golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

シューベルト「歌劇《サラマンカの友人たち》」グシュルバウアー

2009-04-30 22:42:02 | Weblog
今日は、夕方から外出してそのまま直帰。

電車の乗り換えで、普段来ない街「麻布十番」で降りたので、たまには「非日常」を求めてお洒落な店にでも寄ってみたいなどと20%位思ったりする訳です。

「芸能人の隠れ家」みたいの時々テレビでやってるじゃないですか。

極々たまには、そういうお店に入って、眉間に皺の4、5本も寄せてバーボンの一杯も飲んだって良いじゃありませんか。

さりげなく横を見ると、長谷川○子(○の中の文字は「町」じゃないすよ~、町じゃ!「京」ですよ、京!)が一人、憂いを湛えた表情でグラスを傾けていたりして…。

(ちなみに、長谷川町子さんもファンだったりするのですが、既に亡くなってあらっしゃるんですよね。何気に横見たら座っていらっしゃったら怖いです)

ところが、みんな気付いていないのか、芸能人など別に珍しくも無いのか、カウンター席の長谷川○子には誰も声を掛けたりしないのです。

「いつもテレビで拝見しています」、平凡だなあ。

「お一人ですか?」、これも凡。

「あの~、長谷川町子さん(わざと間違える)は、芸能人の名前の濁点問題(もうやださんの記事(http://vicroad.blog31.fc2.com/?mode=m&no=541)参照)について、どのような見解をお持ちでしょうか?」、そうだ、これで話掛けてみよう!

そう思って隣を見ると、「はせがわ」とマジックで書かれたボトルの焼酎を呑んでいる知らないオヤジがいるのです。

昨夜寝不足のため、ついうとうとしてしまったようです。

更に周囲を見渡すと、芸能人も出没するようなコジャレた「隠れ家」などではなく、オッサンばかりがたむろしている安居酒屋でありました。

「非日常」を求めて歩いていた筈なのに、今日もまた「没日常」でありましたorz。

エディト・マティス(ソプラノ)、トマス・モーザー(テノール)、ヘルマン・プライ(バリトン)、ロベルト・ホル(バス)、テオドール・グシュルバウアー指揮オーストリア放送交響楽団、合唱団(BRILLIANT CLASSICS盤)

えっ!?シューベルトにオペラがあったんだ!

数日前にショップで見付けた一枚。

ドイツ・グラモフォンからのライセンス供給盤。初CD化だそうです。

気になっている指揮者グシュルバウアーにマティス、プライなどの名歌手達。

CD1枚のコンパクトなオペラで、600円台のブリリアント価格。

大いに期待して聴きましたが、期待通りというか期待以上!

シューベルトの親しみ易く、楽しい歌が次から次に現れます。

どこか寂しく悲しさを湛えた音楽も多いシューベルトですが、ここでは楽しく幸福な音楽。

とびきりの名アリアがあるという訳ではありませんが、素敵な歌の連続で思いがけない名品。

お薦めであります。

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ブラームス「クラリネット三重奏曲」プリンツ

2009-04-29 22:28:39 | Weblog
車を運転中にふと思ったのですが、「お先にどうぞ」という意味のパッシングや途中で入れて貰った時の「どうもありがとう」というハザードランプの点滅などは、いつ誰が「発明」したのだろうか?ということ。

もしかしたら、「遅っせいなあ~、早く曲がれよ!!」という意味の怒りのパッシングだったものが、「お先にどうぞ」という親切な言葉と認識されたのが発端かもしれないですが。

まあ、今も「遅っせいなあ…」で使われることも多いでしょうが(笑)。

こういう慣習的な合図、言わば「第三の言語」(母国語、英語に次ぐ)がどのように発生し拡がって行ったかを調べるのって、もしかしたら歴史の研究以上に難しいところがあるのかな、なんて思いました。

ネットの絵文字などは履歴が残るので、まだ、その発祥を突き止め易いのかもしれませんが。車の合図じゃ何も残る物ないですしね。いや、カー雑誌の投稿欄なんかが重要な文献になったりするのかもしれませんね。

どこかの大学で車の合図の発祥を研究しているところなど無いでしょうかね?

その関連の学会で、暴走族の二ーチャンの「俺、頭来たっす。交差点で向かいの車がパッシングしやがって…」みたいな雑誌の投稿記事が、車の合図の発祥に纏わる「重要文化財級」の証拠として認知されていたりしたら、何か楽しいですね。

アルフレート・プリンツ(クラリネット)、イェルク・デームス(ピアノ)、アーダルベルト・スコチッチ(チェロ)(DENON盤)

ブラームスのクラリネット五重奏曲は昔から好きな曲ですが、この三重奏曲の方は気になりながらもずっと未聴。聴いてみたいと思っていたところ、本日霊によって、じゃなかった(笑)、例によって近所のブックオフで250円で発見、即調達、ラッキー!

五重奏曲と同様晩年の名作と聞いておりましたが、楽器編成すら分かっていませんでした。五重奏曲の様にクラリネット+弦と思い込んでいましたね。

CDジャケット見て、何でイェルク・デームスの名前があるの?と疑問に思ったくらい(笑)。

通常ピアノ+ヴァイオリン+チェロによる編成のピアノ三重奏曲のヴァイオリンがクラリネットに置き替わったものか!と納得。ヴァイオリンとクラリネットなら音域的にも無理が無いか。

さてこの曲、五重奏曲と同時期の作品ですが、こちらの方が渋味が少ないって感じでしょうか。

どちらもブラームス晩年の境地の渋目の作品でしょうが、第2、第3楽章の柔らかく優しい美しさなど、五重奏曲とはまた違った良さがありますね。

プリンツ、デームス、スコチッチのウィーンらしい柔らかい美音も素晴らしい。

たまには、こういう曲を静かに聴くのも良いですね。

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ドビュッシー「交響詩《海》」ブーレーズ

2009-04-28 22:29:09 | Weblog
霊に付きまとわれたことってありませんか?

ちょっと季節外れではございますが、海水浴での恐怖体験についてお話したいと存じます。

あれは今を去ること、うん十年前の夏の暑い日のこと。友人と神奈川県内のとある海岸に行きました。

7月中旬~下旬とあって、海岸は海水浴客で溢れておりました。

砂浜の喧騒とは違って、何なのか私は背筋に冷たいものを感じるではありませんか。

しかし、空は夏の日の快晴。何かの錯覚に違いありません。

周りを見渡してみても特別奇妙な情景はございません。

簡単な準備体操をして、取り敢えず海に入ってみることにしました。

砂浜ほどではありませんが、海の中も人が多く賑やかで大した波も無く、特段不安を感じる要素はありません。しかし何か胸騒ぎが…。

東京からも近い海岸であり、決して綺麗な海ではありません。むしろゴミも浮遊した汚い状態でありました。

しかし、人とゴミの多さが海がどこか感じさせる不安感、恐怖感、寂寥等を緩和して、寧ろ安心出来る環境の筈でした。

そのような中で暫く泳いでいるうちに漠然とした不安が現実のものとなったのです。

霊に遭遇したのです。

それは奇妙な細長い形をしておりました。

突然のことと恐怖で私は声も出ませんでした。

周りの人が心なしか少なくなった様な気が致しましたが、誰も霊の存在には気付いていない様子です。

しかし、恐ろしいことに霊は一つでは無く、いくつも泳いでいる私にまとわり付いて来るのです。

その奇妙な形の霊には人の顔が映っていたりする訳では無いのですが、あれは確かに霊であったと私には断言することが出来ます。

歯形の付いたスイカの皮や2~30粒だけ残ったトウモロコシの食べかすなどに混ざって浮遊している霊は、自ら霊であることを明示していましたから。

○○トメの霊、△△蔵吉の霊などと明記されているんですね。

精霊流しの位牌であったようです。白木で出来た小型の卒塔婆の様な位牌に名前に続けて「の霊」と書かれていましたから。

しっし、おいおいこっち来るな、寄るな寄るな、あっち行けあっち!

と心の中で思うものの、粗末に扱う訳にも行かず、水戸黄門の印籠をかざされた侍や町人の様にハハァとひれ伏しながら、いくつもの位牌を避けながら砂浜に退散致しました。

旧盆の直後の海岸で、霊がたくさん浮いていて気色悪かったですよ、ほんと。

ピエール・ブーレーズ指揮ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(SONY盤)

海上の夜明けから正午まで
波の戯れ
風と海の対話
の3つの楽章から成る交響詩。

印象派ドビュッシーの代表作ですね。

ここでの海は人っ子一人いない海。

勿論ゴミなど浮いていません。

しかし、安らぎを感じる穏やかな海。ギラギラした夏じゃないですね、春でしょうか。

昔からとても好きな曲。ブーレーズの精緻な指揮も気に入っています。

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コレルリ「合奏協奏曲Op.6-1 、3、7 、8、9 、11」ターフェルムジーク・バロック・オーケストラ

2009-04-27 22:44:10 | Weblog
ブログを毎日更新するのが良いのか、1週間に1回でも多少なりともまとまった内容のものを書いた方が良いのか、たまに迷います。

当ブログは、クラシックをネタにした与太話を基本にしているので、お話を書く時間的余裕が無い日など、ついつい、ただ文字だけを埋めて行く感じになってしまいます。

今日もそうですね。

ですから、お話を書けなかった日はパスしようか、とも思ったりする訳です。

しかし、基本的に毎日更新路線で来ていますし、これからもそうして行こうかと、現在のところ考えております。

というのも、いい加減な自分の性格を自覚しているから。

たぶん、お話が書けたらアップとすると更新の頻度が段々不定期になって間隔も空いて行ってしまうであろうことが十二分に想像出来るのです。

基本的におバカなお話を書くのが好きだから書いている訳ですが、時間が無かったり、寝不足で眠い日も取り敢えずは何か文字を埋めて行こうと思います。

オペラだって、アリアとレスタティーヴォがあるじゃないですか。

与太話をアリア、そうじゃない日常の話(これも基本的には与太ですが(爆))をレスタティーヴォとお考えください。(こらこら、与太話のどこがアリアなんじゃ!オペラ好きの人に怒られるぞ)

ジーン・ラモン(リーダー)、ターフェルムジーク・バロック・オーケストラ(Deutsche Harmonia Mundi原盤)

今日もバロックマスターワークス60枚組からです。

合奏協奏曲Op.6から、1、3、7、8、9、11の6曲が収められています。

アルカンジェロ・コレルリ(1653~1713)は完璧主義者で、気に入らない作品を多数破棄してしまったのですね。ですから、バロックの有名作曲家の中では、残された作品が少ない人です。

代表作のこの合奏協奏曲でも、端正で均整の取れた楷書の美を聴くことが出来ます。

この演奏も、奇を衒わない穏当なオリジナル楽器演奏で、コレルリの音楽の美しさを十全に伝えてくれます。

しかしまた、過激なイル・ジャルディーノ・アルモニコの演奏も聴いてみたいですね。コレルリっぽくないのかもしれませんが。

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バッハ「フーガの技法」ブロイアー

2009-04-26 22:35:19 | Weblog
ゴルフももさと著「オヤジギャグの技法」を読む。

変わった著作物で、私が読んだのは新書版の書籍だったが、著者は表現手法、媒体に関して一切の規定をしておらず、この書物の内容はマンガ本でも、新聞の社説でもあらゆる媒体での出版が認められている。

この内容を社説に掲載する新聞というのもさすがにどうかと思うが、著者が新聞の社説に掲載しても良い、と例示しているので。まあこんなのが社説に載るのは、世界中探しても「オヤジギャグ新聞」くらいのものであろうが。

勿論、活字のみならず「オヤジギャグの技法」は映像で表現しても良いし、歌舞伎でも、ショートコントでも、フィギュアスケートのショートプログラムでも、どのような表現手法でも良いのである。

さて、この本の内容を少しご紹介しよう。

オヤジギャグのパターンがいくつかに分類され、例文も掲載されている。この為、短期間でオヤジギャグの技法を習得しようとする学習者には好適なテキストにもなるであろう。

本の帯のコピーにも「押山大学でテキストとして使用中!」とある。実際、押山(おしやま)大学のオッサン学部で授業に活用されているのだそうだ。

本書の内容から一部を抜粋して以下に紹介しよう。

第1章 オヤジギャグの手法

●単純型
オヤジギャグの基本中の基本。「シンプル イズ オヤジギャグ」という言葉がある通り、万人に対しての分かり易さに力点を置いた方式である。

(例文)
この蕎麦、どこで採れたの?
そばの畑。

非常にベタである。しかし、ベタであっても含蓄がある。蕎麦の畑と傍の畑が掛かっている。「ベタ イズ ベター」と言われる所以である。

●拡大型
主に単純型のオヤジギャグを複数個連ねることにより、しつこさ、暑苦しさが生まれ、オヤジ臭さを強烈にアピールするタイプ。

(例文)
この蕎麦、どこで採れたの?
髪型をソバージュにした娘さんのいる蕎麦屋の傍の蕎麦畑。蕎麦屋の親爺は相場師でもあるらしい。

相手が尋ねてもいない、娘さんの髪型や親爺が相場師であることまでしつこく答えることがポイント。

●縮小型
拡大型とは逆で、ギャグとなる言葉を直接的に示さず言葉の置き換えなどを行ない、相手に察知して貰う奥床しい手法である。

(例文)
この蕎麦、どこで採れたの?
近所の畑。
なんだ、傍の蕎麦か!

近所という言葉で相手に傍という言葉を想起させるのがポイント。
暗喩的とも言え、アンニュイな雰囲気が漂うのが特徴。また、「すべるリスクが無い」のもこのタイプの利点。もし、ギャグとして認識されなくても普通の会話として先に進めることが可能である。

●反行型
ギャグを言いながら反抗的に逆切れするパターン。逆切れはギャグ切れ(ネタ切れ)した場合に発生し易い。

(例文)
この蕎麦、どこで採れたの?
蕎麦相場が高騰しているんだから、日本産なんか使える訳無いだろ!

……………………………………

この様なオヤジギャグの型について色々解説されている。

第2章 オヤジギャグ使用のシチュエーション

……………………………………

第3章 オヤジギャグの社会的意義

……………………………………

……………………………………

こんなことが延々と記載されている本であった。

ヘリベルト・ブロイアー編曲、指揮ベルリン・バッハ・アカデミー(ARTE NOVA原盤)

バッハがフーガの様々な技法を凝らした未完の大作ですね。

前から気になっていたCDですが、バロックマスターワークス60枚BOXに入っていたので聴いてみました。

元々、楽器指定の無いこの曲。鍵盤楽器、室内楽等演奏も色々ありますが、この特徴はジャズバージョンも含まれていること。

ちょっと際物っぽそうだなあ?、編曲物でもあるし…と思っていましたが、いやいやどうしてどうして。

弦楽合奏、木管合奏、オルガン独奏等、各曲に変化を持たせ、飽きさせない工夫が施されていますが、ジャズ版の曲も交ざります。

しかし、原曲を尊重したアレンジで自然。各曲の変化をより多彩な物にすることに成功しています。

思いがけず良い演奏で楽しめました。

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ラベル「ボレロ」マゼール

2009-04-25 23:08:22 | Weblog
食事中に舌とか噛みませんか?

明日ゴルフで朝早い為、急いで夕食を掻っ込んでいたら、今日もちょっと舌を噛みました。

実は、先日会社の人から聞いた話が気になっています。舌をよく噛んだりするのは脳の働きが衰えているだかで、脳梗塞とかの予兆などの場合がある、といったような内容でした。

やばいですよ、最近、舌時々噛みますからね。舌を噛まないようにと意識すると、舌の動きが妙に気になってしまって却ってまた噛んでしまったりする。

最近、話もカミカミのボク(どうもボクはまだ言い慣れないなあ(笑))、また舌を噛んじゃいそうです。

ロリン・マゼール指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(RCA盤)

今日は、運転中にちょっとCD聴いたりはしましたが、まとまって聴く時間が無かった為、短い曲を。

いつもお世話になっている、もうやださんの4月19日の記事(http://vicroad.blog31.fc2.com/?mode=m&no=529)を思い出し、ボレロに致しました。

いつもボケ~と聴いている曲なので、もうやださんの記事でラベルの管弦楽法の妙を知り驚いた次第です。

チェレスタも使われているとは今まで知りませんでした。

本当は、もうやださんが詳しく書いて頂いた18回の繰り返しの楽器編成メモを見ながらじっくり聴きたいところですが、明日朝早いので、例によってボケ~っと。

でもボケ~っと聴いていても本当に心地良い楽しい曲ですね。

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スクリャービン「ピアノソナタ《白ミサ》、《黒ミサ》」グレムザー

2009-04-24 22:59:40 | Weblog
本日は特別に神聖なる宗教秘儀「赤ミサ」について解説したい。

1.赤ミサとは

東京都板橋区の某所をメッカとする「フリーメンソン」とも言われる某宗教団体での重要な儀式である。

昨今、当宗教団体の信者が急速に増加しているが、「赤ミサ」の意義を識らず、正しい作法を心得ない者も多い為、ここにそれを記しその普及を企図するものである。

なお、当団体のモスクは東京都内に数ヶ所存在するのみであるが、最近ではモスクに出向かなくても自宅や職場などどこでても儀式が執り行えるcupler-menと呼ばれる祭具も用意されている。

これを体内に摂取することにより、近づく光は明るく遠ざかる光は暗く感じる超能力を身に付けることが出来る人々に成れる(カップラー効果)と言われている。

なお、cupler-menについては別の機会に譲るものとし、ここではモスクでの正式な儀式について記述する。

2.赤ミサに使用する神具

聖水(shiru、写真左手前):識る、とも呼ばれ叡智の象徴。聖人の血と言われており、赤ミサにおいて最も重要なアイテムである。中には聖人の肉と言われる肉片とともに、俗人の肉片と言われるnin-nikuという小片も含まれている。nin-nikuは俗人の肉片だけあって、摂取した翌日も俗っぽい香りを漂わせることが通例である。

men(写真右手前):俗世の人々の象徴。moyashiと呼ばれる聖人の遺体を燃やした時の灰をmizu(後述)で固めた細長い白濁した物体が載っている。

hashi(写真撮り忘れ):聖人の血肉と俗世の人々をつなぐ架け橋。

renge(写真menの横の白い物体):蓮華。漢字にしても聖なる雰囲気が伝わる通り、聖人の血を体内に摂取するための重要な神具。

mizu(写真左奥):ミサの始めやミサ中、またミサ終了後にも口腔を清める為の無色透明無味の液体。kohriと呼ばれるmizuを氷結させた細かな物体を浮かべて使用することが通例。

赤香(写真右奥):必要に応じて、聖水(shiru)に振り掛ける赤いお香。仏教の焼香で使用するお香をイメージされたし。

tissue(写真左端の黄色の物):kami(神)と密接な関係がある。

3.赤ミサの進め方

(0)「Hai omachi!」ミサの準備が整うと、聖職にある方々から、こういった掛け声が発せられる。これが赤ミサの開始合図。

(1)mizuを口に含み、口腔を清める。体内を清める為、2、3杯飲んでも構わない。

(2)hashiでmenを6~8本程度摘み、聖水(shiru)にたっぷり浸す。これは俗人達を聖人の血によって浄化させることを象徴している。

(3)聖水(shiru)に塗れたmenを厳かに口元に近付け、吸い込まないよう静かに口腔に入れる。
この時、「辛い!」などと言ってむせる者も散見されるが論外。修業が足りないのである。

(4)(3)をmenが無くなるまで繰り返す。これは、聖人の血により浄化された俗人がこの世から来世に行くことの象徴である。このように、赤ミサの様な宗教儀式の一挙手一投足には深い意味が隠されており、ただ漫然とこれを執り行ってはならない。

また、聖水(shiru)とmenが無くなる前にmizuを大量に摂取するのも厳禁。聖水(shiru)の「血糊」で口が粘ついた場合に少量を口に含む程度に抑えるべきである。

時々、moyashiを聖水(shiru)に浸さず口に含むのも良い。前述の通り、聖人の遺灰を固めたものだから、これは聖人の血である聖水(shiru)に浸す必要無いのである。

(5)menが無くなったら、rengeを使用して聖水(shiru)を飲み干す。但し、血圧の高い方の場合は聖人の血を飲み過ぎると更に血圧が上がる場合もあるので、途中で止めても良い。
また、赤ミサの途中で鼻から涙が溢れる場合も多いが、この場合はtissueで拭う。目からではなく、鼻から涙が出ること自体、奇跡が起こっている証拠である。

(6)mizuを一杯程度飲み、tissueで口元を拭う。最後に、god-chisou-samaという神への感謝の詞を唱え赤ミサを終了し、モスクを後にする。

ベルント・グレムザー(ピアノ)(NAXOS盤)

ロシアの作曲家、アレクサンドル・スクリャービン(1872~1915)の第7番(白ミサ)、第9番(黒ミサ)のピアノソナタ。前者が10分ちょっと、後者が8分ちょっとの共に単一楽章の曲。

神秘主義でエクスタシーを追及した音楽と言われるけれど、無調で何物かに憑つかれた様な独特の音楽です。

無調でもシェーンベルク達の様な比較的無機的なもの(これはこれで大好きですが)ではなく、ロシアロマン派ピアニズムの延長にある有機的な華麗なる無調。

赤ミサと同様にクセになりそうな音楽ですね。

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ロドリーゴ「小麦畑で」ビテッティ

2009-04-23 22:57:06 | Weblog
今日は大したこともしていないのに疲れたところにアルコールなんぞを摂取したものだから眠いです。

今朝、別の曲を聴いて記事を書き始めたのですが、諸般の事情により(笑)、完成出来ない為ピンチヒッター。

エルネスト・ビテッティ(ギター)(EMI盤)

盲目の天才作曲家ホアキン・ロドリーゴの4分半ほどのギター曲。

幼くして視力を失ったロドリーゴですが、その色彩感豊かな研ぎ澄まされた感性にはただただ驚愕するばかりです。

この短い曲も、小麦畑の風のそよぎが伝わってくる情感溢れる名品。

アランフェス協奏曲ばかりが有名な作曲家ですが、他に優れた作品が色々あり、きちんと聴き込んでみたい人です。

アランフェスがポピュラーになり過ぎた為、軽音楽的に誤解されている面もあるかもしれませんし、つい最近まで生存していた作曲家なのに現代音楽の潮流に乗らずアナクロと批判的に見る向きもあるかもしれませんが、作曲家としての才能、技量の大きさと残してくれた作品の素晴らしさは特筆すべきものと思います。

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バッハ「結婚カンタータBWV.202 」アメリンク、コレギウム・アウレウム

2009-04-22 22:52:18 | Weblog
最近は、不景気などの影響もありまして、ノー残業デーの様な日も多いのでございます。

今日もそういう事で早くに帰宅し、ゴルフの練習場、いわゆる打ちっ放しに行って来たところであります。

結構子供も来てるんですよ。

私(もとい、ボク(笑))の前の打席で、お父さんと小学生らしい女の子が練習しておりました。

あんまりうまくない(ボクが言えた身分ではありませんが)お父さんと、小学生にしては上手い女の子、でしたね。

しばらくしたら、お父さんは疲れたらしく、もう帰ろうと言うのですが、女の子は、やだ~バンカーの練習に行こう、とおねだりしておりました。

小学生位から始めたら、ゴルフもさぞ上手くなることでしょう。

でも、金掛かって大変だと思いますね。

ボクらの子供の頃は、タダの遊びばっかりだったのに、携帯だのゲームだのゴルフだのと、子供の遊びにお金が掛かる変な時代になっちゃったのかな、なんてふと思いました。

まあ、庶民ど真ん中の私め(もとい、ボク)と致しましては、お金持ちのガキ(もとい、おぼっちゃま、おじょうちゃま)がどんどんゴルフ場にお金を注ぎ込んで頂き、ゴルフ人口が増え、その結果安くプレー出来るようになれば有難いことだと思っております。

エリー・アメリンク(ソプラノ)、コレギウム・アウレウム合奏団(Deutsche Harmonia Mundi原盤)

バロックマスターワークス60枚BOXから、LP時代愛聴していた懐かしい演奏です。

「いまぞ去れ、悲しみの影よ」、いわゆる結婚カンタータBWV.202。

近年、結婚カンタータの別の曲(BWV.216)も新発見され復元されたCDも出ていますが、こちらは昔から親しまれていた方の曲。

大好きなバッハの曲の中でも、特に好きな曲の一つ。(バッハの特に好きな曲、何曲もあるのですが~(笑))

幸福度120%の音楽。安らぎに溢れる美しい旋律が全編に満ちています。

アメリンクの優しい美声が極上の癒しの世界に誘ってくれますね。

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サン=サーンス「交響曲第3 番《オルガン付》」バティス

2009-04-21 22:40:24 | Weblog
今朝通勤時、あるCDを聴き始め、例によって下らない与太話を書き出しました。

ところが、電車に座ってすぐにバッテリー切れ。安いディスクマンで、CDを一旦取り出さないと電池交換が出来ない構造。

眠かったこともあり、朝の音楽は断念し寝て行くことに。

夕方、神田まで外出したので帰り掛けにお茶の水「ディスクユニオン」に寄ってみることにしました。

普段中古CDの仕入先はブックオフがほとんどで、ディスクユニオン自体行くことはほぼない上に、お茶の水店は一体何年振り?状態。お茶の水にはたまに行くことがあっても、当店には10年以上寄ってなかったかな。

昔の記憶で、JR線路沿いの2階に行ったら、もぬけの殻!クラシック店場所が変わっていたのですね。

ネットで店舗の場所を確認して行ってみたら、ブックオフの安い店よりは高いですが、さすがに品数豊富で良いですね。

今日寄った目的は2つ。1つは勿論CDの掘り出し物発掘だが、もう1つはLPをいくら位で引き取って貰えるか聞くこと。

プレイヤーが壊れて以来無用の長物となっているLPを処分して、CD購入資金にするとともに棚スペースを空けたいと前から考えておりました。

さていくら位で買って貰えるのだろうか?

店頭のLPの販売価格を見ると本当にまちまち。

受付で買取相場がいくら位か聞いてみましたが、案の定、一概に言えないとの答え。まあ、そうでしょう。

試しに10枚位お持ちになってみたら如何でしょう、査定致します、と言って頂いたので、今度持って行ってみようと思います。

大切に聴いていたので、カビさえ生えていなければ(心配)盤の状態は良いものが多いかと思いますが、廉価盤やさして珍しく無いLPばかりなのでほとんど値が付かないかもしれません。

試しに今度持って行ってみましょう。

ノエル・ローソーン(オルガン)、エンリケ・バティス指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(ASV盤)

今朝聴いていたCDでは無く、ディスク・ユニオンでの新規調達品です。

先日、レスピーギ「ローマの祭り」でも取り上げた、メキシコの爆演指揮者バティスのディスクを見付けました。

この華やかな曲なら、バティスの爆演ぶりも冴えるかなと期待して購入。

ところが、こちらが過剰な「超爆演」を期待していたせいか意外におとなしい演奏に聞こえます。

現在4回目を聴いております。弱音部は意外にも(失礼)なかなか美しい。

強奏部では勿論本領発揮。カラりとネアカな演奏で気分爽快。但し、爆演炸裂かというと上記の通り意外に抑制は利いている。まあ、多少派手ではありますが(笑)。

深みがあるというタイプの演奏では無いですが、色彩感豊かで楽しい音楽を提供してくれる色々聴いてみたい指揮者の一人です。

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