golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

2010年特に印象に残ったCD

2010-12-31 22:52:11 | Weblog
今日はタイヤ交換に行ったのですが、結構混んでいて20分位と言われたのに結局1時間ほど待たされました。

まあ、でも安くしてくれたから良いか。

別に待ち時間が長かったから値引いてくれたのではなく、お金をあまり持っていかなかったのが結果正解。

タイヤ交換など暫くしていなかったもので、まあ3万もあれば足りるだろうと思って免許証入れに諭吉3枚だけ入れてカーショップへ行ったのです。

ところが、安いタイヤは在庫が無い(ほんまかい?)とのことで、勧められたのが工賃入れて35,000円ほどの品。(最初はもっと高いやつを勧められました)

しかし、3万以外には小銭入れに1,000円ちょっとしか無い。

キャッシュカードやクレジットカードも持って来ていないし、家にお金を取りに帰るのも面倒。

どうしようか躊躇していたら、電卓叩いて32,500円を提示されました。

それでも足んないんですね~。

これしか持っていないんです、と小銭入れの中身も見せる。

結果的に粘り勝ち。31,000円にして貰えました。

買い物に行く時はギリギリしか持っていかない、のが正解みたいですね。

さて、今年聴いたCDで特に印象的だった物を思い付くまま挙げてみます。(旧譜も多いですが)

☆ヴィヴァルディ「四季」、ルベル「四大元素」ベルリン古楽アカデミー

掲載記事→http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/5bb9428699992e83f5315cc942c5335c?guid=ON

聴き飽きたつもりだった「四季」が、こんなにも新鮮で面白く聴けたのは初めてでした。LP時代にホグウット盤で驚愕した「四大元素」が冒頭のカオス以外も素晴らしい曲であることを初めて認識しました。

キレ味と重厚さを併せ持ったベルリン古楽アカデミーに注目させられた一枚。

☆ペルト「鏡の中の鏡」

掲載記事→http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/dc7e4dafd30a42e4a8bac65bcd3fb00e?guid=ON

やや暗めで寂しげな曲という印象のペルトでしたが、春の柔らかな日差しを思わせる癒しの音楽に感激しました。

☆リゲティ「ピアノの為の練習曲集」エマール

掲載記事→http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/2231ebff086769fe14d7adf3e2954c09?guid=ON

格好良過ぎ!超絶技巧に酔いました。

☆ハイドン「オルガン協奏曲」

愉し過ぎ!ネット注文のついでに、さして期待もしないでポチした物が宝でした。

☆メシアン「ニワムシクイ」ウゴルスキ

掲載記事→http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/3cbe12c4be38498e9f552ebffb1482fe/?guid=ON

図書館で何回も借りているCDです。

カップリングの「鳥のカタログ」共々、手持ちの他演奏を聴いているのですが、ウゴルスキ盤が鮮烈過ぎて…。

輸入盤だと安いのですが、国内盤にはどこでどういう鳥が登場するのかという詳細なブックレットが付いているのが大きな魅力で…。いまだに購入を迷っております。

他に、ヘレヴェッヘとBCJのバッハの宗教曲はこれは別格かもです。

本年、色々お世話になりました。

来年もまた宜しくお願い申し上げます。

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ヴィヴァルディ「協奏曲集《田舎風》、《ごしきひわ》他」ムジカ・アド・レーヌム、フロリレジウム

2010-12-30 23:13:19 | Weblog
昨夜カラオケへ行って改めて認識した大きな反省点は、最近レパートリーを増やしていなかったこと(笑)。

ここ数年、持ち歌が増えていないのであります。

で、今日ネットで検索して、「新ネタ候補」を選出致しました。

「ウケ狙いのJ-POP」が私のレパートリーの中心。

へぇ~、こんなのあるのかよ~!と笑いを取れる歌などを中心に習得に努めております。

人によっては、「引かれる」ケースも多いですが…。

今日、何曲か新しい候補を見付けました。

最近は、YouTubeとかあるのが有難いところ。

内、1曲はメロディも簡単で、即戦力の目処が立ちました。

今度会社の仲間でカラオケ行った時に歌ってみましょう。

受けるのは間違いありません!

失笑かもしれませんが(爆)。

ムジカ・アド・レナム(1~6)、フロリレジウム(7)(BRILLIANT CLASSICS盤)

ブックオフで3枚組500円で調達したディスクから未聴だった3枚目。

1枚目がコンチェルト・イタリアーノ(ヴァイオリン:ビオンディ!)、2枚目はイル・ジャルディーノ・アルモニコ、そしてこの3枚目はレイチェル・ポッジャー率いるフロリレジウムも登場という豪華な顔ぶれ。

1枚目→http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/da5bcb1e962263507f77463e40575170?guid=ON

2枚目→http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/6e57069d1002d1776be0e9a9484f2a97?guid=ON

収録は、次の7曲。

この3枚組は激安なのは良いのですが、ブックレットが入っていない(中古だからでは無く、元々無いらしい)のみならず、ケースでの曲名表示がこの3枚目については作品番号表示もありません。(この為、下記でRV番号の後ろに「?」を付けた曲は、調性から推測したものです)

ブックレット無くても良いのですが、作品番号位は記載して欲しかったですね。

1.弦楽の為の協奏曲「田舎風」RV151
2.チェロ協奏曲 ト短調 RV416?
3.フルート(フラウト・トラヴェルソ)協奏曲「ごしきひわ」RV90
4.2つのフルート(フラウト・トラヴェルソ)の為の協奏曲 ハ長調 RV533?
5.ヴァイオリン協奏曲 ト短調
6.フルート(フラウト・トラヴェルソ)、ヴァイオリンとチェロの為の協奏曲 ニ長調
7.フルート(フラウト・トラヴェルソ)、ヴァイオリンとチェロの為の協奏曲 ニ長調

何れもイキの良い古楽器演奏で愉しいこと、この上ありません。3枚のCD中でも特に良い出来かも。

選曲もバラエティーに富んでいます。

独奏者も皆素晴らしいのですが、特に印象に残ったのが3人。

まず、チェロのバラージュ・マーテー。

野太い音色と軽やかな弾きぶりの組合せの妙もあり、とても楽しく聴けました。この人、最近は指揮もしているのですね。

そして、トラヴェルソのイェド・ヴェンツ。

金属のフルートと比べて弱さを感じてしまうこともあるトラヴェルソですが、特有の柔らかさにフルートのような輝かしさも加わり、滑らかな素晴らしいテクニックで名手と思いました。

そして、最後の曲のヴァイオリン独奏はポッジャーらしいですね。(ジャケットの表記が違うらしい)

トラヴェルソが主役の曲ですが、澄んで軽やかに走り回るオブリガート的なヴァイオリンが心地よいです。

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ドヴォルザーク「交響曲第9番《新世界より》」コリン・デイヴィス

2010-12-30 00:40:44 | Weblog
今日は毎年恒例、中学校の同窓忘年会でした。

気の置けない仲間との宴会はいつもとても楽しいのだけれど、歳故、病気の話とかも多くなって来るのが、ちと悲しいところ。

一緒に飲んでいた仲間でも、既に鬼籍に入ってしまった人もいますし。

いつまでも、この楽しい皆と飲みたいなあ、と改めて思った日であります。

二次会はカラオケ。

幸か不幸か(笑)、まだ私の歌の洗礼を受けていない友人(カモとも言う(笑))が一人いましたので、「あいつにマイクを渡すな!」という声を振り切って3曲ほど歌って参りました。

歌った後に、消費カロリーの表示が出るようになっていますが、ほとんど皆10Kcal前後。

そこを、22.2Kcalとかで歌わせて頂きましたので、初めての友人にも十分ご堪能頂けたのではないかと思っております(爆)。

また、最近持ち歌が増えていないので、今度何曲か養成して置かなきゃ。

コリン・デイヴィス指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団(PHILIPS盤)

この曲は、クラシックを聴き覚えた中学以来の馴染みの音楽。

第2楽章の「下校のメロディ」はいつ聴いても郷愁をそそられ、大好きな曲であります。

中古店で安売りされているのを見ると、ついつい買ってしまいます。

これも、一昨日のドビュッシー、ラヴェルの弦楽四重奏曲とともに、2枚で500円で購入した物。

コンセルトヘボウの柔らかな音を活かした端正かつ穏健演奏かと思います。

名演犇めく新世界交響曲の中で、個性としては薄い方かもしれませんが、こういう聴き飽きしない演奏もまた良いなと思いました。

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バッハ「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1、2番、パルティータ第1番」シュミット

2010-12-29 08:26:45 | Weblog
ヤバ、また失効か?

と思ったけれど、ネットでちょっと検索してみたら、取り敢えずは大丈夫そう。

学生時代取得した教員免許のことです。

更新制のことをニュースで見聞きはしていたのですが、教職に就いている訳でもありませんし、教育関連に従事している訳でも無いので、あまり気に止めておりませんでした。

教育の質の維持を考えると、更新制みたいなことも必要なのかな、位に他人事としてこのニュースを捉えていました。

ところが、今朝、新聞でこの関連記事を見て、そう言えば自分も持っていたんだ、と改めて気付き、完全なる「ペーパー免許」で、生涯使うことは無さそうだけれど、折角取得した物が無に帰してしまうのはやだなあ、と思った次第。

やはり学生時代に取得した、ボート免許(小型船舶操縦士4級)が、「永久免許」として取得した物が更新制に変更になり失効してしまった悔しい思いもあるもので。(さすがにもう救済措置は無いのでしょう)

さて、過去の資格はともかく、今日の昼休みにでも、ある資格試験の申込みをせねば。

今年、3級、2級と受けて来た某試験の1級。

取得し易い資格で、仕事の関連知識の習得にも役立つからと、後輩などにも勧めている関係もあって後には退けないのであります(笑)。

もし受験しないと、あれだけ人には受けろ受けろと勧めておいて、自分は受けないんですか!と言われるのは目に見えていますので。

3級、2級までは簡単だったけれど、1級は少し難しそうで、合格率も3級、2級に比べてかなり低くなっています。

冬休みからでも勉強開始して2月の試験に備えなければ…。

ベンヤミン・シュミット(ヴァイオリン)(ARTE NOVA盤)

6曲の無伴奏チェロ組曲の方は、同じCD2枚の収録でも必ずしも1~3番、4~6番と番号順になっていないものも多いですが、ヴァイオリンの方は、1番のソナタとパルティータ+2番のソナタ、2番のパルティータ+3番のソナタとパルティータと「お行儀良く」収録されているディスクが多いようですね。(ソナタとパルティータで分れている物もありますが)

先日2枚目を聴きましたが、昨日からこの1枚目を聴いております。

この曲集では、月並ですが、2番のパルティータが特に好きで、次いで3番の両曲。

6曲とも大好きな曲ではありますが、ちょっと固く、重く感じる前半3曲の方が聴くことが少ないのであります。

ところが、このシュミットの演奏、軽やかに澄んだ音で聴かせてくれて、とても気に入りました。

勿論、軽いと言っても表面的であったりする筈も無く、真摯な演奏。

これからも折に触れて取り出したいディスクです。

このバッハの大傑作曲集、数種類しかCD持っておらず、また少しずつ集めて行きたいと思っております。

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ドビュッシー、ラヴェル「弦楽四重奏曲」クリーヴランドQ.

2010-12-28 00:17:46 | Weblog
ここ数日、漸く冬らしい気候になったなあ、と暑がりの私としては感じております。

一応年内(29日まで出勤)はコート無しで通勤する予定ですが、最終日には忘年会があるので帰りちょっと寒いかな、などとふと軟弱な事を考えてしまいました。

忘年会帰り、バスが終了した時間に最寄駅に着き、タクシー代をケチって駅から歩いている自分を脳裏に思い描くのです。

酔いざめで冷える訳ですな。

じゃあ、ガソリンを補給しながら歩けば寒くないんじゃないか、などという考えも浮かびます。

と、ここまで書いて思ったのは、「お酒のことをガソリンと俗称する」のは、我々の世代位までではないか?ということ。

最近の若い人には通じないんじゃないか?

明日会社行ったら、聞いてみましょう。

クリーヴランド弦楽四重奏団(TELARC盤)

有名曲でもCDを持っていない作品が結構あったりします。

今日の2曲も、良い曲だし欲しいと思いながら買いそびれておりました。

昨日近くのブックオフで購入。ちょうど「500円盤2枚で500円」セールをやっており、それで調達した1枚です。

こんな冬よりも春に聴くのに相応しい2曲と思います。

柔らかな陽光が差し、アンニュイな気分の中、微睡みながら聴きたい音楽。

それにしても、兄弟のような作品だなあ、とつくづく思います。

1枚のディスクへのカップリングがとてもしっくり来る「ベストカップル賞」物ですね。

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ノアゴー「易経」、エングストレム「アカラン」、マウッソン「プライム」、セジョルネ「ナンシー」エドネ

2010-12-26 23:34:15 | Weblog
昨日の朝、HMVのサイトを覗いていたら、メシアンのディスクで気になっていたのが安売りしていたので、ついポチ致しました。

ついでに、欲しかったゴルトベルク変奏曲の新しいディスクも1枚。

その為か、メシアンの「鳥のカタログ」が無性に聴きたくなり今朝1枚。(時間の関係で全曲3枚は聴けませんでした)

そして、昼、車を運転する際にゴルトベルクを。

どうも、影響され易いタチなんですね(笑)。

夜、車を運転する際には、ラインベルガーの「ヴァイオリンとオルガンの為の6つの小品」を。

結果的に、「鳥のカタログ」、「ゴルトベルク変奏曲」、「ヴァイオリンとオルガンの為の6つの小品」とご機嫌のお気に入り曲を聴いた1日でありました。

マグヌス・エドネ(パーカッション)(CLASSICO盤)

今日取り上げる一枚は、そのいずれの曲でも無く、「スナップショット~現代音楽の展開」BOXから昨日に引き続きノアゴーの作品他。

1.ペア・ノアゴー(1932~)「易経」(1982)
2.トルビョルン・エングストレム(1963~)「アカラン」(1994)
3.アスケル・マウッソン(1953~)「プライム」(1984)
4.エマニュエル・セジョルネ(1961~)「ナンシー」(1985)

パーカッションの為の作品集。

Wikipediaに拠れば、「易経」はノアゴーの最も有名な作品の一つとのこと。

期待して聴き始めました。

4つの楽章から成る30分弱の作品。

太鼓や鐘などの打楽器が打ち鳴らされる曲ですが、題名の通りどこか東洋的な響きを感じます。

途中、ライヒの「ドラミング」を思わせる箇所もあるし、演奏者が「ナ~イン」みたいな(何と言っているのか分かりませんが)みたいな言葉を発する所では、シュトックハウゼンの「ヘリコプター四重奏曲」を思い出してしまいました。

いずれにしても、楽器もリズムも変化に富んでいて、約30分飽きさせずに聴かせてくれるパーカッション作品でした。

続く「アカラン」は、マリンバの為の作品。

特別技巧的な曲とかではありませんが、どことなく不思議感を漂わせる曲で、これも楽しく聴けました。

「プライム」は、素数の意味のようで、何か数学的根拠に基づいて作曲されているのでしょうか?

小太鼓独奏の作品ですが、複雑多彩なリズムと細かなトレモロが心地良い曲です。

「ナンシー」もマリンバの為の作品ですが、この4曲の中では最も保守的な作品。約3分と短いですが、春を思わせる柔らかな明るさの曲です。

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ノアゴー「今、地球全体が雪で白く染まっている、食欲不振ファンファーレ」他、ハンセン、ハワーズ

2010-12-25 20:11:54 | Weblog
今日はいつものゴルフスクール。

先週、「開眼した」(?)上半身の軸をぶらさない方法に留意して打ったら、以前よりは安定して飛ばせるようになったかな、と思っておりました。

ところがですね、後半コーチから腕の振りがおかしいことを指摘され、それを直そうとすると、また上手く行かなくなっちゃいました~。

あっちを立てると、こっちが立たずといったところ。

あれもこれも考えて打とうとすると、収拾が付かず、訳分からなくなっちゃう。

まあ、また気長に練習するしかないかな。

それにしても、たとえ練習場と言えども、ゴルフはストレス解消には最高です。

解放感と爽快感。

もっとも、元々あまりストレスの溜まらないノー天気なオヤジではありますが(笑)。

ソレン・K・ハンセン、エドガー・ハワーズ指揮ブラス・アンサンブル、アルス・ノヴァ・コペンハーゲン他(CLASSICO盤)

「スナップショット~現代音楽の展開」BOXから、3枚目のディスクを聴いています。

デンマークの作曲家ペア・ノアゴー(1932~)の次の9曲。

1.今、地球全体が雪で白く染まっている(I)(1976/2000)
2.逆光(1970)
3.今、地球全体が雪で白く染まっている(II)(1976/2000)
4.連峰-水晶-滝(2004)
5.今、地球全体が雪で白く染まっている(III)(1976/2000)
6.食欲不振ファンファーレ(1999)
7.今、地球全体が雪で白く染まっている(IV)(1976/2000)
8.ムザイク(1969)
9.今、地球全体が雪で白く染まっている(V)(1976/2000)

「今、地球全体が雪で白く染まっている」という合唱曲に、金管合奏の曲が挟まる形で収録されています。

合唱曲の方は、アルヴォ・ペルトを思わせるような静謐な曲。I~Vそれぞれ別の音楽ですが、雰囲気は似ております。

一方、間に挟まるブラスの4曲は、曲調が結構異なります。

「連峰-水晶-滝」は、壮大な自然を想起させるような金管の響きも伸びやかな音楽。

「食欲不振ファンファーレ」は、題名の通りどことなくユーモラスな音楽。ただ、どこが食欲不振なのかは不明。別に、題名が「食べ過ぎファンファーレ」でも「メタボファンファーレ」でも特に違和感無いです(笑)。

「ムザイク」は、金管の響きも晴れやかで親しみ易い曲調。ブラスバンドとかやっている方だと、自分達で演奏したくなる曲なのではないでしょうか。露骨にドレミファ…という音階も登場し、現代曲苦手な方にも抵抗感無く聴けるかも。

個人的に一番気に入ったのが、「逆光」という10分弱の曲。このディスク中、最も現代音楽らしい現代曲です。

Wikipediaでノアゴーを引くと、「無限セリー」という、12音音楽の拡張型であるセリー音楽を更に拡張した技法を自ら開発したとのこと。

この曲もその技法に基づいているのでしょうか?

セリーとミニマルの中間体のような音楽で、物凄く面白い!

この曲を聴けただけでも、このBOXを買って大正解でした。

なお、それぞれ楽器編成が特異。

1,3,5,7,9:ユーフォニウム4本、テューバ4本と合唱。
4:トロンボーン12本。
6:アルト・サックス、トランペット2本、トロンボーン2本と打楽器。
8:トランペット5本とトロンボーン3本。

といった具合です。(一番気に入った2は、ピアノやマリンバ等金管以外にも色々な楽器が入っています)

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クリット「歌劇《キャットウォーク》」ヴェート

2010-12-24 23:28:33 | Weblog
最初、冗談だと思っていたのですが、どうやら本気らしい。

今度、他の部署と「隠し芸対抗戦」をやるのだそうだ。

ここ2、3日、その話題がちらほら出ております。

なんか、学校の学芸会みたいっしょ(笑)。

うちの部署の親分は、「戦場カメラマン」の物真似にはまっているし、他にも何人か物真似はやる人がいそう。

何か出来ないか聞かれたので、「激辛食い」をエントリーしておきました。これなら、絶対に負けません。

一昨日だか、その話をしていた時に、同じ部署にクラシックギターを弾く若者がいるとの話も聞きました。

随分高価なギターを持っているそうで、かなり上手いのではなかろうか。

どんな曲を弾くのか、今度聞いてみようと思います。

ティネ・ゴールスダル(エヴァ)、トーマス・P・コッペル(マーティン)、パッレ・キブスゴー(ゴールドマン)、タマシュ・ヴェート指揮、器楽アンサンブル(CLASSICO盤)

昨日に引き続き、「スナップショット~現代音楽の展開」BOXから、10枚目のディスクをば。

昨日のベンソンとは異なり、こちらは完全に現代音楽。

但し、ロックなどの要素も取り込んだ音楽なので、取っ付きは悪く無く、難解さの薄い聴き易い現代曲かと思います。結構メロディアスでソプラノの美しいアリアなどもあるし。

ライナーノーツが添付されておらず、ラース・クリット(1965~)がデンマークの作曲家ということくらいしか分かりませんし、このオペラの粗筋なども全く不明。

キャットウォークというのは、高所の猫の通り道のことで、転じて、建造物の作業用の通路やファッションショウでモデルが歩く通路などの意味でも使われるそうですが、ここではどういう意味なのか分かりません。

しかし、サウンドとしてなかなか楽しめる曲であります。

ソプラノ、テノール、バリトンに、弦楽四重奏、フルート、オーボエ、トランペット、トロンボーン、パーカッション、キーボード、エレキギター、バスギター、ブレイクビーツ(一種の電子音楽?)という構成による室内オペラ。

1996~7年の作品。

途中、どこかで聴いたことがあるような優しくシンプルなソプラノの歌も出現。

民謡か子守唄など何か既成のメロディ?、それとも作曲家のオリジナル?

どちらにしても、ちょっと聴いただけで覚えられる親しみ易く美しいメロディで曲中の白眉。

意外なところで、クリスマスに相応しい感じの音楽に出会いました。

ロックのリズムと、無調っぽい音楽と美しいメロディを合わせ持ったなかなか面白い曲で気に入りました。

この一枚だけでもこのBOX十二分に元が取れましたね。もっとも、1,390円ではありますが(笑)。

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ベンソン「交響曲第8番、交響的変奏曲」ボストック

2010-12-23 21:19:14 | Weblog
今年もあと1週間ほどとなってしまいました。つくづく思う、月日の過ぎるのは早いもの。

何だか毎日大したこともせず、ただただ日々が流れて行く気も致します。

ただ、確実に言えるのは毎日何らかの素敵なクラシックを聴いて過ごして来たこと。

今年残り8日間も、少なくとも8曲は聴けるし、毎日のブログ更新も続ける予定です。(飲んじゃうと危ないですが)

ダグラス・ボストック指揮エーテボリ=オーフス・フィルハーモニック(CLASSICO盤)

「スナップショット~現代音楽の展開」という10枚組激安BOXから。

先日、新宿タワレコで見付け、気になりながらも買いそびれておりました。

昨日、外出先から戻る際ちょうど新宿経由だったのでタワレコに寄り購入。1,390円。

リゲティ、ヴェーベルン、シュトックハウゼン、武満徹などの有名どころの作曲家と名前を知らない作曲家の作品が混在している。

シュニトケの傑作「合唱協奏曲」も含まれているので、この一曲だけでも十分元は取れそう。何しろ10枚で1,390円!

色々知らない現代曲と出会えるのが楽しみ。

まず、一枚目を取り出す。

二ルス・ヴィッゴ・ベンソン(ベンツォンとも表記)(1919~2000)は、初めて名前を知ったデンマークの作曲家。1,000を超える多作家だそう。

まず、1957年作の交響曲第8番から。どんな現代曲か?

えっ?、これゲンダイオンガクじゃないじゃん!

「現代音楽の展開」の最初の曲には似つかわしくない。

アレグロ・マ・ノン・トロッポ-アレグロ・モルト-アンダンテ・トランクイロ-アレグロの4楽章で形式もそうですし、音楽も調性感のはっきりした古典的様相。

難解さは全く無い音楽。

いかにも北欧の交響曲という感じで、やや暗めの色調に少しひんやりとした空気感。

シベリウスともどこか通じるし、同郷の先輩ニールセンにも近いか。(実はニールセンのディスク持っておらず、比較聴き出来ませんがm(__)m)

地味目の曲ではありますが、ヒタヒタと押して盛り上げて来る手法なども聴かれ、それなりに楽しめました。

「交響的変奏曲」(1952年)も同系統の音楽ですが、変奏曲だけあって、より動きのある曲。

ともに、2005年録音。初めて聴いた指揮者とオケですが、演奏もなかなか水準は高いと思います。

こうして未知の音楽と出会えるのは楽しみですが、2枚目以降、もっと「現代音楽らしい現代音楽」が聴けることを期待もしております。

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プロコフィエフ「チェロ・ソナタ」ロストロポーヴィチ、リヒテル

2010-12-22 23:53:38 | Weblog
今日は心地良い、気持ちの良い気候の1日でありました。

日中は春のような陽気で、午前中の外出からオフィスに戻ったら、暑いくらい。

「あぢぃ、あぢぃ」などと言っていたら、「夏じゃないんだから」と笑われました。

現在、帰宅途上ですが、夜風がとても快感。

ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)、スヴィヤトスラフ・リヒテル(ピアノ)(DOCUMENTS盤)

今日も残業で長い曲を聴く時間が無いので、リヒテルBOXに入っていたプロコフィエフの室内楽を。

プロコフィエフの晩年の作品だそうですが、意外に古典的様相の作品と聴きました。

晩年の作故か、前2つが緩徐楽章という所為もあるのか落ち着いた曲調で、先日のピアノ協奏曲1番とはかなり印象の異なる音楽。

しかし、速い終楽章ではメカニカルな感じの面白さもあり、これはプロコフィエフっぽい?

いずれにしても、全体としては、室内楽らしいしっとりした音楽で、ここはこれでなかなか良い音楽と思いました。

今まであまり聴いて来なかったプロコフィエフですが、今日で、気になる作曲家の一人に浮上。

この曲の初演者2人によるライブ録音です。

アンダンテ・グラーヴェ―モデラート―アレグロ・マ・ノン・トロッポの3楽章形式ですが、2楽章が終わった所で結構大きな拍手が入っていて、あれっ、もう終わっちゃったのかな?と思いました。


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