golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

ブラームス「交響曲第2番、ハイドンの主題による変奏曲」S=イッセルシュテット

2010-09-29 22:34:51 | Weblog
今朝の出勤時は久しぶりに1駅手前で降り、いつもとは全く違ったコースで出勤しました。

道のそれぞれは何回も歩いたことのあるのですが、歩く方角や時間帯が違うと風景がかなり違って見え、また新たな発見もいくつかありました。

へえ、こんな所にこんなモニュメントがあったんだ!とか、この通りに道の名前を印したゲートが付いていたんだ、等々。

時間に余裕のある日はまた別ルートを歩いてみましょう。

ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮北ドイツ放送交響楽団(DOCUMENTS盤)

昨日に引き続き、シュミット=イッセルシュテットのブラームス交響曲全集から。

第2番は、「最愛の交響曲」。ブラームスに限らず、知っている交響曲の中でもトップレベルの大好きな作品であります。

ブラームスの「田園」とも呼ばれ、作曲の地ペルチャッハの美しい自然を投影していると言われる伸びやかで明朗な雰囲気と落ち着いた佇まいが堪らないのであります。

思い返せば、刷り込みはLP時代フルトヴェングラー、ロンドン・フィル盤。

その後、ジュリーニ、フィルハーモニア管盤でこの曲に対する偏愛は決定的なものになりました。

奇しくも、どちらもイギリスのオケ。

ドイツ音楽としての堅固な構えの中にも弦の美しい響きも重要ポイントとなっているこの曲には、意外にイギリスのオケも合っているのかもしれませんね。

さて、純ドイツコンビによるこの演奏はどうでしょうか…。

ステレオ録音ということで、昨日の第1交響曲よりずっと良い音を期待したのですが、あまり良い音では無いですね。

録音故か、オケそのものの所為か、やや粗削りに聴こえます。第2楽章などもっと美しい弦の響きを聴きたいと思う。

しかし、質実剛健で大らかな流れの演奏は好きなタイプ。

トゥッティの力感に不足もありません。この曲、第1楽章、第4楽章など結構力強い音楽も含んでいますからね。

若干の不満はありましたが、大好きな曲を十分楽しめる演奏でした。

交響曲は、1967年ステレオ・ライブ。

変奏曲は、1962年モノラル・ライブ。

渋味のある音色と滋味豊かな演奏により、「ハイドンの主題による変奏曲」って、こんな良い曲だったんだと再認識しました。秋の風情にマッチした音楽ですね。

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ

ブラームス「交響曲第1番、大学祝典序曲」S=イッセルシュテット

2010-09-28 21:57:06 | Weblog
「お腹がつる」なんて事ありません?

所謂、足がつるのお腹の筋肉バージョンであります。

私、たまにあるんですよ。

昨日もCDショップを覗いていたら、右脇腹の筋肉に緊張感が…。

ヤバイと思い、さすったり、伸ばしたりして本格的につるのを回避しました。

やはり、メタボ腹が原因でしょうか。

減量を 分かっているが 食欲の秋

ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮北ドイツ放送交響楽団(DOCUMENTS盤)

今日、会社帰りに購入。ブラームスの交響曲全集(+いくつかの管弦楽曲)4枚組1,155円。

以前ショップで見掛け、昨日買おうかなと思っていたディスク。

昨日は残念ながら無かったのですが、今日別の店舗にありました。

価格が安いのも勿論重要な要素なのですが、分厚いドイツ風の演奏を聴きたかったのです。

昨日のバーンスタイン、ウィーン・フィル盤は非常に完成度の高い美しい名演ですが、この交響曲は「武骨でもいい、ダサくってもいい、オケも多少下手でもいい」ので、骨太の演奏が似合う側面も大きいと思うのです。

この演奏、正にその意に適ったり!

しかし、S=イッセルシュテットはただ泥臭い演奏では無く、音楽の流れは自然。

特別な作為無く、厚手の音が流れていきます。

しかし、決して淡々としてはおらず、熱い、熱い流れ。

ずっしりとした手応えのある熱演。

放送用の1967年のモノクロ・ライブで、お世辞にも良い録音とは言えないけれど、聴き終わった後、確かな充実感があります。

序曲は、1970年のステレオ・スタジオ録音。

こちらも同路線の力演。

2番以降も楽しみです。

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ

ブラームス「交響曲第1番、大学祝典序曲」バーンスタイン

2010-09-27 23:11:45 | Weblog
どうも、納期が迫らないと物事に着手しない性格でいかんですわ。

7月に某簡単な資格試験を受け(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/e823832eb7c890863ce9ddb4d56a9e28)、勢いでその一つ上級も受けようとすぐテキストを購入しました。

内容を見ると、受験した級と重複する部分も多く、ちょっと勉強すれば楽勝楽勝との認識。

受験した級は問題無く合格したし、その上級の試験日まではまだ日数もだいぶある、と安心しておったのであります。

ところが、テキストをざっと1回読んだだけで、あと何にもやっていなかったのです。試験日はもう来週だと言うのに…。

休日の多い先週やろうと思ったのだけれど…。

まあ、別に受からなかったからどうということも無いのですが、折角受験料も払って申込みした試験、残り1週間ほど追い込みで勉強致しましょう。

ということで、(自宅に帰るとやらないのが目に見えているので)帰り掛け某ハンバーガーショップに寄り、このCDを聴きながらテキストなんぞを読んでおったのです。

ところがですなあ、罪作りなのはこの演奏であります…。

レナード・バーンスタイン指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(GRAMMOPHON盤)

前にも書きましたが、クラシックを聴くようになって「最初に好きになった交響曲」。思い出の曲であります。

今でも懐かしさと共に聴く大好きな曲。

CDは数枚しか持っておりませんが、何れもちょっとしっくり来ない所もある録音。

先日、ブックオフで名演の誉れ高いこのディスクを見付け購入。

それでぇ~、何が罪作りかってえと、この演奏すんごくええんですわ。

ウィーン・フィルの美質を最大限活かしたしなやかな美しさと力感が絶妙なバランスで同居。

とっても良くって、この曲の他の演奏もまた欲しくなり、居ても立ってもいられなくなり、勉強を早々に切り上げ、CDショップへGO!

某ラジオの受験講座のテーマ音楽でトラウマになっていた(笑)大学祝典序曲もシンフォニックで俗っぽさが無くgood。

しかし、ブラームス交響曲全集の廉価盤でも買おうと思って行ったCDショップも、今一つ触手の動く物が無く結局購入断念。

ブックオフにも寄ってみたけど、ここにも無し。

また明日、別の店に寄ってみましょう。

う~ん、また勉強出来ない懸念が…。

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ

コルンゴルト「歌劇《死の都》」セーゲルスタム

2010-09-26 22:37:58 | Weblog
今日は、書道展なんぞに行って参りました。

アマチュア書家である父が入賞したため。

父は、たまに展覧会に出しては賞を頂いたりしております。

ところが、私は全く駄目で超乱筆。

会場に入って、まず受付でビビっちゃいました。

来場者の記名簿があるのですが、当然の事ながらこれが筆なのですね。

達筆の名前がいくつも並んでいる…。

緊張。

筆を持つなんざ、一体何十年振り?

墨を付け過ぎて、ボテっとした前衛的な?記名が完成致しました。

書の良し悪しなど鑑賞眼を持ち合わせていないのですが、素人目に見てもなかなか美しいなと思う作品が色々ありました。

展覧会後、まだ明るい内からやはり酒飲みの父と会場最寄駅近くで一杯。

まだ、ホークスの優勝が決まっていない時でしたが、もう少し遅い時刻であれば、やはりホークスファンの父と祝杯があげられましたのに。

福岡ソフトバンクホークス優勝\(^O^)/

トーマス・スンネゴード(テノール)、カタリナ・ダレイマン(ソプラノ)、アンデルス・ベリストレム(バリトン)、レルフ・セーゲルスタム指揮スウェーデン王立歌劇場管弦楽団、合唱団、トムトベリャ学校合唱団(NAXOS盤)

前からずっと聴きたかった曲。

先日、ブックオフで500円で見付けました。

「モーツァルトの再来」とも言われた早熟の天才エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト(1897~1957)の23歳の初演作品。

プッチーニの延長線上で更に後期ロマン派色を濃厚にしたような音楽ですね。

また、2回目を聴いている途中なので、真価は分かりませんが、聴きだして早々にこれは素晴らしい傑作と感じました。

爛熟したロマン派音楽とともに、後年ハリウッドで活躍する映画音楽作曲家としての親しみ易さも兼ね備えています。

聴き込んでみたい作品です。

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ

シューベルト「白鳥の歌」他、フィッシャー=ディースカウ、ムーア

2010-09-25 21:20:10 | Weblog
実は、会社の仲間とちょっと秘密プロジェクトをやっております。

と言っても仕事とは全く関係ありませんが。

(仮称)「ヒット曲???製作プロジェクト」(笑)。

数ヶ月前に、一曲作ったのですよ。

私が30分ほどでチョロチョロと演歌調の詞もどきを書いて。

ところがこれが評判悪かった。

曰く、「暗過ぎる!」って。

何人かに作曲を断られる。

漸く作曲者が見付かって曲は出来たが、今度は歌ってくれる人がいない。

結局、作曲者(勿論、素人)の弾き語りで録音。

大胆不敵にも、ダメ元でレコード会社にCDも送ってみたけれど、当然なしのつぶて。

ちなみに、作詞者(私)と作曲者はお互いに顔を知らないのであります。当プロジェクトリーダーの先輩経由での作曲依頼。

そして、今度は第二弾。

職場に昔バンドをやっていた後輩がいて、当プロジェクトリーダーのコンセプトに基づき彼が作詞作曲。

2番と4番を空けておいてくれたので、私が1時間ほどでチョロチョロっと作詞。先ほどメール致しました。

ボーカロイドに歌わせるべく、彼が今設定してくれています。

今度は、子供から大人まで楽しめる愉快な曲です。

それでは、来年の「紅白」をお楽しみにって(爆)。

こんなアホなこともやっております。

ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、ジェラルド・ムーア(ピアノ)(EMI盤)

EMIのフィッシャー=ディースカウ11枚BOXから。

1.白鳥の歌
2.草原の歌
3.セレナード「聞け、青空にいるひばりを」
4.孤独

歌曲集「白鳥の歌」の余白に3曲が収録されています。

やはり、作詞するにゃ「歌曲王」の歌を聴きながらとかが良かろうか(笑)と取り出したCDです。

愛の使い/戦士の予感/春の憧れ/セレナード/すみか/遠い地にて/別れ/アトラス/彼女の肖像/漁師の娘/都会/浜辺にて/影法師/鳩の便り、の14曲から成る「白鳥の歌」。

シューベルトが連作歌曲として作曲した物では無く、レルシュタープ、ハイネ、ザイドルという3人の詩人の詩に付けた歌をシューベルトの死後纏めて出版された物だけれど、一つの歌曲集として結構良くまとまっていると思うのです。

最終曲の「鳩の便り」が、趣きが違って違和感あるとも言われますが、シューベルトの遺作を一つの曲集として纏めてくれたことに感謝。

何時聴いても、「完成された」一つの素晴らしい歌曲集として味わえます。

「影法師」の沈鬱さを「鳩の便り」の飛翔感で晴らす終り方だって決して悪く無いと思います。

フィッシャー=ディースカウは、この曲集を4回ですか?録音しているようですが、ここでは1962年のまだ若々しい声です。

「草原の歌」と「孤独」は初めて聴いたかもしれません。

「草原の歌」は、文字通り伸びやかで柔らかな肌合い。

「孤独」(D620)は、19分弱の深い美しい曲。

ピアノ伴奏の附点リズムが印象的な、「聞け、青空にいるひばりを」(きけ、きけ、ひばり)は、何時聴いても楽しい曲。ただ、その楽しさの影にどこか表裏一体の寂しさも感じるのが如何にもシューベルト。

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ

バッハ「カンタータ第105,179,186番」鈴木雅明

2010-09-25 01:11:07 | Weblog
だいぶ涼しくなりましたね。

しかし、超暑がりの私にはまだまだ暑い。

昨夜は、「白上げて、赤上げない」ならぬ「冷房掛けて、布団掛けない」状態でほとんど寝ておりました。

それでも、結構な寝汗を…。

まだまだ、暫くは冷房無しでは過ごせません。

ミア・パーション(ソプラノ)、ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)、櫻田亮(テノール)、ペーター・コーイ(バス)、鈴木雅明指揮バッハ・コレギウム・ジャパン(BIS盤)

第105番「主よ、汝の下僕の審きにかかずらいなもうなかれ」
第179番「心せよ、汝の敬神の偽りならざるかを」
第186番「魂よ、つまづくなかれ」

3曲とも初めて聴くカンタータかな?

いずれも、有名カンタータとは言えないかと思いますが、ここでもまたバッハの素晴らしい音楽が聴けます。

中でも、第105番は傑作。

前奏曲とフーガの形式の合唱。これだけで1つの曲として存立出来る盛り上がりと様式感を有していますね。

アルト(カウンターテナー)のレチタティーヴォを経て、3曲目ソプラノのアリア。オーボエと細やかな弦に彩られ、不安と安らぎがない交ぜになったように歌う様は絶品。

続くバスの、アリアの様に表情豊かなレチタティーヴォ。

喜ばしいテノールのアリアを経て、弦の伴奏が不安感を掻き立てる特異な響きが魅力的なドラマチックなコラールで終曲。

約20分と短い曲ながら、聴き所満載です。

いやいや、第179番だってなかなか。

伸びやかの中に半音階進行が翳りを与える壮麗な合唱に始まり、レチタティーヴォを経てテノールのキリリと引き締まったアリア。

バスのレチタティーヴォに続くソプラノのアリア。2本のオーボエ・ダ・カッチャを伴い憂いの表情で歌い、最後コラールが締めくくる。

2部構成でやや長い第186番にも魅力的な音楽が詰まっている。

先の2曲に比べると緊迫感には欠けますが、その分気楽に聴ける穏やかな音楽です。

特に、第2部第4曲ソプラノとアルトのデュエットによるアリアは、オペラ・アリアの様な華のある音楽。

今日も、「バッハ・カンタータは宝の山」を実感しました。

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ

「無秩序の喜び~17世紀英国の2声部のコンソート」メメスドルフ、シュタイアー

2010-09-23 20:18:34 | Weblog
タイトルの入力を間違えそうになっちゃいました。

「2声部」という所を「2位西武」に(笑)。

今日も福岡ソフトバンクホークスは勝って4連勝!

現在、1位西武は楽天にリードを許している。

このまま行けば、ホークスが1位に踊り出て、2位西武。

頑張ってくれ、楽天さん!

ペドロ・メメスドルフ(ブロックフレーテ)、アンドレアス・シュタイアー(チェンバロ)(Deutsche Harmonia Mundi盤)

DHM50枚BOXからです。

17世紀イギリスの小品が集められています。

1.作曲者不詳「冷たい地面の上で」
2.作曲者不詳「王女の喜び」
3.作曲者不詳「色目使いのカラリーヌ」
4.ウィリアム・ロウズ(1602~1645)「なぜそんなに青ざめて」
5.ヘンリー・ロウズ(1596~1662)「生きる」
6.作曲者不詳「ジーグのティューン」
7.作曲者不詳「ケンプのジーグ」
8.二コラ・マティス(17世紀)「トランペットを模したパッセージ・エアーと小品第4番」
9.作曲者不詳「イザークのウジ」
10.作曲者不詳「ウァルハム修道院」
11.作曲者不詳「マルボロ」
12.作曲者不詳「グラネディールのマーチ」
13.作曲者不詳「太陽の栄光」
14.マシュー・ロック(1630頃~1677)「ファンタジー」
15.マシュー・ロック「組曲イ短調」
16.作曲者不詳「魔女の踊り」
17.作曲者不詳「サチュロスの仮面劇」
18.作曲者不詳「シンフォニー」
19.作曲者不詳「アドソンの仮面劇」
20.作曲者不詳「キューパラリー」
21.作曲者不詳「サラバンドとスコットランドのテューン」
22.ヘンリー・パーセル(1659~1695)「トッカータ イ短調」
23.ヘンリー・パーセル「プラント、グラウンド イ短調」
24.作曲者不詳「静かなグランド ニ長調によるダブリンで奏された」
25.作曲者不詳「ブラック・ジョーク」
26.ヘンリー・パーセル「グラウンド ニ短調」

これはとても素敵な一枚。

悠久の昔、遥かに離れた英国の地の音楽なのだけれど、どこか懐かしい。

優しく、親しげな音楽の数々。

名手2人の演奏がまた素晴らしい。

舌を巻く上手さのメメスドルフの笛の音。

シュタイアーの切れ味鋭くアクセントの聴いた多彩な音色のチェンバロ。

秋の月夜の晩に静かに聴くのにピッタリのCD。今日は雨ではありますが…(笑)。

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ

プッチーニ「歌劇《修道女アンジェリカ》」セラフィン

2010-09-21 23:41:25 | Weblog
夕方秋葉原まで外出したので、ブックオフをチェック後、久しぶりに石丸電気へ寄ってみました。

「クラシック&ジャズ館」は在庫も豊富で、輸入盤一枚一枚に日本語の背表紙が付いているのも、探し易く親切。秋葉原へ行けば、必ずと言って良いほどチェックする店舗でありました。(ジャズには特別興味無いので、クラシックコーナーのみ)

ところが、その「クラシック&ジャズ館」が無くなっている!

仕方ないので、道の向かい側のソフト本店へ。

案内板に拠れば、6階がクラシックコーナー。

そう言えば、昔この館にクラシックがあったよな、と思いながらエスカレーターを上る。

後から知ったのですが、「クラシック&ジャズ館」が閉館して、こちらに移設になったのでした。

狭い複数フロアから広い1フロアになったので、実際は在庫量に変化無いのかもしれませんが、心理的には量が減ったようにも感じました。

閉店間際でじっくり見られなかったのが残念。

また今度ゆっくりチェックしましょう。

最近、HMVの相次ぐ閉店などもあり、「クラシック&ジャズ館」の閉館もCDが売れなって来た影響なのかなあ、と寂しく思いました。

ビクトリア・デ・ロス・アンへレス(修道女アンジェリカ)、フェドーラ・バルビエリ(公爵夫人)、ミーナ・ドーラ(修道院長、修練長)、コリンナ・ヴォッツァ(修女長)、リディア・マリンピエトリ(修道女ジェノフィエッファ、看護修道女)、サンタ・キッサーリ(修道女オスミーナ)、アンナ・マルカンジェリ(修道女ドルチーナ)他、トゥリオ・セラフィン指揮ローマ歌劇場管弦楽団、合唱団(EMI盤)

一昨日の「外套」に続く「三部作」の2曲目。

1957年のモノラル録音。

この3枚組は、3作違う指揮者の演奏が収録されており、これはセラフィンの指揮。

ドラマチックな「外套」とはうって変わって抒情的なオペラであります。

「外套」がレオンカヴァルロの「道化師」に近いとすると、こちらはマスカーニ「カヴァレリア・ルスティカーナ」でしょうか。

登場する歌手も皆女性。

まだ、3回目を聴いている段階ですが、聴き込めば結構好きになりそうなオペラ。

それにしても、こういう「(CD)1枚物オペラ」は有難い。

普段なかなかオペラを聴く時間がありませんが、これなら通勤の片道で聴けますので。

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ

ブルックナー「交響曲第8番」インバル

2010-09-20 22:24:21 | Weblog
奇跡は起こるか?

起こってくれぃ!

ソフトバンクホークスの大逆転優勝であります。

3.5ゲーム差を付けられ迎えた首位西武との3連戦。

嗚呼、こりゃもうだめか、と思いましたよ。

ところが、いずれも逆転による3連勝!

0.5ゲーム差と肉薄致しました。

依然首位で、残りゲーム数も多い西武が有利な状況に変わりありませんが、残り3試合も勝利して奇跡の逆転優勝を飾って欲しいものです。

物心ついて以来、うん十年来のホークスファンとしては切に願っております。

打線と共にこの躍進を支える投手陣は、攝津(せっつ)、ファルケンボーグ、馬原(まはら)という「勝利の方程式」に加え、称賛されるべきはそこに至るまでの中継ぎ陣。

先発が崩れても、甲藤(かっとう)、森福(もりふく)、金沢といった投手がきちんと試合を立て直ししてくれています。

昔のプロ野球は、先発ピッチャーに続く2番手以降は最後のクローザーを別格として、どうしても「格落ち」感がありましたが、今は全く違いますね。

先発投手に負けず劣らず、場合によっては先発を凌ぐ中継ぎ投手が試合を引き締まったものにしてくれています。

交響曲で言えば、第1楽章、第4楽章も勿論重要だけれど、名曲と認定される為には第2、第3楽章も非常に大きな役割を果たしているのです。(と、無理矢理音楽に結び付ける)

いずれにしても、祈念ホークス優勝!

エリアフ・インバル指揮フランクフルト放送交響楽団(TELDEC盤)

年の初めにディスクユニオンの100円市で入手したCD。

「第1稿」による演奏。

時々聴き慣れない箇所が現れるが、このとてつもなくスケールの大きい音楽を前にすると、版の違いなど些細な事はどうでも良く思えて来てしまいます。

そして、この曲でも「中継ぎ楽章」は素晴らしい音楽。

第2楽章は、ブルックナーを象徴するスケルツォ。「野人」ブルックナーの真骨頂。素朴さと荒々しさが混ざったブルックナーしか書けない音楽。

そして、感動的な第3楽章アダージョ。息の長い弦にハープが絡む箇所など涙が出そう。

この中継ぎ2楽章が屈指の音楽だからこそ、第1、第4楽章の巨大さがより映える。

インバルの明晰な音楽は、ブルックナーの音楽に茫洋とした巨塊を期待される方には、或いは違和感あるのかもしれませんが、私は好きですこの演奏。

一見クールな中に、真摯な音づくりと熱い情熱のたぎる演奏です。

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ

プッチーニ「歌劇《外套》」ベレッツァ

2010-09-19 23:47:59 | Weblog
「バイオハザードⅣ」を見て参りました。

先日の、「トイ・ストーリー3」(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/dc7d50518d31f1e4231f518f69287a84)に続く3D映画の視聴。

同じ映画館で、同じ3Dメガネでしたので、全く違和感無く見ることが出来ました。

こういうアクション物だと3Dはド迫力で見応えありますね。

Ⅰ~Ⅲは見ていないし、「次回に続く」といった終り方でしたので、テレビの連続ドラマの途中の1回だけを見たような不完全燃焼感もありましたが。

ティト・ゴッビ(バリトン、ミケーレ)、ジャチント・プラデッリ(テノール、ルイージ)、ピエロ・デ・パルマ(テノール、ティンカ)、プリニオ・クラバッシ(タルパ)、マーガレット・マス(ソプラノ、ジョルジェッタ)、ミリアム・ピラッツィーニ(メゾソプラノ、フルーゴラ)、レナート・エルコラーニ(歌い手)、ピエロ・デ・パルマ、シルヴィア・ベルトーナ(二人の恋人)、ヴィンツェンツォ・ベレッツァ指揮ローマ歌劇場管弦楽団、合唱団(EMI盤)

昨日ブックオフで購入したディスク。プッチーニの「三部作」3枚組で500円でした。

「外套」、「修道女アンジェリカ」、「ジャンニ・スキッキ」の3作から成る「三部作」。気にはなっていましたが、今まで未聴。

ラッキーな発見をしたので迷わず購入。

1955年のモノラル録音ですが、しっかりした音で鑑賞に支障は感じません。(ジャケットはステレオとなっており、ステレオ・プレゼンスが加えられているのでしょうか?)

初めて聴くこのオペラ、レオンカヴァルロの「道化師」を思わせるドラマチックなヴェリズモでとても気に入りました。

調性崩壊を予感させるような不協和音も少しですが聴けるのも好み。

ゴッビ以外は、指揮者も含め初めて名前を聴く人達ですが、往年の名歌手でしょうか、しっかりした歌唱と引き締まった表現で、この曲の魅力を教えてくれました。

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ