golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

ジョスカン・デ・プレ「アヴェ・マリア」ヒリアード・アンサンブル

2008-08-31 22:39:25 | Weblog
先週は祖母が逝去し、通夜、告別式を無事終えました。

悲しいことではありますが、大往生(101歳)で苦しむことなく老衰で自宅で亡くなったので、むしろたいそう幸せな事だと思います。町内会の方にも多数参列頂きましたし。

今回も火葬場で、若いお父さんが亡くなったのでしょう、小中学生位の子供達とお母さんらしき方が泣いているのに遭遇し、何ともやるせない気持ちになりました。

また、2人だけで骨を拾っていらっしゃる方もお見かけしました。

火葬している間、お坊さんの話を伺っていましたが、色々と良い話を聞かせて頂きました。

特に若い人の涙は火葬されて熱くて渇いた故人の喉を潤すと言われているということ、参列者の多い少ないではなく、(義理ではなく)如何に故人の事を思って参列している人がいるかが大切だということ、など。

一方このお坊さん、酒好き、カラオケ大好きとの事でなかなか親近感も持ちました(笑)。

ポール・ヒリアー指揮、ヒリアード・アンサンブル(Virgin CLASSICS盤)

今日は限りなく清らかで美しい曲。

ルネサンスを代表するジョスカン・デ・プレ(1450頃~1521)の有名曲。

均整のとれた自然な音の流れを聴いていると、当時言われたという次の言葉を思い出します…。

他の作曲家達は音に支配されているが、ジョスカンのみは音を自由に支配している。

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ブラームス「ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ」ゼルキン

2008-08-25 23:38:53 | Weblog
今100円代で帰る物って何があるでしょう。

ジュースやお茶などのドリンク類、ボールペンや消しゴム等の小物文具。

他にも小物類があるでしょうが、いずれにしても消耗品。

繰り返し使えて、半永久的に喜びをもたらして呉れる物ってつくづく驚異的だと思います。

この廉価盤のピアノBOXもまだ聴き始めたばかりですが凄いですね。名ピアニストのライブの名演10枚で1,890円。社会奉仕のバザーよりもまだ安い?

モノラルでも録音だって決して悪く無い。

モーツァルトのオペラ集、セゴビアのギター集、名指揮者集等このシリーズ欲しい物が一杯。

でも余り手を出し過ぎると、ミチョランマになりそうで恐いです。

何しろDHMの50枚BOXもまだ1枚しか聴けていない状態ですから。

ルドルフ・ゼルキン(ピアノ)(Documents盤)

前にもちょっと書きましたが、ブラームスは何とか克服したい(笑)作曲家です。

交響曲+α位しか馴染みの曲がない。もう少しレパートリーを拡げなきゃ。

LP時代、このヘンデルバリエーションは好きだったので、久しぶりに聴いてみました。

ゼルキンも久しぶり。

フーガの部分を聴いていて「おやどこかで聴いたことがあるぞ?」。

上記のように全く知らない曲では無いのですが、似ていると思い出したのは、ゼルキンのハンマークラヴィーアの演奏。

LP時代、ポリーニの演奏とともにお気に入りでした。

しっかりした構成感の中に透明で清潔な音楽が息づいています。

また色々聴いてみたいピアニストです。

帰宅途上で時間がない(23:59迄に更新しなきゃ)ので今日は短めです。

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譚盾「ギター協奏曲《Yi2 》」イズビン

2008-08-24 22:31:04 | Weblog
ゲートボールをオリンピック種目に入れたら良いんじゃないでしょうか。

オリンピック見ていて、施設や道具、選手育成等やはり金掛かるよなと改めて思いました。

経済力の無い国じゃメダル獲得は無理な競技も多いですね。

水泳の様に水資源が豊富じないと出来なかったり、冬季オリンピック種目の様に暑い国では出来ない競技も。

世界のスポーツ祭典と言っても、競技種目の段階で既に第0次予選が行われているのが現実。

であれば、富める国も貧しい国も暑い国も寒い国も参加出来るゲートボールの様なスポーツを取り入れたらどうでしょうか?

施設や道具も簡単で環境にも優しいし。

厳しく激しい練習が必要な競技ばかりだが、ゲートボールなら高齢者でも出来るし(って、普通高齢者のスポーツか(笑))。

ゲートボールが競技種目に加われば、オリンピックに参加出来るかもと言うことで高齢者に希望と活力も。

じゃあお前もゲートボールやるか、と言われると引いてしまう私ですが(笑)。

イズビン(ギター)ムハイ・タン指揮グルベキアン管弦楽団(TELDEC盤)

北京オリンピックを見ていて久々に取り出したCD。

譚盾(タン・ドゥン、1957~)は中国を代表する現代作曲家。

この曲は、現代音楽、中国の伝統音楽、フラメンコといった音楽要素が、ごった煮になった感じの作品。

決してこれらが綺麗に融合統合されていないところが良い。

原型を留めた素材が代わる代わる顔を現し、冒頭に登場し全曲の基調を作る拍動を感じさせるリズムなど人間の根源的な生命力を感じさせる。

西洋人じゃ書けないし、日本人の感性とも違う。

中国人譚盾がアメリカで音楽を学んだことにより初めて生まれた独特の音楽。平和の祭典にも相応しいですね。

久々聴取でしたが、なかなか面白い曲でした。

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ブログ開始から半年。バッハ「ゴールドベルク変奏曲」カニーノ

2008-08-23 12:04:23 | Weblog
2月23日に始めたブログがようやく半年になりました。何とか今日まで毎日更新出来ております。

寝っ転がって携帯でいくつかのブログを拝見していた時、ところでブログってどうやって作るの?。たまたまgooで調べたら、あら簡単でないの。

ということで始まりました。

最初は3、4日に1回でも記事をアップ出来ればと思っていたものが、毎日の習慣になってしまいました。

ただ、当初朝更新だったものが最近は夜が多くなってしまいましたが。

始めて暫くして日本ブログ村を知り、アクセス数が多少でも増えればとランキングに参加。

皆様のご支援で何とか上位に来ることが出来ました。どうも有難うございます。

人気ブログランキングはまだ下位ですので、こちらの方もご支援クリック宜しくお願い致します。

ブルーノ・カニーノ(ピアノ)(Documents盤)

最初のブログ記事が、ゴールドベルク(グールドの55年演奏の再創造盤)だったので、節目の今日も大好きなこの曲を。

最初の記事以降、弦楽三重奏盤、ピノック盤、ガヴリーロフ盤と取り上げて来たから今日で5回目。最多登場の作品です。

これからも、「節目はゴールドベルク」ということに致しましょう。

昨日までのアルゴーニのモーツァルト交響曲で味を占めた激安BOX、今度はピアノのライブ集を購入。やはり10枚組1,890円!

これはその10枚目です。やはり最初はこの曲に手が伸びてしまいます。

ブルーノ・カニーノというと現代音楽、伴奏者のイメージが強くちょっと意外な演目。

ところが、どなたかのサイトで、なかなか素晴らしい演奏らしいことを拝見して、聴いてみたかったCDです。

一つも奇をてらったところが無く、堅実な技巧と確かな音楽性で坦々と演奏が進んで行きます。

まるで素晴らしい歌曲集の伴奏を聴いているよう。

しかし決して退屈な詰まらない演奏ではありません。

主演者が凄いし~!

主演バッハ伴奏カニーノ。
なかなかの掘り出し物でした。

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モーツァルト「交響曲第41 番《ジュピター》」アリゴーニ

2008-08-22 20:34:37 | Weblog
天文少年だった当時、完成品は高いので、自作用の反射望遠鏡キットを買って貰いました。

口径8cmの反射鏡、斜鏡という集めた光を途中で反射させる小さな鏡、鏡で集めた光を拡大して見る接眼レンズと取付金具類がセットになったものでした。

本来であれば自分で組み立てるべきところですが、手先が不器用で面倒くさがり屋の私に反して、父親は手先が器用でマメ。

当然の様に(笑)、望遠鏡は父親が作って呉れました。

ニスを塗った厚手のラワン材で四角い長筒を作り、その底に反射鏡を設置、途中に斜鏡と接眼部を配備。

太い木材を支柱に、望遠鏡の筒を水平、上下に動く様にした全体が木で出来た望遠鏡でした。

当時、望遠鏡で一番見たかったのが、月のクレーターでも土星の輪でもアンドロメダ大星雲でもなく、木星、ジュピターでした。(少年の頃からちょっとひねくれ者の私)

思い返して見ると、当時愛読書だった「太陽系の科学」という本の口絵に、リック天文台だったか当時世界でも3本の指に入る大望遠鏡で写した木星の写真が載っていた為でしょう。

最近天文雑誌などを見たこと無いので分かりませんが(今も似た状況とは思いますが)、望遠鏡の宣伝にはほぼ必ず大望遠鏡で写した惑星や星雲の写真がバックに使われていました。

我々もそれは重々承知なのですが、何となく幻想を持っていました。

(昔の記憶なのでちょっと違うかもしれませんが)確か100倍で見ると木星も月とほぼ同じ大きさに見える。

初めて木星を見た時、大変期待して望遠鏡を覗きました。

しかし目の前にあるのは凄く小さな丸い星…。

実際には月と同じ位の大きさに見えているのだが、目の錯覚だとその後本で読んだ記憶があります。

しかし、木星に寄り添う4つのガリレオ衛星、何回も覗いて目が馴れてくると縞模様もうっすら見え、面白いものでした。

土星も初めて見た時、感激しました。やはり小さな米粒の様でしたが、輪に囲まれた星が天空に浮かんでいる様は不思議で神秘的でしたね。

反面詰まらないのは、アンドロメダ大星雲。

小さな雲の切れっぱし、小さな望遠鏡では全く面白くありません。

澄んだ暗い空を双眼鏡で散歩すると意外な拡がりあって面白いですが。

アリゴーニ指揮オルケストラ・フィラルモニカ・イタリアーナ(Membran盤)

激安モーツァルト交響曲全集10枚目のCD。

第40番、第41番の2曲。

いよいよ本BOX盤最後のCDとなりました。

この演奏は小規模オーケストラで、鍛えられたピリオド楽器オーケストラなどに比べると、緩い所もありますが、言わば手作りの味。

視野の中のジュピターは、小さいかもしれませんが、なかなかに私を楽しませてくれました。

モーツァルト交響曲の全体を俯瞰するのに、大変お買い得で素晴らしいBOX盤でした。

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モーツァルト「交響曲第39 番」アリゴーニ

2008-08-21 22:49:30 | Weblog
ワルターと言えば、普通はブルーノ・ワルターですよね。

若い方はご存知無いと思いますが、古いファンの一部には懐かしい名前、ハンス=ユルゲン・ワルターという指揮者がいました。

LP時代、廉価盤のはしり「ダイヤモンド・シリーズ」というコロンビアの1,000円盤の主力指揮者でしたね。

当時、天文少年でもあった私は、ジュピター(木星)と言うタイトルにも魅せられ、少ない小遣いから41番のLPを買うことにしました。当然!廉価盤。

コンサートホールという会員制だかの廉価盤もありましたが、一般に入手し易いのはこのコロンビアのシリーズ。

1ドル360円の時代ですから輸入盤はむしろ割高。ジュピターも当然の様にダイヤモンド・シリーズから。

ジュピターは、何故か2種類の演奏がありました。

ハンス=ユルゲン・ワルター指揮ウィーン・プロムジカ交響楽団(後に知りましたが、実態はウィーン交響楽団との噂)のものと、ペーター・マーク指揮の読響盤です。

演奏も海外信仰の時代でしたし、ワルターとウィーンという名前にも惹かれ、当然と信じた選択をしました。(後から当時愛読していた「ステレオ芸術」誌(その後廃刊)でマーク、読響盤が大変高く評価されており後悔したことを良く覚えています)

残念ながら購入したLPは、指揮も凡庸、オケも弱くガッカリ。

ジュピターは、まだ「木星」という魅力で聴けましたが、39番はこの演奏がトラウマになったのか、ずっと苦手曲に。

その後、クレンペラーの後期曲LPも手に入れ、大変気に入っていましたが、この曲だけはどうもしっくり来ませんでした。

アリゴーニ指揮オルケストラ・フィラルモニカ・イタリアーナ(Membran盤)

激安モーツァルト交響曲全集9枚目のCD。

第38番、第39番の2曲。

敢えて苦手な方を(笑)。

決して万全という演奏でも無いし他に名演も多い。私も気に入っているアーノンクール盤などを持っている。

しかし、このアルゴーニ盤、音楽の楽しさが十分伝わって来ます。楽しみながら演奏しているのでしょう。

初めてLP買った当時、こんな素敵な廉価盤があったら…。つくづく良い時代になったものです。

ハンス=ユルゲン・ワルターも懐かしさで、また聴いてみたいものです。CDあるのかなあ?

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モーツァルト「交響曲第34 番」アリゴーニ

2008-08-20 21:53:18 | Weblog
なあんだ~、今日もまた山後さんと三郎くんかぁ。

おかあさん、なあんだは無いでしょう。こっちだってお金無いのに、こうやってしょっちゅう来てるんだからさあ。

ごめんね。はい、これ生しらす。

おっ、こりゃ旨そうですね。

いえね、時々来られる税理士の先生いるでしょ。あの人にうちの店のこと相談したのよ。結構台所事情厳しいんでね。

ああ、あの白髪オヤジね。

失礼よ、ロマンスグレーって言うの。

すいません、僕らの世代だとそういう単語知らないんですけど。

って、分かってんじゃないの。それでね、あの山田さんが言うのには、もっとお馴染みさんを増やしなさいって。

確かにこうして山後さんや三郎くんはしょっちゅう来てくれるけど、他にはお馴染みさんって数人でしょ。

大きな声じゃ言えないけど、あのゴルフオヤジみたいなしみったれもいるでしょ。いつも安い物しか注文しないで。

そうそう、そのくせ誰かの奢りとか割勘だと、やたら食って飲むんだよねアイツ。

まあゴルフオヤジのことなんかどうだっていいんだけど。それでね、山田さんに帳簿見て貰ったら、同じ様な店に比べてボトルキープがあまりにも少な過ぎるって。

お店の経営を安定させるには、ボトル入れて良く来て貰えるお馴染みさんを増やさないとキツいって言われちゃった。

あら、お客さんだわ。
(見たことない人ね、イチゲンさんかしら…)

いらっしゃいませ、お飲み物何になさいます。

そうですね、またちょくちょく寄らせて貰うから、取り敢えずこのボトルと水割りセットお願いしようかな。

はいっ、有難うございます。

ねえ、あんた達聞いた!こちらのお客様、「取り敢えずボトル」ですって。

あんた達の、取り敢えずビール、とは大違い。

でもまだいいじゃん。ゴルフオヤジなんか、この間「取り敢えず水!」って注文していたじゃない。

あいつは論外よ。

ところでお客様、落語家の三枝さんに似てるって言われません?スッキリと、スマートな感じのところそっくりでいらしてよ…。

アリゴーニ指揮オルケストラ・フィラルモニカ・イタリアーナ(Membran盤)

激安モーツァルト交響曲全集8枚目のCD。

第34番、第35番、第36番の3曲。

いよいよ有名曲、聴き馴染んだ曲が多くなって来ました。

第35番はモーツァルト交響曲の中でもとびきり好きな曲。

第36番もお馴染みさんです。

第34番ってLPもCDも持って無かったんじゃないかな?

第1楽章など聴いたことのある曲想の気もしますが。

過去にラジオかどこかで聴いていたのでしようか…。

でも第2楽章以降は余り印象無かったです。

聴いていたにしても、少なくとも、手の内には入っていませんね。

このほとんどイチゲンさんの34番も、この機会に聴き込んでお馴染みさんにしてしまいましょう。

堂々として華やかな第1楽章、35番や41番とも通じるところある感じです。

第2楽章、スッキリ、しなやかな弦が室内楽を思わせる繊細さ、スマートさ。

最終楽章冒頭のティンパニの強打で、あっ、これシンフォニーだったんだ!って思い出させる仕掛け?

この曲も「驚愕」かい。

ティンパニが活躍し、力強く勇壮なまま終曲。

この34番、元気が湧くなかなかに良い曲ですね。

ところで、大好きなバッハにしても、モーツァルトにしても、まだまだ知らない曲、聴き馴染んでいない曲が一杯あるなあ~、とこうして聴いているとつくづく思います。

まして馴染みの無い作曲者なら尚更のこと。

クラシックの世界って大海の様だと改めて思います。

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モーツァルト「交響曲第30 番」アリゴーニ

2008-08-19 23:33:20 | Weblog
交響曲って、ちょいとプライド高過ぎるんとちゃいまっか?

何かと言うと、雑誌やショップでのジャンルのこと。

例えば、ラロの「スペイン交響曲」。本人は交響曲を名乗っているんだが、通常交響曲仲間に入れて貰えない。

お前はヴァイオリンがちょっと目立ち過ぎるんだよ!あっち行け、ということで協奏曲のジャンルに括られちゃっている。

ダンディの「フランス山人の歌による交響曲」もしかり。

しかもこちらはピアノが活躍するにも関わらず、協奏曲にさえ入れて貰えない。

お前なんかその他一同で良いんだよ、と言わんばかりに、管弦楽曲という寄せ集め集団に。

まあ協奏曲ジャンルもラロを受け入れる一方、バルトーク「オーケストラの為の協奏曲」には門戸を開かず、この曲も管弦楽曲が受け入れている状況。

管弦楽曲は難民に優しいジャンルなのである。

一方「交響曲党」の公認を取り付けるのは難しいのである。

前述のラロの様に他党から出馬するか、ダンディの様に無所属になるか迫られるあり様。

このように交響曲を名乗っていても入れて貰えない曲が色々ある半面、交響曲の名前が付かずにジャンルに入れて貰っている曲あったかな?マーラー「大地の歌」にしても、副題で交響曲と付いているし。

なかなかに門戸の狭いジャンルなのである。

まあ、「音楽史」なんていう訳の分からないジャンルもあるが…。(ロマン派だって現代音楽だって音楽史でしょ)

アリゴーニ指揮オルケストラ・フィラルモニカ・イタリアーナ(Membran盤)

激安モーツァルト交響曲全集7枚目のCD。

第30番、第31番、第33番の3曲。

交響曲第32番は「序曲」とみなされて、この全集には入れて貰えていないようである。

代わりにという訳ではないが、今日は第30番。

後期曲と遜色無いような堂々たる曲調、それでもまだ18歳の時の作品。

第3楽章メヌエットなど約3分という短い間に優美であったりちょっとデモニッシュな楽想が顔を覗かせたりなど万華鏡の様な転調の妙で魅せる成熟を感じさせる音楽。

終楽章プレストは力強い推進力で爽快だが終わり方がちょっと唐突じゃないかな。ふっと空中に投げ出されたような状態で終曲。

いやこういうのもまた面白いな。

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モーツァルト「交響曲第28 番」アリゴーニ

2008-08-18 22:31:02 | Weblog
通勤時間どれくらいの方が多いのでしょうか?

昨日、過去に長距離通勤をしていたことを書きましたが、私は社会人になってから、少なくとも10数通りの通勤を経験して来ています。

最長は昨日書いた、約3時間(ドアツードア片道、以下同様)。

最短は、徒歩3分。

変わったパターンとしては、自転車全力疾走50分アップダウン多し、なんて言うのもありましたっけ(競輪選手目指していたのかお前は?(笑))

時間的には、1時間半~2時間位の場合が多かったでしょうか。

通勤で良かったと思うパターンは、「約45分、始発で必ず座れて電車も空いている」や昨日書いた単身赴任時の「自転車で約15分」。いずれも楽でした。

一方、キツかったのは「約1時間20分、電車もバスもギュウギュウ。しかも冷房車少なかった当時」です。

もう、ああいう通勤は懲り懲りです。

純粋に通勤の疲労だけだと3時間コースより辛かったですね。

今は1時間半弱。朝は+20分すると途中駅から座って行けるし、混んでも満員にならないし。

片道でCD1枚聴けるし、ブログもこうして書ける。結構良い環境です。朝座るための+20分が無ければ理想的なのですが。

アリゴーニ指揮オルケストラ・フィラルモニカ・イタリアーナ(Membran盤)

激安モーツァルト交響曲全集6枚目のCD。

第26番、第27番、第28番、第29番の4曲。

29番は昔から大好きな曲ですが、今日は28番。

第1楽章の弦と管の掛け合いなど愉快愉快。

第2楽章の静かな情感、第3楽章のホルンの閑かな響きも良いですね。

そして流麗な第4楽章で締め。

モーツァルトってさらっと聞き流しちゃうと、ただ耳障りが良くて、似た曲ばかりと誤解され易いけど、ちょっと耳を傾けると、各曲それぞれ独自の味わいを持った素晴らしい曲が一杯ですね。

自戒の念を込めて一句…

同じ曲
ばかりは聴き方
甘デウス
(golf130のオヤジギャグ川柳)

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