人類学のススメ

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人類進化の本59.女の由来

2013年07月24日 | E5.人類進化の本[Human Evolution:Jap
女の由来―もう1つの人類進化論 女の由来―もう1つの人類進化論
価格:¥ 2,625(税込)
発売日:1997-12

 この本は、イギリスの科学ジャーナリストのエレイン・モーガン(Elaine MORGAN)[1920-2013]さんが、アクア説について書いたものです。このアクア説とは、1960年にイギリスのアリスター・ハーディー(Alister HARDY)[1896-1985]さんが唱え、1972年に作家のエレイン・モーガン(Elaine MORGAN)[1920-2013]さんが一般向けの本を書いたことで有名になった説です。原題は『The Descent of Woman』で、直訳するとタイトル通り「女の由来」となるでしょう。この原題は、進化論で著名なチャールズ・ダーウィン(Charles DARWIN)[1809-1882]さんが1871年に出版した「ヒトの由来」の原題『Descent of Man』にちなんだものだと推定されます。1997年に望月弘子さんによる訳で、どうぶつ社から出版されました。

 本書の内容は、以下のように、全11章からなります。

  1. 男によってつくられた神話
  2. 変身
  3. 海辺にて
  4. オルガスム
  5. 言葉
  6. Uターン
  7. 狩人
  8. 女性と政治
  9. 女性と子ども
  10. 男との未来について

 本書は、エレイン・モーガンさんがアクア説について書いた5冊の著書の内、最初に出版されたもので、著者の意気込みが伝わってきます。なお、本書は、1972年に中山善之さんによる訳で『女の由来』として二見書房から出版されているそうです。

Morgan1997


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