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ギクリのブログ。たまに自意識過剰。

関西一人旅2024 3日目

2024-08-03 | 旅に出た
朝食会場に行ったら東横インなのに
子連れ客が多くてびっくり。
まあ今の庶民には連休中の旅館は
高すぎるのは分かるけど、壁薄くて
隣室のいびきも響く東横インだと
騒いだら隣室から怒鳴られない?
朝食はトレーが使い捨て弁当容器、
凹みが4個だけど4品に抑える気
ないから容器2個取ったった。
暑くて30度近くまで上がる予報。
この日はまだ歩行距離少ないから
何とかなりそうだけど。

GWで花粉シーズン終わりのはず
なのに、外に出たらアレルギー
なのか涙出るわくしゃみ出るわ。
ホテルから歩いて奈良時代の庭園
遺跡を復元した平城京左京三条
二坊宮跡庭園に行きました。
カラスや小鳥が水場で涼む。
アップで撮ったら黄色い鳥だった。
キセキレイって町中にいたっけ。
柱などが朱塗りの建物も復元して
いて中に入れました。
庭園に流れる水は曲線を描き、
排水設備もあったとか。
曲水の宴も可能とのことだが
やるにはちょっと川幅広いかな。
石で海岸か渓流を表す。
木枠で組んだ桝には水生植物を
植えていたらしいです。
庭園管理か飲食を用意するためと
推測される掘っ立て小屋の跡も。

法華寺に行く途中に14年ぶり
平城京東院庭園に寄りました。
外国人観光客引き連れる形になった。
以前は9月に訪れて萩の花やムラサキ
シキブの実が見頃だったので趣が違う。
黄色いカキツバタが端に咲く。
草花が少ない季節の分、逆に石組が
目に入りやすいのは利点かも。
失われたと考えられる石は補ってると。
タイムスリップしそうな素敵な庭だけど
朝から気温が高くて日傘差してても
のんびり見てられなかったです…。
こっちには明らかに曲水の宴用と
見られる小川がありました、でも盃流す
にはもうちょい水深あった方がよさそう。

法華寺は春の特別公開で名勝庭園が
見られました。光明皇后建立の
総国分尼寺(総国分寺は東大寺)です。
護摩堂の池の周りに季節の花。
まずは本堂、尼僧さんが読経中。
奈良時代の仏像の頭部や十一面観世音
菩薩立像の分身も展示。
慈光殿には東宮時代の昭和天皇が訪れた
際に使った椅子や五重塔を縮小して
作ったものを展示してました。
名勝庭園は最初カキツバタとへの字型の
橋しか見えず、名勝にしては物足りなく
感じてましたが、奥の方へ行くと
江戸時代に仙洞御所から移築された客殿の
近くに石を敷き詰めて表した滝?が。
江戸初期の回遊式庭園で、石や庭木も
仙洞御所から移されたと伝わります。
石灯籠は後世のものかなあ、ちょっと
違和感あった。18世紀茅葺き建築の
休憩所光月亭で冷たいほうじ茶一服。
華楽園は造形を楽しむ庭というより
仏前に供える季節の花を植えてる
場所。この時期はシャクヤクとか。
蒸し風呂式浴室は外観のみ。
東院庭園に引き連れた外国人
観光客をここでも見かけました。

渋滞と信号待ち踏切待ちでバスが
全然進まず13分遅れで到着。
特別公開の興福院。拝観料1000円、
茶席や野点を利用するとプラス1000円。
見せてもらえるものの相場からすると
正直1000円は高いかな…。
茶席の位置には入るなと言われて
客殿庭園もあまり見られなかったし、
その庭園も手入れが十分とは言えず
小堀遠州好みのはずが大池寺みたいな
綺麗な曲線の刈込になってなかった。
他にも野点利用者しか入れないエリア
があるから、1000円しか払わないと
見られる場所が結構限られる。
ここでは1000円の対価を求めようとは
せず、今後の保存修復のための寄付の
つもりで支払うべきです。
客殿には重要文化財の渡辺始興の襖絵。
庭は当初は遠州作庭だったのが
尼ヶ辻からこの地に移った時に
遠州好みとして新たに作庭したとので、
遠州が直接作庭したのが残ってるわけ
ではないようです。渡り廊下の先の
本堂には天平時代の阿弥陀三尊。
正面で両薬指と親指で輪を作る印。
いくつかの茶室の外観も公開、
中も窓から覗けるが撮影禁止。
茶室長闇堂を建てた小掘遠州の友人
久保利世の墓があります。
周囲の青もみじは綺麗だった。

駅までのルートにあるSAHHA
今度はチュニジア料理です。
シャクシューカのマトンケバブ
1500円を注文しました。
野菜と卵入りでパン付き。
唐辛子ペーストのハリサによる
辛さは「ゼロ、ピリ辛、辛い」の
中から選べ、ピリ辛にしました。
ちょっと古民家っぽい建物。
エスニッククッションにもたれ
ながら料理を待ちます(子供が
座るとちょうどよさそう)。
パンがありきたりなロールパン
とかだとつまらんな(それなら
いっそライスの方がいい)と
思ってたら中東のパンでワクワク。
シャクシューカはチュニジアの
ラタトゥイユということで
トマトベースの煮込み。
たまにピリともしないピリ辛料理
出す店もあるけどこれはちゃんと
ピリ辛だったし激辛でもなし。
後から辛くなかったか聞かれたけど
約束どおりだったから大丈夫。
卵は半熟、マトンも柔らかく、
ちょっとミントっぽい香りを感じて
会計時に聞いてみたら、肉にミント
付けてて正解だった。
今まで食べた中東料理では肉に
ミント感じなかったから面白い!
パセリ以外の野菜は不明。
パンに付けたいのに油断すると
そのまま食べ進めちゃうぜ。

近鉄・市営地下鉄・阪急と乗り継ぎ
京都入り、壬生寺特別公開。
壬生寺は3回目ですね。1回目は本堂の
特別公開、2回目は節分の壬生狂言。
いずれも庭園には入れなかったので
庭園を見るのは初めてです。
涼しいお堂で説明を聞きます。
壬生の名は湿地の水生が発祥という
説があるそうな。元あった延命地蔵は
焼失し、現在のものは唐招提寺から
譲り受けた平安期のもの。杖の一部
だけ博物館に預けていて無事だった。
秋にも壬生狂言やってるのか。
壬生狂言は口伝で台本がないとか。
節分で有名な吉田神社と壬生寺は
それぞれ鬼門と裏鬼門。
庭園は1か所(幸い日陰だった)から
見られ、中には入れません。
晴れた午後だと築山が見にくいかな。
最も高い青石は滝を表します。
石橋(一つの石)で滝壺が見づらい
けど、たぶん鯉の石はないので登竜門
ではないと思います。江戸時代は
朱雀大路の溝から水が流れ池泉庭
だったが今は水が入ってない、
江戸時代に火災にもあったが
すぐ再建された、という話。
新緑が美しく見える庭とのことです。

市営地下鉄はやや混んでたけど
阪急も嵐電も座れるね!
観光客はバス使ってるのかな?
渋滞による遅れを避けるため
京都市街地では絶対バス使わない
ルートを選びました。
太秦広隆寺で結構降りたけど
15:00過ぎてから映画村行くの?
御室仁和寺で降りて旧邸御室。
特別公開1600円、以前より値上がり
したのはGW期間だからだろうか。
糸手まり飴とポストカード付き。
素足やストッキングの人は靴下を
買わないといけないとのこと。
私の時間帯は庭の見える大広間で
社員の方が説明してくれました。
水面のように庭を映すテーブルは
東南アジアの大きなカリン、
常夏の熱帯だと年輪がくっきり
出ないらしいです。
漆を塗るのと鹿角の粉で磨き上げる
のを数年繰り返したと推測されてる。
テーブルは玄関や喫茶室にもあり、
喫茶室利用者は喫茶室のを触って
よいそうです。インスタ映えを狙って
置いたのではなく昔からあった。
築80年の数寄屋造りの邸宅で
先代社長がここを買って、商売には
縁起の悪い散る桜を抜き、池にも
水を貯めないようにしたらしい。
今は採れない鞍馬石や赤石なども
使用、石灯籠が好きだったらしく
園内に多いと。後に文化財指定、
維持も大変だそうですが、
格式ばった場所じゃないという
ことで禁止の貼り紙や結界は
少なくし、訪問者は写真が楽しみに
するしずっと記録に残るからと
撮影禁止にもしてないとの話。
普段は一棟貸しで撮影などに使われ、
例年は予約の少ないGW過ぎから
6月に公開しているものの、
今回初めてGWに公開。
今年は外国人観光客も来たとか。
朝より夕方の方が右側のウバメガシ
の陰が綺麗でお勧めらしい。
説明が終わるとみんな勿論テーブルに
映る緑に群がる。湖面と言うより
油絵みたいに見えますね。
富士山の欄間も面白いが。
洋間の天井には四季の花の絵。
中庭のナンテンの葉の影が茶室の
障子に映るのもいいですね。
浴室からも庭が見える。ガラス窓が
広いけど向こう側に家がないから
覗きの心配なし。誰かが庭を歩いて
たら見られちゃうけど。
外に出て庭を回ることもできるけど
見え方は屋内からの方がいいかな。
庭の上に茶室双庵、仁和寺が見える
窓の下にも細い窓。待合には丸窓。
何かどこの伝統家屋もエアコンの
室外機の置き場所に悩まされてる。
庭や建物の景観壊すけど、最近は
夏が暑すぎて置かないわけにも
いかないし、エアコンの近くに
置かないといけないし。

ところで特別公開はなぜどこも
かしこも10:00~16:00なんだ…。
朝一番と夕方に組めん。
16:30過ぎても暑い。
太秦から乗った山陰線混んでたが
観光客というよりバスケクラブの
男子軍団によるもの。
梅小路京都西駅で結構乗ったのは
水族館客?新快速で滋賀県に移動。
混雑回避で夕食は滋賀県で。
18:00過ぎても明るい。
西日本だから余計日没が遅い。

能登川の割烹かっぱに入店、
店名どおり店内かっぱだらけ。
置物や絵だけでなく爪楊枝入れ
までかっぱ。会計せずに出た客
いたがツケ払いの常連さん?
滋賀県の名物鮒ずしを気軽に
食べるためにやって来ました。
鮒ずしカルボナーラ1320円を
注文。鮒ずしラーメンもある。
カウンターの隣の常連さん?が
気になったか、鮒ずしマシマシで
ついでに作ってと注文してた。
常連さん曰く切るのも面倒だから
自分では作らんと。お店でも
臭いので鮒ずし専用のまな板と
包丁で切ってるように見えた。
そりゃ一般家庭にはハードル高い。
鮒ずし初めてだがギブアップせず
無事完食できるかドキドキ。
鰹節掛かった鮒ずし登場。
紫蘇の葉のごまポン酢、ゆず胡椒、
ネギ、鮒ずしの白いのが皿の端に
添えてありました。
発酵系の味が全体に付いてる。
鮒ずしは最初変わったチーズ、
次に酸味、よく噛むと魚の味。
先入観を持たず食べるべし。
薬味で味変、ごまポン酢いける。
うっかりゆず胡椒全部付けたら
辛かったけど鮒ずし大丈夫だった!

能登川駅前のアズインは穴場で
コスパよくてお気に入りの宿です。
彦根のビジホより安く泊まれるし、
彦根と違って殿様商売でも客が来る
町じゃないからサービス頑張ってる。
予約時は喫煙ルームしかなかったけど
空きがあるとかで禁煙ルームに変えて
くれました。アメニティコーナーに
ドクターシーラボのオールインワン
ジェルあったので貰った。
とび太くん×赤い羽根共同募金の500円
ガチャガチャ、募金すると危ない道に
飛び出し坊やが設置されるらしい。
女湯大浴場は暗証番号で入る。
アメニティはカラハリ。
脱衣場にもコインランドリーあった
から入浴中に洗濯。脱衣場にある無料
マッサージチェアで揉まれながら待つ。
私が入浴する頃は誰もいなかったが
洗濯終わる頃には入浴客ぞろぞろ。
洗濯200円洗剤自動投入、乾燥30分
100円と良心的な料金設定。
翌日6:30起きで夜ふかしできないので
GGNはC組とA組だけスマホ観戦。
コメント

関西一人旅2024 2日目

2024-07-28 | 旅に出た
2日目は初めての吉野方面です。
使える近鉄フリーパスなかった。

朝食は自分比ではそんなに取ってない。
最初にご飯があって最後にパンがある
のでみんなご飯取っていきました。
パンよりご飯食べてもらう方が
ホテル的にコスパいいから考えたね!
ひじきとおからの胡麻和え?みたい
なのが割と美味しかったかな。

近鉄乗って気になった。
最近の男子高校生って鞄にマスコット
とかいっぱい付ける子多い?
それとも奈良県一部地域だけ?
女子高校生は昔からそうだけど。
手作りっぽいの付けてる部員がいて
彼女が作ったのかと思いきや
他の部員も同じの付けてた。
下市口駅からバスに乗ったら登山客が
多く、日帰りか宿泊か聞かれてた。
日帰り客多いと臨時便出すんだろうか。
バス降りたら飛び出し坊やおった。

拝観予約してた願行寺に到着。
町のサイトでは8:00からとあるけど
実際は9:00からのようです。
右側の寺務所のインターホン鳴らしたら
本堂の方に来てほしいと言われました。
本堂の下で待ってたけど誰も来ないので
入ってみると、本堂右奥の廊下から庭。
翌々日に草の手入れ予定だとか。
室町末期の庭、洞窟石組は確かに古い
庭にしかないかもしれません。
看板には「玉石敷の低い平坦地を水面に
見立てた枯山水的な取扱い方に、室町
時代に京都を中心として活躍した一流派
のものと考えられ室町末期(永禄年間)
を下らないものと推定されている」と。
浄土真宗の寺の古庭園は珍しいらしく、
奥中央の石は阿弥陀如来で、庭の奥は
彼岸、手前は此岸で荒波が横たわるのを
小石を敷き詰めて表し(静かな細かい砂
じゃない。那智黒石って言ったかな?)、
彼岸へ渡る舟を表す平らな石も。
彼岸側には滝石もあるそうな。
葉の小さいモミジは昔は11月上旬に
紅葉していたものの、今は温暖化で
12月半ばまで見られ、正月は落ち葉で
地面が赤く、ドウダンツツジや裏山の
紅葉も合わせて綺麗だとか。
以前からある木はこのモミジとドウダン
ツツジで、モミジの後ろの開山堂?
(蓮如上人を祀る)はモミジより後から
建てたものだそうです。奥の塀は老朽化
したため最近建て替えたもの。
座敷の上段の間は本願寺の高僧のためで、
勿論ここから庭を眺められます。
時代が違うので上がらせてもらえた。
寺子屋としても使ってたそうです。
江戸時代の歴代代官による「勝手に木を
切るな」の立札を展示、全部名前が違う。
最後の代官は天誅組に殺されたらしい。
この辺り薬草が取れるという話の流れで
森野旧薬園が出てきました。
一度行ったところです。懐かしい。
本堂の仏間には天女の欄間が。
ちなみに庭見てる途中で地震があった。
和歌山県で震度2でこの辺は震度1。

下今市駅まで向かう途中、やま十
昼食の柿の葉寿司を買いました。
吉野の土産物屋にもあるかもしれんが
売り切れてると困るので。
8個入り980円を購入。
鯖鮭4個ずつではなく鯖だけです。
連泊で荷物ないので普通にリュックに
入るね。川を渡ったら川岸が青石。
この辺から紀伊青石、阿波青石と
地質的に続いてるんだろうか?
三波川変成帯?

吉野駅からタクシー9分1760円、
まずは如意輪寺へ。
駅にタクシーいなくて電話しようと
思ったところにちょうど来てくれた。
自力でここまで上るの辛いからね。
吉野にはGWの時期モチツツジという
ネチャネチャするツツジが咲くらしい。
後醍醐天皇の勅願寺です。後醍醐天皇
御霊殿のそばの池に金魚。
二河白道庭園は現代的なもの。
此岸と彼岸の間に赤い火の河と激流の
水の河があり、釈迦如来に背中を押され
ながら間を貫く白道を進み阿弥陀如来の
いる彼岸へ向かうみたいなストーリー。
それぞれの河には赤と青の石と玉が
敷かれてる。宝物館には仏像のほか、
楠正行が辞世の句を刻んだ本堂扉や
正行の短刀、桜井の別れから四條畷の
戦死までを描いた絵などを展示。
仰向けになって見る天井仏画も。
多宝塔や斜面に建つ報国殿まで
見に行きました。後醍醐天皇御陵の
方までは見に行ってないです。
山門から出てハイキングコース
みたいな道でメインルート方面に出る。
木陰の下りで余裕と最初思ってたら
最後上りだった。

桜本坊前のベンチで柿の葉寿司の昼食。
8個とも鯖だけど美味しいから飽きない。
柿の葉の香りがいいですね。
桜本坊を通って竹林院前バス停へ。
1本早い奥千本行きバス(11:35)に
乗れました。先払い400円。後の方に
乗ると100円玉不足で釣り銭のないよう
出せと言われがち。そのうち500円に
値上げして釣り銭問題解消しそう。

奥千本口バス停からいきなり急坂きつい。
桜本坊前と違ってこっちのトイレには
洋式ある。山上った方がちゃんとしてる。
金峯神社まではコンクリート上り坂で
日差しもあるからダメージでかい。
その後は木陰が増え土の山道が多くなる
から同じ上りでもまだ体力的には楽。
山道で引き返してた人いたけど、最初の
急坂が一番きついからあれ越えられた
人は(時間があるなら)大丈夫。
普通のスニーカーでも歩けました。
足元注意(特に西行庵付近は崖沿いの
細い道もあるので、観桜期じゃなくても
一方通行の方がいい気がする)だけど
前も見てないと毛虫が糸垂らして落下。
上りだと思ってたら途中からどんどん
下る。逆に帰りどれだけ上らされる
のかと戦々恐々。

西行庵に到着。ヤマツツジ?と
青もみじに囲まれた素朴な庵。
最低限のものしか持たなかったに
しても狭い庵です。
どんな暮らししてたんだろうなあ。
あずまやでは弁当食う人達。
帰りの道は植林中で意外に開けた
ところが多く、危なくないところでは
日傘差してました。上りでもそんなに
険しくなかったと思います。
バスの時間(13:05)まで神社前の
休憩所で一休み。この一休み覗いたら
ざっくり往復1時間。
バスでまた竹林院前に引き返します。
時間と体力ないので歩いて下ることは
しません。途中の展望台は桜の時期
じゃないとそんなに見所ないかなと。

バス降りたら近くの竹林院群芳園へ。
旅館だけど泊まらない観光客も
拝観料払って庭園に入れます。
大和三名園の一つ、池泉庭園。
室町末期に竹林院住職が造った庭を、
秀吉の吉野山観桜の際に千利休か
細川幽斎が手を加えたと伝わる。
蓬莱石組は桃山時代の作風、
二重集団二重護岸の石組などは
室町時代の遺構が残ると。
池のほとりの桜の支柱を池に立てる。
各島に小さな木が生えてて盆栽みたい。
この島は七五三の配置だとか。
帰りは裏山上って下る。

ここからケーブルカー駅方面に道を
下っていったけど、距離も傾斜もある
のでこれ上り続けるの絶対キツいな。
竹林院周辺は人が少なかったけど
もっと下にはいました。竹林院まで
上って来られずギブアップしたのか、
一時的にどこかの飲食店や土産店に
吸い込まれてたか。そういえば
吉野って外国人あまり多くないな。

ところでGWは実は冬以外では
吉野の交通が最も不便な時期です!

①路線バスではGWは観桜期(もう
 咲いてないけど)に当たるので、
 上千本への直通バスが中止となり、
 ケーブルカー駅から竹林院までの
 バスがない。
②桜の開花時期に運行される
 如意輪寺へのシャトルバスは終了。
③一方でロープウェイはGWは
 観桜期ではなく通常期扱いなので、
 始発が観桜期よりも遅い。

金が惜しくなければ私みたいに
タクシーで上るのが楽です。
惜しければGWは避けて、
普通に①のバスが走ってる時期に
訪れた方がいいです。
ウォーキング目的なら別だけど。

吉水神社は門入って左側に桃山期の
庭があります。分かりやすい亀島。
左側に須弥山、蓬莱島、亀島、
右側に鶴島、舟石の蓬莱式庭園。
吉野山観桜時に秀吉の本陣宿坊となり、
秀吉自ら基本設計をしたと伝わる。
元は修験道の寺院だったのが後醍醐
天皇の南朝皇居となり、そのため
明治の神仏分離令で廃仏毀釈を免れ
神社にされたそうです。
書院にも入ってみた。撮影可。
鎌倉時代の建築なので現存する書院造
としては最古らしい。義経と静御前が
別れた地でもあるそうです。
後醍醐天皇の間は勿論上段が設けられ、
四季の花を描いた黄金の床の間が豪華。
ただし障壁画は秀吉が花見の時に修繕・
滞在した時に狩野永徳が描いたもので、
後醍醐天皇の時代はこうじゃなかった。
天井は格子じゃないんですね。
襖絵や屏風絵は狩野派、一つは傷んでる
けど狩野永徳で、秀吉が花見で使った
のをここに置いていったとか。
そのほか、後醍醐天皇直筆の書、花見の
際に秀吉から賜わった壺、義経着用と
伝わる鎧、弁慶使用と伝わる七つ道具の
一つ武装槍、一休の墨書などを展示。

金峯山寺は蔵王堂がでかい。
特別開帳でかなりお高いから中には
入らず外観だけにしました。
ロープウェイまでの道には土産屋や
飲食店が並びます。ソフトクリーム
200円など割と良心的な店もあれば、
観光客価格にしてもぼったくりすぎ
だろって店もある。
だが客も坂を上りながら店を比較する
元気がないので、食べたくなった時に
見つけた店に入ってる感じ。
町家っぽい建物もある。山伏おった。

ケーブルカーで帰るつもりだったけど
七曲りの下り坂歩いても1.3kmで大して
時間掛からないので450円浮かせた。
皆もケーブルカー使わずにこっち来る
と思ったら、坂を下るんじゃなくて
駐車場があるようです。
時々あるショートカット階段は危なく
なさそうなら使った。所要15分弱。
駅前で実家のお土産買って発送。
近鉄行ったばかりで30分待ち。
青の交響曲(シンフォニーと読ませる)
という特急が停車しててドア開ける
タイミングでクラシック音楽鳴った。
内部覗いたらヨーロピアンスタイル。
勿論私は特急じゃないのに乗る。
急いでないしどうせ寝ちゃうし。
爆睡しすぎて橿原神宮駅で下車
しないと大阪に連れて行かれるが。

大和西大寺駅改札内の焼肉ライク
夕食。目当てのセットがなく悩んだ挙句
ライククワトロセット1600円。
バラカルビ、匠カルビ、ハラミ、豚タン。
久々に焼肉食ったがやっぱハラミうまい。
匠カルビはスジあるからバラカルビの
方が食べやすいまである。タレ塩辛い。
前日は各国料理だし柿の葉寿司以外
現地の名物食ってない。なお翌日
以降もおおむねそんな感じの模様。

ホテルでは連泊だと掃除されないので
バスタブの汚れたお湯を見ないように
しながら入浴しました…。
そして10000m日本選手権をテレビ観戦。
女子と男子の合間に洗濯に行ったら
エレベーター1台しかないからなかなか
来なくて「男子始まっちゃうじゃん!」
とイライラ。幸い洗濯機は1台空いてた。
レース後にサブチャンネル延長、
洗濯終わってそうなのに取りに行けん。
コメント

関西一人旅2024 1日目

2024-07-20 | 旅に出た
GWは関西に行ってきました。
主に特別公開の寺院や施設目当て。
連休前の平日に仕事休んでスタート。

例によって始発に乗って新幹線内で
ウトウト。京都の朝は寒かった。
一日の寒暖差でかいやつ。
叡電に乗ったら二ノ瀬駅の手前に
もみじトンネルがあり徐行運転。
晴れてるので新緑が鮮やか。
二ノ瀬は山あいで空気が綺麗、
ただし街中より寒い。

最初は10:00に予約してた白龍園。
事前予約制で時間帯は10:00、11:00、
12:00、13:00から選択でした。
向かいの河鹿荘で受付、入園料1600円。
江戸末期の杉皮葺の建物で囲炉裏がある。
叡電の本数少ないから仕方ないけど早く
着きすぎた。この時間帯3組だけ。
紅葉時期に比べると予約取りやすい。
名前の由来は白髭大神と八大龍王を祀る
祠があるため(この祠だけは撮影禁止)。
会社の創業者が山を一から開発し、
かつて信仰されていた山の祭神を復活
させたとのことです。苔は植えたものでは
なく自然のものなので踏まないでと。
柵がないから景観がいいね。
いつも5月ってこんなに苔がいきいき
してたっけ?それともここの苔だけ特別?
あずまやがいくつもあり、屋根の中央だけ
網代天井にしてたり凝ってました。
カンアオイの葉をかたどった窓のある
彩雲亭、その隣の最も大きな鶯亭、
小川の石垣の上に土台が組まれた龍吟亭、
苔の中の飛石を渡って入る清風亭、
階段を上り小高いところにある福寿亭。
モリアオガエルの卵が入口のカキツバタの
咲く池とメインの池の上に産み付けられ、
祠の近くではカエルの鳴き声がよく響く。
この時期に咲いてる花はシャガのほか、
終わりかけだったけど薄桃色のツツジ。
歩いてたら体が温まってきた。
帰りは二ノ瀬駅に入る道が分かりづらい。

11:30開店を待ち出町柳のイスラエル料理
ファラフェル・ガーデンへ。3回目かな?
2階の道路側カウンター席に案内された。
その後から数組来ました。
ファラフェルサンドとフムスサンドの
2ピタチョイス1700円を注文。
両方ヒヨコ豆。流石に前より値上がり。
2つ頼むより多少安いが具が若干少ない
そうだけど十分な量だった。
ケバブサンドみたいにピタに具を挟む
だけならそんなに時間掛からないかなと
思ったがちょっと待った。
ヒヨコ豆とスパイスが中東らしいね。
スパイス強くてヒヨコ豆が押されてるが。
それぞれサラダも入っててヘルシー。
会計時に、レジに会ったゴマのお菓子の
ミニハルワ150円も買いました。
後で食べたらゴマのキャラメルって感じ。

祇園四条駅で降り正伝永源院の特別公開。
建仁寺塔頭の正伝院と永源庵が統合した
お寺です。織田有楽斎の墓がお出迎え。
永源庵の方は細川家菩提寺とのことで
細川元首相の襖絵もありました。
禅寺ということで庭の池は心字池で、
杜若と睡蓮が咲いてた。手前は白砂。
有楽斎ということで犬山にあるものと
同じように造った如庵が庭の一角にある。
実は元々は正伝院にあったのが犬山に
移築されたそうです。
中国人男性2人が袴姿+帯刀で現る。

建仁寺塔頭の西来院も特別公開。
門入ってすぐの場所でコーヒー売ってて
(どうやって車を入れたんだろう)
みんな飲んでた。寺の内部って普通は
飲食禁止なので珍しいイベント。
コーヒー買うと拝観料割引。中国人
はじめ外国人が多かったけど、特別公開
情報どうやって入手するのかな?
入口の苔と石の庭のほか、竹の坪庭
(インスタ映えしそうな花を敷き詰めた
水鉢などがあった)と、奥には砂と苔に
よる曲線的な枯山水庭(椿咲いてた)。
2028年の開山750年遠忌を前に本堂と
庭園の改修をしたとのことで比較的
新しく、綺麗に整備されてました。
龍の天井画と獅子の金屏風画は中国人
女性アーティストによるもの。
仏壇以外は撮影可。蘭の寺とのこと
ですが、蘭の季節じゃないので水鉢
以外に蘭の花は見かけなかったような。
人が多くて子供も駆け回ってたりして
あまり落ち着かなかった…。
なおこの日祇園近くで水道管が破裂し
10m水が吹き上がったらしい。
12:30頃建仁寺の近くだからちょうど
その辺にいたはずだが気づかなかった。

京阪と近鉄で一気に大和郡山に移動、
近鉄郡山駅から町家物語館(旧川本家
住宅)へ行きました。入館無料。
大正期の3階建て町家建築で何と遊郭。
だから裏通りにあるのか。
出格子窓で外からは見えにくい。
まあ見えてほしくないよね。
そして下の階ほど格子の目が細かい。
遊郭廃業後は下宿を営んだらしい。
雛飾りは段飾りではなく寝殿造り風で
五人囃子が入りきれず一人外に追放。
2階や3階にはお仕事用の部屋が
並んでましたが、用途が用途だけに
最低限の造りと広さ…。
日のあまり差し込まない中庭、
シュロチクがかっこいい。
その奥に座敷と奥庭。
座敷から見る中庭がよかった。
遊客名簿も展示、記録されるのか…。

時間が少し余ったので近くにある
箱本館紺屋にも寄りました。
入るだけなら無料。
金魚の町ということで金魚を飼ってて、
金魚柄の帯や壺(金魚鉢?)も展示。
藍染め体験もできるとのこと。

近鉄には戻らずJR郡山駅へ。
次の目的地は海住山寺でした。
しかし奈良線が人身事故で運転見合わせ。
私の乗る加茂行きは動いたけど、ダイヤ
乱れの影響で7分遅れで加茂駅到着。
加茂駅のタクシーは事前予約できず、
駅にいる車に乗ってくれとのことだった
けど、西口降りてみたらタクシーいない。
東口かよと思って回ってみたがやっぱり
いない。もう一度タクシー会社に電話
したら時間掛かると言われた。
16:00過ぎてもまだ来ない。
駅から寺まで10分以上掛かるので
これでは16:30閉門に間に合わない。
結局タクシーキャンセルして諦め。
路線バスで帰れる平日に組んだのに
無駄足、これならこの日は京都回る日に
したら連休の最中の混雑避けられたのに。

奈良駅から春日大社方面のバスに
乗ろうとするも、外国語の表示が目立ち
日本語が目に入らず行き先が分からん。
もはや日本人より外国人観光客向け。
まあ時間余ってるから急がないけど。
鹿がいっぱいいる原っぱや
夕日が逆光になる浮見堂を経由して
夜も開いてる瑜伽山園地へ。
「ゆうがやま」と読む。
大阪の財閥山口家が近代の文化人達と
交流したという庭園遺構を復元、
令和2年から公開してるそうな。
柵を引いて入るが外国人観光客が
分からなくて立往生してたので
入ってみせた。つい最近の復元なので
全体的に新しく、植物の成長あるいは
味わいみたいなのはこれからだと思う。
一番上の方は庭をちょっと見下ろせる
程度で特に何かあるわけじゃないので、
池と茶室とあずまや周辺を見れば
十分だと思います。

スリランカ料理のラサ・ボジュンに入店。
スリランカ音楽じゃなくてラテン
ミュージックが流れてたような?
ポークのコットゥ1200円を注文。
ロティの入った炒め物。
小さく刻んだロティは見た目ポーク色
だけど食べてみると肉じゃない(当然)。
キャベツ、ネギ、人参、ハーブらしき
葉っぱ、微量の卵を確認、キュウリ添え。
そのままでも十分スパイシーだけど
シャバシャバなカレーグレービー付き。
掛けるともうちょい辛くなるというか
味が濃くなり、ロティ入ってるのに
ライス欲しくなる。味が濃いので
一人で食べきるよりシェア向きかな。
十分満腹だけど別腹デザートに
ワタラッパン450円を追加しました。
RAIONKUNガラス食器にて提供された。

ヤシの樹液から作った黒糖、ココナッツ
ミルク、卵、カシューナッツで作った
焼きプリンに似たお菓子。ココナッツの
粒がまぶされ、食感は確かにプリン。
黒糖がプリンにおけるカラメルの役割を
果たしてるのかな?ヤシの黒糖は
普通の黒糖と何が違うかと問われると
ココナッツが強くて分かりにくいが。
欧米系外国人観光客が2組いて
「日本に来てスリランカ料理食うのか」
と少し驚いたけど、まあ奈良に来て
スリランカ料理食ってる(しかも偶然
流れ着いたんじゃなくて当初から予定)
私も人のこと言えないね…。
ただ店員は日本語より英語の方が
通じやすそうなので外国人でも問題ない。
黄昏の猿沢池のほとりを通って
近鉄奈良駅へ。

GWは昨年の鹿児島旅行に引き続き
2年連続東横インに宿泊。
たぶん値上がりが少ないからだな。
アパとか休日料金全然違うもんな。
どこに行っても壁が薄いのが難点だが。
コインランドリーの洗剤30円は
フロントではなく自販機で買う。
ちなみにこの日は待ち時間なし。
連泊だと清掃しないやつだった…。
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八丈島一人旅 2日目

2024-06-15 | 旅に出た
1泊2日の八丈島旅行後半です。

強風の音がうるさかったからか、
前日精神的に疲れても肉体的には疲れて
なかったからか、早く目覚めてしまった。
6:30早々に朝食。雨降ってるけど
雨雲レーダーでは降水表示なし。
予報だけでなくレーダー実況まで
役に立たないとは…。
ご飯だけ自分でよそって、他はお盆に
載った和食を取りに行きました。
干物は少し臭みがあったのでレモンを
掛けたけど、ひょっとしてくさや?
庭に寄ったら極楽鳥花。

朝は前日できなかった海岸観光。
しかし雨もっとひどくなってきた。
天気予報全然当たらんね。
前日ほどじゃないけど風が強くて
傘差せないのでレインウェア活躍。
タクシー9分2290円で南原千畳敷。
流れた溶岩が固まってできた黒い
溶岩台地の海岸。海に向かって風が
吹くので崖まで行かないようにする。
ゴツゴツの岩場。寒そうな海鳥と、
こんなところでも生きる草。
着陸前の飛行機、着岸前の客船。
ということは欠航せず帰れそう?
宇喜多秀家と豪姫の像があった。
なお豪姫は島流しされてない。
秀家は80代まで生きて、当時と
しては長寿だったんだよね。
温暖な気候がよかったんだろうか。
雨止む気なんて更々ないくせに
一時的に日差し出てきやがる。
むしろ雨脚強まってるし。
大潟浦園地のトイレに入るが
手が濡れてて紙取れねえ。
遊歩道周辺が芝生になってる。
この辺の海岸は岩というより
大きな石が目立つ場所も。
一応写真撮ったがレンズに水滴
不可避。またテンション下がる。

バスに乗ってバスパ(2日乗車券)
買う。1日しか使わないがな。
まさかの前払いで、リュックに
雨よけの袋かぶせてたから
財布すぐ出せず焦る。
乗継待ちの町役場バス停で
青いイソヒヨドリ現れたのに
デジカメがエラー起こして電源
なかなか入らずまた焦る。

中田商店前でバスを下りて
急坂を下って野良猫の横を通過し、
まずは裏見ヶ滝。入口からヘゴと
小さな落水がお出迎え。
常緑樹の森の散策路は雨風防いで
くれるのがいいね。
途中、玉石垣のような石が並んだ
急坂を見かけたけど、これは
為朝神社石宮への石段とのこと。
滝の裏側を歩けるのが特徴。
だから「裏見ヶ滝」なんだね。
水しぶきが掛かるので雨降って
なくても傘か雨具があるといい。
雨だからか滝の水量が多くて
よかった!テンション回復。
シダとかヘゴとか亜熱帯感満載。
橋からの川の眺めも亜熱帯的で良し。
ここはお勧め。ハート岩は2022年に
偶然落ちてきたらしい。

一時的に雨が止む。
海に近いやすらぎの湯で離島の
温泉体験、バスパで入浴無料。
バスパに記念スタンプ押された。
靴下もリュックも中まで濡れてた。
袋かぶせてたが長時間本降りだと
あかんね。撥水リュックが必要?
カメラのレンズ拭きまくってた
ハンカチも完全に湿った。
雨で冷えた体を温泉で温める。
熱くて体がびっくりして爪先が
吊った。年寄りだったら危ないやつ。
持参したタオル頭に載せてたが
案の定お湯に落とす。
行きが急な下り坂ということは
当然帰りは急な上り坂なので
しんどい。100m近く上る。
日差し出てるけどまだ雨降り。

昼食は八丈スーパーミニミニ店で
買った島寿司。メダイ(帰りの
機内で隣の客が食べてた)も
あったが赤サバ1080円。
宿でも昼飯用弁当の島寿司を
予約できたけど、買ってたら
確実に雨にやられてたね。
近くには雨風しのげる場所が
ないので隣の中之郷出張所前
バス停まで歩き、待合小屋で
食べました。味濃いめ(ゴミ
持ち帰るので醤油漏れないよう
なるべく付けて食べたのもある)。
そして香辛料効きすぎ!
島寿司はワサビじゃなくて
からしなんだっけ?
食べてる間にも雨本降り。
酷くなってるじゃん。
それでも雨雲レーダー表示なし。
アメダスだと後から降水量が
出てきてる。店員は「明日天気
回復しそう」と話してたけど
結局翌日は雨も風もさらに悪化
したようです。温泉浸かった後に
急坂上って汗かいてしまったので
冷えてきて、レインウェアの下に
ダウンジャケット重ねて着太り。

まだ少し時間があるのでバスで
名古の展望台に行きました。
天気よくなくて山は見えんが
海は見える。展望台までの道に
ヤシ科っぽい木(ロべでは
なさそうな)など。洋式トイレや
チョークで落書きできる休憩小屋も。
バス停で待ってたら変な鳴き声の
カラス。「ウーハアウッ」みたいな。

13:00に予約してたヘゴの森ツアー。
バスが遅れて数分遅刻。
八丈ストアの隣の駐車場(?)が
集合場所。写真はネットに載せても
いいけど私有地なので場所は非公開。
女性のガイドさんでした。
時間帯ごとに1グループ貸切らしく、
午前中を第1希望にしてたけど
先客がいて午後にしました。
なのでガイドさん含め2人だけ。
コースは2つあってハードな方を
選んでました。天候を見ながらと
なりましたが、森の中では雨風が
遮られ(途中で雨が止んだっぽい)
傘も不要、結局全コースを完歩。
健脚向けみたいな案内だったけど
温泉からの急坂よりずっと楽。
ガイドさんに話したら「あそこ
上ったのか」と驚かれました。

雨が収まったので晴女か聞かれたが
霧女だし雨で済めばまだましで
台風3~4回食らってるんだよなあ。
最近は黒潮が蛇行して異常気象で
欠航が増え、比較的安定している
季節は11月、あるいは3月上旬や
台風来る前の夏だそうです。
2月下旬がダメなら3月上旬でも
さほど改善しない気がするが。
雨はぬかるむけど葉が濡れて
テカテカして、苔も元気で森の
匂いがよく嗅げるのはメリット。
常緑樹多いから冬でも緑が楽しめる。
その代わり秋の紅葉はないらしい。
1か所足を滑らせて泥が付いたので
レインウェアは脱がなくて正解、
言うほどハードじゃなかったので
レインウェアの下にダウンジャケット
着たままでも暑くなかったです。

まずはその辺に生えてる明日葉。
新芽の方が美味しく、黄色い汁は
付着すると取れないらしい。
町のシンボルのロべ(フェニックス・
ロベレニー)は国産では大部分が
八丈島産で、フラワーアレンジメントに
使われ昔は1本50円でいい収入になった
(でも葉を取る時チクチクする)が今は
値下がりしたそうな。キイチゴは
駐車場では開花してたけど森の中では
つぼみ。島の子供が摘んで食ったり
ジャムにしたり人気。名前忘れたけど
森の中でよく見る赤い実はクリスマス
頃になるのでリースにする人もいて、
赤くて目立つが中身が種以外ないので
鳥もあまり食べないと。

ガクアジサイは肌触りがいいので
昔はトイレに使い、もう一つの背の高い
ラセイタタマアジサイは肌触りが悪く
花の時期も遅い。ヘゴはシダ植物で
幹に見えてるのは根で触るとチクチク、
中心は空洞。スギが植林されたが気候が
合わず、モンステラに巻き付かれるわ
トゲで絡みつき木を弱らせるカズラ
(名前忘れた。ヘゴはターゲットに
しないらしい)に巻き付かれるわ散々。
モンテスラは外来種でもないらしい。
下に光を届けるため後から溝や穴が
できてくる。里芋の仲間で果肉は食用。
太くなったテイカカヅラのツルは
以前ブランコにできたが、恰幅のいい
人がやったら折れたため今はできない。

ヘゴは頭頂部(?)が弱点らしくそこに
ダメージを負うと成長しなくなると。
曲がって幹(らしき根)の上に苔が
生えたのもありました。ヘゴが密集した
スポットががいい風景でした!
もっと高くて毛むくじゃらのヒカゲヘゴ
(名は日陰を好む説と日陰を作る説)、
ニュージーランドのオールブラックスの
由来らしい大型のクロヘゴもどこかから
持ち込まれたのか生えてる。
他のシダ植物も多数紹介、種類多すぎて
名前全然覚えられなかったです。
中には裏に縞々があるシダとか、
集合体恐怖症の人が嫌がりそうな胞子の
ブツブツがあるシダも。丸くて割ると
プチッと音を立てるの(マメヅタかな)
や、長い葉が密集してるの(サジランか
イワヤナギシダだと思う)もシダ植物で、
シダって実は多様!
リュウビンタイは根の部分が龍の鱗の
ようだという名前だそうです。

花はあまりない季節だけど、食虫植物
っぽく見えて違うやつだけ咲いてる。
八丈島は毒蛇いないので安全。
黄八丈は黒はスダジイと絹糸を煮た上で
鉄分を含む土を使用。茶色はタブノキ
って言ってたかな。どっちも常緑広葉樹。
この木はそれぞれ島の三原山側と
八丈富士側に産し、染め方は中国の清
から伝わったそうな。黄色はコブナグサ。
絹製品なので島で蚕も育てるし桑もある。
オオタニワタリは中央に溜まった落ち葉を
肥料にする植物。炭を焼いた場所の跡や、
日本兵が島民以上の人数やって来て
山の中に道を作った跡なんかもあった。
予約時に14:43発のバスに乗りたいと
伝えてて、ちゃんと間に合いました。

カメラの調子が悪くツアー終盤に
バッテリー切れ、予備バッテリー含め
荷物はほとんどガイドさんの車に
置いてたのでスマホにバトンタッチ。
バス車内でバッテリー入れ替え。
入れ替えたらエラーなくなった。
てっきり雨水で本体壊れたかと。

バスから大坂トンネルの展望も少し
見えたけど天気が悪いからいまいち。
町営バスの終点で循環路線に乗り継ぎ、
町役場バス停から歩いて八丈植物公園。
園内広くてキョン舎や世界の森までは
回れず、回れたのは学習の森、八丈の森、
温室、展望台、バードサンクチュアリ
(池を穴から覗く)まで。
八丈島らしいヘゴやヤシやオオタニ
ワタリ(巨大なのもおった)がいっぱい。
苔の道は柔らかいね。昔の倉もあった。
温室はブーゲンビリアのトンネル、
ハイビスカスなどの定番のほか、
バナナなど世界の熱帯植物も。
カカオなってた。展望台上ったら
朝歩いた海の方が見えた。
雨が止んで朝より見えてたけど
八丈富士のビュースポットには
行かなかったな。一通り回ろうと
すると1時間弱じゃ足りない。
空港に近く到着後や出発前に
寄りやすいので、山じゃなくて
海を観光する人はここでヘゴなどの
植物を見ておくといいかと。

八丈島空港から羽田空港の便は
満席とのこと。売店で自分用の
お土産に明日葉茶と明日葉餅購入。
餅は翌日食べた。餅のどの辺が
明日葉味なのかあまり分からず、
後で残ったきなこ掬って食べて
よく味わったら明日葉の苦味。
そっちに明日葉粉使ってたんかい!
搭乗取りやめ客が出て出発遅れ。
離陸後当然のように揺れる。
飛行時間が短いため、飲み物は
冷たいお茶とりんごジュースの2択。
ワゴン使えないのでお茶かジュース
持った客室乗務員が来て、紙コップを
客がトレイの上に置くと注いでくれる。
満月で東京羽田が晴れてることを知る。
当然ながら八丈島よりさらに寒いし
くしゃみ出たから花粉も飛んでた。

欠航も暴風雨も懲り懲りなので
もう冬には伊豆諸島に行かんぞ!
でも他の島にも行ってみたい思いが
ある。いつ行くかを検討せねば。
欠航率低いらしい11月は確かに
暑くも寒くもなく活動しやすそう
だけど、いい季節だから他の
場所にも行きたくなっちゃうね。
海沿いは猛暑になりづらいから
7月って手もあるかな。
コメント

八丈島一人旅 1日目

2024-06-08 | 旅に出た
冬に伊豆諸島へ旅行して後悔した話です。

2月に旅行することを思い立ち、
昨年行った関西は今年特に行きたい
特別公開がなかったので、これまで
全く行ったことのなかった伊豆諸島に
初めて旅行することにしました。
①大島②新島+式根島+神津島③八丈島
が候補で、最初②を考えてたけど
式根島が船限定(しかも検討してた
時期は連絡船にしき運航再開前)で
冬は船が欠航になりやすいのでやめ、
空路で行ける八丈島にしてみました。

ただ、八丈島は丸2日掛けるほど回れる
スポットが多くない。他の季節なら
八丈富士お鉢巡りも検討するけど、
冬は強風になりやすく危険とのこと。
同じ方面の八丈富士ふれあい牧場も
タクシーでしか行けず冬は寒そう。
ホエールウォッチングは船酔い必至。
そうなると八丈島観光は1日程度で
いいなとなって、折角行くのに
日帰りはつまらないので他の島を
組み合わせようと思い、御蔵島は
自然が豊かそうだけど日帰り禁止など
制約多すぎて困難なので三宅島を
セットにした。これが後から
振り返ると判断が甘かった…。

八丈島はもっと船の欠航率が高い
ので、三宅島までは調布空港から
飛行機、少し観光してからヘリ
(東京愛らんどシャトル)で
八丈島というルートに。
ヘリは9人乗りで満席になることも
多いそうですが、予約開始日に
予約したら取れました。
三宅島観光以上に初ヘリ楽しみに
してた。空路の欠航で島で足止めに
なるリスクも考え、3連休の最初
2日で1泊2日の旅程に決定。
冬の欠航率が高く波浪で酔いそうな
船は最初から考えなかったけど、
空路でも強風で欠航があり得るので、
当日右往左往しないよう事前に
何パターンかシミュレーション
考えてスマホに記録しておいた。
2月は2回3連休があったけど
どうせならスギ花粉から逃げようと
思い天皇誕生日の方の連休で決定。

小雨が降る中出発。
三宅島現地は気温の数値こそ高い
けど10m/sの強風で体感温度低そう
なので防寒。たぶん風で傘が
役に立たないのでレインウェアも
持参(傘は本土の雨用)。
調布駅からバスで空港へ。
電気通信大学バス停の英語表記
ただのローマ字やんけ。
The University of Electro-
Communicationsじゃないんかい。
八丈島のバス停ではスーパーが
sūpāでその上を行ってたが。

調布空港は初めて。
機内はトイレがないらしい。
チェックインしようとしたら
三宅島は視界不良で欠航の見込が
高いと。早速ピンチかい!
出発時間頃になり、現地悪天候+
調布みぞれのため大島神津島含めて
欠航とアナウンスされました。
よくあるのでスタッフ慣れた感じ。
現地は風が夕方まで強い予報だし
みぞれはこれから降るので、
客観的に考えて次便も絶望的(実際
欠航した。大島は昼から運航)。
決断が遅いと代替手段も消えて
詰むので振替せず早々にキャンセル。

三宅島に行けないのでヘリも乗れない。
ヘリキャンセルの電話をしたら、
条件付き出航になるとキャンセル料
50%8640円が無料になるとのことで
昼まで待つことにしました。
最初からシンプルに八丈島単独に
しとけばよかったと後悔。
新島+式根島+神津島にしてたら
船も欠航で完全に詰んでたので
まだましだけど。
ANAの羽田→八丈島便調べたら
夕方便の残席があった。
当日料金だから割引なしで高いけど、
乗れない調布→三宅島→八丈島2便
運賃合計よりは安いし、帰りの便の
キャンセル料+宿のキャンセル料の
合計額払うよりはまし。
シミュレーションしててよかった。

いくら花粉から逃げたくても
冬に伊豆諸島へ行くな!
これ教訓。
ギリ船が比較的動く大島まで。
そもそも雨続きでそんなに
花粉飛んでなかったから
逃げる必要なかったんだよなあ。
なお翌週から大量飛散した模様。

調布から直接羽田に乗り込んでも
約5時間暇なのでいったん帰宅。
パソコンから航空券予約して、
スマホを充電し直して、
要らなくなった1日目昼食の
カロリーメイトを置いて、
プランを組み直して昼飯。
ANAの航空券については
どのみちチェックイン手続が
必要だし、万一こっちも欠航に
なったらまた払い戻しになるので、
二度手間にならぬよう支払いは
空港で行うことにしました。

ヘリが条件付き出航になってるか
ウェブサイトを見に行ったら、
午前中欠航なのに私が乗る便だけ
条件が付かない就航予定になってた。
現実的に思えなかった(諦めた私に
キャンセル料払わせる目的だったら
意地悪だな…)ので、キャンセル料
免除の望みを懸けて搭乗受付終了
14:00まで粘ることに。
そしたら13:00に欠航発表。
三宅島上陸してた方が詰んだな。
早速電話したら振込手数料165円を
引いたほとんどの額が戻ると。
八丈島空港の窓口で現金返金なら
手数料もなく全額だったけど
営業が午前中だけなので行けない。
自宅から電話したので振込口座
情報も手元にあってよかった。
宿には事前に移動手段を連絡してて
勝手にキャンセルと誤解されたら
いけないので、念のため移動手段と
到着時間の変更の連絡をした。
欠航時はキャンセル料取られない
宿なので、八丈島行きまで欠航に
なった時の証拠にもなるし。

元々天気悪そうで嫌だなと思ってた
ところ、予定がガタガタに崩れて
テンションだだ下がり。
家でこたつの中にいる方が暖かいし
何かもう旅行すんの面倒臭くなって
きたけど、とにかくキャンセル料が
勿体ない一心で移動開始。
羽田空港の自動チェックイン機で
カード払いして座席指定。
地雷客が隣に来たらテンション
極限まで下がるので3席空いてる
列の窓側席取ったった。
調布空港と違って羽田空港は
暖房めっちゃ効いてるから
防寒してると暑いね。
連休だからか中途半端な時間帯
でも人が多かったです。
欠航にはならなかったけど
条件付き運航になって、
視界不良で着陸できなかったら
引き返すと言われました。
雲で何も見えんので機内で寝る。
揺れのためサービス中止。
1時間も飛んでないのにいつもは
飲み物配ってたのか。
飴だけ配られたがもう舐めてた。
乗客が多く重量が重いので
着陸が強めになると予告があり、
本当に強くてシートベルトが
仕事した。気流や濃霧のため
離着陸難易度が高い空港らしい。

無事八丈島空港に着陸。
最終便だと空港を通るバスは
もう終わってて不便。
あと30分で日も暮れるし
この日は観光できないので
タクシー6分1330円で宿へ。
最初から決まってたら
送迎お願いできたんだけど。
外は雨風が強かった。
この天候で三宅島散策しようと
してたけど無茶だったわ。
タクシーの乗車中に翌日の
予約をしたい話をしたら、
島全体の台数が少ないので
各社予約は受け付けておらず
随時呼ぶ仕組みらしい。
乗合タクシーの実証実験を
やってると聞いたが、
9:00からなので8:00に出発
したい私は使えなかった。
風が強いのはいつもどおりだが
梅雨時じゃないと普通大雨には
ならないと。確かに天気図で
梅雨みたいな停滞前線掛かってた。
運転手は飛行機も欠航になると
思ってたそうな。奄美大島と同じ
離島あるあるで、天気予報は
当てにならないみたい。

みんな同じ飛行機に乗ってくる
ので宿のチェックイン待たされる。
部屋はツイン洋室。BS入るし
チャンネル少ないわけじゃない
けどテレビ番組つまらなすぎて
雨風の音聞きながらスマホ
見てました。意外と寒くて
暖房付けたら、掃除してないのか
古いのか慣れるまで臭かった。

食事会場は別棟、雨だと辛い。
夕食は18:00の希望が通らず19:00。
まずは前菜。ちりめんと実山椒、
山椒って和ハーブだよなー。
新そら豆とイカとエビの
黄身酢和えは酸味でさっぱり。
名物明日葉はゴマおひたしで。
さわらの辛子酢味噌和えも酸味で
さっぱり。肉厚「うみかぜ椎茸」に
トロたたきを載せて焼いたのが
ジューシー!キュウリの浅漬。
トビウオ塩焼きは箸だと身が崩れる
ので手掴み推奨された。マヨネーズや
レモンもいいがそのままでも美味しい。
手を頻繁に拭いてられないので
トビウオだけに集中して食べてたけど、
そのままとレモン味とマヨネーズ味とで
実質三角食いなのでセーフ。
屋久島でも美味しかったしトビウオ好き!
たまたま獲れたというマグロは
中トロ、大トロ、赤身の刺身。
中トロは赤身に比べて筋なく柔らかいし
大トロは脂のりすぎ!
トビウオのさつま揚げは熱いうちに。
外はこんがり、中は旨みがじわり。
明日葉の炊き込みご飯は苦みがあって
大人の味、何か香ばしさも感じたかも。
金目鯛しゃぶしゃぶは小鍋で沸かした
出汁にさっと入れて食べる。
金目鯛って煮付けだけじゃないんだね!
あおさの味噌汁。デザートりんご煮。
テンション下がってたのが
美味しい食べ物で満足になって、
これ食べられただけでも八丈島来て
よかったかなってなった。

洗濯機も外にあるので雨に濡れる。
服洗濯中はレインウェア着てたから
多少濡れても問題ないけど。
洗濯無料で洗剤はフロントから取る。
ちなみにリセッシュもフロントにある。
乾燥機は小屋の中にあり10分100円。
洗濯無料だから乾燥高くてもやむなし。
洗濯できたかと見に行ったら、蓋が
閉まってないエラーで全然進んでない。
押さえてれば動くが手を離すとまた
エラーで止まる。雨の中40分も
手で押さえてたら確実に凍えるので
重しになりそうなものを拾って
蓋に載せたらうまくいった。
暖房の温度控えめにして23:00就寝。
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