ヘンデル「協奏曲集」ポープル

松葉杖だからって、電車やバスで席を譲って貰えるなんて考えちゃいけません。

たとえそれが、シルバーシートであったとしても。

それは3年前の松葉杖初体験時に十分学習済み。

まあ、遠方から朝晩疲れて通勤、通学している人も多いので、座って行きたい寝て行きたい気持ちは良～く分かる。

だから、朝は皆さんに迷惑掛けないよう、ちょっと先の途中駅まで行って電車を降り、始発の待ち行列に並び何台か見送って座って行くようにしています。

帰りはそれが出来ないのですが、乗車する次の駅でたくさん人が降りるので、そこからはほぼ確実に座れる。

ということで、行きも帰りも松葉杖で立ったまま電車にちょっとの区間乗るのですが、3年前の時も含め、まず滅多に席を譲って貰えませんね。

こちらもちょっとの区間だけだから皆さん疲れているのに席譲って貰ったら申し訳無いので、行きは「すぐ降りますからオーラ」、帰りは「次みんな降りて席開きますからオーラ」を出している所為もあるかもしれませんが。

まあ、私は右足が故障しているだけでそれ以外は幸い元気ですから構いませんが、老人、身体の不自由な方などサポートを必要とされている方には是非席を譲ってあげてくださいね！

オイ聞いてるか、今朝の学生風ネーちゃん！、夕方の若手サラリーマン君！

ラッキー・ウェイクフォード（ハープ）、マルコム・メシッター（オーボエ）、フェレンツ・スツッチ（チェロ）、エドワード・ベケット（フルート）、ロス・ポープル（指揮、チェロ）ロンドン・フェスティヴァル管弦楽団（ARTE NOVA原盤）

今日も、激安バロック60枚BOXから。

・ハープ協奏曲HWV294
・オーボエ協奏曲第1番HWV301
・オーボエ協奏曲第2番HWV302a
・オーボエ協奏曲第3番HWV287
・2つのチェロの為の協奏曲
・フルート協奏曲

有名なハープ協奏曲をはじめとしたヘンデルの協奏曲が集められています。

ほとんど無名の演奏家（ポープル、ロンドン・フェスティヴァル管弦楽団はARTE NOVAから何枚も出ていますね）の現代楽器による演奏ですが、クセの無いスッキリした技術的にもしっかりしたもので、ヘンデルの伸びやかで大らかな音楽を愉しく聴くことが出来ました。

素晴らしい名演と言うつもりは無いし、ハッ！という特別目新しい表現がある訳ではありません。

でも、楽天的で平和な気分の音楽にはこういう穏健派演奏も合っているかもしれません。

松葉杖でヘトヘトになって家にたどり着き、ボケ～っと聴くのにちょうど良いディスクでした。

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