人類学のススメ

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古病理学の本21.虫歯はどうしてできるか

2011年05月16日 | J1.古病理学の本[Palaeopathology:Jap

Hamada1982_2

虫歯はどうしてできるか (岩波新書 黄版 183)
価格:¥ 561(税込)
発売日:1982-02

 この本は、大阪大学の浜田茂幸さんが、虫歯について書いたものです。1982年に、岩波新書(黄色版)183として、岩波書店から出版されました。なお、「虫歯」は通称で、正確には「齲蝕」と呼びます。

 本書の内容は、以下のように、全10章からなります。

  1. 虫歯は感染症
  2. 虫歯の病因を追って
  3. 口腔細菌の生態
  4. 虫歯の病原体:ミュータンス
  5. 虫歯と食物の関係
  6. 虫歯菌のすみか:プラーク
  7. プラーク形成を防ぐ
  8. 虫歯の免疫は可能か
  9. 虫歯を予防するには
  10. 虫歯の治療法

 虫歯(齲蝕)は、出土人骨に最も多く認められる古病理です。本書は、虫歯についての基本知識を得ることができるので、大変、参考になります。


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