人類学のススメ

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古病理学の本20.中世の癩者と差別

2011年05月13日 | J1.古病理学の本[Palaeopathology:Jap

Kanai2003

中世の癩者と差別
価格:¥ 1,050(税込)
発売日:2003-05

 この本は、鳥取大学名誉教授の金井清光[1922-2009]さんが、中世のハンセン病について書いたものです。2003年に、岩田書院から出版されました。

 本書の内容は、以下のように、全3章からなります。

  1. 古代・中世の癩病と差別
  2. 中世の癩者の実態
  3. 中世癩者の服装

 著者の金井清光さんは、一遍と時衆教団を研究する過程で、絵巻『一遍聖絵』を見てこの本の執筆を思い立ったそうです。本書は、直接、古病理学の本ではありませんが、歴史的記述が書かれており、大変、参考になります。


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