朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

チューリヒ美術館展

2014-10-22 | もろもろの事
新美術館では、この展覧会も開催していました。



開催期間は、9月25日から12月15日までです。



「印象派からシュルレアリスムまで」と、すこし欲張った作品群の展示です。



音声ガイドを借りて、解説を聞きながら鑑賞しました。



圧巻は、このクロード・モネ「睡蓮の池、夕暮れ」でした。

まず、巨大です。横幅が10mくらいあります。

オランジュリー美術館(パリ)にある睡蓮の絵とは、大いに異なっています。製作が1916年から22年とモネの晩年数年間にわたって絵の具を塗り重ねていて、もはや睡蓮の葉や花の姿は殆ど無くなっています。抽象的な光の形と色彩が見事です。黒柳徹子さんと架空のモネさんの対談録音が楽しい。


(引用:国立新美術館ニュース2014秋号表紙)

モンドリアン「「赤、青、黄のあるコンポジション」1930年。(あれぇ、名画の上に雑誌タイトル文字を重ねている)
中学校の美術の時間だったかな、この作家の絵を見て、これが絵画とは思えない、単にデザイン画だと思ったことを思い出しました。音声ガイドによると、きちんと計算された黒い枠の配置、純色をベタ塗りにすることなど正に当時の美術界にブレイクスルーを持ち込んだとされています。

いくつか気に入った絵ハガキを買ってきました。(以下、画像は絵葉書からの引用)



ゴッホ「サント=マリーの白い小屋」。ゴッホがプロヴァンスに転居して感動した田舎の作業小屋です。本物の絵では、この白さが際立っていました。



セザンヌ「サント=ヴィクトワール山」。数年前このあたりをゆっくりとレンタカーで旅行しました。



スイスの作家、ホドラーの「朝方の峰」。魚眼レンズのような構図、この渋い色合いがすてきです。

もう一人のスイスのセガンティーニとクレーは買いそびれました。



ホドラー「ケ・デュ・モンブランから見たサレーブ山」。若い時に数年間滞在したジュネーヴの懐かしい風景です。



ここで喫茶していきたかったのですが、この日は次の予定が迫っていたので乃木坂駅に直行しました。

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