朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

川村妙慶さん

2011-02-13 | もろもろの事
先月の中頃、テレビニュースでこんな報道を見ました。


 引用:NHK2011-01-20午後6時30分地域ニュース(NHK京都放送局)

引きこもりの男性に対して、eメールでカウンセリングしている女性僧侶、川村妙慶さんのルポでした。

その男性、30歳過ぎだったかな、は徐々に社会復帰ができるようになって現在では、好きなカメラを活用して妙慶さんの行動記録係りを買って出ているそうです。


 引用:同上

妙慶さんのことが気になったのでグーグルると、彼女のウェブページがすぐに見つかりました。
 ここです。

プロファイルを見ると、

☆クリエイティブ: 陶芸、フラワーデザイン、洋裁
☆コミュニケーション: 人と話す、お経を読む、ハートを探す
☆免許・資格: 池坊正教授、表千家茶通箱、真宗大谷派僧侶、 日本和装協会着付け免許
☆キャリア: TV、ラジオ、ビデオ、テレビCM、ナレーション、講演会活動、司会など

この方は親鸞聖人の思想を広める本も多数書いています。

Daily Houwa(日々の法話)のコラムも毎日、更新されているようです。

メールでの相談については:
"毎日、悩みが集中しています。返事に時間がかかりますことをご了承ください。必ずメールは読んでいますからご安心ください"
と。

ここまで言い切るのは、相当な覚悟が必要です。

こんなふうに、とても活発に仏教を基盤として社会貢献に努力している宗教家、それも活動力溢れる美人さんです。


米国デンバー・サクラスクエアにある仏教寺院住職さんの真摯な宗教活動を友人から聞いことがあります。カナダ・バンクーバーの寺院が現地在住の日系人に精神的安らぎをしっかりサポートしていることも別の友人のブログで知りました。

一方、日本の仏教寺院のことについては、実家の菩提寺維持とその住職のことなど、身近に色々な懸念を感じています。

こんな本を見つけたので、読んでみました。



題名はややセンセーショナルですが、内容は論理的に分かりやすく現代の仏教寺院と僧侶のことが述べられています。

檀家という制度が出来上がったのが、江戸時代。それが社会的基盤として大成功してきたのですが、高度経済成長による人口移動等によって大きな変動が起こった。

本の要約は、ここをご覧ください。葬式儀式の役割だけとは。

宗教が「不要」となるくらいに日本が平和で安定した国になっているのでしょうか。

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2 コメント

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Unknown (K脇)
2011-02-19 16:35:04
わたしは田舎のお寺のお坊さん。
ひとり暮らしの檀家さんにお参りに行って、いろんなお話を聞きます。
お葬式の後の7日7日のお参りでは、故人の話をたくさん聞きます。
毎月の「講」では、おばさんがたちが、わたしの法話の後も2時間ほど本堂で、何かの話題で盛り上がっています。
それが「寺」の基本だと思っています。
ところが、そういう活動を行わない寺が多くなってきて、いまの状態になっているのでしょう。
この間、都会のお坊さん方と話しているとき「この前の大雪のときは、檀家さんに出てもらった庫裏の屋根を雪下ろしをした」と言ったら、びっくりされました。
どうも、わたしは江戸時代の村に住んでいるようです。
知りませんでした。
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実家の菩提寺 (geneve)
2011-02-20 12:52:16
K脇さん、私の実家のある山村のお寺は、寺自体は檀家の共同所有でお坊さんに勤務をお願いしています。先代の住職さんが急逝されて、その息子さんがアパレルメーカー営業職から急遽、本山で短期訓練を受けて派遣されてきました。当初は通勤でしたが、数年前からは寺付属の住宅に転居。法事でお経はありますが、法話はなし。ゲートボールのセミプロコーチのようなので、そちらの話が多いようです。母に言わせると「法事が短いのは結構だが、まったく有り難みがない」(檀家の人たちも要求しない、法事の形式が整っていればそれでよい)と。私の次の代にはどうなりますか。
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