女の由来―もう1つの人類進化論 価格:¥ 2,625(税込) 発売日:1997-12 |
この本は、イギリスの科学ジャーナリストのエレイン・モーガン(Elaine MORGAN)[1920-2013]さんが、アクア説について書いたものです。このアクア説とは、1960年にイギリスのアリスター・ハーディー(Alister HARDY)[1896-1985]さんが唱え、1972年に作家のエレイン・モーガン(Elaine MORGAN)[1920-2013]さんが一般向けの本を書いたことで有名になった説です。原題は『The Descent of Woman』で、直訳するとタイトル通り「女の由来」となるでしょう。この原題は、進化論で著名なチャールズ・ダーウィン(Charles DARWIN)[1809-1882]さんが1871年に出版した「ヒトの由来」の原題『Descent of Man』にちなんだものだと推定されます。1997年に望月弘子さんによる訳で、どうぶつ社から出版されました。
本書の内容は、以下のように、全11章からなります。
- 男によってつくられた神話
- 変身
- 海辺にて
- オルガスム
- 愛
- 言葉
- Uターン
- 狩人
- 女性と政治
- 女性と子ども
- 男との未来について
本書は、エレイン・モーガンさんがアクア説について書いた5冊の著書の内、最初に出版されたもので、著者の意気込みが伝わってきます。なお、本書は、1972年に中山善之さんによる訳で『女の由来』として二見書房から出版されているそうです。