連休が終わるまでは、ユーロの悪材料に対してどちらかと言えば鈍感になっていた市場は、翌週から急に悲観色が強まり、1.3000を起点としても300ポイントを既に下落しました。それまで、悪いニュースにも下落しにくかったのは、1.3000から1.3500の新規売りが既に吐けていたことや、目先のロングも余り積み上がっていなかったことなどが考えられますね。
個人的にはIMMなどに見る腰の据わった投機筋の一部のコストが1.3000付近だったのかな、という印象を持ちました。1.3000を割り込んで、通常であればホッとしてポジションを縮める動きにも出そうですが、恐らくは少ない参加者を見抜き、売りでもう一段の揺さ振りを掛けてきたような動きでした。
さて、直近にアップした経過日数のグラフを借りれば、
既にAとBの高値からのそれぞれのN計算値は既に100%を上回って下落しており、残すは、本年安値Kと高値Aの100%戻し=Kがターゲットになってきました。
下に掲載したのは週足ですが、
今週の下落に拍車が掛かったのは、1.2880水準のサポートA削除を割り込んだのが大きな理由に見えます。
本年安値を割ると先のK-Aを第二波動としたNを考えざるを得ず、最悪の場合は昨年のGW高値1.4940水準を第一波動とするNも考慮しなければならない展開もあるでしょう。
もっと短いNを考えても、昨年10月23日週の高値1.4246は考えざるを得ず、その時の達成目標は、史上最高値からの押しの最安値とほぼ一致する水準となります。
(続く-後程アップ予定)
ForexTVジャパン
浅野