外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

ポンドドル:リバーサルパターン出現も、信用できず

2012-07-23 01:19:07 |    -ポンドドル

こんばんは、
日曜の深夜、寝つけずチャートを眺めていました。

ユーロに対する悪い材料で週末はドル買いが全面的に優勢な展開でした。ドル高はかねてから、自分の相場観に合致する動きなのですが、この時期のドル高に疑念を抱かずにはいられず、7月に入ってからのユーロドルの再下落にも、全くついてゆけませんでした。
金曜日のドル買いに関しても、ポンドは典型的な下落の包み足となりましたが、下値サポートの要因は数多く、ここから先は下落を強めるとも思えません。

ユーロに関しては、幾つかのオシレーターでは、5月から6月のボトムに一致する価格からは既に大幅に下回っているにも関わらず、インジケーターはまだ遥か上に位置しており、いわゆるダイバージェンスの状態がずっと継続している状況です。

ポンドはもしかすると下落を強める可能性を感じるものの、ユーロポンド相場は安定的に下落を続けているところを見てしまうと、ユーロはポンドを上回る急落をするしかなく、それも非現実的だと仮定すると、ポンドの下落も否定せざるを得ません。

自動取引と薄い金曜日を考慮した場合、先週末の各変動は大げさに見えてしまい、或いはそういう状況に追い込んでいる一部の勢力による罠に見えて仕方ありません。スッキリするチャートになるまでは見送りも視野に入れ、我慢強く戻り売りを待つしかない、と考える今日この頃です。

一方、ユーロやポンドのクロスは、安定的な下落が期待できそうです。ただ、オージーには資金が集中しすぎているようにも見え、明日の月曜日に急激にオージーが買われるアクションがあれば、或いはスパイク反転となり、目先はこれまで買われてきた通貨の調整が先行する動きにつながる可能性を考えています。

いずれにしても、ポンドドルは1.5550までに集中する下値サポートを割り込んでからでも売りは遅くないと考えており、今回の包み足は、無視したほうが良いと思っています。そういった意味では月曜日の値動きが楽しみです。

ForexTVジャパン
浅野

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