golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

フォーレ「組曲《ペレアスとメリザンド》」フルネ

2009-09-14 22:04:26 | Weblog
土日2日間まるまる寝ていたので、今日はその分辛かったのですが、松葉杖の使い方のコツが掴めて来た(或いは、3年前の要領を思い出した?)のか、それとも上半身の体力が付いて来たのか、続けて歩ける距離が長くなって来ました。

怪我している右足を浮かし、両手の松葉杖と左足で歩く訳ですが、両手の松葉杖を前に出す回数を「1歩」とすると、最初は10歩位で息ハアハアになって休憩が必要でした。

それが20歩に伸び、30歩に伸び、今日の帰りは60~70歩位まで可能に。

停まるとやはり息ハアハアではありますが。

歩数が伸びたことを切っ掛けに、松葉杖歩行もスポーツの一種、トレーニングの一環、そう考えたら少し苦痛が和らぎました。

明日は頑張って連続100歩、新記録を目指すぞ!

ジャン・フルネ指揮オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団(DENON盤)

今日は手っ取り早く、昨日聴いたCDから。ショーソンの交響曲とのカップリングです。

昔から大好きな曲、なんて優しく柔らかな美しさの音楽なのでしょう!

劇音楽から編まれた4曲から成る組曲。

第1曲、前奏曲
ゆったりとした最初の1、2音、弦の柔らかな響きを聴いただけで、別世界に誘われます。なんという穏やかな響き。疲れた身体をフカフカの羽布団に横たえたような極楽感。そこには、明るく優しく光がそっと差し込んでいます。包み込むような柔らかな光が。

第2曲、糸を紡ぐ女
ヴァイオリンの無窮動的な旋律が糸車を表していますが、曲調はあくまでも穏やか。管楽器のちょっと哀調を帯びたメロディが魅力的。

第3曲、シシリエンヌ
シチリアーノとも呼ばれる有名なメロディ。フルートとハープを中心に奏でられるその音楽は、古今の名旋律の中でもトップレベルの優しい美しさでしょう。

第4曲、メリザンドの死
哀しくも美しい音楽。メリザンドの悲劇を声高に叫ぶのではなく、静かに奏することによって哀しみが際立っいるように思います。

それにしても、フルネの柔らかな香りたつ演奏は、なんてフォーレに合っているのでしょう。

昔、レクイエムのLP(ラムルー管弦楽団盤、モノラル)でフォーレとフルネを知って以来、私にとって両者は不可分の存在です。

フォーレの音楽は、日常の俗世に塗れた心を純化してくれますね。

アルコールに塗れた身体までは無理だと思いますが(笑)。

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