人類学のススメ

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古病理学の本18.王様も文豪もみな苦しんだ性病の世界史

2011年05月11日 | J1.古病理学の本[Palaeopathology:Jap
王様も文豪もみな苦しんだ性病の世界史 王様も文豪もみな苦しんだ性病の世界史
価格:¥ 1,890(税込)
発売日:2003-01

 この本は、作家のビルギット・アダム(Birgit ADAM)さんが、世界の性病特に梅毒の歴史について書いたものです。原題は、『Die Strafe Der Venus』で、2001年にドイツ語で出版されています。瀬野文教さんによる翻訳で、2003年に草思社から出版されました。

 本書の内容は、以下のように、全4章からなります。

  1. 梅毒にむしばまれたヨーロッパ
  2. 特効薬はないのか!
  3. 時代は変わる
  4. エイズ、現代の梅毒か?

 この中で、著名人で梅毒に罹患していた人々に、ハインリヒ・ハイネ[1797-1856]、ヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ[1749-1832]、アンリ・モーパッサン[1850-1893]、フランツ・シューベルト[1797-1828]、フーゴー・ヴォルフ[1860-1903]、ルートヴィヒ・ベートーヴェン[1770-1827]等が挙げられています。しかし、これらはあくまでも推定であり、証拠は非常に少ないとも書かれています。

Adam2003


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