鮎釣人の日々(3/1)

　早いもので弥生三月、我慢の冬も終わりです。気持ちは完全に春です。セーターを脱ぎます。20年近く着てきた愛用のセーターでした。よく見ると、あちこち擦り減って薄くなったり、ほつれています。お役御免にし、ゴミ箱に入れます。愛着のあるセーターだけに、ゴミ箱に入れる時、少し心が痛みます。
　愛着があるからと言って、何でも捨てずに取っておいたら、家の中がゴミの山になります。役目の終わったものは、感謝を込めてゴミ箱に入れましょう。
物を大切にすることと、不要品を処分しないでいることとは同じではありません。どんな時代を生きてきたかで、人それぞれ物に対する価値観が違いますが、今の時代に照らして考えてみれば、どうすべきか答えは出ます。