golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

カベゾン「オルガン曲集」オルティス

2009-09-17 23:29:43 | Weblog
今日は、午後半休を取り病院に行って来ました。

肉離れはだいぶ治って来たようですが、まだ切れているところがあるとの診断でした。

押されるとちょっと痛いところが、まだ繋がっていない箇所のようです。

故障した足を地面に着けても良いという許可を頂きましたが、初めは体重は1/3程度からというご指示。

はい分かりました、と答えたものの、1/3、1/3と考えながら歩こうとすると、体重の掛け方が良く解らず転けそうになっちゃいますね(笑)。

診察を終え、湿布薬を貰って、帰り道を摺り足の様にして歩いている時、年配の女性から声を掛けられました。

「歩けて羨ましい!」

ちょっと立ち話したら、ご親族の方が何年も車椅子だそうです。

まさしくそうですよね。病気や事故で歩けず苦しんでいる方がたくさんいらっしゃるのですよね。

「歩けて羨ましい!」

優しい励ましの言葉に聞こえました。

パウリーノ・オルティス(オルガン)(HISPAVOX盤)

やはり、オルガン音楽はディープな世界なのでしょうか?

一昨日のバッハのオルガン曲の記事で、REIKOさん、minaminaさんから頂戴したコメントにもある通り、クラシック好きな方からも人気の無い、一部の好事家向きジャンルといった認識なのでしょうか?

ルネサンス期スペインのアントニオ・デ・カベゾン(1510~1566)、確か皆川達夫さんの本だったと思いますが、素晴らしい大作曲家といった様な記述があって、かねてより気になっておりました。

また、昔ギターの楽譜にもカベゾンの簡単な小品が載っていた記憶もあります。オルガン曲か何かからの編曲と思いますが。

2年ほど前でしたでしょうか、秋葉原のヨドバシ内のタワレコのワゴンセールでこのCDを見付けたのは。

「カベゾンの曲も入っているCD」ではなく、なんとCD1枚まるまるカベゾンではありませんか!

しかも、値段は515円(税込)!

レーベル(スペインのレーベル)も演奏者も知らない人です。

以下の12曲が収録されています。

1.Verso y Kyries del Cuarto Tono
2.Diferencias sobre "El canto del Cavallero"
3.Diferencias sobre la Gallarda Milanesa
4.Discante sobre la Pavana Italiana
5.D'ou Vient Cela
6.Tiento Ⅷ del Octavo Tono
7.Fabordon del Cuarto Tono
8.Tiento Ⅲ del Primer Tono
9.Tiento Ⅴ del Segundo Tono
10.Tiento Ⅶ del Cuarto Tono
11.Tiento Ⅹ del Primer Tono
12.Tiento Ⅸ del Quinto Tono

買って来て初めて聴いた時は、「失敗!」と思いましたね(笑)。

壮麗なオルガンの音を期待していたのに、小学校の教室にあったオルガン(古い?、歳がバレる?(笑))みたいな音に聴こえましたので。

それから、しばらくうっちゃってありましたが、各曲が2~5分半ほどで、ちょっと車を運転する時にちょうど良いや、と最近聴き直してみました。

耳を傾けてみると、意外に親しげな曲調。

今日改めて何回かくり返し聴いてみております。

オルガンの音色ゆえに、一聴したところ取っ付きにく感じるかもしれませんが、シンプルな親しげな音楽で、宗教臭は無くルネサンスの自由な息吹きも感じられるような曲達です。

60年代の古い録音なので、新しい演奏、録音でも聴いてみたいですね。はたして良い盤あるのでしょうか?

ちなみに、作曲家とは全く関係ありませんが、Wikipediaでカベゾンを調べると、第2次大戦中のアメリカ海軍の同名の潜水艦が出て来ます。

潜水艦かあ~。

カベゾンは、やはりディープな世界なんですね(笑)。

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