golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

ペルゴレージ「歌劇《奥様になった小間使い》」コレギウム・アウレウム

2009-09-30 23:09:37 | Weblog
傘 or 松葉杖?

傘を選択。

今朝自宅を出る時、雨が降っていました。

昨日から松葉杖を片方だけにしたのですが、松葉杖と傘で両手が塞がるのも不安定だし鬱陶しい。

ならば濡れて行くか?

しかし、雲行きからすると、これから雨足が強まる可能性もある。

これを切っ掛けに松葉杖を手放そう!ということで、9/6の肉離れ発生以来約3週間振りに松葉杖無しで出勤致しました。

どうしてもまだ怪我した右足を庇って歩くことと、それ故に左足、特に左股関節が疲れるのでスピードが出ない。

ふくらはぎをサポーターで若干圧迫していることと、暫く右足をあまり使っていなかったこともあって、右足が少し浮腫んでいる状態の為もあります。

暫く、気を付けながら歩いて慣れていくしかありませんね。

そんな状況ながら、会社帰りにショップでCDを1時間位物色しておりました。散々迷った挙句買いませんでしたが。

そして疲れたのでちょいっ~と一杯。

行動は平常時に近づいて参りました(笑)。

マッダレーナ・ボニファッチョ(ソプラノ)、ジークムント・二ムスゲン(バス)(Deutsche Harmonia Mundi原盤)

激安バロック60枚BOXから。ちなみに、DHM50枚BOXにも同じディスクが収録されています。

LPでも同じ音源を持っておりますが、あまり真面目に聴いていなかったですね。大変勿体ないことに。

久しぶりに聴いて思ったことは、もし人間に生まれ替わりというのがあるとすれば、「モーツァルトの前世はペルゴレージだった!」のではないか、ということ。

天才作曲家ジョヴァンニ・ペルゴレージ(1710~1736)が僅か26歳で亡くなったちょうど20年後に、同じ夭折の天才モーツァルトがこの世に生を受けているのであります。

この美しく流麗で自然な運びの楽しいオペラ・ブッファを聴いていると、モーツァルトとの共通項を強く感じてしまいます。

ふっとした翳りも酷似していますね。

いやあ~、これは何とも魅力的な音楽でした。

そしてまた、コレギウム・アウレウムについても再認識。

昔は好きな団体でしたが、最近は「二世代くらい前の古楽器アンサンブル」という意識でしたが、このBOXに入っている他の演奏も含め改めて聴いてみると、暖かい明るい音楽がなかなかに素敵であります。

現代から見ると、時代考証的にも中途半端な古楽器演奏なのでしょうが、音楽的にはなかなか魅力的だなと思いました。

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グラナドス「ゴイェスカス」ラローチャ

2009-09-29 22:38:53 | Weblog
今日から松葉杖一本で通勤し始めました。

昨日、先生からはもう松葉杖無しでも大丈夫、と言われましたが、とりあえず今日は用心で一本だけ持参。

松葉杖を怪我した側の右に突いて歩くので、左手側が空くのは楽なのですが、今一安定が悪い。

ちょっと、右手と右足のタイミングを間違えるとバランスを崩します。

明日は松葉杖無しにしようかな、どうしようかなあ?

まだ、右足を庇って歩かなければならないし、松葉杖が無いと絶対に電車やバスで席を譲って貰えないし、ちょっと思案のしどころです。

アリシア・デ・ラローチャ(ピアノ)(RCA盤)

今日は、先日9月25日に亡くなったスペインの名ピアニスト、アリシア・デ・ラローチャの演奏を。

色々聴いてみたいと思っていたピアニストですが、手持ちCDは2枚のみ。いずれもスペイン物。

私は、ギター好きなので昔から関心の高かった演奏家なのですが、少なくともLP時代は廉価盤とか出ていなかったのじゃないかな?

そんなこともディスクをほとんど購入しなかったことに繋がっていたのかな?とも思いましたが、そうでも無さそうです。

グールドやポリー二などレギュラー盤でも買っていたピアニストは何人かいますので。(もっとも最近はレギュラー盤自体を購入することが激減し、廉価盤それも激安ばかりに走っておりますが)

ラローチャをあまり聴いて来なかった理由としては、そのレパートリーに要因があったのかもしれません。

スペイン物ってそんなにたくさん無いしと思っておりましたし(その後、それは間違った認識だと気付きましたが)、モーツァルトやショパンなど彼女の得意なレパートリーも他のお気に入りのピアニストが優先されておりました。

CD時代の途中から、NAXOSが切っ掛けになり、一定水準以上の演奏であれば演奏家に対する拘りも薄れ、とにかく良い演奏であればなるべく安い方がいいや、という思いが強くなりました。

そんな経緯で、廉価盤の少ないラローチャを聴く機会が少なくなってしまったように思います。

それで長い間、CD初期に購入したスペイン音楽集のレギュラー盤一枚のみ。

2、3年前に廉価盤で当ディスクが出たので購入しましたが、あまり聴き込んでおりませんでした。

ラローチャ追悼ということで、昨晩から何回か聴き返しております。

スペイン国民楽派を代表する一人、エンリケ・グラナドスの最高傑作とも言われる「ゴイェスカス」。

スペインの生んだ大画家ゴヤの絵画に霊感を受けて書かれた作品で、次の6曲から構成されています。

なお、タイトルは付いていますが、各曲とゴヤの絵画との直接的な関連は無いようです。

1.愛の言葉
2.窓辺の語らい
3.燈し火のファンダンゴ
4.嘆き、またはマハと夜鳴きウグイス
5.愛と死
6.終曲:幽霊のセレナード

何という暖かみのある、包容力のあるピアノなのでしょうか!

ラローチャは、手の小さい人だったそうですが、確かな技巧で、グラナドスの詩情溢れる音楽を聴かせてくれます。

明るい光とともに、ふっとさす影の陰影の対比があたかもゴヤの絵画のよう。

しかし、そこには心暖かさが通底しています。

亡くなったのが切っ掛けというのは悲しいことですが、他も色々聴いてみたくなりました。

まず、2人の「モ」辺りが興味ありますね。

モーツァルトとスペイン近代のフェデリコ・モンポウです。

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ヘンデル「シャンドス・テ・デウム、シャンドス・アンセム」イェーネマン

2009-09-28 20:54:37 | Weblog
今日は午後病院だったので最初半休にしようかとも思ったのですが、通勤で疲れてまたすぐ帰って来るというのも面倒なので1日休みを取りました。

自宅で昼食を済ませてから出掛けた為、病院に着いたのが午後の診察が始まった頃。

既に待合室は一杯で出遅れの感はありましたが、それにしても随分と待ちました。

約3時間待って、診察は2、3分でしたかねえ~。

診察の順番は「9番」。午前中から待ちの人が2人位いる様子でしたので、それを含めても11番目。

症状などにより順番が前後する場合もあるけれども、まあ2時間位内には呼ばれると思っていました。

1人10分として、12人で2時間ですからね。

診察室に入って行く方の様子を見ていると、10分も掛かっている人はほぼいない感じ。

こりゃ1時間位で終わるかな?なんて期待さえ抱かせる訳でありますよ。

ところが、1時間は勿論、2時間経過しても呼ばれない。

診察以外にもカルテだとか、診察に付随する業務があることは素人でもさすがに分かります。

それにしても時間掛かるなあ~!

もしかして先生昼寝でもしてません?(笑)

全くもう、総合病院とかって何でこうも時間掛かるんですかね?

肉離れの方は幸いだいぶ良くなったようで、ようやく松葉杖無しで歩いて良いとの許可を頂きました。

ただ、急に杖無しというのも恐いから、明日はとりあえず片方だけでも持って出ようかと思っております。

ゲルハルト・イェーネマン指揮フランクフルト・ヴォーカルゾリステン、ドロットニングホルム・バロック・アンサンブル(ARTE NOVA原盤)

激安バロック60枚BOXから。

病院の待合室で聴き始めたのですが、掛けてすぐこれは素晴らしい演奏、掘出物と思いました。

ドイツの廉価盤レーベルARTE NOVAは演奏者の知名度が低くても優れた演奏も多いと認識していますが、こと古楽に関しては現代楽器ばかりという印象があって、それがちょっと不満でした。

当BOXにもこのレーベルが原盤のものが何枚も入っていますが、やはりほとんどが現代楽器によるもの。

ドロットニングホルム・バロック・アンサンブルは、今年のラ・フォル・ジュルネで初めて聴いた古楽アンサンブルですが、「普通に上手い古楽アンサンブル」という感じで、特別強烈な印象まではありませんでした。

しかし、このヘンデルでの演奏は奇を衒ったり、強い個性があるという訳ではありませんが、純度高く美しい響きで聴かせてくれます。

声楽陣も澄んだ柔らかな歌が美しい。

思いがけず素晴らしい演奏でした。

ヘンデルの「何とかテ・デウム」、「何とかアンセム」って、言ってみれば宗教曲に名を借りた世俗曲みたいなものですよね?

このシャンドス~の作曲の経緯は知らないのですが、戦勝だとか何かのイベントに際して神に感謝するという類の作品ですよね。

明快、爽やかな、大らかな曲で、いかにもヘンデルという感じであります。

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ワーグナー「楽劇《トリスタンとイゾルデ》」フルトヴェングラー

2009-09-27 20:29:27 | Weblog
警察当局では「闇ケーキ」が暴力団の資金源になっているものと見て、流通ルートの解明を急いでいる。

遂にここまで来たか…。

隆志はふっと溜め息をついてテレビを消した。

そもそもの発端は、「メタボ対策基本法」だ。

高齢化社会での保険医療費を抑制し、将来も保険制度を維持する為、昨年から施行された新法。

日常から国民の健康増進を図り、疾病を低減させ、保険医療費支出を抑える狙い。

この法律ではメタボ認定者にメタボ識別ICカード「メタポ(metapo)」(注、「ボ」では無く「ポ」)を所持させることを定め、メタボ認定者の菓子類の購入を大幅に制限している。

これは、煙草販売機用の成人識別ICカード「タスポ」に倣ったものだが、更に進め、メタボ認定者の菓子類購入履歴がICに記憶されるようになっている。

メタボ認定者には、メタボ度、体重、その他各種検査値により、月初に規定のポイント(「KAKUZATO」と呼ばれる単位)が付与される。

メタボの程度により、例えば、100KAKUZATOが付与される人もいれば、30KAKUZATOだけの人もいる。

世間では、「ケーキが良い」、「ケーキが悪い」という言い回しも使われ出した。たくさんKAKUZATOポイントを貰った人はケーキが良いのである。

菓子類や糖分を含む食品にはすべてKAKUZATO量が明記され、これらを購入する都度、「メタポ(metapo)」に登録されている当月のKAKUZATOポイントから購入分が減算される仕組みである。

KAKUZATOポイントが無くなると、その月はもう甘い物は買えない。

勿論、家族や友人、知人間で甘い物を一緒に食べたり、融通し合うこともある。

しかし、この場合でも、メタボ認定者向けに配布された専用のリーダーにメタポ(metapo)を通し、KAKUZATOポイントをきちんと管理しておかねばならないのである。

親族であっても、甘い物の不正譲渡は厳禁されており、違反者には厳しい罰則が用意されている。

勿論、このメタボ対策基本法に関しては、国民の基本的人権を侵害するものとして猛反対もあった。

日本国憲法第25条1項―すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。

この条項を論拠に、「メタボ対策基本法」は成立。

「健康な生活を営む権利」が「健康な生活を営むに義務」に曲解されている、国民の自由との関係で憲法違反との指摘も多い。

しかし、メタボ撲滅に対する国民の強い願いと、政府の保険制度維持に対する利害の一致がこれを押し切った形。

この法律により、メタボ認定者が甘い物を摂取する権利は大幅に制限されたのである。

しかし、誰しもが誘惑を自制出来る訳ではない。

ここに「闇ケーキ」も出現する土壌がある。

隆志が得たネットの裏情報によれば、公園などが闇ケーキ取引の場になることが多いらしい。

体形からメタボ認定者と推察される人に暴力団員が擦り寄って来る。

「良い『K』がありまっせ」、耳元で囁く。

余談ではあるが、本来CAKEであるから「C」のはずだが、何故か「K」と隠語されている。摘発を警戒して直接的な頭文字を避けたという説もあれば、最初に闇ケーキを扱い出した暴力団の組長が英語の綴りを知らなかったからという説もあるそうである。

さて、組員から声を掛けられたメタボ認定者は、「1?それとも9?」といった謎の言葉を返すことにより、闇ケーキ取引交渉が始まる。

「1」は苺ケーキ、「9」は栗のことで、モンブランの隠語だそうである。

「クリームましまし」(クリームいっぱい付けてよ)といった、どこぞのラーメン店を彷彿させる呪文が付加されることもある。

市販で数百円のケーキが、千円~数千円で闇取引されるのである。

この闇ケーキ取締りの為、警察に「麻薬Gメン」ならぬ「ケーキDメン」が組織されているらしい。

メタボな警察官を集めたこの部隊では、所謂おとり捜査で摘発を進めているようだ。

隊員のことを揶揄する、デカ長ならぬ「DEBU長」なる言葉もあるとのこと。

しかし、この闇ケーキは思わぬ副次的効果をもたらした。

それが、闇組織の大きな変貌。

覚醒剤などの極悪非道な印象を一掃し、ソフトなイメージに転換する絶好のチャンスと、ケーキの闇流通に乗り出す暴力団が続出。

確かに粗利は麻薬類に比べれば少ない。しかし需要は遥かに多く、いわば薄利多売が成立するのである。

ところが、今までの様な風貌、イメージではケーキの売買にそぐわず売上も伸びない。

この為、暴力団が大きなイメチェンを開始。

先ずは、団名を「イチゴ組」、「ピーチ連合」などに変え、代紋も苺や桃などのマークに一新。しかも、ピンクやオレンジなど優しい色使いで。

以前、「CI(Corporate Identity)」と呼ばれる企業などが理念やイメージを再構築するのが流行ったことがあるが、それに倣い「GI(Gang Identity)」という呼称も生まれた。
(GIと言っても「GIジョー」とは関係無い。また、筆者が何故そんな昔の玩具を知っているのかについても深く追及してはいけない)

言葉使いや物腰から改めなくてはと、組員を幼稚園や保育園に研修に派遣する組織も出現。

かくして、鋭い眼光の組員が、柔和な表情に大きく変容して行った。

いや、そもそも「組員」などという呼称も過去のもの。

昔でいうところの、構成員には「スタッフさん」、準構成員には「サポーターさん」などという新しい呼び名が与えられた。

極道が「極甘道」に変わった。

マスコミはこの動きをいち早く察知し、一般市民の脂肪を増やすことで資金を増やしていることから、「暴力団」という表記を「肪量食団」に変えた。

警察は当初、闇ケーキの摘発に力を入れた。

しかし、暴力団が平和的団体に変わった行くのを目の当たりにし、現状は黙認状態。

暴力団が先祖帰りするより、現在の平和的団体のままいてくれた方が治安がはるかに良いのである。

暴力団のみならず、暴走族、ヤンキーの方々なども皆ケーキに走ってくれたものだから、一般市民もこぞって喜んでいる。

唯一、私を含めたメタボ認定者だけがしわ寄せを食らい苦しんでいる。大好きな甘い物が自由に食べられないのみならず、闇物資は大変高額。

こんな中、私を震撼させる噂をネットで目にした。

甘い物規制に味を占めた政府は、次に激辛規制を画策している、というのである。

唐辛子に「カプサイシン税」という高い税を掛ける案が浮上しているとのこと。

甘い物にも激辛にも目がない私はこれから一体どうしていったら良いのだろうか…。

ルートヴィッヒ・ズートハウス(テノール、トリスタン)、キルステン・フラグスタート(ソプラノ、イゾルデ)、ブランシュ・シーボム(メゾソプラノ、ブランゲーネ)、ヨーゼフ・グラインドル(バス、マルケ王)、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン、クルヴェナール)、エドガー・エヴァンス(テノール、メロート)、ルドルフ・ショック(テノール、牧童、水夫)、ローデリック・デイヴィーズ(バリトン、蛇手)、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮フィルハーモニア管弦楽団、コヴェントガーデン王立歌劇場合唱団(合唱指揮ダグラス・ロビンソン)(DOCUMENTS盤)

もし、ベルリン・フィルなら…。

歴史にイフは無い訳ですが、歴史的名演のイフをつい考えてしまいます。

フィルハーモニア管は超優秀なオケだと思いますが、この曲だけは是非ともベルリン・フィルで入れて欲しかった!

この時代のベルリン・フィルの重く暗い音色でこの全曲が録音されていたら、どんなにか凄まじい名演になっていただろう。

1940年代、終戦前の方が更に良かったかな?でも録音は悪くなるな。

色々考えてしまいます。

この激安DOCUMENTS盤、3年ほど前に4枚組なんと990円!(新品ですよ)で購入。

以前、ネットでDOCUMENTS盤はステレオプレゼンスが少し加えられているようで聴きやすくなっている、という様なことが書かれていました。

真偽のほどは分かりませんが、確かにモノラルの割りには少し立体的に感じます。

もしかしたら、ステレオプレゼンスのデメリットで音が少し軽くなっているのかな?

図書館で前にEMIの正規盤を借りたことがありますが、音に関しては余り良い記憶では無かったですが…。

他の復刻盤ならもっと重い音で聴けるのかな?

オーケストラがうねりにうねるフルトヴェングラーの素晴らしい指揮、フラグスタートの凄まじい熱唱など凄い名演ですが、オーケストラの音色故か録音故か、ちょっと不満も残るのは高望みし過ぎというものでしょうか?

陶酔と熱狂の極みの超々大好きなこのオペラ、他にベーム、ショルティしか持っていないので、マタイ受難曲と同様に少しずつ音源を集めて行きたい、またもっと頻繁に聴いて行きたいと思います。

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モーツァルト「ピアノ協奏曲第9番《ジュノム》」ブレンデル、マリナー

2009-09-26 23:00:17 | Weblog
今日は久しぶりの土曜出勤日でありました。

昔は祭日が入った週の土曜日などで出勤日になるケースもありましたが、最近では稀なこと。

土曜日=休日と思い込んでいる人も多く、直前に誰かが出勤日と気付いて、「えっ~、今週の土曜出勤日じゃねえか!」と言い出して気付く人も多く状況です。

「ちきしょう、嫌なこと知らせてくれるぜ。知らなきゃ休めたのに」という反応の人が多いですね。

まあ、最近は昔と違って、有給休暇が取り易い環境になったので、休暇を取った人も多かったですが。

私も、松葉杖で通勤が疲れるので、当初は何も無きゃ休もうと思っていたのですが、会議が入って出勤になってしまいました。

その代わりと言っては何ですが、通院もあり月曜日を休みにしたので、却って楽であります。

アルフレート・ブレンデル(ピアノ)、ネビル・マリナー指揮アカデミー室内管弦楽団(DECCA盤)

先日購入したモーツァルトのピアノ協奏曲全集から。

遅くなってしまったので、1曲だけ。

初期のピアノ協奏曲の中で例外的に?高名なこの曲、欲しいとは思いながら今までディスクを持っておりませんでした。

いや、少なくとも意識して聴くのも初めてであります。

でも一聴して、高評価の理由が分かりました。

第1楽章冒頭すぐに独奏ピアノが登場したり、第2楽章ハ短調の寂しげな表情など聴きどころ多いですね。

これらにも増して、第3楽章踊るようなロンドの第1主題が魅力的であります。

天才21歳の名作協奏曲ですね。

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ベートーヴェン「弦楽四重奏曲第14番」アルバン・ベルクQ.

2009-09-25 22:31:36 | Weblog
最近、ゴルフスクールで以前一緒だった方と通勤のバスでたまにお会いします。

スクールの時は、挨拶くらいで特にお話したこと無かったのですが、2、3日前に初めてちょっと言葉を交わしました。

私とは全く違った紳士。

今日は初めて帰りのバスで一緒になりました。

飲んだ帰りとのことで、お酒やゴルフのことなどをお話しして途中まで一緒に乗車。

バスを降りぎわ、ゴルフ場の割引券を頂戴しちゃいました。

紳士でとても良い方でありました。

現在、スクールは私とは別の日時ですが、もっと早くお話してみれば良かったと思いました。

アルバン・ベルク四重奏団(EMI盤)

昨日に引き続き、「ベートーヴェン弦楽四重奏全曲とお友達になろう!」キャンペーンの一環。(何じゃそりゃ?)

15番、9番の様に「同じ釜の飯を食った表も裏も知っている親友」の様な曲もあれば、会えば話をする位の関係の曲もある。

一方、あの人何て名前だっけ?という感じや、顔も良く知らないような感じの曲も。

この際、改めてベートーヴェンの16曲+大フーガを徹底的に聴き込んで、みんなお友達になっちゃえ!という企画であります。

今日は、「昔っから知っているんだけど取っ付き悪くて苦手。素晴らしい人だってことは知ってるんだけど…」という「14番さん」でございます。

クラシック聴き始めた頃から、「15番さん」とはすぐお友達になったのですよ。

「15番さん」とも親しいらしい「14番さん」、「16番さん」にも当然期待するじゃないですか。

ところが、どちらの方も眉間にシワを寄せた感じで、冗談も通じないし、どうも苦手。

特に「14番さん」に至っては、4楽章くらいが普通のところを7楽章もあって、ホント何考えているのか解らない。とっても偏屈な感じ。

そんな「14番さん」を昨夜以来、6~7回繰り返し聴いております。

第1楽章 Adagio ma non troppo e molto espressivo

第2楽章 Allegro molto vivace

第3楽章 Allegro moderato

第4楽章 Andante ma non troppo e molto cantabile

第5楽章 Prest

第6楽章 Adagio quasi un poco andante

第7楽章 Allegro

それで解ったことは、「14番さん」心優しくて物静かなお方。

ちょっと哲学者風で、物事をとても深く考えていらっしゃっしゃる。

golf130みたいな軽薄でバカばっかり言っている奴と対称的な性格。

また時々、話してみたいな。ちょっと謎めいていて魅力的。

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ベートーヴェン「弦楽四重奏曲第10番《ハープ》」アルバン・ベルクQ.

2009-09-24 22:34:15 | Weblog
今日は、肉離れになってから初めて、会社から最寄駅までの帰り道を歩きました。

今まではタクシーだったのですが、節約と共に、歩いてリハビリもしなきゃ。

自宅から最寄駅までは最近はバスを利用しているのですが、会社最寄駅からはバスが無く普段でも歩くと15分ほど掛かります。

まだ松葉杖の補助が必要で歩みが遅いものですから、今朝は時間が無くタクシー。

帰りに歩いたら、やはり普段の倍の時間が掛かりましたね。

明日は朝も歩きたいと思いますが早く起きられるかが心配。

さて、会社帰り、最寄駅に着き階段を降りている間に、通り掛かった知らない方お二人から、「大丈夫ですか?」と声を掛けられました。

今まで、電車の中で近くに身体の不自由な方やお年寄りがいれば席を譲って来たつもりですが、このように困っていそうな人に能動的に声掛けしていたか、というと全く自信ありません。

ちょっと反省させられました。

アルバン・ベルク四重奏団(EMI盤)

たまに無性にベートーヴェンの弦楽四重奏曲が聴きたくなります。

とは言っても、16曲及び大フーガの全てに耳馴染んでいるという訳では無く、昔から大好きな15番、9番(ラズモフスキー3番)辺りがついついお馴染みさんになっておりました。

さて、ベートーヴェンの作品の中で、交響曲、ピアノソナタ、弦楽四重奏曲が創作の中核をなすということは衆目の一致するところかと思いますが、中でも弦楽四重奏曲は、その構成ゆえとも思いますが、ベートーヴェンの「心の内」が表されている気がしてなりません。

ベートーヴェンの肖像画って、髪を振り乱して厳しい目付きをしている物をよく見るではないですか。

交響曲の多くや中期のピアノソナタなど、この肖像画のイメージと通ずる、情熱的なものが多いですよね。

しかし、交響曲やピアノソナタは、「外部に対してのアピール」の要素も大きい作品で(そりゃ売れなきゃ困りますからね)、実はベートーヴェン本人の気質とはちょっと違っていたのではないか?、などというとんでもないことを今日この「ハープ」を聴いていたら考えてしまいました。

(ピアノソナタでも後期の作はとてつもなく深遠な世界が描いていることは勿論でありますが)

ベートーヴェンというと癇癪持ちで変り者のイメージがありますが、心の内は実はとても穏やかで常識的な人であったのではないかと。

もしかしたら、芸術家として、無意識のうちにパフォーマンスとして変人を演じていた面もあったのではないか?

そんな、全く根拠の無いバカなことを考えてしまうほど、彼の弦楽四重奏曲を聴いていると作曲者の安定した精神を感じ、聴いているこちらも大変安らぐのであります。

上記の通り、昔から耳にタコが出来るほど聴いて来ている15番、9番辺り以外は、あまり耳馴染んでいる曲も多いので、改めて彼の弦楽四重奏曲を聴き込んで行きたいと思います。

まずこの「ハープ」から。

1809年ということで、「運命」や「田園」が完成された翌年の作品なのですね!

しかし、後期の諸作に通ずる深いものを感じる音楽です。

第1楽章 Poco adagio - Allegro

落ち着いた深い情緒を湛えた序奏に、明るく伸びやかな主部が続きます。愛称の由来となったピッツィカートの動機も出現。
力強さもありますが、決して力こぶの入ったものでは無く、精神のゆとりを感じます。

第2楽章 Adagio ma non troppo

何て静かな音楽なのでしょう。澄んだ湖面を思わせる平和で静かな世界。後期の深遠とはまた違った平明な音楽。肖像画のイメージとは全く違いますね。

第3楽章 Prest

「運命」を思わせる力強くリズミカルな動機で開始され、力漲る楽章ですが、長調の明るい光も多く、悲壮感はありません。そして切れ目無く終楽章に続きます。

第4楽章 Allegretto con Variazioni

穏やかな主題に6つのシンプルな変奏が続き、コーダで明るく伸びやかに曲を閉じます。

全集としては唯一の手持ちのアルバン・ベルクQ.盤。

完璧な技巧と美しい音色の素晴らしい名演だと思います。

甘い美音でなく、辛口の演奏でもまた聴いてみたくなりました。

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ドニゼッティ「歌劇《ドン・パスクァーレ》」ワルベルク

2009-09-23 20:41:13 | Weblog
今日で連休も終わり。

5日間ほとんど家の中で寝転がっていたので、明日はちょっと辛そうであります。

今日は家の中で、ちょっと歩いておりましたが、結局外には出ず仕舞い。リハビリで散歩に出るつもりでありましたのに。

まあ今週は残り少ない(土曜日は出勤日ですが)ので何とかなるっしょ。

人生楽天的に生きなきゃね。

エフゲニー・ネステレンコ(バス、ドン・パスクァーレ)、ベルント・ヴァイクル(バリトン、マラテスタ博士)、フランシスコ・アライサ(テノール、エルネスト)、ルチア・ポップ(ソプラノ、ノリーナ)、ペーター・リカ(バス、公証人)、ハインツ・ワルベルク指揮ミュンヘン放送管弦楽団、バイエルン放送合唱団(RCA盤)

今日はワーグナーを聴こうと思っていたのですが、ちょっと時間がなくなってしまったのでピンチヒッター。めちゃ陽気で楽しいドニゼッティのオペラ・ブッファでございます。

こういう楽天的な曲大好きなんです。

愉快なメロディと楽しく美しい歌の競演にただただ酔い痴れることが出来ます。

ストーリーは…よう知らん(笑)。

ストーリーを知らなくてもウキウキするこの音楽を十二分に愉しめること請け合いであります。

ちなみに、資産家の独身老人を結婚をネタに騙すというお話だそうな。興味のある方はググって調べて下され。

えっ、騙し方に興味があって参考にしたいだって(オイオイ)。

しかし、こんな愉快な音楽を作ったドニゼッティですが、晩年は悲劇でした。家族を次々に無くし、精神を病んで寂しく生涯を閉じたのでした。

現代の我々としては、ドニゼッティの遺してくれた愉快極まりないオペラ(「愛の妙薬」も最高っす!)をせいぜい楽しもうではありませんか。

演奏は、度々来日してお馴染みのワルベルク指揮によるドイツ系を中心としたちょっと重めの演奏ですが、ポップ、ヴァイクル、アライサといった名歌手の声の競演が堪能出来ます。

ロシア人歌手ネステレンコの重量級の歌は、ちょっとイタオペっぽく無い感じですが、立派な歌唱はこれはこれで素晴らしいものだと思います。

そして何より、ルチア・ポップ。資産家老人がコロっと騙されちゃうのも当然ですね。上品な美しさ。素敵過ぎます!

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バッハ「マタイ受難曲」クレオバリー

2009-09-22 22:00:48 | Weblog
今日は、先週の金曜日以来4日振りに外に出ました。

丸々三日間ヒッキーだったことになりますな(笑)。

もっとも、外に出たと言っても、普段なら10分もあれば十分行って帰って来れる店に夕方ちょっと小物を買いに行ったのみ。

松葉杖の補助で右足を庇いながら歩いたので、普段の2、3倍の時間が掛かりました。

明日はもう少し歩いて、明後日からの出勤に備えねば。

ところで、久しぶり?に外に出たらもうすっかり秋の気配なんですね。

まあ、超暑がりの私はハンカチで汗を拭き拭き歩いておりましたが。それでも秋の夕方の涼しい風が。

なのにぃ~~、蚊がやたらにいるのです。

普段であれば、こんちくしょう~、うんちくしょ~!とひっぱたくなり、腕を振り回すなり、走るなりして刺されないようにするところ。

ところが、松葉杖で両手が塞がれている上、歩みも遅いものだから蚊の格好の餌食。だいぶ刺されました。

しかし、こんなに刺されたの一体いつ以来?

最近、冷房が利いている所が多い所為か、蚊が激減したのか?(そんなこと無いだろ)、蚊に刺されることが非常に少なくなった気が致します。

歳とって、不味くなったから蚊も食わないんじゃない。(ゴラア~~~!)

ロジャーズ・カーヴィー=クランプ(テノール、福音史家)、マイケル・ジョージ(バス、イエス)、エマ・カークビー(ソプラノ)、マイケル・チャンス(カウンターテナー)、マーティン・ヒル(テノール)、デイヴィッド・トーマス(バス)、ステファン・クレオバリー指揮ブランデンブルク・コンソート、ケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団、ケンブリッジ・ジーザス・カレッジ合唱団(BRILLIANT CLASSICS盤)

最近始めた「もっと日常的にマタイを聴こう!運動」(笑)の一環で、先日購入したCD。

松葉杖状態の為、会社帰りに近場のショップで、まずはBRILLIANT CLASSICSのお安いやつを。

このディスク、カークビーがまずは注目。

他にマイケル・チャンス、マイケル・ジョージという古楽系歌手の名前が見られ、透明度の高いオリジナル演奏を期待。

クレオバリーの指揮は、以前図書館でフォーレのレクイエムのCDを借りたことがあり、さして特徴は無いが真摯な演奏だった印象。

さあ、どうでしょうか、このマタイは?

まだ1回聴いただけで、聴き込めばまた印象変わって来るのかもしれませんが、残念ながらちょっと希薄なイメージで感動が今一盛り上がって来ない。

カークビーは澄んだ清らかな声でとても良いのですが、残念ながらこの曲ソプラノの出番が少ない。

福音史家は、他の曲ならまだ良いのかもしれませんが、この曲ではちょっと緩い印象。

バスとカウンターテナーはまあまあ。

澄んだ合唱は良いですよ。

全体を纏めるクレオバリーの指揮は、ちょっと平板で散漫な印象。ピリオド楽器だがキレが今一。

廉価盤レーベルとしては、先日抜粋を聴いたARTE NOVAのダウス盤の方がずっと上という印象。(ダウス盤隠れた名盤かも。いずれ全曲盤を入手したい)

さあ、次はどの演奏を買おうかな?

(今、またクレオバリーのこの演奏再聴取中です)

【追記】
2回目を聴いたら、これ決して悪い演奏で無いと思えて来ました。
静かにキリストの受難を歌う演奏ですね。
それにしても、やはりマタイは凄い曲です。
「もっと日常的にマタイを聴こう!」です。

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ベッリーニ「歌劇《ノルマ》」カラス、フィリッペスキ、セラフィン

2009-09-21 20:23:57 | Weblog
今日も結局終日寝っ転がって、無益な休日を過ごしておりました。

足のリハビリの為、少しは近所に散歩でもしようかとも思っていたのですが。

でもまあ、今回のシルバーウイークにはほんと助かりました。

足のケガの回復には絶好の休暇でありまする。

この休暇中に少しは本でも読もうと思っていたのですが、今日も、音楽、携帯でネットサーフィンに終始してしまいました。

明日は少しは起き上がってリハビリもせねば。

マリア・カラス(ソプラノ、ノルマ)、マリオ・フィリッペスキ(テノール、ポリオーネ)、エベ・スティニャーニ(メゾソプラノ、アダルジーザ)、ニコラ・ロッシ=レメーニ(バス、オロヴェーゾ)他、トゥリオ・セラフィン指揮ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団(DOCUMENTS盤)

激安(最近こればっかだなあ~(笑))カラスオペラBOX(他にルチア、椿姫、トスカ、カヴァレリア・ルスティカーナの10枚組で2,400円ほどでした)で未聴だった最後の1曲。

1954年のスタジオ録音(モノラル)。

カラスのノルマには、コレルリと共演した1960年のステレオのスタジオ録音があって、カラスの代表作の一つとなっているようです(未聴)。

今まで所有していたのは、1952年のライブ盤(グイ指揮)。これも演奏は素晴らしいのですが、録音が悪く(持っているのが正規のEMI盤ではなくSAKKARIS盤(知らん)だからでしょうか?)、モノラルと言えどもこの1954年盤のしっかりした音質でカラスの名唱が聴けるのはうれしい限りです。

「ノルマ」って、クラシック聴き始めた頃、一番最初に好きになったオペラです。初恋のオペラ。

当時、オペラ特にイタオペって「ケバイ」イメージがあって、積極的には聴かなかったですね。

交響曲や協奏曲を中心とした器楽曲がほとんどでしたし、声楽曲でもレクイエムなどの宗教曲程度。

非常にストイックなクラヲタであった訳です。

そんな中、FM放送から流れて来たこのオペラの美しさには強く魅了されてしまいました。

なんて綺麗な人、じゃなかった、曲なんだろう~。

厨房の心は鷲掴みされてしまいましたね。

夭折した天才作曲家の美しい歌に満ちたこのオペラに。

当然LPを欲しいと思ったはずですが、当時はまだオペラの廉価盤は無かったはずで、レギュラー盤の組物となるとなかなか手の出ない代物でありました。

その後、次から次に聴きたい曲、演奏が現れ、結局ようやくディスクを入手したのは10年ほど前、1952年のグイ盤でした。

このライブ録音(今改めてちょっと聴いてみています)でも、カラス絶頂期の歌唱を味わえますが(グイの文字通りグイグイ押して来る様な勢いのある指揮も良い)、やはり少しでも良い録音だと格別ですね。

マリア・カラスの当り役の一つノルマ。

ちょっと時代を感じる歌唱かも知れませんが、圧倒的な歌唱力と強い声を堪能致しました。

初恋のオペラの美旋律とともに。

ちなみに、1952年のグイ盤も途中まででは気持ち悪いので、結局最後まで聴いてしまいました(笑)。

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