけ?

重々しい開始部ですが、確かそんなに深刻な内容の音楽じゃなかったよな。

なんだっけ、なんだっけ?良く知ってる曲なんだけどなあ。

そもそも誰の曲だったかな?何人かの作曲家の名前を頭の中によぎらせます。

う~ん…。

開始から2~3分でようやく思い出しました。

バルトーク「オーケストラのための協奏曲」!

ボケたものですorz。

昔、あんなに大好きな作曲家で、この曲だって散々聴いたのに。

最近あまり聴いていなかったなあ、ということで「オーケストラのための協奏曲」の入ったCDを久しぶりに聴いています。

CDはこの1枚しか持っていないんですよね。

以前、「オーケストラのための協奏曲」は記事にしたので、今日は並び称されるオーケストラの傑作曲にしましょう。

クリストフ・ドホナーニ指揮クリーヴランド管弦楽団(LONDON盤)

この曲を最初に知ったのはLP時代、ライナー指揮シカゴ交響楽団の名盤。今でも第一に挙げられることも多い演奏ですね。

引き締まっていながらも、時代の影を引き摺った様な重さもある演奏で、音楽の内容も深刻なものを秘めている様にも感じられたものです。

このレコードを聴いていた時、昨年亡くなった祖母が「随分暗い音楽ね、もっと明るいのにした方が良いんじゃない」と厭そうに言ったのを今でもよく覚えております。うん十年前の事ですが。

その後登場した、ブーレーズの演奏は、ライナー盤の重しを完全に取り払ってしまったような軽さで、ある意味気が抜けてしまう感じも致しました。この曲の時代背景から解き放たれ純粋に作品そのものだけを分析した演奏だったように思います。

このドホナーニの演奏は、名器クリーヴランド管の機能を十分に活かしながらも、ハンガリーの血による作曲家への共感も感じるものです。

CD時代以降、あまり聴いていなかった曲ですが、久々に大好きなバルトークを思い起こしてくれました。

また少し他の演奏も聴いて行きたいと思います。

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