golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

モンドンヴィル「6つのソナタ」ミンコフスキ

2009-09-19 20:29:19 | Weblog
今日は会社のゴルフコンペがありましたが…当然行けませんな。

「今日は絶好のゴルフ日和りです。直前になって出場を断念したのが約1名おりますが(爆)、皆さんは十分ストレッチを行って、くれぐれも怪我の無いようプレーを楽しんで下さい」

「あいつまたやっちゃったんだって。同じ足?」

「いや今度は右足なんですよ」

「普通ゴルフで2回も肉離れやるかよ~!バカだねえ」

「いや、ブービーになりそうだから、仮病で敵前逃亡した可能性もありますよ」

「そっか、そりゃあいつなら可能性あるな」

 ……………………

ネタになっていること間違いありません。悔し~い!

松葉杖で上半身のパワー付けて、足が直ったらまた練習だあ~。

次回3月のコンペでリベンジです。

マルク・ミンコフスキ指揮ルーブル宮音楽隊(BRILLIANT CLASSICS盤)

昨日購入した1枚。ドイツ・グラモフォンからのライセンス供給盤。

ショップのBRILLIANT CLASSICSコーナーでミンコフスキの名前を見付け迷わず購入。

ジャケットの表記をちらっと見て、初期バロックの大家クラウディオ・モンテヴェルディ(1567~1643)と勘違いしちゃったんです。

オペラとか声楽曲のイメージの強いモンテヴェルディにこんな器楽作品もあるんだ~。

ミンコフスキの指揮だし、630円だし、こりゃ買わない手は無いな。

今朝、聴き始めた時もモンテヴェルディと完璧に思い込んでおりました。

ミンコフスキのモンテヴェルディは未聴ですが、きっとアクセントの利いた面白い演奏だろうな、と思ってこのCDを聴いてみると意外にも優美で気品のある音楽。

何か変だぞ?と思ってジャケットを良く見ると「MONDONVILLE」。

ありゃ~、モンテヴェルディじゃ無いぞ!

ジャン=ジョゼフ・カッサネア・ド・モンドンヴィル(1711~1772)、初めて知った名前でした。

フランスバロックのヴァイオリニスト、作曲家。

今ではほとんど忘れ去られている作曲家かもしれませんが、生前はフランスの宮廷で活躍し名声を得ていたそうです。

ググってみると、「フランスバロック最後の巨匠」などという表現もありますね。

作品3の管弦楽による6曲のソナタ集。いずれも急‐緩‐急の3楽章形式です。

ソナタ第1番
1.Overtura:Grave,staccato-Allegro
2.Aria:Gratioso e poco piano
3.Gigha:Allegro

附点リズムと休符がドラマの開始を感じさせる序奏に続き情熱的な主部の第1楽章。柔らかな弦のアリアを挟んで、情熱的なパッセージの戻る終楽章。

ソナタ第2番
1.Allegro
2.Aria:Andante gratioso
3.Gigha:Allegro

活き活きと弾むリズムの第1楽章。揺りかごに身体を委ねるような、管楽器とヴァイオリンの織り成す世界が心地良い第2楽章。ギャロップのリズムを感じる第3楽章。

ソナタ第3番
1.Allegro
2.Aria:Moderato gratioso
3.Gigha:Allegro

両端の速い楽章ではヴァイオリンが爽やかで小気味良く、中間楽章の管楽器の活躍との対比が面白い。

ソナタ第4番
1.Allegro
2.Aria:Andante gratioso
3.Gigha

爽やかな秋風の様な第1楽章。哀愁を帯びた印象的なアリア。終楽章で秋風は少し強くなりますが、心地良さが損なわなわれることはありません。

ソナタ第5番
1.Allegro
2.Aria:Gratioso
3.Allegretto

ギャラントな第1楽章に続き、中間楽章のすぐ覚えて口ずさめる仄かに哀調を帯びたメロディが魅力的。終楽章はまた快活な音楽に。

ソナタ第6番
1.Allegro
2a.Larghetto
2b.Amoroso
3.Gigha:Allegro

活気とスケール感のある第1楽章。心に染み入る弦の揺れ動く音型の2楽章前半。閑かな管楽器の響きと弦の絡みで和ませてくれる2楽章後半部。キレのあるリズムで盛り上がりを見せる終楽章。どこかしら、後の時代のハイドンやモーツァルトの交響曲にも通ずるものを感じる曲です。

6曲いずれも、ヴァイオリニストの手になる作品だけあって、ヴァイオリンが活躍しますが、決して超絶技巧をひけらかす訳ではなく、気品ある小気味良さに留まっています。活気のある曲でも勢い余って乱れる様なことは無く、上品さを常に保持しています。

鑑賞用は勿論、BGMにも好適な音楽。ホテルのロビーやレストラン、喫茶店などでさり気なく掛かっていそう。

ヴィヴァルディはちょっと飽きちゃった、という貴方にもお薦めです。

ミンコフスキ、ルーブル宮音楽隊のリズム感、キレの良い明るい古楽器演奏でどうぞ。

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