Gikuri

ギクリのブログ。たまに自意識過剰。

我にとっては花粉の方が邪悪

2019-04-21 | 日常or掲載計画
終盤ですがまだまだ花粉シーズンですね。
そして私もまた花粉症でございます。

「もし私がクシャナ殿下だったなら、巨神兵
焼き払え!の命令下して
スギがみっちり生えてる近辺の山々を
ビームで火の海にしてもらうのに…」
と叶わぬ願いを抱く季節でもございます。

さて、世界で最も邪悪な一族の末裔☆こと巨神兵
あっぱれ見事にスギどもを焼き払った後ですが、
禿山のままでは地盤が脆く土砂崩れが起きてしまうので
何か木を植えないといけませんよね。
しかし再びスギを植えれば地獄の再来です。
さて、何の木を植えるのがいいのでしょう。
どうせ林業は衰退していますので、木材になる木に
こだわる必要は全くありません。

花を付ける植物の中には、花粉を「虫や鳥に運んでもらう」
タイプと、「風に運んでもらう」タイプがあります。
花粉を虫に運んでもらう花を虫媒花、鳥に運んでもらう花を
鳥媒花、風に運んでもらう花を風媒花といいます。
風媒花は遠くに飛びやすい花粉を大量に撒き散らしますので、
風媒花の方が花粉症の原因になりやすいのです。
スギを植えなくても別の風媒花を多く植えてしまうと
またその木の花粉で花粉症になってしまいます。
スギをはじめとした針葉樹は風媒花らしいので針葉樹は却下。

ということで虫媒花か鳥媒花を植えなくてはなりません。
虫媒花や鳥媒花は蜜や香りや色で虫・鳥をおびき寄せるので
花粉を大量に撒き散らすことは通常ありません
(ただし虫媒花でも花粉症はゼロではないようです)。
一般的に美しい花を付けるのは虫媒花や鳥媒花だそうです。
サクラなんかそうですね。しかしサクラは冬に葉を落とす
落葉樹なので、常緑針葉樹のスギの代わりに落葉樹ばかりを
植えると二酸化炭素の吸収量が大きく下がってしまいます。
巨神兵が広範囲のスギを焼き払ったことで二酸化炭素を
大気中に大量に放出してますので、これは困ります。

そこで、スギと二酸化炭素の吸収量がさほど変わらない
常緑広葉樹の中に虫媒花・鳥媒花の木があるなら、
それを中心に巨神兵が焼き払った山々に植えていけば
(バランス考えて少しは虫媒花の落葉樹も植えたいですが)
花粉症も解消されるわ二酸化炭素も吸ってくれるわで
都合がいいわけです。常緑広葉樹は日本で言えば
照葉樹林を形成する木々ですね。Wikipediaによると
「根が深いため水源涵養林として適性が高い」らしく
まさに巨神兵が焼き払ってくれた後の禿山にうってつけ。
どんぐりや果実のできる木なら野生動物も大喜び!
(あ、スギごと焼き払われて絶滅してるか…)

というわけでこのWikipediaページに載ってる
常緑広葉樹の高木が虫媒花・鳥媒花なのか風媒花なのか
ネットでリサーチ。ソースが間違ってたらごめんなさい。

樹木名種類
シイ類○虫媒花
マテバシイ類○虫媒花
カシ類×風媒花
クスノキ○虫媒花
タブノキ○虫媒花
カゴノキ虫媒花?
シロダモ○虫媒花
アオガシ虫媒花?
イヌガシ虫媒花?
ヤブニッケイ虫媒花?
ホルトノキ虫媒花?
モチノキ○虫媒花
クロガネモチ○虫媒花
タラヨウ○虫媒花
ナナミノキ 虫媒花?
ツバキ○鳥媒花
サザンカ○虫媒花
モッコク○虫媒花
オガタマノキ○虫媒花
ヤマモモ×風媒花
イスノキ×風媒花
ユズリハ×風媒花
シキミ○虫媒花
サンゴジュ○虫媒花
カンザブロウノキ
クロバイ虫媒花?
バクチノキ虫媒花?
リンボク虫媒花?
ネズミモチ○虫媒花

成長速度や気候に合ってるかまでは調べてません。
クスノキなんかは成長速いらしいですね。
木によってはもっと温暖な土地向きのもあるかも。
ツバキは鳥媒花なので冬に咲けるらしい。

虫媒花でもアレルギーが絶対起こらないわけでは
ないようなので、偏らないよう多くの種類の虫媒花を
少しずつという組み合わせで植えればOKですな。
幸い私は秋のブタクサ花粉症はありませんので
これで花粉症とはグッバイフォーエバー!


…現実に戻りますと、
巨神兵がビームを放ってスギを焼き払ってくれるはずもなく
スギだらけになってしまった山々を虫媒花の常緑広葉樹に
一気に植え替えるなんて無理ですので夢物語でございます。
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