結局、相場は上値レジスタンスを抜け、10月15日の高値を更新したことで、上昇に拍車が付き、あっという間に1.42台へと突入しました。
残念ながら今回のダイヤモンド・トップ・フォーメーションは、リバーサル・パターンとして機能しませんでした。最初に1.4000に差しかかる辺りから、ユーロのブルから短期的なベアに宗教替えをしましたが、ここまできた以上は、元のユーロブルに戻るしかなさそうです。
ただ、週足はまだ転換線と基準線は雲の下に居り、遅行スパンも雲の中で推移していることから、それぞれ2本の先行スパンとの接点では、幾分動きが弱まる可能性が残っています。また、1.43前半からは、過去にも幾度か揉み合った水準でもあり、このまま素直に突き抜けるとも思えません。週足転換線の直ぐ上に迫っている雲が今後下降するため、その圧力に押され気味に推移する機会に期待します。
心理的節目だった1.4000割れに、どうしてもストップを置きたいことから、10月14日の終値と25日の高値が一致する、1.4080前後でユーロ買いを構えて、ストップは1.3980付近とします。
1.4330前後には強大な長期上値レジスタンスラインが控えており、目先目標とします。先にこちらを試した後の下落のみ、買いを控えるイメージです。
万が一ここを上に抜くようなら、ざっくりですが、1.51台となる昨年11月のトップが視野に入るかもしれません。
Forextvジャパン
浅野 敏郎