golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

バッハ「マタイ受難曲」メンゲルベルク

2009-09-02 21:24:55 | Weblog
選挙の影響もあるのか、日曜、月曜とアクセス数が低迷し、昨日はさすがに回復するかと思ったら逆に更に低下しました。

今日はアクセス数が増えるのではないか?と思う「禁じ手」を実験してみましょう(笑)。

民主党、鳩山由紀夫、小沢一郎、内閣人事、麻生首相、酒井法子、のりピー、押尾学、石川遼、宮里藍、…。

検索エンジン経由で引っ掛かるかな?

間違って来られた方、ごめんなさいm(__)m。

カール・エルプ(テノール、福音史家)、ウィレム・ラヴェリ(バス、イエス)、ジョー・ヴィンセント(ソプラノ)、イローナ・ドゥリゴ(アルト)、ルイス・ヴァン・トゥルダー(テノール)、ヘルマン・シャイ(バス)、ウィレム・メンゲルベルク指揮アムステルダム・コンセルトへボウ管弦楽団、アムステルダム・トーンクンスト合唱団、ザンハルスト少年合唱団(合唱指揮、ウィレム・ヘスペ)(オーパス蔵盤)

半年ほど前に買ったが未聴だったディスク。

「怖いもの見たさ?」で購入したものです。

メンゲルベルクには昔から興味を持っていて、当ブログでも「運命」と本ディスクにカップリングの「悲愴」を取り上げたことがあります。

古典派やロマン派は色々聴いてみたいと思っている大指揮者。

この演奏、歴史的名演(1939年のライブ)として知られるものでも、さすがにねえ~、バッハはねえ~?、マタイはねえ~?

私は、現代楽器によるバロック、というだけでも考えて込んでしまう人ですよ。

現代楽器の大オーケストラによるバッハというだけでジンマシンが出てしまう?というのに、それがロマン派バリバリでポルタメントギンギンのバッハ!?

しかも、ライナーノーツによるとカットも随分あるようだし、チェンバロも勝手に加えちゃってるんですよ。

こんなの聴いたら、卒倒して高熱出して死んじゃうんじゃないかと、CD掛ける時随分手が震えましたよ。(それはアル中の所為じゃないかって、うるせえ!)

テンポの揺れも想像以上で、時々止まってしまうのではないかと心配になるくらい。

やはり多大な違和感は否めない。普通に奨められる演奏では決してない。

しかし、音楽史上屈指のこの傑作に真正面から取り組んだ迫力がビシビシ伝わって来ます。

現在から見れば「作品を歪めた演奏」とも言える訳ですが、メンゲルベルクの骨太でスケールの大きな指揮で改めてこの曲の凄さを認識しました。

またこのCDで、70年前の太古録音SPからの復刻技術も素晴らしいと思いました。

オーケストラの音はさすがに少し細くなっていますが、声はかなりリアルな音で驚きました。

岡山県牛窓町の蔵に眠っている2万枚のレコードから日本の技術者が情熱を傾け復刻しているという「オーパス蔵」。

クラシック音楽がまだ西洋からの輸入品だった時代に東洋の島国で収集されていた歴史的音源が、現代日本の技術で鮮やかに蘇り、それがクラシック音楽の本場でも評価されているというのは何とも感動的なことですよね。

この素晴らしい復刻盤を聴いて、改めてメンゲルベルクを色々聴いてみたくなりました。

遥か昔、「田園」が素晴らしい演奏だった記憶がありますが、同じシリーズでベートーヴェンの1、3、4、5、6、8番の3枚組もあるではないですか。(4、5番は手持ち音源とのダフりかもしれないが、オーパス蔵の復刻で音が良くなっているのではとの期待あり)

フランクやブラームスの2番も聴いてみたいです。

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