旅行最終日です。この日も山口県東部。
ホテルの無料朝食。豆腐やはんぺんや
大根や里芋などが入った煮物は
「けんちょう」という山口の郷土料理。
塩焼きそば取った代わりにパン2個に
減らしたよ!(←いや食うなよ)
「みいつけた!」見ながら出発準備。
この番組のエンディングテーマは
どれも好きですね。
光駅からバス、光市にも大黒鬼瓦。
ちょっと海寄ってから普賢寺。
象の石像があるのは、白い象に乗った
普賢菩薩が漁師の網で引き上げられた
言い伝えから。普賢堂(ここの屋根にも
毛利の紋)お参りは9:00前からでも可。
というかお目当ての雪舟庭も本堂脇の
扉を開けて無人で箱に100円入れる式
だったから、もしかしたら9:00前でも
入れたのかもしれません。
庭はあまり近くに寄れなかったし
あまり石も残ってなかったので
そんなに時間掛からなかったです。
雪舟作と伝わる室町時代後期の庭で、
本格的な枯山水としては初期、
山口県内最古。前面を池に見立てて
枯滝は三尊石石組と。蘇鉄は雪舟の
時代にはなかったので後世のものかと。
柳井であまり時間が取れないので
早めに移動できないかと1本早いバスで
帰ってみたものの、JRが1時間に1本しか
なく行ったばかりで、結局予定どおりの
岩国行きを50分待つことに…。
暑くなるまで虹ヶ浜海水浴場で海眺めてた。
光駅のトイレもまた紙がない。
ちなみに改札入ると男子トイレしかない。
どうやら山口県は観光施設か大きめの駅
(岩国にはあった)に行かないと
まともなトイレがないっぽい。
別に大都会じゃなくても新潟県は駅の
トイレが割とまともだった記憶があるし、
地域によって差がありますね。
柳井駅からやまぐちフラワーランドへ。
提携タクシー会社なら定額で駅から送迎
してくれます。当時サイトでは片道900円と
書いてたけど1000円に値上がりしてた。
思ったほど広くないので主要なところだけ
なら30分程度で回れました。
花籠観覧車が一番目立つ。
ハーブガーデンに入るとスパイシーな香り、
ローズガーデンは花盛りというほどでも
ないけどバラの香りがした。
背の低い桔梗が可愛い。秋らしい赤い草も。
ハロウィンが近いのでガイコツがお茶してて
足元にかぼちゃ。施設内で昼食でもいいかと
レストラン寄ってみたら高すぎたので
すぐ帰りのタクシー呼びました。
10分待ったら来た。行き先が駅じゃなくて
白壁の町並みでもいいと言われ、駅前で
昼に開いてる飲食店があまりないので
そっちで降りてみることにしました。
白壁の町並みは白い漆喰の建物が並び、
ねぷた由来だという金魚ちょうちんが
ぶら下がってるのが面白かったです。
晴れてると漆喰の白が鮮やかですね。
マンホールにも金魚の絵。
歩いてたら
ひらもと食堂が開いてたので
ちゃんぽん700円を注文。
私は前日ラーメンだったからでしたが
後から来た客も何故か皆ちゃんぽんを
注文。お母ちゃん一人でやってるので
そのうちキャパオーバー。
白壁の町並みも飲食店が少ないので、
たぶん12:00過ぎると満席になって
昼食にありつけないと思います。
この店Googleで調べ直したら
閉業と出てるので、さらに昼食事情が
厳しくなってるかもしれません。
町並み資料館でトイレ借りたら
ハート型に並べた金魚ちょうちん。
JRで海側の席に座ってみたが
窓が汚れすぎて外まともに見えねえ。
由宇駅の発車メロディがカープ応援歌。
岩国中心部から離れてるからか
藤生駅からタクシー事前予約できず。
「その時間になって電話してくれたら
来れたら来る」という言いぶり。
「来れたら来る」は「来ねえよ」って
意味だって京都の人が言ってた!
つまりお断りってことだね!
ストレートに言えよ!
ということで再度電話しないで
上り坂必死に早歩き25分、
無事迷子にならず、タクシーに
嫌がられそうな山道にも入り、
ヘトヘト汗だく息切れになって
松巌院到着。門の左側、蘇鉄と枯れた
苔の枯山水のバックに瀬戸内海が綺麗。
奥へ行くと江戸末期の池泉鑑賞式庭園、
ただし水は抜かれてました。
しかし時間がないので滞在5分で
慌ただしく引き返します。
帰りは下り坂だから早いはずが
海が見えるのが気になってつい足が
止まってしまい、最後は走って
結局上りと同じ25分掛かる始末。
何とか予定の列車に間に合う。
タクシー代浮いたが疲れた。
年取ったらこういう旅行無理だな。
帰り道で双葉タクシーがすれ違うのを
見たので、この会社ならもしかしたら
来てくれたのかもしれません。
岩国駅からバスで錦帯橋に行きます。
側面が美しいので渡る前に横から見る。
渡ると木の匂い。アップダウンが
あるから単純距離より歩くね。
続いて紅葉谷公園へ。洞泉寺の前辺りに
苔庭みたいなのがあります。
六角亭は韓国ソウルのあずまやが
1918年に到来したものらしい
(看板にはハングル併記)が、
池の水が抜かれてた。入るところの
モミジは紅葉しかけて綺麗だったが。
洞泉寺にも入ってみたけど、お堂前の
砂地の場所の一部が坪庭的になってる
くらいだったかな。
永興寺には新しくて整ってる枯山水が
あったほか、奥の方の斜面の下が
石や刈込などを配置したりしていて
庭になってた(こっちの方が古そう)。
吉川家墓所は藩主などの墓が多くあり
まるで迷路でした。
吉香公園の端に日本庭園があると聞き
少し歩く。公園の噴水勢いあるな。
石垣みたいなところから出てる。
中級武家住宅の旧目加田家住宅は
通り抜けできるけど中には入れない。
吉香神社にお参り、狛犬が岩の上で
構えておる。褒忠社の糸張った池も
庭っぽいかも?黒猫がお出迎え。
そばに大黒鬼瓦の建物。
日本庭園にたどり着いたら池の掃除中
だった。端も端なので誰も来ない。
ツツジの季節以外は来ないのかも?
その後まだ萩が咲く堀沿いを歩き、
吉香茶室ちょこっとだけ覗いて
(覗けるのは本当にちょこっと)
また錦帯橋を渡ってバス停に戻る。
滞在1時間半で結構ギリギリだった。
岩国駅から岩国空港行きのバスに乗り、
座席に描かれたキャラどっかで見たこと
あるなと思ったら、東京都バスの
みんくるだった。中古バスか。
岩国空港から帰るから岩国観光を最後に
しました。岩国発の飛行機空いてた。
同じ列6席中2席しか座ってないし、
土産を上に積んでも余裕。
広島市から広島空港が遠いから
広島特に宮島観光の観光客が利用してる
のではと予想してたけどそうでもない。
搭乗口の金魚ちょうちんが青いのは
ANAだからか。ANAは足元に置く荷物を
要れる袋があるのがポイント高いですね。
米軍基地飛んでる時は撮影禁止らしい。
薄雲が掛かってたか、岩国の夜景は
滲んでました。
前から行きたいと思ってた広島県海沿い
(広島市内も尾道市内も少しだけ寄った
ことはあるけど)や山口県東部に行けて
よかったです。あとJICA中国とか
アルゼンチン料理とかも!
三段峡が気になるけど通行止めに
なってるようだし当面は他県優先かな。
晴れて穏やかな瀬戸内海はいいですね。
眺めてるだけで心が落ち着きます。
天気よすぎて歩いてると暑かったし
日焼けもしたけど荒天よりはいい。
全体的にプランがタイトで時間に
追われてた気がするのが反省点か。
5日間なのに何だか短く感じて全然飽きが
来なかったです。松巌院に上るまでは
体力的にさほどハードじゃなかったのと
(生口島の向上寺でも上ってるけど
時間に余裕あったしダメージ少ない)
朝食バイキングで栄養不足に陥って
ないのとで、体はそこまで疲れず
まだまだ行けそうな感じでした。
広島(+山口)旅行4日目です。
ホテルの朝食6:15からは助かるね!
みんな早々に集まったので平日の割に
混む。昼食予定の食堂がネット情報
不足なのでいっぱい腹に蓄えとく。
ホテルのレストランが中華料理の店
なのか、棒々鶏、油淋ナス、チーズ
春巻、麻婆豆腐、中華焼きそば、
杏仁豆腐などがありました。
そのため油多め。焼きそばあるなら
流石にパン3切れは多かったかな。
やはり有料だと品数多いですね。
岩国のマンホールは錦帯橋の絵。
この日から山口県東部を巡ります。
岩国に泊まったけど実は岩国観光は
翌日午後なのでこの日は関係ない。
岩徳線乗るために早起き。
そして遠回りなので朝早い割に
観光開始時刻自体は遅い。
この旅行では呉線&岩徳線を乗り潰し、
山陽本線は広島から新山口まで乗った
ので乗り鉄みたいなことしてた。
今回の旅行は割と交通系IC使えたけど
岩徳線は不可。降りるの徳山だから
ICでも問題なかったかもしれんが。
広島県山口県のエスカレーターは
東京式で左側に立つんですかねえ。
岩徳線逆向きに座ってしまった。
しかも日差し眩しいし。
高校生はすぐ降りるだろうから
眩しくない側に移動できるだろと
思ってたら、みんな長距離通学。
反対側岩国行きは高校生でもっと混雑。
内陸入っていくと大黒鬼瓦が。
山口県にもあるんだね!
徳山に近づいてから、2階部分の外壁が
上が漆喰で下が木板やトタンに分かれる
時に直線じゃなくて山型の境になってる
和風住宅の比率が多いのに気づいた。
つまりは切妻屋根(と派生型)が多い?
徳山駅から鹿野行きバスで約1時間、
清流通りという水車や水路のある道を
通って漢陽寺。重森三玲の庭園目当て。
入口で①曹源一滴の庭がお出迎え。
②九山八海の庭、③蓬莱山池庭、
④地蔵遊化の庭、そして⑤曲水の庭。
他にも非公開の庭があるとのこと。
重森三玲の弟子による祖師西来の庭
という苔地の庭もあります。
①は玉澗式で北宋水墨山水画を
取り入れた桃山様式の枯山水庭園。
②は窓ガラス越しに見る鎌倉様式の
池泉鑑賞式庭園で、青い立石の築山を
須弥山に見立てます。モミジが赤く
なりかけてた。池の手前は渦巻き
模様の砂、石は赤くて対比に。
④は四方から鑑賞でき、中庭的だけど
廊下の下で③と繋がってて、角度に
よっては両方一度に見られます。
平安様式の枯山水庭園で、円く囲んだ
石は子どもと遊戯している地蔵菩薩
だとか。中央はまた渦巻き模様の砂。
③は奥が蓬莱式石組の築山、
手前が細い池(か流れが非常に
緩やかな小川)、さらに手前がやはり
陰影がくっきりした渦巻模様の砂と
いう鎌倉様式の池泉庭園です。
⑤は「曲水」の名の通り、これまた
砂が渦を巻いた枯山水の間を水が
流れる平安様式庭園。
日向で砂が明るく見えるので
苔とのコントラストがはっきり。
重森三玲らしい立石も見られます。
本堂裏手の潮音洞から水路が二手に
分かれ、⑤の方の流れはまさに
水流がはっきり見え、もう一方は
③や②に流れていきます。
特に⑤は、枯山水の方が多い
重森三玲の庭に、動的な水の流れと
その音があるというのが新鮮。
重森三玲の庭をいくつも見られる
贅沢、遠いけど来てよかった!
内陸につきカメムシ注意。
「お清めずこう」というお寺の
お香の香りがする消毒液を
置いてたので使ってみた。
職人さんが一人⑤に下りてきた。
この辺飲食店が少ないですが
高美食堂が開いてたので昼食。
親子丼と迷ったけど、朝昼がっつりだと
カロリーオーバーになるかと中華そば
500円。カウンターにメニューが掲示
してあってそこで注文(ファストフード
とは違って後払い)してから着席。
細麺、チャーシュー、もやし、ネギの
シンプルなラーメンでした。
バスで新南陽駅、そこから防府駅へ。
山陽本線沿いでも、全部じゃないけど
石州瓦や大黒鬼瓦見かけるなあ。
期待してなかったが戸田駅から先、
車窓から海岸が見えることも。
防府駅から15分ほど歩いて
三田尻御茶屋英雲荘へ。
手短に説明してくれました。
毛利家が藩内各地に作った宿泊所の
一つで、一時は前藩主の隠居所にも
なった(側室も連れてきて部屋も
作ったそうな)。杉戸に立体的な書。
お屋敷によくある素敵なレトロ照明。
大観楼棟の書院は音楽会の準備で
この日襖を取り払ったらしい。
池泉回遊式庭園は松の透かし欄間や
襖っぽい壁に襖がある2階からも
見下ろせるほか、サンダルで
歩き回れます。天明年間に作庭
されたのを大正期に改変され、
再度発掘調査をもとに江戸時代の姿に
復元。南向きで逆光が眩しかった。
ライトアップ機材が目立つ。
外から見ると屋根瓦に毛利の紋。
入れないけど茶室もあった。
防府天満宮や毛利氏庭園は
以前
行ったので行ってないところ優先。
山口行きバスで禅昌寺へ。
車窓から見える右田ヶ岳、
岩が露出してかっこいい!
英雲荘で貰ったパンフレットに
よるとトレッキング感覚で
登れるらしいけど本当?
リョーユーパン工場のある
バス停が最寄り。外からでも
廊下をくぐって裏手の池泉庭を
見に行けます。池の名は澄心池。
洗心の滝の下に水車、赤い実の
枝が垂れ下がり鯉が泳ぐ。
鯉がいるので池には糸が張ってある。
滝石組が植込で崩れて久しい感じで、
飛石も滝石組が見えない辺りにある
ので、季節の植物を楽しもうとする
庭なのかな。石組的には前日の
海蔵寺の方が好み。奥の院・賽の
河原方面もちょっとだけ覗いた。
本堂には毛利の紋。放生池に太鼓橋。
禅寺で回廊に木魚がぶら下がる。
山口市内に入ったけど、この辺の
集落でもしっかり大黒鬼瓦や
打出の小槌鬼瓦ありますね。
一つでも多くの庭を見ようと
さらに山口市街までバスで移動。
夕方で一部の道は交通量多めで遅延。
でも前回このバス路線に乗った時は
最初から遅延してるのに途中の
バス停で休憩されてさらに遅延し
次のバスに乗り継げなくなった
思い出があるので、今回真面目に
走ってて改善されたなあと思った。
実業団ハーフこんな道だったっけ。
山口駅に近い辺りでも鬼瓦確認。
駅から20分歩いて善生寺。
いずれ山口市内はお気に入りの
常栄寺などを再訪すると思う
けど、その時に十分時間がある
とも限らないので、行ける時間の
ある時に確実に行っとこうと。
ゲートを開けると外から庭を
見られます。一部は雪舟作とも
伝わる室町後期以前の池泉庭園。
当時は倍の広さだったらしい。
江戸前期に改修されたとのこと。
再訪したい素敵な庭でした!
山側の石組もいいけど、芝生の
上の石橋みたいな石組も面白い。
時代的に灯籠は後世のものかな。
池に梅花藻か何か咲いてる。
夕方だから写真ピンボケするし
蚊に刺されそうでした。
いい庭だけど列車の発車時刻まで
余裕がないので長居できず、
名残惜しく感じながら退散。
早歩きして山口駅に戻る。
県庁所在地駅なのに公衆トイレに
トイレットペーパーないのか…。
新山口駅までトイレ我慢した。
在来線で徳山まで移動。新幹線料金
ケチったのもあるけど、どうせ
乗り潰すなら在来線優先したくて。
夕食予定の店が閉まってたので
近くの店でカツ丼とフグ唐揚げ
食べました。衣過剰じゃなくて
割と美味しいカツ丼だったけど、
カツ丼にしちゃ高いっちゃ高いか。
フグは骨まで食べちゃった。
駅に併設のTSUTAYA図書館の夜景
いい感じで噴水越しに撮影。
徳山の
ルートインに宿泊。
前日新幹線で徳山まで出て
宿泊した方が効率的だったのに
徳山連泊にしなかったのは
岩徳線乗る目的もあったけど、
ホテルによっては最近は
連泊するとエコという名目の
経費節減で掃除してくれなくて
1泊ずつ移動したかったから。
ベッドルームはまあいいけど
バスタブ掃除されなくて前日の垢が
浮いた風呂なんか入りたくねえ
(できれば湯船に浸かりたい)。
タオルさえ替えてくれんとこもある
(コインランドリーで服と一緒に
洗濯すりゃいいが乾燥時間増えそう)。
結果的に大浴場のあるルートインが
取れたから問題なかったけど、
今や連泊は荷物減らして観光できる
メリットよりデメリットが上回る
こともあるね。
最上階の14階、部屋少し広いので
アップグレードされたかもしれん。
最上階はエレベーターがなかなか
来ないけど、大浴場も脱衣所にある
コインランドリーも同じ階だから楽。
4泊とも大浴場ありましたね。
コインランドリーは洗濯200円
乾燥30分100円。洗剤自動投入とも
書いておらず200円なので洗剤別かと
思って昨日買わされた洗剤入れたが、
ゴミ箱が脱衣所になく、もしかして
自動投入だっただろうかと心配に。
後で調べたら別売り50円だったので
入れて正解だった(ゴミ箱ないのは
気が利いてなかっただけか)。
広島旅行3日目です。
カープカツは魚のすり身とイカ粉末を
カレー粉で味付けしパン粉で揚げた
おつまみでした。塩分多くて朝から
食うものじゃなかったな…。
いが餅はこし餡の餅に三色付き(黄色
桃色緑色)のもち米のイガが付いてる
和菓子。呉では秋祭りで食べる風習が
あるので運良く出会えた感じです。
呉駅から通学の高校生でいっぱいの
広駅へ。駅から大通りに出たところの
バス停からバスで下蒲刈島に上陸。
Suica使えないと思ったら使えて、
違うバスかと不安になって運転手に
確認したほど。安芸灘大橋渡って
見戸代(見戸代桟橋)で生活バスに
乗り継ぎ。バス待つ間に橋見てた。
梶ヶ浜海水浴場下車、まずは観松園の
朝鮮通信使記念庭園を訪れました。
ほぼ松と飛石とそんなに大きくない
石だけのシンプルな庭です。
寄港地を表現した庭で、飛石はその
足取りらしい。その後離島の浮かぶ
海や砂浜や山側の岸壁を見ながら
歩くもすでに日差しが暑い…。
9:00で24度あったようだ。
この辺キャンプ場らしい。
生活バスで吉川回漕店前まで戻り
茶室の白雪楼へ。江戸後期の建築で
京都から福山、竹原と何度も移築され
ここに至ったそうな。
茶庭は飛石と敷石が目立ちます。
茶室内には網代天井に箱階段、
2階の天井には蘇東坡の漢詩。
1階に下りたら抹茶と茶菓子を
出してくれました。干菓子と
ゼリー風の紅葉型の和菓子。
松濤園は旧木上邸陶磁器館、
旧有川邸朝鮮通信使資料館御馳走
一番館、旧吉田邸あかりの館、
復元蒲刈島御番所の4建築がある。
館内撮影禁止、庭は撮影可。
御馳走一番館前の庭では
朝鮮的な石人や羊の石像を配置。
朝鮮王朝風顔ハメ看板もあるよ!
あかりの館の前の庭は植木屋さんが
ちょうど整備してました。
蒲刈島御番所前に枯山水がある。
平日なので客が少なかったです。
バスの関係で1時間もないので
展示をゆっくり見てる暇なし。
あかりの館にある、西洋の
おしゃれなランプやフェアリー
ランプ、インドの鳥ランプや
モロッコの石ランプをのんびり
見たかったけど仕方ない。
なお、あかりの館は山口県上関の
江戸中末期商家を移築したもので、
漆喰壁の窓周りの模様が特徴的。
駆け足だったがとりあえず
朝鮮通信使がかなりのご馳走
用意してもらってたのは理解した。
瀬戸内海通って大阪までは水路で
来てたんですね。この旧有川邸は
明治中期の砺波の商家、屋根に石。
旧木上邸は海を望む観潮楼が印象的。
元は江戸末期の宮島の町家らしいが
移築した今は蒲刈大橋が見える。
中庭には簾が掛かって雰囲気出てる。
昆虫の館までは行く暇もなかったけど
私は一部の虫が苦手すぎて絵すら
見たくないんですよ…。子供の頃
昆虫図鑑も害虫の図がある植物図鑑も
読むのを避けて星座図鑑と気象図鑑
ばかり読んでたくらいです。その結果
高校理科では地学を選択(文系なので
物理選ばなくてもよかった)。
瀬戸内産交バスの三之瀬バス停の
位置は、地図サイトによっては呉市
生活バスの三之瀬中バス停の近くに
なってるけど、蒲刈大橋の真下が
正しいので注意。この路線バスは
生活バスと違い、海沿いの道では
なく高台の道がルートになってます。
午後は定番の宮島観光です。
バスと鉄道を乗り継ぎ、車窓から
海岸やマツダスタジアムを見ながら
広島経由で一気に宮島口へ。
都道府県駅伝の中継所のロータリー、
蘭陵王がいるのは平清盛が宮島で
舞楽を上演させたからだそうな。
島に渡る前に
城山本店さくら庵で
宮島丼2200円。牡蠣と穴子を両方
食える観光客向けメニュー。
今回の旅行は朝食バイキングや
おやつの魚肉ソーセージを除き、
海沿いなのに何気に魚介料理が
少ない(各国料理に走るから…)。
平日なのに待ち人数がすごい
有名店も見かけたけど、こちらは
ほぼ待たずに案内されました。
穴子好きだし味の付いた牡蠣も
美味しいですが、それぞれ方向性の
違う味なのでやっばり単品で食べる
方が正統かもしれませんね。
米の量はそんなにないです。
富山で養殖してる近大あなご
使用のメニューもあるらしい。
出ていく頃に宮島から帰ってきた
らしき観光客の行列ができてた。
フェリー料金に10月から入島税が
加算されるようになったそうな。
10月の平日にもかかわらず観光客
いっぱいいたが(連休とかどう
なっちゃうの)かなりの人数乗れる。
行きのJRフェリーは厳島神社の
鳥居に近づいてくれます。
この鳥居の修復まで広島旅行
待ってました。まだ干潮の時間
だったようで本殿手前に人々の姿。
Suica使えるの便利。
円安の影響か、とにかく外国人
観光客が多かったです。
土産屋の通りが人だかり。
日なたの海沿いは暑いので
木陰の紅葉谷公園を通ります。
途中親子の鹿も見かけました。
木漏れ日に照らされた鹿を
「神々しいな…」と見てたら
トイレしおった(笑)。
鹿は観光客の食べ物狙ったり
パンフレット食ったり結構
やりたい放題だったな…。
大聖院にも鹿がいて
庭園の草を食っとった。
この庭園が桃山期のもの?
清盛の顔ハメ看板発見。
境内いくつか仏殿やお堂があり、
お経の流れる地下室の遍照窟に
仏像が並んでて順に回っていく。
帰りは五百羅漢庭園を下った。
先に厳島神社回っておけば
よかったと後悔。
運悪く修学旅行の女子高生の
大群にぶつかってしまった。
撮影スポットも行列の上、
ポーズ悩んでなかなか譲って
くれないから諦めました。
団体ツアーもいて一番
タイミング悪かったみたい。
時間的にも干潮でも満潮でも
なく中途半端でした。
能舞台もあるのか。廻廊は
左右対称じゃないようだ。
本殿は人だかりすぎて結局
まともに残ってる写真は
外から撮ったもの。
鳥居も外から午後の日差しの
逆光で撮ったり松葉越しに
撮ったりしてました。
階段上って五重塔も見に行った
けど有料の千畳閣には上ってない。
外国人カップルが海で泳いでた。
秋なのに水着持ってきたんかい。
どこで着替えたんだ。
宮島を後にして宿泊先の岩国…
には進まず広電で広島へ戻る。
草津駅から海蔵寺。看板どおり
進むと本堂裏手の石組庭園。
青みがかった(赤銅色の方が後?)
地元の花崗岩石を使った
元禄年間の池泉鑑賞式庭園です。
石組は裏山の土留めを兼ねたもの。
原爆で壊れなかったんだろうか。
ここまで午前中は時間に追われて
午後は人混みに追われてたので、
夕方に静かな庭を独占して
ようやく落ち着けましたね。
蟹が池から出てきた。
今まで日本庭園で蟹を見た記憶は
ないな。亀はよく見るが。
予定より早く進んだので原爆ドームに
寄りました。チェコの建築家による
建造物だったらしいけど、逆にこの
ドームだけよくここまで残ったなあと
思います。中にいた人は全員即死
だったそうです。見学に来てた
半分以上が外国人でした。
平和記念公園に入ると今度は
修学旅行生がいっぱい。
平和記念公園前の都道府県駅伝
スタートフィニッシュ地点が目当て。
確かこんな背景だった!
あの辺ゆるキャラ並んでた!
近くの
ガウチョグリル2で
初アルゼンチン料理。
南米料理自体いつぶりだろう。
広島名物食わない奴。
営業時間過ぎて店主不在で
しばらく待たされ、他の客は
「30分戻ってこないかも」と
別の店に行っちゃったけど、
待ってたらすぐ戻ってきた。
和牛アサード(塊肉炭火焼)
ハーフ1650円、マテ茶330円、
エンパナーダ2個660円
(チキン、ひき肉とチーズ)
をまず注文しました。
主食を頼まんのかと言われそう
だけど、エンパナーダの皮は
小麦粉で炭水化物なので
主食としてカウントした。
エンパナーダは皮が適度に
サクサクで香ばしかった。
チキンはトマトとハーブ味が
したかな?ひき肉の方もチーズが
過剰でなくさりげない。
トマトとみじん切り玉ねぎと
レタスのサラダ添え。
目の前でアサードの肉塊が
焼かれます。厚みがあるのを
じっくり焼くので時間掛かる。
さっきと同じサラダに
サツマイモも添えられて提供。
肉はパセリ入りオリーブオイル
っぽいの(チミチュリ?)や
トマト系ピリ辛ソースで食べる。
美味しいけどハーフじゃ量が
少なく明確に食い足りない。
ということで気になってたミラネサ
(ニンニクとパセリのチキンカツ)
935円を追加注文、予算オーバー
無視。「大きいが食えるか」と
聞かれたが、手で示された大きさは
そうでもなかったので追加。
飲食店で何度か聞かれたけど
女にしては大食いなの?
それとも見た目少食に見えて
店側が完食できるか気になるの?
もう1組来た客のチョリソー
焼いてるのを見ながら待ったけど、
チョリソーも分厚いので時間
掛かりますね。流石にミラネサは
鉄板では焼いてないです。
普通のチキンカツよりニンニクが
強いかな。衣もくどくない。
アルゼンチン料理というより
お店の特徴かもしれませんが、
料理が全般的に適度さを保ってる
のがよかったですね。
味が濃すぎるとか脂っこすぎる
とかがないから、飽きたり
胃もたれしたりもなく、
もっと食べたくなってしまう。
レモンが添えてあったので
掛けてみたけど、レモンの酸味の
裏の苦味が邪魔をした感があった
ので個人的には掛けない方が好き。
こっちのサラダはサツマイモの方。
これで満足したので会計、3570円。
酒も飲まずに1時間20分くらい滞在。
本通駅から遅延気味の広電、
夜の原爆ドーム前を通過。
横川駅から今度こそ岩国に移動。
岩国観光は翌々日だけど岩国泊。
ホテルの大浴場には21:00まで
打たせ湯があり、この日は女湯に
ブクブクした炭酸泉。
よく立ちくらむ低血圧は炭酸泉
控えろと書いてたの後で気づいた。
ラジウム泉は女子トークうるさい
客がいたので入ってないです。
コインランドリーは洗濯100円、
乾燥30分100円、洗剤2個200円。
洗濯安いけど洗剤高いし2個も要らん。
翌日リュックに入れると荷物になるし
しかも液体だと漏れが怖い。
洗濯機が1台だけ空いてましたが、
その上の乾燥機が残り75分と絶望的。
翌日早起きなのに…。平日なのに
5人も女風呂にいたし、他にもビジホ
ある町なのに意外と人気のホテル?
結局隣の洗濯機が洗濯物放置で
上の乾燥機空いてたので使わせて
もらいました。乾燥終わった後も
まだ放置してたのでこりゃ寝たな。
もう吹出物がいっぱい出るほど若くも
ないので、フェイスマスクした後は
強引にニベアで蓋して乾燥対策。
手洗いのたびにニベア塗ると手荒れも
防げるので旅行持ち物に追加しました。
弱々しい自然派ハンドクリーム塗っても
手荒れ止まらんのよね。ワセリン系で
がっつりバリアしないと。
旅行2日目は瀬戸内海沿いを西に
進んでいきます。睡眠7時間半。
朝食バイキングは瀬戸内産の
アスパラガスなどがあった。
おかずはめっちゃ種類が多い
わけじゃないけど十分。
帰り際パンの種類が増えたので
結局4個食ってしまった。
天気はいいものの、朝は何か
羽織らないと寒かったです。
ホテルに近い三原港から
生口島の瀬戸田港へ船で移動。
休日はウサギで人気の大久野島
にも船が出てるらしい。
大型フェリーとかじゃないので
直前までに券売機で切符買って
乗船口に行けば間に合いそう。
他の船では自転車詰む客も。
島の住民の通学などがメインの
ようで乗る客は少ないです。
客が乗ったらすぐ出港、その後
切符回収。乗船時に改札しない
から、行き先間違えて乗っちゃう
観光客もたまにいるのでは…?
波高くないし睡眠十分だし
短時間の高速船だし全然酔わない。
申告しないと途中港には停まらない
システムで、聞かれてたのに
聞いてなかった客のおっちゃんが
乗務員に何か言うとった。
まあそんなに客多くないんだし
乗務員の方で切符を目視して
確認すれば確実だろうにとは思うが。
帰りは昼食混雑次第ではギリギリに
なるかもしれんので先に切符購入。
開館まで1時間弱暇なので
石段を上って向上寺に行ってみた。
「200mあとわずか」とかいう看板が
石段前にあって杖も用意されてたが、
いや石段上るこれからが本番だろうと。
山登りすると暖かくなってくる。
三重塔は室町時代のもので国宝。
萩系の花を手前にして撮ってみた。
山頂に着くと、穏やかな瀬戸内海を
バックにした三重塔が素敵!
橋で繋がった離島の果樹園や
三原方面も見渡せます。
果樹はレモンかな?みかんかな?
疲れるけど上ってよかった!
山を下りて町家っぽい建築や
和モダンなカフェ&宿の並ぶ
通りを進む。干し蛸売ってた。
9:00開館を待ち平山郁夫美術館。
撮影可、ロッカーにリュックを
置いて鑑賞しました。
入れなくてガラス窓越しだけど
枯山水らしい庭がありました。
第一展示室は幼少期からの絵、
画家になる人は中学の頃から
かなり上手。広島で被爆して
後遺症に苦しんだそうです。
第二展示室は敦煌の作品、
求法高僧東帰図は天竺から唐土に
帰る僧の列を金色の仏光が照らす絵。
文化財保護活動でも有名ですよね。
スーパークローン敦煌莫高窟あった。
第三展示室は様々な作品を展示。
さっき山頂の展望台で見た三重塔+
瀬戸内海の絵もあり、あの景色は
平山郁夫も魅了したんだなあと。
宮島や奥入瀬渓流、京都の寺院から、
中国黄山の深山幽谷、パミール高原、
チベット、アンコールワット、
ガンダーラ、バルミラ、ブルーモスク、
フランスの巡礼まで世界各地の絵。
生涯ラクダ何頭描いたんだろう。
完成まで相当な時間が掛かってそうな
大きな作品もあります。
ミュージアムショップには山梨の方の
美術館にある作品のグッズも。
コピーは4桁だけど実物の絵に見える
複製画や銅版画だと5桁6桁のお値段。
耕三寺は平山郁夫美術館の入館券提示で
200円引き。実業家耕三寺耕三が建てた
母親の菩提寺です。回るのに1時間以上
掛かりそうで途中水分補給が必要なので
荷物をロッカーに預けず歩きました。
時間なくならないうちに潮聲閣、
200円別途掛かるけど昭和初期の豪邸
立派から行くべき。母親の隠居所として
建てた昭和初期建築。浴室と廊下の間は
ステンドグラス、その廊下に鸚(?)の
乗るランプ。応接室は清朝の家具で統一。
母親の居間は花鳥画の格天井、
梅とセキセイの立体的な彫刻を施した
欄間、黒柿の床柱、襖絵など豪華。
逆にリラックスできるのか?ってほど。
大広間(廊下側の障子下にパイナップルの
絵?)や仏間からは奈良生駒石を使った
庭が見えます。表玄関は出窓の側面にまで
絵が描かれ、式台は彫刻に格天井。
仏間も極楽風の格天井になってます。
五重塔を見上げ、さらに上まで行くと
日光東照宮のような孝養門と平等院
鳳凰堂のような形(色は違う)の本堂。
細かい彫刻+極彩色で豪華絢爛すぎる。
これ日本人もびっくりだがむしろ
外国人観光客完全ストライクだろ!
アクセス大変だけど外国人観光客
絶対来た方がいいよこれ。
千佛洞は前半は地獄絵図などが飾られ
仏教の勉強コーナーだけど後半が圧巻。
無数の石仏が洞窟の高い天井にまで
鎮座。滝が落ちてるところもあった。
洞窟から出たら大きな観音像。
イタリア産大理石で造られた
「未来心の丘」は世羅出身の彫刻家に
よるもので、大きなオブジェのよう。
インスタ映え確実なので若者だらけ。
ギリシャの遺跡のように真っ白で、
快晴だと白が鮮やかだけど日差しが
反射して暑い。冬の方がいいかも。
一通り見たらたまらず日陰に避難。
ここに犬連れてる人がいたけど
犬の肉球火傷してないか心配。
犬も日陰行きたそうだった。
馴染んだ白い外観のカフェもある。
戻ったらやはり極彩色の多宝塔の
辺りから孝養門を見下ろします。
法宝蔵には鏑木清方などの近代
日本画を、分館の金剛館には
仏像などを展示してました。
昼食は
ちどりで蛸飯1300円。
しかし団体が入ってるらしく行列。
席が空いてもスタッフが配膳や
団体対応に忙しくてなかなか
案内されなかったです。
30分ほど待って12:00過ぎに
案内されたら即注文。
シンプルなメニューだからか
トイレ行ってる間に来てた。
まだ待ってる行列客に配慮して
食べたらすぐ店を出たので、
20分も滞在してないです。
蛸飯はあっさり味、蛸コリコリ。
味噌汁、大根サラダ、漬物、
塩辛(?)も付いてたかな。
瀬戸内を訪れながらレモン系
食べてないなと、通りで見かけた
向栄堂でレモンケーキ170円
買って店内の椅子で食べました。
港の駐輪場に自転車いっぱい。
ママチャリも多いので、たぶん
しまなみ海道サイクリングの
観光客じゃなくて島の住民が
島外に出る時に置いてる。
海を覗いたら黒い小魚。
また船で三原に戻る。
操縦席にカープのシール。
途中他の港に停まったけど
本当に僅かな停留時間だった。
自転車の後ろに果物の箱積んだ
住民が三原から乗ろうとしてた。
呉線で竹原まで移動します。
大黒&打出の小槌の鬼瓦は
呉線沿いでも意外と多かった。
車窓から海岸!真下に海が迫ってる
場所や減速してくれる場所もある。
日差し我慢してでも海側おすすめ!
大久野島行き忠海港前の駐車場が
車でぎっしり。本当に人気だなあ。
交差する飛行機雲、湿度が高く
天気下り坂のサインとも聞くが、
天気予報ではずっと晴れ。
暑くて脱いでた帽子を下車時に
置き忘れかけて焦る。
竹原の商店街はイベント中。
ゆるキャラの神社や、竹原が
舞台になったアニメキャラの
飛び出し坊やも発見。
道路やマンホールに竹の絵。
森川邸(旧森川家住宅)は
大正期に建てられた町長の邸宅。
入館料支払いは交通系ICでも可。
主庭も中庭2つも特に明確に
枯山水とか茶庭って感じでもなく、
飛石沿いにモミジ(紅葉し始め)
などの植物を楽しむタイプかなあ。
大広間のどこから見ても灯籠が
中心になるよう設計されてるらしい。
日本家屋ならではの開放性があり
涼しい風が抜けていきました。
大広間の欄間を見ようとしたら
雲形の壁みたいなのが突き出てた。
当初あった床の間の名残らしい。
障子のガラスの模様の陰が畳に映る。
違い棚付きボードなどの家具も。
旧光本家住宅にも寄りました。
今井政之陶芸の館には入らず、
離れ座敷と庭だけ見ました。
その場合は無料。飛び石を配した
庭ではシュウメイギクが咲いてた。
すぐ見終わったので旧松阪家住宅に
行った方がよかっただろうか…。
照蓮寺にも庭園あるらしいけど
非公開。頼惟清旧宅にも少し入って
みたら生け花飾ってました。
西方寺の普明閣から黒瓦の多い町を
見下ろします。反対側に瀬戸内海も
ちらっと見えました。
後は昔ながらの町並みを歩きます。
竹原は製塩で栄えた町らしい。
町屋建築がマイブームだったので
見てて楽しかったです!
森川邸もだったけど鼠色の漆喰壁が
多いのが竹原の特徴ですね。
駒寄や犬矢来(直線系も曲線系も)
もあったけど、中には道路に
はみ出ちゃってそうなのも。
1階の窓は出格子に千鳥彫ったの
とかあった。出格子は出窓じゃ
なくて格子だけ出っ張るのね。
縦だけの格子窓だけじゃなくて
一部横になってるのもあった。
2階は虫籠窓、格子窓、柵が
張り出した窓など様々。
通常の2階よりも天井が低い
厨子2階建ての町家もあった。
洋館は歴史民俗資料館。
施設にあまり入らなかったので
1本早い列車に乗れました。
夕暮れの車窓を見るために
また海側に座ります。
安芸津で外国人が何人も下車。
風早辺りから安浦辺りまで
牡蠣を養殖する海が時々見える
ように。予定どおりの時間だと
日が暮れて景色見えなかったから
列車早めてよかった!
広の手前の仁方辺りからは
雲が付いたみたいな型の鬼瓦が
出てきて大黒がぐっと減る。
広で乗り継いだら別のホームに
またカープ列車がおった。
10月だったけど「球春到来、
新井カープ始動。」って貼り紙
あったから春から変わってない。
呉で降りたら、翌日の朝食用に
名物メロンパンを求めて
ゆめタウンへ行くも売り切れ。
それか早めに営業終了したか。
半月の出る黄昏の港に出て
大和ミュージアム付近の展示物
ライトアップや船を見て
残念な気分を紛らわします。
とはいえ軍事知識ない私が
見ても豚に真珠、猫に小判。
「しんかいは深海探査船かなー」
くらいしか分からん。
結局ゆめタウンに戻って
お土産コーナーで呉名物いが餅
(10月の亀山神社大祭の時に
販売、いが餅自体はいくつかの
他県にもある)と魚肉加工品
おつまみカープカツ(ビッグ
カツの方が有名?)を買って
翌日の朝食にした。
夕食は
麺料理の店だから回転
早いかなと思いきや待たされる、
というか意外に回転悪かった。
後ろに並んでた客がしびれを
切らしていなくなった。
細うどん(海軍がすぐ茹でて
食べるため細いらしい)も
海自カレー(海自レシピどおり
らしい)もスルーして呉冷麺
780円+牛肉食べたかったので
広島牛のすじ煮込み580円。
30分近く待って腹減ってたので
案内してすぐ引っ込もうとする
店員呼び止めて注文した。
私が入店した直後に子連れ客が
一気にはけて、その後あまり
客も来なくて一気に空きました。
確かに日曜18:00台は子連れ客
タイムですな。このところ牛肉
不足だったのが牛すじ煮込みで
解消、味も濃すぎず問題なし。
呉冷麺はチャーシューと
半熟煮卵ときゅうり入り。
韓国要素ないし冷やし中華だな
と思ったが、呉冷麺は冷やし
中華で合ってるようだ。
しかし包装用ラップみたいなの
食べかけてテンションダウン。
呉には朝食バイキングが魅力的な
コンフォートホテルもあるけど、
メロンパン食う気でいたので
敢えて
ビューポートくれホテル
素泊まりにして安く済ませた。
結果的には食えなかったが。
コインランドリーは洗剤別売
100円、洗濯200円乾燥30分100円。
トータル標準的だが洗剤高くて
驚いたあまりフロントから
パジャマ取ってくるの忘れた。
部屋や大浴場は古いけど不潔な感じ
ではないのでOK。客を見かけず
他に宿泊客いないのかと思ってたら
大浴場に2人来ました。
部屋が妙に暑いと思ったら25度。
熱帯夜かよ寝らんねえよ。
エアコン付けたら暖房、堪らず
窓開けた。結果寝不足。
昨年10月に広島を旅行しました。
岡山メインで広島にちょっと寄る
旅行はしたことありましたが、
広島メインの旅行はしてないので
主要観光地が未踏のままでした。
実は厳島神社の鳥居修復を待って
ました。どうせなら覆いのない
鳥居見たいですからね。
連休じゃなくても羽田空港行きの
列車はかなり混雑してました。
スーツケースで1人が2人分の
スペース取るから余計ですね。
韓国や台湾でも行くのか国際線で
降りる人も多かったです。
JALは通路側席しか取れなかった
からビーフコンソメ飲んだ後は
寝てた。朝も早かったし。
広島空港近くに三景園という
池泉回遊式庭園があります。
入ってみたら意外に広いな!
空港工事で出た石を使って
空港開港記念で作られた平成の庭。
瀬戸内海や宮島など広島の風景を
イメージして造ったらしい。
池(大海)に張り出した潮見亭に
正門があり、通常はここから
出入りします。池の上の木製の
通路の先に灯籠があり、
岬に見立てているかのよう。
早くも色づき始めたもみじも。
紫陽花、牡丹、菖蒲、椿などが
あるということですが、10月は
花があまり咲いてませんでした。
月漕亭の下には舟。使えるのかな?
明るい黄緑色が見えて笹の築山かと
思ったら違った。里の池の上流には
三段峡の三段滝をモチーフにした
三段の滝があり、14mと結構高い。
観月亭辺りからは池を見下ろせる。
シロガネヨシも佇む用倉新池の
水面が日差しでキラキラ。
日向は暖かいけど日陰は少し風も
あって寒かったです。内陸なので
朝はまだ冷え込んでるのかと。
空港から白市駅までバス。
車でしか移動できない空港だから
バス停も行列ができてるけど
白市駅方面の路線バスだけは空いてる。
白市駅に着いたらちょうど何台か
タクシーが待機してたのですぐ乗車、
仙石庭園へ連れて行ってもらいます。
この辺りも大黒鬼瓦ある!
大黒嵌ってるのは多くないけど
鯱載せたり派手な装飾の赤い石州瓦の
家屋が目立ちます。タクシー運転手に
聞いたら古い建物はみな赤瓦で、
昔は地元で瓦を焼いてたらしい。
丹後は黒だったけど広島内陸は赤
なのか。広島だからってカープ色
好んでるってわけじゃないだろうが
地域によって傾向があるのかな。
復路のタクシーは行きの運転手が
無線で予約してくれました。
お願いしてみても自分で電話しろって
言われることが多いからありがたい。
行きは白市駅から15分弱3180円。
帰りは西高屋駅まで8分1830円、
駅前工事のため手前の信号で下車。
白市駅の方がタクシー捕まえやすいが
西高屋駅の方が近くて安い。
仙石庭園では入園カードを買って
入場時に機械に差し込みます。
地元の医師が私財を投じ全国の石を
集めた現代池泉回遊式庭園。
ゴルフ場開発中止で余った良質の石を
引き取ったのがきっかけらしい。
庭石博物館として登録されており、
石の勉強になります。広いので
1時間弱だと駆け足で慌ただしい。
まずもみじ園や散策路で各地の石を
見比べる。やっぱ青石好きだなー。
阿波はなかったが伊予や祖谷や三波が
あった。確かに祖谷峡は青石だったね。
逆に赤玉石は毒キノコ見てる心地で
落ち着かん。わに池にはワニ石、
モアイ石、越前クラゲ石があるけど
これは石の種類じゃなくて形状。
伏龍湖という池には龍が伏したような
飛石と、不帰洞という伊予青石の
洞石組。亀島にも上陸できます。
途中予報外れの雨が降りびっくり。
イソヒヨドリ発見。
園内にBBQサイトがあってピザ窯
燃えてました。瞑想室もあったけど
宗教施設ではないとのこと。
仙神大滝は赤石などいろんな色の
石を使っててカラフル。
人口滝でも使う石の種類は普通
そんなに多くないので珍しい。
仙石湖という池に出て、富士山と
いう名の築山に途中まで上って
池を見下ろしてみました。
名勝とかじゃないので割と自由に
芝生に入れた。この池にも飛石が
あって乗れます。大名庭園を念頭に
デザインした庭園らしいけど
仙石湖辺りによく現れてるかな。
桔梗がまだ咲く神石殿は神社の
神木で造ったとのことです。
オパールが付いたアンモナイトの
化石などを展示、ラピスラズリ
なども販売。庭の写真の絵葉書と
石の一筆箋をいただきました!
一筆箋は県内の河原の甌穴石を
用いた向原手水石と、群馬埼玉の
白い石英が雲のようにたなびく
三波石峡紫雲石を選びました。
西条駅から歩いて福寿院円通寺。
新しそうな枯山水がある。
ブーゲンビリアや葉の黒い百日紅
みたいな花が日本庭園の周りに
咲いてるのが珍しいですね。
西条は酒造の町のようで、酒蔵の
通りを歩くと酒の香りがする。
見学もできるんだろうけど
下戸が行っても仕方ないね…。
酒蔵もまた打出の小槌の鬼瓦。
駅北口の寺も赤い石州瓦。
バスに乗ったら信号長いわ
渋滞に引っ掛かるわで全然進まん。
運転手もイライラしてた。
このルートは敢えて渋滞する道を
選んでるようで、前進んでるのに
よそ見してる車も複数いたので
普段から渋滞しやすいエリアと
思われますが、それならそれで
机上計算じゃなくて渋滞を考慮
した時刻設定をしないとさあ…。
結局13分遅れで到着。
心地いい風に吹かれながら
坂を上ってJICA中国の
レストランラコルトへ。
各国料理バイキング900円。
この日の日替わりメニューは
ケイジャンチキン(ジャーク
チキンから変更されてた)、
ゴンボ(カメルーン料理で
鶏肉とオクラの煮込み)、
チキンカツ、さつまいも入り
十五穀ご飯、コールスロー、
味噌汁。自家製デザート、
野菜カレー、フレッシュサラダ、
白ご飯は毎日共通とのこと。
飲物はコーヒー、紅茶、烏龍茶
があって、バスが遅れて熱い
お茶のんびり飲んでる時間が
なかったので冷たい烏龍茶に。
デザートは一口チョコババロア。
他の日も世界各地の料理が
あって面白そうでした。
土日より平日の方が充実してる。
職場の近くにあったら毎日通うわ。
ハラル対応。時間が遅めだったので
食事が残ってるか心配しながら
入店したけど、さつまいもが若干
少なかったくらいで問題なし。
バイキングで待たされないから
時間短くてもちゃんと食事に
ありつけるのがいい。
同じチキン料理でもゴンボは
優しい味でケイジャンは
スパイシー、どっちもありだね!
がっつり食っておく。
バス乗れない時間になったら
「東広島までタクシー移動して
新幹線」に予定変更&出費も
覚悟してましたが、帰りのバスも
渋滞に捕まったか定刻に来なかった
ので乗り遅れの心配無用でした。
いつ来るか分かるというQRコードが
あったので読み取ったら4分遅れ、
でも結局8分遅れで来た。
今度はバス定刻到着の20分後の
JRに乗り遅れるのではと不安に
なったけど、その後は行きと同じ
駐車場待ち以外はそこまで渋滞も
なく、最終的に9分遅れにとどまり
間に合いました。
バス車窓では梵字入り鬼瓦発見。
JRの車窓では赤瓦が多かったけど
本郷駅辺りから黒瓦率が上がる。
三原駅が近づくと石州瓦が
ゼロではないけど減る、というか
そもそも和風建築自体が減る。
常緑樹中心の山林もいいなー。
南からの日差しが嫌で左側に
乗ったら、糸崎付近で右側が
海の景色になりました。
尾道で下車して観光。
前回学習したので、トイレは
駅改札内で済ませて改札外の
小さくて混む方は避ける。
バスに乗りまずは浄土寺に
行きましたが、貸切で何か
イベントをやるらしく庭園の
拝観はできませんでした。
高台にあるので石段上らなきゃ
いけない代わりに海を少し
見下ろせます。
爽籟軒庭園が土日しか開いて
ないので尾道観光を土曜に
持ってきたってのもある。
見学範囲は茶庭と茶室明喜庵
(京都山崎の妙喜庵待庵の写し)
の外観で、本邸には入れません。
そのためすぐ見終わる。
紅葉の季節選んだ方がいいかな。
江戸時代の豪商橋本家の別荘。
スタッフに栗を拾っていいよと
言われたけど、流石に5日旅の
初日なので拾っても持ち歩けん。
重いし虫が出てきたら困る。
浄土寺と爽籟軒でほとんど時間を
使わなかったので、予定より早く
千光寺ロープウェイに乗ります。
ロープウェイって出発直前に
一度に客を乗せるのが多いけど、
ここは出発前から順次客を乗せて
いくスタイル。コロナのピーク時も
こうだったんだろうか?狭い車内で
密になる時間が長くなるけど。
千光寺公園の新しそうな展望台に
上って尾道の町を見下ろします。
夕日に照らされた瀬戸内海!
島の向こうにさらに小さい離島、
天気もいいので四国山地の山なみ
まで見える。予定どおりだと
暗くなってたと思うので
時間早まってよかった!
石に尾道ゆかりの小説や詩を彫った
文学のこみちを下り、千光寺にも
寄ります。般若心経が流れる。
絵馬ぎっしり。私はしなかったけど
鎖で上る岩もあったようです。
尾道名物の坂を下っていきます。
歩道橋で国道を渡りたかったので
適当ではなく地図を見ながら道を
選んで行きます。時に細道に入ったり
芙蓉咲き蘇鉄密集する寺を横切ったり。
金木犀や馬酔木が香る。猫5匹発見。
配達員さんが車の通れない坂を荷物
抱えて上っていくのを見ました。
住人よりもっと大変そう。
線路の上の歩道橋で何人もカメラ
構えてるので、珍しい列車が
来るのを撮り鉄が待ってるのかと
気になって見てたら普通の列車。
夕暮れとともに撮りたかったようだ。
Hinaで尾道焼き950円の夕食。
豚肉、砂ずり、いか天、卵、そば、
キャベツ、もやしが入った
お好み焼きでした。
豚肉といか天はいくつか入ってる
感じで、砂ずりと焼きそばが主役。
端の方、焼きそばのお焦げが
サクサクしてた!1個で十分満腹。
店員さんが焼いて提供します。
鉄板か皿か選べましたが
都城の土鍋で火傷したのを
思い出して皿にしました。
取り皿やヘラは広島らしく
オタフク印。子供の頃から
オタフク派なので歓迎ですが。
店員さんは2人とも女性で、
店内も清潔感がありました。
客は他に観光客の女性1人
だったので女性ばかり。
18:00過ぎの三原行き列車は
もう夜で海は見えず。
三原駅のホームにカープ列車が
停まってた。三原はタコの町
らしく歩道にタコの石像。
尾道のホテルは埋まってたり
高かったりしたので、三原の
スーパーホテルに宿泊。
変な宿に泊まるよりチェーン系
ビジホの方が確実だけどな。
ウェルカムドリンクで
リアルゴールド飲む奴。
歯ブラシやパジャマはフロント
前から持っていきます。
靴脱ぐ式の部屋だった。
机広いのとコンセント穴多いの
ビジネスホテルらしく便利、
トイレの上にタオル掛けが
あって届きにくいのと
エレベーター1台だけなの不便。
大浴場は暗証番号何度押しても
開かなくて、スタッフを呼んだら
入った客が内側からさらに鍵を
掛けてしまったのが原因らしい。
コインランドリーは洗濯200円
洗剤備え付け、乾燥無料。
乾燥機は最初時間が表示されない。
標準60分らしいけど45分後に
行ったらとっくに終わってて
服が冷えてた。待ってる客いたら
顰蹙買ってたかもしれん。
ブラタモリ見てたら秋吉台特集で、
タモリも山口県の集落で石州瓦の
多さに気づいてました。
普通真っ先に目が行くよね?
タモさんと私だけじゃないよね?
テレビでヒーリング音楽聴けた。
五感シリーズはいまいち好みじゃ
なく午後の眠りシリーズ聴いてた。
寒くて寝る前に暖房ON。
22:30過ぎに就寝。