golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

ビッチュ「《生きている者の国》による幻想曲」、グレンベシ「3つの宗教的な踊り」他、グラムストロプ

2012-04-30 23:31:14 | Weblog
先日、育成選手から支配下登録されたばかりのホークスの千賀投手が今日1軍戦初登板にして初先発!

19歳とは思えない落ち着いたマウンドさばきで3回迄はノーヒットに抑えましたが、4回ロッテ打線に掴まり無念の途中降板。

しかし、ベンチに戻った千賀投手をチームメイトやコーチが「また次回頑張れよ!」といった感じで激励している様子(テレビなので何と言っているかは当然分かりませんが)が印象的でした。

自然なフォームから繰り出される150kmを超える速球とキレのある変化球で、今後ホークス投手陣を背負って立てる逸材の片鱗は十分伺えました。

是非次回登板で頑張って欲しいものです。

ヘルエ・グラムストロプ(オルガン)(MEMBRAN盤)

デンマークの現代音楽を中心とした激安10枚BOX「シュピラール」より、楽しみに取って置いた最後の1枚、オルガン曲を集めたディスクです。

オルガンの現代曲は興味のある分野ですので。

1.フローゼ・ビッチュ(1946~)「《生きている者の国》による幻想曲」(1994年)
2.ボー・グレンベシ(1951~)「3つの宗教的な踊り」(1981年)
3.スヴェン・エリク・タープ(1908~1994)「4つのオルガン小品」(1983年)
4.イェスパー・マットセン(1957~1999)「プレトリウス変奏曲」(1983/1989)

最後のマットセンは、同じBOXのトランペットとオルガンのための曲集にも入っていた作曲家ですが、他はたぶん名前も初めて。

Wikipedia(日本語版)にも見当たりませんでした。

4曲の中で、「3つの宗教的な踊り」を一番面白く聴きました。一番取っ付きは悪い曲でしょうが。(笑)

比較的現代音楽らしい曲。30分近い大作。

不思議な響きの感覚や低音の使い方など、ちょっとメシアンをも思わせ、メシアン好きとしては惹かれます。メシアンよりは調性的ですが。

「《生きている者の国》による幻想曲」は、8分ちょっとの作品で、「3つの宗教的な踊り」と比べるとだいぶマイルドではありますが、オルガンの威力を堪能出来る聴き応えある作品。

「4つのオルガン小品」は、壮麗な響きで如何にもオルガン曲らしく、調性的で親しみ易い曲調。

「プレトリウス変奏曲」は、古楽に主題を採ったこれもまた親しみ易い曲。オルガンの愛らしい響きが楽しめます。

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及川音楽事務所フレッシュガラ・コンサート第89回(2012.04.28、新宿文化センター)

2012-04-29 10:29:11 | Weblog
新宿文化センターって、マイクを吊った場所だったっけ?

ブログでお世話になっているsachikoさんが出演されるコンサートがあったので聴きに参りました。

会場は、新宿文化センター。

こちらの会場は、昔何かのコンサートを聴きに来たことがあるのですが、果たしてそれが何だったのか思い出せません。コンサートが終わって、新宿駅迄の夜道を歩いたことを漠然と記憶しているのみ。全く情けない記憶力であります。

さて、その時とは別に昼間こちらの会場に来たこともあったのかなあ?と開演前天井を見ていて、やはり昔のことを思い出しました。

ここの会場だったかなあ?、天井の感じや舞台の様子に何となく見覚えがある。

若かりし頃、今の会社に転職した頃、職場の先輩のお友達のピアニストの方のコンサートが新宿でありました。

それも普通に聴きに行ったのではなく、先輩がピアニストの方から録音を頼まれ、私はその助手といった役回り。

2人とも別に専門家ではないのですが、私家録音でありそれで十分ということで。

日曜日、朝の内から録音のセッティングを開始したことを何故か良く覚えております。

俄か録音技師で妙にウキウキしたからでしょうか。

当時まだテープ録音の時代。

先輩が持ち込んだレコーダーの設置と動作確認は無事済んだのですが、問題はマイクの設置。

マイクスタンドが無かったのでしょうか、「釣り糸で天井から吊しましょう」と発案した記憶があります。

開店を待って伊勢丹に釣り糸を買いに行き、演奏中、舞台の袖で天井から吊り下げたマイクが落ちやしないかハラハラしながら見ていたのを覚えております。

場所が新宿だったことは確か。会場はもしかしたら違う可能性もありますが、少なくとも記憶の中の天井と舞台はそっくりでした。

さて、本日のコンサート。

ピアノ独奏が3人とフルート(ピアノ伴奏)が1組というプログラム。ピアニストの個性の違いも聴け楽しめました。

sachikoさんが演奏されたのは以下の曲。

N.ガーデ:水彩画 第一集 スケルツォ
D.スカルラッティ:ソナタK.113
H.カウエル:Exultation
北野善知:かえりみち、澄んだ鏡、成長する植物文様

限られた演奏時間の中で、考えられた良いプログラムと思いました。

ガーデ(ゲーゼ、1817~1890)は、短いながらも陽光が差す曲で1曲目に相応しかったと思います。

そして、スカルラッティ。

キラキラと輝く音が、響きを大切にするsachikoさんのピアノととても合って、現代音楽とともに向いている演目と感じました。スカルラッティらしい、機知に富んだ楽しさが上手く表現されている演奏でした。

続くカウエル(1897~1965)。

現代音楽に馴染み薄で度肝を抜かれた方もいらっしゃったかもしれません。

左右の肘で鍵盤を押下箇所が何回か出て来ましたからね。

「いいぞ!、いいぞ!」と心の中で叫びました。

もっとも、トーンクラスターとは言ってもペンデレツキやリゲティの様なドロドロした響き(←勿論、これも好き)では無く美しい響きで、現代曲に馴染み薄の方でも違和感は少なかったかとは思いますが。

是非是非、これからも内部奏法(弾かせて貰えない場合もありましょうが)など多様な奏法でピアノの多彩な響きを聴かせて頂きたいと願います。

特にこういう演奏会では、プログラムがロマン派や古典派にどうしても偏りがちですし。

白眉は「成長する植物文様」。

北野善知さん(1971~)の曲は初めて聴きました。

「かえりみち」、「澄んだ鏡」も美しい曲でしたが、凄いと思ったのがこの曲。

多彩な音の織り成す綾が繊細緻密で、ピアノって弦楽器だったっけ?とさえ感じました。

ミニマルに属する曲ですが、そこに日本的な繊細な感性が加わった作品。

最後の1音まで響きの美しさを大切にしたsachikoさんのピアノがまた素晴らしかった。

この曲、今後も是非弾き続けてください。

他の出演者の方では、CDを出されたということで後半が森岡薫さんのピアノのミニ・リサイタル。

ロマンチックで力強いピアノで、ベートーヴェンの6番のソナタや、シューマンの「蝶々」などを楽しく聴きました。

千葉えみさんのピアノ、萩谷康一さんのフルート(ピアノ伴奏は吉川由利子さん)の演奏も含め、2,000円と廉価でたっぷり2時間楽しめ、こういうコンサートも良いなと改めて感じました。

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ベートーヴェン「交響曲第9番《合唱付》」フルトヴェングラー、バイロイト祝祭O.

2012-04-28 17:19:54 | Weblog
一昨日、夕方渋谷まで行ったので、仕事帰りにちょうどオープン当日の新しい商業施設「ヒカリエ」へ寄ってみました。

昔よく行った五島プラネタリウムのあった東急文化会館跡地に出来た高層ビル。

上層階がオフィスで、下層階が店舗になっています。(8階はイベントスペース、9階はホール)

「ヒカリエ」と言う名称に相応しく、窓を大きく採っており、普通に上がれる最上階9階で床部からすぐ窓ガラスになっている所など、高所恐怖症の私には身の竦む思い。柱に掴まりながら恐る恐る下界を覗いちゃいました。

店内も明るい雰囲気。初日ということもあるのか、不景気も吹き飛べとばかりの多くの人で賑わっておりました。

景気回復に少しでも寄与すると良いですね。

エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)、エリーザベト・ヘンゲン(アルト)、ハンス・ホップ(テノール)、オットー・エーデルマン(バス)、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団(EMI盤)

ずっと長い間、解らなかった演奏。

究極の名演、人類の至宝とまで言われたバイロイト盤ですが、LPでもCDでもどうもピンと来ませんでした。

フルトヴェングラー信奉者として、大層期待して針を落としたLPでしたが、或る意味大変ガッカリしたのを覚えております。

フルトヴェングラーというと、テンポも自在に揺らし熱狂的な演奏というイメージがありましたし、また当時、私としてはあまりこの曲が得意で無かったことも要因しているかもしれません。

CDでも買い直してみましたが印象は変わらず。LPもCDも海賊版だったのがいけなかったのでしょうか?

録音こそ更に悪いですが、その後聴いたベルリン・フィルとの壮絶な戦中録音の方に惹かれてしまい、バイロイト盤は何故皆が絶賛するのか理解出来ない演奏でした。

しかし、今回フルトヴェングラーBOXの中のこの盤を聴き、初めてこの演奏の凄さが分かったように思います。

ベルリン・フィル盤(少なくとも2種あり)は、1、2楽章から熱狂の渦に巻き込まれる気が致しますが、こちらは比較的抑制の利いたバランス良い表現。

これが詰まらなく思った一つの要因でしょう。

しかし、今回、バランス良いと言えど、そこに非常に熱いものが流れる演奏であることを認識。

崇高な第3楽章を経て、第4楽章で一気に頂点に。

シュヴァルツコップを始めとした独唱陣、合唱とともに一気呵成にエネルギーを放出。

やはりこれは凄い演奏。

更に良い音盤で聴いてみたくなりますね。

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バルトーク「ピアノ協奏曲第2番」アンダ、フリッチャイ、「第3番」カッチェン、アンセルメ

2012-04-25 20:23:18 | Weblog
一昨日、ホークスの千賀滉大(せんがこうだい)投手が、育成選手から支配下登録を勝ち取る。

千賀投手って誰?、という方も多いかと思います。

そもそも育成選手とは?

現在、プロ野球の各球団が保有出来る選手(支配下選手)は70人まで。

この70人の内から、実力があって調子が良い選手が1軍の試合に出られるのです。

支配下70人の下に、有望選手の育成目的で球団が確保しているのが育成選手で、ドラフト会議での指名終了後に育成ドラフトで指名されます。

「有望選手」とは言っても、全球団のドラフト指名が終了してからの指名となる訳ですから、育成ドラフトには有名選手はまず入りません。

その育成ドラフトの中でも、2010年のホークス指名の第4番目。非常に下位入団したのが千賀投手。

元々潜在能力は素晴らしいものがあったのだろうと思いますが、殆ど注目を集め無かった高卒2年目の若手が努力の結果、支配下登録となり一軍の試合にも出場出来る資格を得たのであります。素晴らしい!

更に凄いことに、背番号が「21」!

今まで、「128」という重い番号を背負っていた彼が新しく付ける番号は、ホークスではエースナンバーと呼んで良いような番号。

今季から大リーグに移籍した和田投手が付けていましたし、南海ホークス時代の往年の大投手杉浦が付けていたのもこの番号。ダイエーホークス時代にライオンズからFA移籍した工藤公康もそうでした。

球団の期待の大きさが伺い知れます。

現在、ローテーションの軸の1人で今季既に3勝を挙げ左のエース格とも言える山田投手も育成出身。

千賀投手も精進して、山田投手に追い付き、追い越せるくらい頑張って欲しいものです。

ゲザ・アンダ(ピアノ)、フェレンツ・フリッチャイ指揮RIAS交響楽団、ジュリアス・カッチェン(ピアノ)、エルネスト・アンセルメ指揮スイス・ロマンド管弦楽団(MEMBRAN盤)

バルトークの2番のピアノ協奏曲は久しぶりに聴きましたが、こんな面白い曲!だったかなあというのが感想。

バルトークの代表作の一つとは昔から認識していましたし、LPはアンダの同じ音源を持っていたし、CDでも他の演奏も持っていますが、こんなにも面白い曲とは今まで思いませんでした。

ジョリヴェの「赤道協奏曲」(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/9700c51a0738c739ea9ce1a2581ccae5)にも通じるバーバリズムが快感。

フルトヴェングラーが「ピアノの吟遊詩人」と呼んだというアンダのピアノは繊細というイメージがありましたが、ここでは暴力的と言って良いほどの迫力。

良いですね~。

第3番はスタティックな曲というイメージがありましたが、確かに2番に比べると調性的、古典的で均整のとれた様相。しかし、こちらも意外にエネルギーに満ち、晩年のバルトークも決して枯れていなかったという思いが致しました。

ともに1953年録音。

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シューベルト「冬の旅」ハンプソン、サヴァリッシュ

2012-04-23 19:37:06 | Weblog
昨夜は、友人の奥様のお通夜でした。

入院して闘病生活を送られていたようですが、列席している友人何人かに聞きましたが、殆ど皆入院の事さえ知らされていなかったようです。

気遣いに優れ、また我慢強い彼の事ですから、皆に心配掛けまいと黙っていたのでしょう。

或いは、奥様も同じご意向だったのかも。

まだまだ若く、あまりにも早過ぎるご逝去でしたが、お子様達をとても立派に育て上げられたのが唯一の救いかもしれません。

改めてご冥福をお祈り致します。

お通夜の後、久しぶりに会った高校の仲間と飲みに行って近況を語り合いましたが、最近集まるのはこんな時ばかりというのは悲し過ぎますね。

トーマス・ハンプソン(バリトン)、ヴォルフガング・サヴァリッシュ(ピアノ)(EMI盤)

「冬の旅」は、LP時代、プライとサヴァリッシュ盤を愛聴しておりました。(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/3b65a1bb0fdcc3848be2682f363b9f62/?page=1&guid=ON)

プライの歌唱より、むしろサヴァリッシュのピアノに魅せられていた状況でしょうか。

この曲で、他にサヴァリッシュの伴奏盤があることを知りませんでしたが、先日タワレコでこれを見付ける。

ハンプソンの歌唱だし、500円ほど。買わない手はありません。

ハンプソンの伸びのある声とサヴァリッシュの清新なピアノで、この曲集としては明るい雰囲気の演奏かと思います。

しかし、聴き進むうちに沈鬱さがじわりじわりと拡がって行く、聴くたび凄い作品だと思います。

シューベルトの歌の力を改めて認識致しました。

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バルトーク「弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽、舞踏組曲」フリッチャイ、マルケヴィチ

2012-04-21 20:36:54 | Weblog




今日は、ここ数年恒例となっている理化学研究所の一般公開に行って参りました。

宇宙、素粒子、脳科学、バイオ、化学、ナノテクノロジー等々、最先端の研究機関。

今年は色々見ようと思ったのですが、着いたのが昼過ぎになってしまった為、4:30の閉館まで広大な研究所の一部しか見学出来ませんでした。

小惑星いとかわの探索機「はやぶさ」などの「宇宙機」(人工衛星などのことを最近はこう呼ぶそう)の講演やら、生物学の研究発表、超伝導の不思議な現象などを見学。

ド素人にはちんぷんかんぷんな内容も多々ありますが、生物の体の規則な縞模様などが意外にシンプルな数学的原理で出来ているらしいという説明など特に興味を覚えました。

そういえば、鳥の群れが飛ぶ様子も簡単な規則に基づいていて、コンピューターで簡単にシミュレーション出来ると以前テレビで見た記憶があります。

複雑に見える自然界も意外にシンプルなのかも。

友人が展示を行っている計算機の歴史や原理を説明するコーナーは、例年通り子供や学生に人気。

手回し式の「クルタ計算機」というのが非常に珍しいと感心して見ている見学者もいました。

フェレンツ・フリッチャイ指揮RIAS交響楽団(弦楽器~)、イーゴリ・マルケヴィチ指揮フィルハーモニア管弦楽団(舞踏組曲)(MEMBRAN盤)

今日は、バルトークを代表する傑作の一つ、「弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽」。

この曲に最初に親しんだのは、ライナーのLP。

不安な時代(1936年作曲)の影を感じるような、また大変厳しい名演であります。

その後購入した、ブーレーズ旧盤LPでは、ライナーの深刻さとはかけ離れた、ちょっと拍子抜けするくらい軽妙な感じに驚いたものです。

このフリッチャイ盤はそれらに先立つ1952年のモノラル録音。

モノラルなのが何とも残念ですが、これはまたなかなかの名演。

ライナーと同様にバルトークと同時代者の感覚を持ちながらも、しなやかさも兼ね備えた緩急バランスの良い演奏。

もしステレオ録音だったら、真っ先に指を折られる音源だったかも。

モノラルながら音質はとてもしっかりしていますが、こういう曲は良い録音で聴きたいのも事実。その点では一般向きで無いかもしれませんが、バルトーク大好きの私にとっては、これは期せずして手に入った宝。

また時々聴きたい演奏であります。

バルトークはマルケヴィチを称して、「現代音楽では最も驚異的な人物」(Wikipedia)と呼んだそうですが、鋭敏なリズム感覚が曲調にマッチしています。

1954年録音。

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バルトーク「2つの肖像」スタリック、クーベリック

2012-04-19 22:35:22 | Weblog
資格試験とかって、周囲に「今度、○○の試験を受ける!」って宣言しちゃうのが良いかと最近思っております。

引くに引けない状態に自分を追い込む(というほどでもありませんが)ことで、受けざるを得なくなるし、勉強せざるを得なくなるでしょ。

自分で受けようと思っているだけだと、ついつい申し込みしそびれたり、勉強しなかったりしてしまいがちですから。(私の場合)

昨日から、6月の試験に向けてまた次の勉強を開始しました。

学生も多い、レベルの低い資格ではありますが。

会社とか家族への宣言とともに、こうしてブログに書いてしまうのも退路を断って勉強せざるを得なくする作戦であります。

スティーヴン・スタリック(ヴァイオリン)、ラファエル・クーベリック指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(MEMBRAN盤)

第1楽章はヴァイオリン協奏曲第1番の第1楽章から、第2楽章はピアノのための「14のバガテル」から、それぞれ改作されたという作品。

バルトークが独自の語法を確立する前の曲ということになりましょうか。

第1曲は美しい、後期ロマン派の香りも感じる音楽。

しかし、陶酔しきれず何処か醒めた感もあるところがバルトークでしょうか。

第2曲は一転してリズミカルですが、後年のような荒々しさは無く、デュカスの「魔法使いの弟子」を思わせるユーモアも感じます。

1959年録音。

なお、このディスクはヴァイオリン協奏曲第2番(メニューイン&フルトヴェングラー盤)ですが、先日聴いたフルトヴェングラーBOXと同じ音源の為こちらは省略。

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ベートーヴェン「交響曲第5番《運命》、第7番」フルトヴェングラー

2012-04-19 07:33:58 | Weblog
季節の微妙な移ろいは、ついつい見逃してしまいがちなもの。

桜が散って、木々が美しい新芽を吹き出して来ていますね。

昨日の午前中、多摩ニュータウン方面へ行き、車窓から新緑の季節到来を知りました。

花粉も漸く減って来て、過ごし易い良い季節です。

ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(EMI盤)

高校生の頃、LPが擦り切れそうになるくらい聴いた懐かしい音源。

まあ、実際は大切に大切に、丁寧に丁寧に扱っておりましたから、盤面はさほど傷まなかったかと思いますが。

更に言えば、「擦り切れるくらい」というのはLP時代よく使われた喩えですが、実際に擦り切れてしまったというのは、ついぞ聞いたことがありません。(笑)

当時聴いていたのは、擬似ステレオ加工の施されていた盤で、今日のCDはオリジナルのモノラルですから若干イメージの違いはありますが、懐かしさに変わりはありませぬ。

このフルトヴェングラーの21枚BOXを聴き始めて、「現代フルトヴェングラーを聴く意義って何?」ということもちょっと思いました。

その後、演奏も録音も素晴らしい音盤が色々出ていますし。

しかし、ベートーヴェンのこの辺りの曲は、さすがに自家薬籠中の物。流石フルトヴェングラー、これぞベートーヴェンという、今だ色褪せ無い価値を持っています。

7番の終楽章など、興奮の坩堝に引き入れる演奏は、昔、フルトヴェングラーを神様のように信奉していたことを思い起こさせてくれました。

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バルトーク「子供のために第1巻、コントラスツ」アンダ、グッドマン、シゲティ、バルトーク

2012-04-18 08:19:12 | Weblog
昨日、訃報が飛び込んで参りました。

小中高校と同じだった友人の奥様が亡くなったという。

奥様も含め、高校で同じサークルだったから昔からよく知っているし、自宅にも何回かお邪魔したこともある仲。

病気療養中だったことも存じ上げず、申し訳ない思い。

子育てが一段落してから、また大学に入って勉強していた頑張り屋さんの奥様でした。

ご冥福をお祈り致します。

ゲザ・アンダ(ピアノ、子供のために)、ベニー・グッドマン(クラリネット)、ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)、ベラ・バルトーク(ピアノ)(MEMBRAN盤)

現代音楽への扉を開いた、開祖とも言うべき偉大な3人の作曲家。すなわちシェーンベルク、ストラヴィンスキー、バルトークの中でもバルトークは特に好きな作曲家でありました。

若い頃は、好きな作曲家と言えば筆頭に挙がる存在。

当時は、まだこの辺りの作曲家が現代音楽の範疇にも入れられるような時代でもありました。

それだけに、当時「子供のために」はちょっと聴いて違和感を抱いたものです。

私にとってバルトークはトンガった硬派な存在であり、こんな親しみ易い曲を書くという事は認めたくなかったのでしょう。

そういうことで、ずっと疎遠だったこの曲を期せずして聴くことが出来ました。

ハンガリー民謡を基調にした何と愛らしく優しい音楽なのでしょう!

良く聴き知ったバルトークとは大きく異なる平明な世界がここにあります。

全曲のディスクを是非欲しくなりました。

一方の「コントラスツ」は、こちらにも民謡の要素が盛り込まれていると言えども、ジャズの要素も加わった終楽章などバーバリスティックな要素も強いカッコいい、バルトークらしい作品。

委嘱者グッドマンとシゲティにバルトーク自身のピアノと、初演メンバーによる歴史的名演。

古い録音ながらも、熱い感動が伝わって参ります。

「子供のために」が1954年、「コントラスツ」が1940年録音。

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バッハ「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番、第3番、パルティータ第3番」ポッジャー

2012-04-15 22:22:20 | Weblog
解らない、時間足りない、トイレ行きたい、眠たい、ということで終了時間を待たず、残りは適当に書いて途中退席してしまいました。

今日の某資格試験。

午前中は、合格点に達しているかは不明ですが、まあそれなりには解答出来ました。

ところが、午後の部がダメダメ。

根本的に勉強不足で、解けない問題続出。

じっくり考えながらやって行ったら、予想以上に時間も掛かって。

まあ、今回は予行演習ということで、今年秋には真面目に勉強して再チャレンジしますか。

ところで、受験者は基本的に若い人がほとんどでしたが、私と同じようなオジサンも会場に2、3人。ちょっとホッと致しました。

帰り掛け、書店に立ち寄り、また別分野の資格試験テキストを購入。

資格マニアを目指すのも、なかなか楽しいと思い出している今日この頃であります。

レイチェル・ポッジャー(バロック・ヴァイオリン)(CHANNEL CLASSICS盤)

先日、1枚目を聴いた(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/49b2c3268d5c3d0861e3f41e497fbe91?guid=ON)バッハ無伴奏の後半。

ここでも、軽やかで爽やかなバッハが聴けます。

勿論、胸のすく素晴らしいテクニックで。

古楽器と現代楽器という大きな違いはありますが、明るく流麗なバッハということで、LPでよく聴いていたグリュミオー盤と一脈通ずるところもあるかなと思いました。

グリュミオー盤もまた中古の出物でもあればCDで買い直しますか。

それにしても、このポッジャー盤は素晴らしい出来。

従来のバッハ無伴奏とも違うイメージでしょうし、また従来の古楽器演奏イメージとも違うかもしれません。

しかし、いつでも気軽に聴いて心地良さを味わえるバッハだと思います。お薦めです!

試験から帰って昼寝はしましたが、疲れたので今日は早く寝ます。

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