golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

モンテヴェルディ「タンクレディとクロリンダの戦い、マドリガル集第7~9巻より」ジーニ

2013-06-30 20:16:37 | Weblog
アマチュア書家の老父が初めての個展を開催したので、昨日見に行って参りました。

小さな画廊を借りて、書と仏画という渋い展示。

それでも、書道関係、親戚、友人、ご近所の方々等、予想以上に多くの方にお越し頂いていたようです。

帰り掛けに両親と食事し、それほど飲んだ訳では無く、帰宅したのも早い時刻でしたが、1週間の疲れからかブログ更新もままならず寝入ってしまいました。

Cettina Cadelo(ソプラノ)、Carlo Gaifa、Vincenzo Manno(テノール)、ロベルト・ジーニ(指揮、チェンバロ)アンサンブル・コンチェルト(MEMBRAN盤)

これも入荷をちょっと待たされた10枚組激安ボックスです。

歴史的音源の多いMEMBRANレーベルですが、時々このボックスのように、比較的新しく質の高い演奏があるのが嬉しいですね。(1987~2003年の音源)

モンテヴェルディはあまり聴けていない作曲家。

「聖母マリアの夕べの祈り」以外はほとんど聴けていない感じ。

「タンクレディとクロリンダの戦い」もLP時代から音盤を持ってはいましたが、あまり聴いていませんでした。

以前、店頭で見付けたこのボックス。

買い損ねて、ネット注文したのですが、予想以上に入荷待ちとなってしまいました。

これも、もう入手出来ないのかな?とさえ思っていた時に、更に前から待たされていたコンヴィチュニーのベートーヴェンと確か同じ日に入荷メールが届きました。

まずはその一枚目。

十字軍の騎士タンクレディとイスラムの女戦士クロリンダの悲劇を描いた「タンクレディとクロリンダの戦い」は、20分ほどの作品ですが、小規模なオペラとも呼べるドラマチックな音楽。

さすがオペラの先駆者。

こんな素晴らしい音楽だったとは初めて気付きました。

併録の6曲も、陰影豊かな音楽。

モンテヴェルディの権威というジーニ率いる古楽アンサンブルにソプラノ、テノールも情感豊かな美声で聴かせてくれます。

このディスクが、1枚100円ほどで買えてしまうとは!

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ

ベートーヴェン「交響曲第1、2番、《プロメテウスの創造物》序曲」コンヴィチュニー

2013-06-28 08:34:22 | Weblog
今日も、仕事でか、仕事&飲んでかは分かりませんが(笑)、夜遅くなる見通しなので、早めに記事投入しておきます。

フランツ・コンヴィチュニー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(Corona盤)

入荷まで随分待たされたBOX。

前々から欲しかったコンヴィチュニーのベートーヴェン交響曲全集が安くなっていたのでネットで注文。

ところが、取り寄せに日数が掛かっている旨のメールが時々来て、なんだかんだで3~4ヶ月?経ったでしょうか。

もう入荷しないのでは?とほぼ諦めていた頃に、やはり入荷を待たされていた他のBOXと一緒に入った旨のメールがありました。

コンヴィチュニーの全集は、昔ベートーヴェン生誕200年(古い!)記念の雑誌の交響曲全集比較記事で、クリップスのものとともに、「存在価値無し」と酷評されていたのを今でもよく記憶しております。

しかし、昔ラジオで聴いた第9の堅牢な音の伽藍というべき演奏が強く印象に残り、是非とも全曲を聴きたいと思っておりました。

近年、全集とは別のモノラル録音の5、7番を入手しましたが、録音のせいか、期待が大き過ぎたのか、イマイチの印象でした。

ちょっと心配しながら聴き始める。

だが、心配は杞憂。

重心の低い、渋美しいオケを骨太に鳴らす期待通り、いや期待以上の演奏。

録音も1960年頃のものですが、ステレオで聴き易くなっています。

モーツァルト辺りまでは、ピリオド演奏の方が良いかなと思う私ですが、ベートーヴェンは微妙な立ち位置。

ピリオドアプローチも好きだけれど、こういう旧来型のどっしり力強い演奏を聴くと、やはりベートーヴェンはこうじゃなきゃと思ったりもする。

1、2番の交響曲は、モーツァルトの残影もあるように感じていましたが、この演奏で聴くと、「俺はベートーヴェン!」。

男臭い、聴き応え充分な名演です。

それにしても、昔ベートーヴェン生誕200年の雑誌で、クリップス演奏とともに「存在価値無し!」と切って棄てた評論家は一体何を聴いていたのかな?と不思議です。

ちなみに、クリップス盤はウィーン情緒溢れる、タイプは全く異なりますが、こちらも素晴らしい演奏。

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ

バッハ「2つのヴァイオリンのための協奏曲」、モーツァルト「協奏交響曲」他、ムター、アッカルド他

2013-06-26 07:40:34 | Weblog
日本の伝書鳩が、太平洋横断して8,000Km離れたカナダで保護されたというニュースがありました。

解説に鳩の最大飛行距離は最大650Km程度とあり、その12倍も飛んだというのは驚異的。

そもそも、650Kmだって凄い。

しかし、これらは伝書鳩などの言わばアスリート鳩の話?

近所や駅のメタボ鳩など10Kmはおろか、1Km程度しか飛べなさそうな気がする。

アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)、サルヴァトーレ・アッカルド指揮イギリス室内管弦楽団(バッハ)、ブルーノ・ジュランナ(ヴィオラ、協奏交響曲)、ネヴィル・マリナー指揮アカデミー室内管弦楽団(協奏交響曲、アダージョ)、リッカルド・ムーティ指揮フィルハーモニア管弦楽団(ヴァイオリン協奏曲第4番)(EMI盤)

1.バッハ「2つのヴァイオリンのための協奏曲」
2.モーツァルト「協奏交響曲」
3.モーツァルト「アダージョ」
4.モーツァルト「ヴァイオリン協奏曲第4番」

このバッハも昔だったら結構良い演奏に思ったんだろうなあ。

切れ味鋭い古楽器による名演の数々に接してしまうと、名手2人による演奏も、やや鈍く感じてしまいます。

ただ、これは独奏ヴァイオリンに起因する問題ではなく、オケの方に要因があることかと。

ヴァイオリンは、高い技巧で澄んだ音で響きますが、オケがどうも少し濁って聴こえてしまいます。

モーツァルトの方にも同様傾向を感じますが、時代が異なるだけ、こちらの方が違和感は少なく、ムターのヴァイオリンもこちらの方が冴えているように思います。

しかし、バッハにしろモーツァルトにしろ、これらは贅沢な不満。

幸福な音楽を質の高い演奏で楽しんだことには間違いありません。

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ

ドニゼッティ「連隊の娘」カンパネッラ

2013-06-24 22:33:14 | Weblog
やはり、旨いビールは旨い!
クラシックを肴のビールは更に旨い!

土曜日は久しぶりのクラヲタ会でした。

はるりんさん、とめさん、romaniさん、yokochanさん、minaminaさんと、二次会から参加の初めてお会いした庭夏さんというクラヲタ&お酒大好きメンバー。

新宿の某ビアホールに結集致しました。

先ず最初に、久しぶりに口にする「本物」のドイツビールの旨さに感激。

何しろ、普段は発泡酒やホッピーばっかりですから。(笑)

フルーティで口当たり良くって、ツマミ無しでもぐびぐび行ける!

最初の1リットルジョッキがあっという間に空になってしまいました。

その後も、ガンガン飲んで、思い出横丁へ。

大好きです、あの雰囲気。

最近、仕事疲れ&飲み疲れで結構ヘトヘトでしたが、行って良かった、楽しかった。

皆様、有難うございました!

そして、例によってまた電車乗り越し。(イカンイカン)

カレーでエネルギー補給後家まで歩いて帰ろうかと思いましたが、食後さすがの蓄積疲労でタクシー乗っちゃいました。

日曜日も、休日出勤でしたが、さすがに疲れて昼からでした。

アルフレード・クラウス(テノール、トニオ)、ジューン・アンダーソン(ソプラノ、マリー)、ミシェル・トランポン(バス、シュルピス軍曹)、エリア・シーザン(メゾソプラノ、公爵夫人)、ブルーノ・カンパネッラ指揮パリ国立歌劇場管弦楽団、合唱団(EMI盤)

先日、たまたま立ち寄ったブックオフで見付けたディスク。2枚組250円。

「連隊の娘」は、第二次大戦中の古い録音しか持っていなかったのでラッキーでした。

勿論、「ランメルモールのルチア」や「アンナ・ボレーナ」といったセリアは素晴らしいのですが、「愛の妙薬」や「ドン・パスクワーレ」といった愉快で軽快なオペラが大好きです。

「連隊の娘」もこの系譜。

今まで持っていたパピ盤は、古い放送録音で音は悪いものの、熱狂的で勢いのある演奏だったため、最初はこの演奏はやや緩くも感じました。

しかし、たっぷりとベルカントの歌の魅力を聴かせてくれ、勿論音も格段に良い(1986年録音)ので気に入りました。

クラウスの若々しい美声(録音時59歳!とのこと)も素晴らしいし、アンダーソンの滑らかな美声と超絶技巧が凄い。

やはり、ドニゼッティは楽しいな~!

まだ、極一部の曲しか知りませんが、是非色々聴いて行きたい作曲家です。

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ

ヴェーベルン「弦楽四重奏のための5つの楽章、弦楽四重奏曲」他、アルバン・ベルクQ.

2013-06-22 09:53:12 | Weblog
職場の仲間もここのところ皆忙しく、遅くまで仕事をしていても、「やってられねえょ~」気分で誘い合わせて飲みに行く日が日常化しつつあります。

遅い時刻から飲みに行くので、終バスに間に合わず駅から長距離歩きも常態化。

疲れて、しかも睡眠時間も短時間化。

それでも、ついつい飲みに行ってしまう。

悪循環であります。

今日は休日出勤。

そして、夜は久しぶりのクラヲタ飲み会です。

アルバン・ベルク四重奏団(TELDEC盤)

1.ヴェーベルン「弦楽四重奏のための5つの楽章」
2.ヴェーベルン「弦楽四重奏のための6つのバガテル」
3.ヴェーベルン「弦楽四重奏曲」
4.ハウベンストック=ラマティ「弦楽四重奏曲第1番《モビール》」
5.ウルバンナー「弦楽四重奏曲第3番」

久しぶりに聴くヴェーベルン。

点描イメージの強い作曲家ですが、初期の「5つの楽章」は、バルトークをも思わせる表現主義的作風。

簡素化された「6つのバガテル」を経て、点描の「弦楽四重奏曲」へと、ヴェーベルンの作風の変遷を面白く聴きました。

続く、1970年代、前衛の時代の2曲。

ハウベンストック=ラマティ作品は、点描的でありながらも、多彩な音色と奏法で、ストイックなヴェーベルンと比べると随分と雄弁な印象があります。

ウルバンナーの曲は、前衛的でありながらも、少し伝統回帰の印象も受けました。

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ

ヴォーン・ウィリアムズ「ロンドン交響曲、田園交響曲」ボールト

2013-06-19 23:40:13 | Weblog
ここのところ、また仕事が忙しくなって参りました。

今日は、22時過ぎまでやっておりましたが、とても終わらないし、疲れたので諦めて帰路に着く。

また、暫く忙しい日々が続きそうです。

ということで、今日は超短め。

マーガレット・プライス(ソプラノ、田園交響曲)、エードリアン・ボールト指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(EMI盤)

「ロンドン交響曲」は、ヴォーン・ウィリアムズの交響曲の中でも人気曲の一つでしょうか。

しかし、今まで今一つ馴染めていなかった作品でもあります。

ですが、今回繰り返して何回か聴くうち、都市の賑わいも聴けるし、そしてそれが煩くならず、親しみ易いながらも格調を保っており、人気の秘密の一端に触れた気が致します。

一方の「田園交響曲」は、以前より好きな曲。

こういうじめじめした時期で、かつ疲れた日の癒しの音楽として好適です。

淡い光に満ちた世界は、ベートーヴェンの同名曲とはまた違った魅力。

終楽章のソプラノ独唱(ヴォカリーズ)の天国的な美しさも堪りません。

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ

マスネ「タイスの瞑想曲」、ラロ「スペイン交響曲」他、ムター、カラヤン、小澤

2013-06-17 23:36:39 | Weblog
「○○さん、良く見付けたね、こんな良いとこ」

隣の丸テーブルのサラリーマンらしき3人連れの一人が言いました。

「あの~、私なんかずっと前から見付けてたんですけど…」と言いたいところをぐっと堪える。(←それほどのことじゃないが)

夕方、仕事で横浜まで。

仕事を終え、タワレコをチェック。

今日は購入せず。

そのまま帰ろうかとも思ったが、暑いし、喉も乾いた。

そうだ!あの場所へ。

コンビニで、缶チューハイ1本とツマミ1袋を購入。

某ビル外の休憩スペースへ。

林立するビルの間の運河の眺めも綺麗だし、何より風が心地良い。

みんなでワイワイ飲むのも楽しいけれど、夕空に流れる絹雲などを眺めながら涼しい風に吹かれ、一人静かにちょっとだけ飲むのもまた良きかな。

隣の3人連れは、缶ビール各1本では足りず、一人がコンビニに追加購入に走りましたが、それでも長居することもなく帰って行きました。

アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(マスネ)、小澤征爾指揮フランス国立管弦楽団(ラロ、サラサーテ)、リッカルド・ムーティ指揮フィルハーモニア管弦楽団(モーツァルト)(EMI盤)

1.マスネ「タイスの瞑想曲」
2.ラロ「スペイン交響曲」
3.サラサーテ「ツィゴイネルワイゼン」
4.モーツァルト「ヴァイオリン協奏曲第2番」

クラヲタになる前、確か小学生の頃に最初に好きになったクラシック曲は、「タイスの瞑想曲」だったかもしれません。

家にあった何枚かの17cmLP(死語でしょう!)の1枚がこの曲で、甘美な旋律に惹かれたものです。

あまりにも甘過ぎて糖分過多じゃないかと(?)、最近はほとんど聴いていなかったこの曲ですが、後期ロマンの馥郁たる調べはやはり魅力的であります。

オーケストラ伴奏も、マーラー5番のアダージェットを思わせるところがあるなと思いました。

情熱的で、スペインの陽光を想像させる「スペイン交響曲」は好きな作品。

大見得を切った「ツィゴイネルワイゼン」は、やや苦手な作品。

しかし、たまにはこういう曲も良し。

若きムターの爽快なヴァイオリンで楽しみました。

最後のモーツァルトは、如何にもお買い得盤らしい妙なカップリング。

ロマン派3曲の後にモーツァルトかよ!と思いましたが、意外に違和感無く聴けました。

ピリオド演奏に慣れた耳にも、ムターのヴァイオリンは意外にスッキリしていました。

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ

ヴォーン・ウィリアムズ「南極交響曲、第8番」ボールト

2013-06-16 18:38:57 | Weblog
最近、飲んで遅くなる日々が多く、更新が滞っております。

昨日も、久しぶりに会った友人と12時過ぎから夜まで飲み。

1軒目、昼間から空いているチェーン店の居酒屋に入ったのですが、昼食メニュー程度しか無し。

昼食とビールはすぐ出て来たのですが、枝豆すら散々待たされ、ツマミもメニューに載っているものでも、何が出来るかは注文してみないと分からないと言う。

こういうの困っちゃうなあと思う反面、面白いなとも思う私。

しかし、やはり不便でもあるので、定食(+散々待たされた枝豆)に3杯ほど飲んで次の店を探す。

昼間から飲める店などいくらでもあると思いきや、探す時には意外に見付からず。

ちょっと歩いて、そのものズバリ、「昼から飲める居酒屋」という看板を見付けて入る。

ここで夕方まで。

お店を出ると、ちょうど良いことに(?)前がラーメン屋さん。

「ラーメンでも食ってく?!」

結局、ラーメンは頼まず、餃子をツマミにまた何杯か飲む。

トータルで結構飲みましたが、7時間ほど掛けて!だったので悪酔いはせず。

しかし、さすがに今日は日中ほとんど寝ておりました。

ノーマ・バロウズ(ソプラノ、南極交響曲)、エードリアン・ボールト指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、合唱団(南極交響曲)(EMI盤)

先日、初めて聴いたヴォーン・ウィリアムズの交響曲は、「海の交響曲」だったか、「南極交響曲」だったか?と書きましたが、久しぶりにこの曲を聴いていて、南極の方だったに違いないと妙に確信致しました。

想像する南極のイメージが、すんなりと、しかし、鮮烈に浮かんで来る音楽。

小学校?中学校?で習ったアムンゼン、スコットの南極点到達。

アムンゼンとスコットが合同で南極点に到達したのだと長い間誤解しておりましたが、実際には両隊はライバル。

南極点に先に到達し、無事帰還したノルウェーのアムンゼン隊。

南極点到達に遅れを取ったのみならず、帰路全滅したイギリスのスコット隊。

この悲劇の人を描いた映画「南極のスコット」を再構成したのが「南極交響曲」。

ウィンド・マシンやオルガンも入るダイナミックで、映画音楽らしい親しみ易さのある曲で、悲劇性よりは自然のスケール感や美しさが全面に出た作品。

じめじめした梅雨に清涼感をもたらしてくれます。

ボールトの指揮は、格調を保ちながらもダイナミックで、ノーマ・バロウズの透明な美声も体感温度を下げてくれ、この時期最適です。

第8番の第1楽章は、「主題の無い変奏曲」。

エルガーの「エニグマ変奏曲」といい、イギリス人はこういうの好きなのでしょうか。

やや小規模でヴォーン・ウィリアムズの交響曲の中でもやや地味な存在かもしれませんが、どことなくユーモアもある穏やかな親しみ易い作風。

第2楽章が管楽器のみによる構成というのもイギリス音楽らしいし、同じくイギリスらしい弦楽のみによる第3楽章も夢うつつの美しさです。

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ

スッペ「レクイエム」コルボ

2013-06-11 22:16:40 | Weblog
いよいよ、清涼スプレー無しには過ごせない時期になって参りました。

アルコールの気化熱で涼しくなるボトル入りのもの。

肌に直接では無く、シャツの上からシュッと吹き付けて冷やすタイプのものをここ1、2年愛用しています。

最近は種類も色々。

先日、ドラッグストアで購入する際、だいぶ迷いました。

通常の携帯タイプは100mlで何れも498円。

他のお店でもう少し安い所もあるかなあ?

種類はいくつもあるものの、そのお店では何れも同一価格でした。

ふと、端にある大型ボトルが目に留まる。

通常タイプの4倍の400mlで880円。だいぶお買い得。

但し、携帯に難あり。

家や職場に置いておいて使うイメージのものでしょうか。

結構迷いましたが、やはりお買い得の大容量の魅力には勝てず、400mlの「どこでもアイスノン」を購入しました。

ちょっと嵩張りますが、通勤カバンに携帯。

出勤前にシュッ、会社に着いたらシュッ、昼休みにシュッ、外出先でもシュッ、ハンカチにもシュッ…とアルコールに塗れております。

そして、夜になると体内もアルコール塗れに。

しかし、こちらは逆に熱を発するのが難点であります。

エリザベーテ・マトス(ソプラノ)、ミリヤム・カリン(アルト)、アキレス・マチャド(テノール)、ルイス・ロドリゲス(バス)、ミシェル・コルボ指揮グルベンキアン財団管弦楽団、合唱団(Virgin CLASSICS盤)

前に店頭で見付け、「隠れ名曲」らしいと知った作品。

先日また店頭で遭遇し、今度こそ聴き逃さじと購入致しました。

スッペは、子供の頃から「軽騎兵」序曲のイメージが強く、というかそれ以外にイメージが無く、「レクイエム」のようなシリアスな作品があろうとは思いもよりませんでした。

名前の雰囲気からしても(失礼)、軽いイメージの作曲家ですからね。

しかし、これは素晴らしい音楽!

モーツァルトの「レクイエム」をロマン派の枠組みに移行したような、美しくも引き締まった音楽がきびきび進む、「隠れ名曲」の名に恥じない作品でした。

そう、ヴェルディでもフォーレでもなく、モーツァルトの延長線上に位置する音楽です。

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ

ヴィヴァルディ「四季」、バッハ「ヴァイオリン協奏曲第1、2番」ムター、カラヤン、アッカルド

2013-06-09 22:40:20 | Weblog
今日は、某資格試験でした。

始発バスで行って、会場近くのファミレスででもテキストを復習っておこうと思ったのですが、起きられず。

夜中3時頃にトイレに起きてからなかなか寝付けなかったのが敗因でした。

それでもまあ、試験開始45分前くらいには会場に到着。

試験開始まで、ちょっとテキストは眺めるものの、あまり身は入らず。俎板の鯉状態。

まあ、今回落ちても次回受ければ受かるかな、という居直り。

そして、いざ試験が始まってみると、いきなり最初の問題でもたつく。

以降、問題を解いて行くが、この試験、時間との勝負がポイントの一つと後れ馳せながら気付く。

迷って考え込む隙が許されない。

手が反応して答えをどんどん埋めて行けるほどにならないと駄目みたい。

明らかに間違っている解答も見直しする間もなく、とにかく解答用紙を埋めることに専念。制限時間ギリギリ。

こりゃ、ちょっと駄目だな。

さて、ボケ防止目的のオッサンの資格試験チャレンジ、次は何を受けようか?

秋に、以前落ちた別分野のものがあって、それが先ずは第1ターゲットだが、その前に何か簡単なものがあれば。

また探してみましょう。

ちなみに、写真は自分へのご褒美に久々の蒙古タンメン中本の「冷やし味噌ラーメン 麺超特大」。

目の前に出て来た瞬間、嬉しくて写真撮影も忘れて一口食べちゃいました~。

明日は、職場のラーメン好きと一緒に外出するので、途中ラーメン談義だな。

アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(ヴィヴァルディ)、サルヴァトーレ・アッカルド指揮イギリス室内管弦楽団(バッハ)(EMI盤)

現代楽器&大オケと、私の嗜好とは全く逆方向な「四季」ですが、とにかく安いので買いました。他2枚と併せ、3枚組590円。

厚化粧な演奏を想像したけれど、意外に押し付けがましさは無く上質な響き。ちょっとムード音楽的ではあるけれど。

ロマンチックだけれど、澄んだ響きのムターのヴァイオリンと、カラヤンの滑らかなオーケストラは、好みのスタイルとは違いますが、意外に新鮮に聴こえました。

より小編成オケのはずのバッハ。

しかしながら、古楽器に馴染んだ耳には、こちらの方が妙に厚ぼったく響きます。

ムターの豊潤な響きもスタイル的に違和感が無い訳ではないのですが、冴えたテクニックで聴かせてくれます。

演奏スタイルをも超越する偉大なバッハの普遍性、包容力もあるのでしょうか。

普段聴き慣れた古楽器演奏とは違うスタイルですが、意外に楽しめた一枚でした。

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ