朝日の差し込む大谿川(おおたにがわ)に沿って散歩しました。
石橋の形がユニークです。
一の湯の全景。朝湯を楽しむお客の姿もチラホラ。朝10時まで「外湯券」は有効です。
城崎文芸館に割引入場しました。
志賀直哉が有名な作品「城崎にて」を書いてから、彼もその一員であった「白樺派」の作家たちが多く滞在するようになりました。
昔の文豪は、病気治療や休養などいろいろな名目で地方に滞留しました。現代の作家たちには、そんな様子はなくなったようです。
文芸作家たちに愛された土地柄か、短歌や俳句の大会を毎年開催しています。この歌はニュージーランドの方の作品で2年連続で受賞。
この建物には、城崎温泉の発展歴史の資料も展示しています。
もともと、この温泉地は「外湯」主体の湯治場だったのですが、昭和初期にとある旅館が「内湯」のためにお湯の引き込みを強く希望したそうです。幾つかの旅館も賛同したのですが、当時の泉源では湯量が不足。暴力事件も発生。裁判沙汰になりましたが、戦争激化で裁判中断。戦後、話し合いが成立して、県の補助金で新たな泉源を掘って、内湯も許可で円満解決したそうです。泉源が豊かな熱海や伊豆などは、旅館の囲い込みで街路にはお客が出て来ないようになり、温泉街が廃れました。
城崎温泉は、外湯めぐりと、ユカタでのそぞろ歩きで成功しています。
文芸館に1時間近くいましたが、入場者はボクだけだったようです(土曜日)。もう、志賀直哉や白樺派といってもそれを知る人が少なくなったのでしょうか。(大学入試にでないから?)
「おみやげ券」を消費するため、魚屋に立ち寄りました。
甘鯛(若狭湾で取れればグジ)、のどぐろなど色々な魚が並べられていました。ですが「マナ」は列車で持ち帰るの辛いので、
干物で1000円を少し超えるだけ買いました。
昨夜の食堂で気になっていたのですが、「カニの解禁は11月上旬ではないのかな?・・とすると、隣の外国人が注文して食べていた焼きガニは、冷凍物?」。
この店の表示によると「香住カニ(紅ズワイガニ)の漁期は9月から5月まで」だそうです。つまり10月でもこのカニは新鮮なものを食べることができます。疑問解消。