詩仙堂の近くに、伝統的な漬物屋さんがあります。
この古いお屋敷がその店舗です。
この店「穂野出」は元禄二年創業の老舗です。
ここで雲母漬を買ったのですが、友人にあげてしまったので写真がありません。お店のwebから、画像を引用させてもらいます。
http://www.kiraraduke.net/about/
”契約栽培で厳選した小茄子を使用し、京都独特の白味噌で漬けたものを雲母漬と言います。この独自の漬物を創業時より一子相伝にて代々伝わる製法を守りながら全て手作り製造しております。(店主敬白)”
深い旨みが小さなナスにしみこんでいて、美味しい漬物となっています。
雲母(きらら)の由来は、この一乗寺村は比叡山の麓に位置していて、お山へ登山道の土には昔、雲母の欠片が多く含まれていたので「雲母=きらら」坂との名前がつけられました。
親鸞が比叡山横川で修行していた時、京都の中心地にある六角堂に100日間毎夜この雲母坂を往復して通ったと伝えられています。その昔、かの偉人がここを歩いていたのだと思うと不思議な気持ちです。